ロンドンGWぼっち旅08 ナショナルギャラリーからの怖かったクリームティ

2018/05/02 - 2018/05/02

5年前の初めてのパリ以来の海外ひとり旅。ロンドン3日目後半。
ナショナルポートレートギャラリーを1時間ほど見て回り、本館のナショナルギャラリーへ。

ほとんどの方はナショナルギャラリーがメインでポートレートはついでなんでしょうが
私はついでがナショナルギャラリーだったので、見たい絵だけをササーと見るつもりで行きました。

ハァ…その後はこの旅行の印象すべてを決めてしまう出来事にあいます。
人生いろいろみたあとに旅もいろいろ。。


　4/29 成田出発/モスクワ乗継/ヒースロー空港/ホテルチェックイン
　4/30 ヴィクトリア&アルバートミュージアム/レ・ミゼラブル鑑賞
　5/1 ロンドン塔/タワーブリッジ
●5/2 ナショナル&ポートレートギャラリー/オペラ座の怪人鑑賞
　5/3 ウェストミンスター寺院
　5/4 ホテルチェックアウト/ヒースロー空港/モスクワ乗継
　5/5 成田着

エリア ロンドン(イギリス)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ナショナルポートレートギャラリーですが、以前読んだイギリス王室の歴史本が主要人物を肖像画で紹介していくものだったので、王室歴史の復習がてら楽しむことができました。

この美術館、無料に与りかなり堪能できたけど、1時間で一通り見られたなら、企画展も覗いとけばよかったな。

またあれもこれもと後悔は尽きず。

ナショナル ポートレート ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

さてナショナルギャラリーに移動するのに外に出ます。
午前中はどんよりだった天気が嘘のように晴れてる。

日焼け止めのアドオンが必要なぐらい、照り返しまでもが眩しい。
傘さしたり、片付けたり、サングラスしたり忙しい。

ナショナルギャラリー正面。

私、自分が立つこの場所が、トラファルガー広場という名前がついてるのさえ知りませんでした。観光客でいっぱい。

ナショナルギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

ナショナルギャラリーに向かって右手に目立つ教会。
調べると、あのヘンリー8世が最初の王妃と離婚するための正当性を押し通す目的で作った、英国教会に属する教会。

英国教会はヘンリー8世が教会のトップになってからその構図は変わらず、今も君主が最高ガバナー。国内のキリスト教徒の6割もが英国教会の信者なのだそう。

この浮いてるヨーダの人。ナショナルギャラリーの写真に必ず映ってるんだよね。
何年もここで浮いてるのかな。ご苦労様です。

14:30。荷物チェックされて中へ。さて夜もあるし、疲れるのでササーとみて行きます。

ガイドブックを取って、めんどくさいのでお目当の絵の場所を聞き突進。

この9日間だけの女王ゆかりの地をこれまで見てきたので、既出の写真。
レディ・ジェーン・グレイの処刑。

この絵、テムズ川の氾濫で一度行方不明になってるんですね。
50年間どこにあるのかわからなかったのだとか。

絵画に造詣の深い方は有名な画家の絵としてみるのでしょうが。。
私あまりヨーロッパの絵画ってピンとこなくて。描かれた背景がわかるといいのだけど。

あっ　でもこの絵は好き。有名ですよね。誰の絵かは知りません笑

これが風景とか静物画だと、ウーーン　風景だね!　ひまわりだね!　としか、、

あっ　ゴッホが描いたってのが重要なのね。

あー　この人知ってるよ。
マリー・アントワネットの肖像画描いた人じゃない?

すっごいキレイなんですけど。なんかマリー・アントワネットよりも自分をキレイに描いてない? (ｺﾗーーーｯｯ)

あっ　ポンパドール婦人ですよ。

もしかしてさっきの人が描いたのかな?

この人はルイ15世の寵姫とはいえ体が弱かったので、
33歳で亡くなってるんですよね。
まぁ寵姫というより国の政策面で王を支えておりました。

ルイ15世はそのあとデュ・バリー婦人と。。の方が有名かもね。

それにしてもこの美術館は広い。
もうひとつ、見ておきたい絵がある。

あっ　その前にベラスケス　見つけました。
フェリペ4世。

ハプスブルグ家の金太郎飴のように同じ顔。

こちらもフェリペ4世。
溺愛していた妹の娘と結婚…。一番下の王女はルイ14世に嫁いでますね。

その他の子女たちも夭折したり病弱だったりで、スペイン系のハプスブルク家は断絶していきます。

見たかった絵はこれです。意外にこちらは小さい絵でした。
この絵の前には人だかりだったのだけど、奇跡的にいなくなったのが撮れました。

なんのことはない、NHKでデスパレードな妻たちをみていたときに
オープニングにいつもでてきてた夫婦。

そのオープニング。こわっっっ　
この爬虫類のような顔　一度見たら忘れられない。それを狙ったという説もあるけど。

後ろのアイテムにいろいろな思惑があるみたいだけど。よく知りません。
このギャラリーでは一番人気の絵のようでした。

ここで小一時間みたところで、お腹が空いてきたので
カフェに行ってみると、ここも行列。。

並んでみたけどこれがなかなか動かないので、外のカフェを検索すると「居心地がよい」と書かれた店があったのでそこに行くことにしました。

外にでると。また雨降ったみたい。

トラファルガー広場 広場・公園

この広場も、リージェントストリートを造ったジョージ4世が再開発させたそう。

この塔のてっぺんにイギリスイチのヒーロー像がいるそうなんだが
写真撮るとちーーーさくなっちゃう。

で、三越のライオンはこれをマネしてるって。

さてさきほどgoogleMapで検索したカフェは、ここから歩いてすぐそこ。

検索したカフェの外観は、一人でも入りやすそうな佇まいで安心しました。

ただ、あまり店員さんたちがやる気ないというか、忙しそうに見えないのに自分たちのことで手一杯に見えて、なかなか視線が合わない。

やっと目線があったところでテーブルに案内してもらい
メニューからクリームティを注文することにしたけど
なかなかオーダーを取りに来てくれない…( ˘ω˘ )

大分待ってみたところで、仕方なくエクスキューズミ～とスタッフさんたちが気がつくまで手を振ってみたところで、やっとエプロン姿のスタッフさんじゃなく、マネージャーのようなスーツの女性がテーブルの目の前に現れて言った。

Yes, Madam.


言葉にするとなんのことはないけど、ものすごく威圧的な言い方となぜかの怖い顔に え？と思いながらも、クリームティの写真を指差して注文。
するとマネージャーが聞く。

Which tea?

あ。そうか。いろいろあるんだったわと思い、どこにティーメニューありますか?と聞くと


This

is

tea

menu.



・・・。またこんな行間ぐらいの単語をくぎった言い方で、私の頭の上から威圧的に答えてきた。

私が選ぶ間も、目の前で、上からものすごい形相で見つめる女性。



・・・アールグレイお願いします。

あまりに女性が怖くて、ちょっと半泣きになったところで
なぜこんな態度を取られなければならないのか、私が手を振って呼んだのが気にくわなのか? とかいろいろ考えたけど
本当に久しぶりに、飲食店、しかも一息つきたいお客をターゲットにしたカフェというカテゴリの店で、このような態度にあったのが悲しいとともに驚きもあり、どんな評価を受けてるのかと改めてレビューを見ると飛び込んできたのが

「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO」

この言葉に続き、ひどい評価ばかり。
特に接客についてのレビューが眼についてしまう。ほとんどが星1個。
さっき見つけたときに評価も見ておくんだった。

googleMapの「居心地が良い」って言葉は、利用者の言葉ではない　ということがわかった。

早く店を出たい…( ˘ω˘ :)

で、でてきたのが、三段皿のクリームティ。
女子ならここで喜ぶところなのでしょうが、これをみてやはりゆっくりしたい気持ちと、早く帰りたい気持ちと。

いや…もうとりあえずスコーンを1個だけ食べたら、すぐに店を出ることにしよう。

そして一番対応よさそうな店員さんが目の前を通ったところで、持ち帰りボックスとチェックをお願いし、会計したあとはすぐに店を出たのでした。

半泣きになりながら…ロンドン、こわーー!!!

つづく～( ˘ω˘ )

この旅行記へのコメント （10）

• 琉球熱さん 2018/07/01 02:00:05

  デスパレートな妻たち

  picotabiさん、こんにちは
  
  いや～　ビックリ
  こんなところで『デスパレートな妻たち』なんて単語に遭遇するとは！
  確かにオープニングにへんてこな絵が出てきた記憶がありますが、その絵が「コレ」！？
  よくご存知で。
  
  それにしても、同じドラマを見ていたなんて、ちょっと親近感が増します(笑)
  
  -------琉球熱-------
  

  picotabiさん からの返信 2018/07/03 06:25:02

  RE: デスパレートな妻たち

  琉球熱さん　ご覧頂きありがとうございます。
  
  > こんなところで『デスパレートな妻たち』なんて単語に遭遇するとは！
  
  まさか! 見てたですか?
  私もはまって最後のシーズンまで見てました。子だくさん&出来る女のリネットが好きで。後半、野球選手と離婚して街に引っ越してきたヴァネッサ・ウィリアムス演じる面白いセレブもいいキャラクターだったなぁ。
  
  オープニングのこの絵はどこかの海外サイトで見てもしかして。。と気がついたのですが、世界的に有名な絵だったとは露知らず。私の絵画への造詣ってこんなものですわ笑

• たらよろさん 2018/06/28 22:11:45

  威圧的かぁ

  こんばんは、picotabiさん
  
  旅慣れたpicotabiさんが、威圧的で泣きそうになるくらい、、、、
  そして、その後相方さんに電話して30分も話しちゃうくらいの態度って、
  余程の事だったんでしょうねー
  一体、何がこのお店のスタッフさんをそうさせているんでしょう。
  店内も、おっしゃるように一見したところ、混んで無いし、
  全然余裕がありそうな感じなのに…
  旅って、楽しいことが多くても、
  たった一つの躓きで、全体に印象が悪いものになっちゃうから怖いですよねー
  でも、終わった後、今はお家で思い出だわって笑っているかな？
  
  オペラ座の怪人☆
  本場で見てみたいなぁ～
  
  たらよろ

  picotabiさん からの返信 2018/07/03 04:07:59

  Re: 威圧的かぁ

  たらよろさん ご覧いただきありがとうございます。
  
  30分話したというのはミュージカルまで時間があったので長めに電話に付き合ってもらったのであり、怖かった体験だけを話してたわけじゃないです^_^;
  
  店員さんは怖かったですね。ただただナゾ！旅先でこんな体験は初めてだったので、ある意味さらに旅慣れきたかも？なんてできればこんなこと経験したくないけど(-_-)

• kiyoさん 2018/06/27 21:27:17

  ひどい店員さんですね

  picotabiさん、はじめまして。
  私のリトアニア旅行記に投票していただき、ありがとうございます。
  
  高圧的な店員さん、最悪ですね。
  接客業する人とは思えません。
  せっかくの三段皿のクリームティが、台無し。
  
  私も、昔、ロンドンのとあるカフェでハーブティーを注文したら、
  店員さんが、笑い出したんですよ。
  確かに、私の「ハーブ」という単語の発音は上手とは言えませんでした。
  なので、メニューを指差して再度、注文したのに、
  店員さんは注文を聞く気ゼロ。
  こばかにしたような顔で、こっちを見ているんです。
  腹がたつやら、情けなくて泣きたいやら。
  あとで、友人に話したら、
  「その人だって、きちんとイギリス英語を発音できないだろうに。
  まったくもって東洋人差別ではないか」と怒ってました。
  ひどい話ですよね。
  picotabiさんのこの出来事も、我がことのように感じました。
  kiyo
  
  
  
  
  
  

  picotabiさん からの返信 2018/06/28 06:35:50

  RE: ひどい店員さんですね

  kiyoさん　ご覧いただきありがとうございます。
  
  ちょっと私もこのことには怖かったのと、
  おっしゃる通りで接客業なのになんで?　という驚きとで
  ナゾ過ぎて理解しようにもできないでいます。結果変な人、変な店ととしか捉えようがなく。
  
  訪問前に英国で嫌な目にあった話はいくつか目にしていました。
  ホテルの受付で英会話がうまくできないばかりにスタッフさんの態度が常にバカにされたような感じだったとか。そういう人たちは同じような目にあった人かと私は思います。人を下にみて自分の地位に安心する人たち。
  
  別にお金にものを言わせてるわけではないのですが、こちらが払うお金で店が回ってるのだから、仕事はちゃんとしてほしいですよね。注文を聞こうとしないとは、、その行為が自分になにかしら返ってくるのを想像できないところが哀れだなと思います。
  
  ところでkiyoさんの記事には実は私もハラハラしてまして。
  これはkiyoさんの掲示板に書かせていただきますね。

• ラムロールちゃんさん 2018/06/24 20:46:11

  イギリスとは思えない青空！

  picotabiさんお気に入りの海水浴の絵は、スーラですね。
  点描が～。
  別に絵画に造詣が深いとかじゃ全っ然ないんだけど、子供の頃、父親の書斎にあった、画家別になった画集を盗み見るのが好きで（そっとやるのがまた、悪い事してる感で良かった・笑）。
  その画集にあったよ、この絵♪
  
  それはそうと…
  なんでーーー(~_~;)
  イギリスびいきとしては、こういうの、すっごく残念に思います。
  行った人がイギリスを嫌いになっちゃったらどうすんだよーー、バカ―！！！
  ぼっちでこういう目に遭うと、ひどかったよねー！とか言いあえない分、余計になんか、落ち込むよね…(-_-;)
  …けど、ＮＯの連続Ｏの人、センスあるわぁ！
  
  ラムロール

  picotabiさん からの返信 2018/06/25 20:21:32

  Re: イギリスとは思えない青空！

  ラムロールちゃん ご覧いただきありがとうございます。
  
  スーラ! さすが～ 私あまり画家の名前知らんのよ。絵は見たことあるでしか判断できず。だから今回の旅はあえて知ってる人を中心に、肖像画に絞ったのでした。
  
  ラムロールちゃんはイギリスに留学経験があったような。ちょっとこの記事のこともあり、書くのがなかなか進まず。イギリス、好きなアーティストも多いし、好きなほうではあったけど、このことで好きも嫌いも紙一重みたいになってる。自分の捉え方次第でもあるけど、いろんなこと考えさせられましたわ。そう、誰かと来たら、また印象変わるのだろうなぁ。

• nichiさん 2018/06/22 07:45:14

  えーっ？

  なんなんでしょう？
  その店員の対応は。。。
  アジア人差別はよくあるけど、その類でしょうか？
  いくら味が良くても嫌になっちゃいますよね？

  picotabiさん からの返信 2018/06/22 14:21:25

  Re: えーっ？

  nichiさん　ご覧いただきありがとうございます。
  
  私も英国の東洋人差別記事は渡航前にいくつか見ていたので
  その類かなとも思ったのですが、googlemapのレビューをみると
  ほとんどの方が嫌な思いされてるようなので、一概にそうとも言えなそうです。
  自分もひさびさの海外一人旅で怖い顔してたのかもなぁとか思ったりもしたけど
  旅先でこういう思いしたのが初めてだったので、帰国してからも結構引きずりました。
  今でも実は考えるとたまに動きがとまってしまうのですが。
  
  ただ最悪評価コメントが集まってる中でも改善はされてないようなので、よくやっていけてるなぁと。
  チェーン店なのでそれに甘んじてるのかもしれませんが。
  
  味はお腹が減っていたのでおいしかったです笑