2018/05/01 - 2018/05/01
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picotabiさん
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5年前の初めてのパリ以来の海外ひとり旅。2日目。
この日に行こうと決めた世界遺産 ロンドン塔。
ヨーロッパ王室の闇の歴史が気になる~
ちょっと怖いけど、その手の史実は面白いので好きです。
なかでも興味をひくのが、位の高い人たちの処刑場だったこと。
9日間だけの女王や元祖肉食系男子ヘンリー8世の妻が処刑された場所とは、どんなところだったのだろ?
4/29 成田出発/モスクワ乗継/ヒースロー空港/ホテルチェックイン
4/30 ヴィクトリア&アルバートミュージアム/レ・ミゼラブル鑑賞
●5/1 ロンドン塔/タワーブリッジ
5/2 ナショナル&ポートレートギャラリー/オペラ座の怪人鑑賞
5/3 ウェストミンスター寺院
5/4 ホテルチェックアウト/ヒースロー空港/モスクワ乗継
5/5 成田着
5/1 タスク 特になし
1ポンド=約153円 (クレジットカード手数料込みの平均)
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-
2日目の朝 7:30。なんたるいい天気!
ロンドンでこんな天気になるとは
あまり期待してなかったのでとっても嬉しい。
飛行機がヒースロー空港の方に向っていくのがよく見える。バンクーバー スタジオ ホテル
-
出掛けたのは11:30。
天気がいいとこんなにも街の印象が違う~
写真も多めに撮っちゃう。 -
ホテル最寄りのベイズウォター駅から、
ロンドンの山手線 サークルでタワーヒル駅まで。
天井から陽射しが差し込んで、カッコイイ。ベイズウォーター駅 駅
-
駅を降りて地上に上がると、
ロンドン塔を見渡せる高台に出た。
日差しがまぶしーーータワーヒル駅 駅
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目の前にロンドン塔!
-
右手にフォーシーズンズホテル。
-
横断歩道を渡ってロンドン塔へ。
向こうにEUイチの高層ビル ザ・シャードが見える。 -
ロンドン塔への誘い道。
若葉の緑が鮮やか。 -
ひろい空堀にすごく綺麗な芝生が広がってる。
奥にはテムズ川が流れてます。 -
トランシーバーの形をしたビル ウォーキートーキーが頭出してます。
-
チケットブースまできました。
私はwebサイトから購入済み。ドネーションなしで22.7ポンド。
当日購入すると4ポンドほど高くて26.8ポンド。
日にちの変更などの融通はきかないけど、Webサイトから買う方が安いし、ダイレクトに入り口に行けるのが楽。 -
おお…あれが衛兵ガイドさん!
それに集まる観光客。
英語スラスラ聞けるって羨ましいぞ! -
これは・・ナンダ?敵に石なげるやつ?
-
要塞の入り口 ミドルタワー。
WEBで購入したチケットのプリントは
ここで見せればOK。
ちなみにWEBで購入したチケットは、ロンドン塔ではプリントしたものしか受け付けてくれないんだよね。これは今時どうかと思う。 -
こちらは1300年代のロンドン塔。
これを見ると城塞の通路は、左下の陸から市民も入れたように見えます。
この当時から要塞の入り口は、ミドルタワーからだったみたい。 -
google mapで同じように俯瞰してみた。赤い人が私。
ここから入っていきます。 -
おお…落とし格子の溝があるぞ。
中世ヨーロッパの映画でみた世界に
これから入り込む感じ! -
この入り口すぎたところ右手にショップがあったので、音声ガイドを借りました。
このガイドツアーが日本語ばっちりでなかなかのものだった。 -
音声ガイドにしたがって、
この場所からツアースタート。 -
囚人専用のエントランスです。テムズ川に今でもつながってる。
このエントランスが機能していた時代では、囚人たちは船でここから入ったのだそう。
私たちが入る入り口とは違うので、
ここを通るのは屈辱的だったと思う。 -
この入り口を眺めてたら、衛兵さんが はーい皆さん集まって~ てな感じで声をかけてた。やはり彼もここからツアーをスタートさせるんですね。
ジンのお酒の瓶に描かれてる衛兵と衣装が似てると思ったら、お酒のビーフィーターって名前はこの方たちの愛称でした。
後で調べると、ビーフィーターの名前の由来は beef eater。牛肉を食べる人。
パーティのあとに牛肉を持ち帰るのを許されていたのでこの名がついたのだそう。 -
私にリスニング力があればツアーに参加したいところだけど、そんな能力はないので音声ガイドを頼りにします。
城塞の階段をあがって下を見ると、ビーフィーターの前にあっという間に人だかり。 -
ここは、さっき見た水門の上の建物の中。
このこじんまりとした部屋が、11世紀から13世紀の王の寝室なのだそう。
食事するときにはテーブルを出し、終わったあとは片付け、寝る、みたいな生活動作を、この部屋だけでされてたみたい。意外につつましやか。 -
こちらは謁見の間っぽいけど、再現したものとはいえ正直しょぼい。
でも中世ヨーロッパ時代ではこんなものだったのかも。 -
この時代のイングランド王は、あまりこの要塞に長く滞在してなかったとのことで。
こんな感じじゃ当初から居心地はあまり良くなかったんじゃないかな。 -
建物を出て、城塞の上を歩きます。
googlemapで上から見るとこんな感じ。 -
左手にホワイトタワー。
この写真、CGにかと思うほどの色合い。 -
右手はこんな感じでテムズ川が。
シンボリックな川のある美しい街。 -
タワーブリッジ。あーロンドンって感じ!
ここを見るとロンドンオリンピックの開会式でのオープニングムービーが思い出される。ダニエル・クレイグとエリザベス女王がヘリに乗ってここをくぐってましたね。 -
シティホール、ザ・シャード、右側後方にベルファスト記念艦。
ロンドンのいいとこどりが見渡せる。
記事書いててまた行きたくなってしまった。 -
次のツアーに行くために外壁を降りると
ロンドン塔名物のカラスが飛んできた!
うちの近所ではゴミを荒らすので大っ嫌いだけど。 -
本州に生息するカラスとは違って、こちらはワタリガラス。
寒い地域にだけ生息するらしい。 -
ロンドン塔からワタリガラスがいなくなると、
イギリスは滅びると言われてるとか。
なのでカラスは、ここでは優遇されてます。
カラスもそれをわかってるかのように、威厳に満ちてました。 -
次は要塞の中心に位置する天守閣 ホワイト・タワー。
建物は1100年に建てられたもの。そのころとはあまり形が変わってないみたいだけど日本でいうと平安時代中期。日本で最初の石垣の城は安土城。1500年代に作られたから400年は遅れてますね。。 -
陽が隠れてきて怪しい雰囲気になってきました。
この塔にはこんな曇り空の方が似合う。 -
さっきまではこんな天気だったけど。
ロンドンの天気は気まぐれ。 -
ホワイト・タワーの階段のところでこんな案内板。イギリス王室の闇の歴史。
エドワード4世が亡くなったあと、要塞に連れてこられたエドワード5世と、その弟の幼い兄弟が行方不明に。そして彼らの叔父がリチャード3世として即位。
この場所で幼い子供二人の遺骨が発見されたとのこと。さて幼い王子たちは殺されたのでしょうか。。。なんて感じにミステリアスに仕立ててる。 -
ホワイト・タワーの内部。
うーむ。外国の甲冑はあまり興味がなく…( ˘ω˘ )
馬車とか武器とか展示されてたけど、写真これだけ。
しかし今いろいろ調べるとヘンリー8世がやせてた頃に着ていた甲冑があったとか。まじめに見なかったのが悔やまれる。。 -
なんだか素朴でとってもセンスのいい祭壇。
しずかにしてーーーと案内板に書いてた。
丸いアーチ状の窓やハチミツ色の石の壁が落ち着く。 -
やっぱり興味あるのは日本の甲冑よね~
だってヨーロッパのより全然豪華なんだもの。
っってなんでここに?
どうもイギリスと日本の最初の貿易協定で徳川秀忠からもらったものみたい。
鎧自体は武田家のもので、1661年にはこのタワーの中で飾られていたのだそう。 -
ホワイト・タワーは一部改修中でした。
出る時は建設現場の足場のような階段を降りました。
途中で網越しにジュエル・ハウスに並ぶ人たちが。ウヘェ・・・
みんな王冠がみたいので、寒いのにすごい執念。
ロンドン塔のハイライトはこのジュエル・ハウスなので、並ぶかとても迷う。。 -
さて気になっていた処刑場にきました。
実は旅行前に見たBSのロンドン特集で予習済みだけど。
位の高い方達が処刑された場所。 -
処刑された方たちの名前が書かれてます。
中野京子の怖い絵で知られてるレディ・ジェーン・グレイや、ヘンリー8世にはめられた彼の二番目の妻アン・ブーリンが、王族争いに巻き込まれ謂れなき罪を着せられました。 -
これは次の日にナショナルギャラリーで見た
レディ・ジェーン・グレイの処刑の絵。
この絵画、結構大きいのですね。
描写は室内にいるかのようだけど、
処刑自体はこの外でとりおこなわれました。
なぜ処刑されたか?
それは彼女の意思とは関係のないところで起きていました。 -
処刑場の西側にあるビーチャム・タワー内。
囚人達が押込められたところ。 -
壁には囚人達が彫ったサインが。
これ、ノミとか釘とか持つの許されてたのかな? -
これはジェーン・グレイを女王に擁立した彼女の叔父ジョン・ダドリーが彫ったもの。
紋章の中に彫っている花が、バラやカーネーション、ドングリとかいろいろ。
かなりな精巧さです。最後まで、誇りを持っていたのかもしれませんがあまり彼には同情できません。
ジョンは、ヘンリー8世の病弱な一人息子 エドワード6世の摂政を失脚に追いやり、自分が国政の主導をとるとなると、次の王候補メアリがカトリックということから、次期王を自分の息子の妻ジェーン・グレイに擁立させることをエドワードに説き伏せます。
ロンドンから一足先に逃げたメアリは、多くの民衆に支持され今度はロンドンに進軍。ダドリーはこれを鎮圧しようとするも惨敗。
枢密院も彼女を王と認め、メアリは即位を宣言しました。
正式に英国王となったメアリ1世は、当初ジェーンを処刑するのをためらってたのだけど、スペインからジェーンを殺さなければ皇太子との婚約を解消すると言われ、処刑を決意します。
ジェーンはすべてのことが寝耳に水状態。
このとき16歳だったというのだから可哀想としか言いようがありません。 -
外に出ると、さっきとは違う衣装の衛兵さんが
直立不動で立ってました。
こんな感じで建物を守ってます。 -
この時、すっっごく寒くて!
動かないのかと思いきや、
たまにいったりきたりして歩いてました。
やっぱり寒いから? -
カァ~!
またこの緑の芝生に黒が映えること。 -
カッコいい。。なんかさわれそうなのだけど、
ロンドンの守り神とされてるだけに、さわるのがためらわれます。カラスも私を意識してるのがわかる。
ここにきて、ちょっとカラスを見る目が変わった。 -
次はブラッディタワー。すでに名前が怖い。
落し格子が上下逆に置いてあります。
結構尖ってる… -
これはこのあと行ったブラッディタワーの入り口。
格子の先端部分素材がさっきと違う!
本物はもっと痛そうだもんね。。 -
同じくブラッディタワーのこの部屋。
またこれがとても入りづらい雰囲気で。
タペストリーの絵が怖いよぉぉぉぉぉぉ。。。
殺されたと言われてる2人の王子と叔父のリチャード3世。
なんなの~?? ただの写真撮影用? それともなんかあった部屋?? -
さて最後に王室の宝物が見られる
ジュエル・ハウスを残すのみになったけど
この寒い中 行列に並ぶのいやだなー -
突然すごい掛け声がしたと思ったら、
キビキビした衛兵さんたちが出てきた。 -
どうもこのジュエル・ハウスを守る衛兵の
交代式のようです。すごい近くで見られます! -
将校が衛兵一人一人をなめるようにチェック。
頭のてっぺんからつま先まで
肩のほこりをとってあげたりして。 -
笑ってる・・・意外に和やかな雰囲気?
-
チェック終わりーー!! みたいな感じで
終了の掛け声。 -
そしてザッザッザッ と行ってしまった。
-
このあとジュエル・ハウスに目をやると、さっきまで長く続いていた行列がない! どうもみなさん交代式を見るために、並ぶのやめてたみたい。
急いでジュエル・ハウスの入り口にいそげーー!!
ということで寒い中並ぶ手間がなくなった。わーーい。
中はさながらホーンテッドマンションのようでしたが、英国歴代キング&クイーンの王冠やサーベル、宝珠もあり見応えありました。写真撮影は不可。
とりわけ王冠のところは見学者が立ち止まらないように自動で動く歩道になってます。
王冠は実際に儀式で使われたりする場合はここにはないとのことで、
未だに宝物庫の役割をちゃんと果たしてるようでした。 -
これで音声ガイドのツアーは終わり。
音声ガイドとはいえ満足できたツアーでした。 -
15時。寒さもありカフェでお茶しました。
前日のV&A館のカフェとは違い、ここは空席もありゆっくりできた。 -
帰り際ショップで絵はがき購入。
ちょっと疲れたけど、せっかくなのでタワーブリッジに行ってみようか悩む。。
つづく~( ˘ω˘ )
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この旅行記へのコメント (2)
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- palさん 2018/06/02 00:15:29
- 魔に出会わなくて良かった。。。
- picotabi さん、こんにちは。
旅行記のタイトルに、魔(マ。ベトナム語で幽霊、お化け)を感じました。
ロンドン塔など、幽霊さんが出るそうですね。
処刑された方々は、
どんな生涯でだったのしょうね。
恨めしやぁ、と現在のUKを見守っているのでしょうか。
フランス、ベトナムでギロチンを見ました。
ふぅ。
あれが落っこちてくれば、まちがいなし。
マリー・アントワネットの首もコロコロっと転がって行ったのでしょう。。。
昔の彼女が、大学卒業旅行で、ドイツに行きました。
古城のホテルに泊まったそうです。
夜、金縛りにあったそうです。
目を開けると、周りに中世の人びとが、彼女のベットを取り囲み、
彼女を見つめていたそうです。。。
フフフと、興味津々見つめられたそうです。
彼女は金縛りで、どうすることもできなかったそうです。。。
魔ーーーーーーーーー
picotabiさんは、ロンドンで、魔に出会わなくて、良かったです。。。
- picotabiさん からの返信 2018/06/05 09:42:05
- Re: 魔に出会わなくて良かった。。。
- palさん ご覧いただきありがとうございます。
ロンドン塔の幽霊は有名みたいですね。わたしはこの処刑場でたくさん写真撮ったので、幽霊の恨みをかうかもなんで思ってましたが、そんなこともなく無事に帰ってこれました。実際のこの場所も、今となっては綺麗で平和を感じたけど、権力争いに巻き込まれた王族の思いは、壁の刻印からもみて取れるし、計り知れないですね。
魔の話でpalさん夫婦のホテルでの怖い体験を思い出しました。あれは怖い!
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