柏原って知ってる？ 爺ちゃんのお見舞いだから旅じゃないはずが‥ その１

2017/07/01 - 2017/07/02

爺ちゃん(と勝手に呼んでる80歳のお友達)の娘さんから電話がかかって来て、「爺ちゃんに『地元の病院に転院になった事を知らせてくれ』って頼まれた」って。GWの後だったか、爺ちゃんから「この前と同じ姫路の病院に検査入院した」って連絡貰ってたんだけど、それが状態はあまり良くなくて(ってか悪くなければ爺ちゃん自身が連絡出来るよね)、年寄りだから近々何が起こってもおかしくないって言うんで、急遽様子見に行く事にしたの。
急な話だったから搭乗日まで間が無くて、割引料金が期待出来ないモンで(それでも新幹線より飛行機の方が安かった、安い夜行バスは最近乗る気になれなくて)、泊まりは息子のところ。GW以来、2ヶ月しないうちにまた会えるのは嬉しくもある☆
だから、全然観光してる場合じゃないはずだったんだけど‥。

エリア 丹波（兵庫）(兵庫)

池田駅11:18発で隣の駅、川西能勢口駅まで行って、JR宝塚線に乗り換えます。
手塚治虫のラッピング電車に源氏まつりも

川西能勢口駅からJR川西池田駅まで移動しなければなりません。
川西池田駅からは11:38発の丹波路快速に乗ります。と言っても、駅名の違いで判る通りに、ホームが並んでたり、駅舎が隣接してたりする訳では有りません。近いのは確かですが初めての場所だし、何処がどうなってるのか判らないので急ぎます。約15分強有るので、地図上からすれば余裕ですが

と思ったら、コンコース上からこんなバーゲン会場が見えて、ちょっと後ろ髪引かれますｗ

そうなんです、繋がってるじゃないですか！道路を横断したりせずに済みます☆
もう、川西池田駅が見えています

源満仲ブロンズ像。
源満仲は平安時代中期の武士で清和天皇の曾孫ですで。父は経基。正四位下、鎮守府将軍で摂津国多田に住み、多田を称しました。摂津、越前、武蔵、伊予、美濃、下野、陸奥などの国守を歴任しました。安和2(969) 年に為平親王擁立の陰謀を企てたと密告して源高明失脚の因を作り、藤原氏政権の確立に奉仕しました。並びなき武人との声望を得、藤原氏に随従して後代の清和源氏発展への遠因を作ったのがこの人です。頼光の子孫に後の守護大名土岐氏があり，子頼信の子孫に後の将軍頼朝および新田，足利，佐竹，武田氏その他があります

近畿エリア路線図。
ねぇ、何故、川西池田駅の現在地表示が無いの？まぁ、中央部にはなってますが・・。黄色い上下に走る線、Gが宝塚線(篠山口までのICカード有効区間の通称)です

特急こうのとり7号、通過します。
新大阪から福知山まで走ります。福知山からきのさき5号、たんごリレー3号に乗り継ぐと、城崎温泉や丹後半島などの観光地へ遊びに行けます。
実はこれ、柏原にも停まるんです。が、此処、川西池田には停まらないので意味無しｗ

PHOは、この10分後に来る丹波路快速に乗ります。ちょっと時間余っちゃっいました。もっとゆっくり歩いて来れば良かったです

篠山口から更に福知山線を先へ。此処からが不便、1時間に1本もしくはそれ以下しか電車が走っていません

柏原駅。
かしわばらではなく、かいばらです。
丹波市の玄関口で、特急こうのとりが全列車とも停車します。
駅舎は平成2(1990)年に開催された『国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎を、丹波の森構想に合致するものとして閉幕後に移築したものです。JR線上には同じ表記で読みの異なる駅が2つ存在します。関西本線柏原駅(かしわら)と東海道本線の柏原駅(かしわばら)。その為、マルス発行の乗車券などでは此処、柏原(かいばら)駅を「(福) 柏原」と表記しています

駅舎全景。
レストランと旅行代理店が在ります。

この駅に降り立つのは3月以来2度目です。その時は爺ちゃんと待ち合わせして、皿蕎麦食べに行ったのでした

丹波市(旧柏原町)のマンホール。
大けやき(木の根橋)のデザイン。 幹周6m、樹高22m、推定樹齢1000年の大ケヤキが、幅8mの奥村川をまたいで自然の橋を形作っている事から、木の根橋と呼ばれています。 ケヤキは柏原町の町の木になっています。これから見に行きますよ♪

太鼓やぐら。
江戸時代には大手前通りに在って、大手門に隣接し、北向きに建てられていました。内部は三層となっており、最上部には「つつじ太鼓」と呼ばれる太鼓が吊るされています。
この太鼓の内側には寛文8(1688)年に制作され、その後皮を張り替えた時の銘が残っており、この太鼓が国替えになる前の大和松山藩の頃から使用され、柏原移封の際に持って来た事が判ります。
この太鼓は普段は時報として、藩主が江戸から参勤交代で戻った時や火事の際にも叩かれていました。
太鼓やぐらが現在の地に移ったのは明治初期の事ですが、江戸時代の柏原藩にまつわる建造物として、当時の面影を伝えています

近寄って触ってはみましたが、中へは入れません

あのね、城下町のシンボルにしては駐車場の奥、舗装もされてない空き地にひっそりと在ったんですが・・

丹波市役所柏原支所(旧柏原町役場)

大ケヤキ(木の根橋)。
樹齢1000年とも推定される巨木で、目通り幹径6.4m、樹高21m、枝張各25mを測る丹波市内では最大のケヤキです。本樹の根の一本が太く成長し、直下を流れる奥村川をまたいで対岸の地下にもぐり込み、長さ10mにも及ぶ自然の橋梁を形作っている事から「木の根橋」とも称されています。
その形成過程については明らかでは有りませんが、本樹の縁辺は万寿元(1024)年に創建された柏原八幡神社の参道にもあたり、奥村川に架けられていた土橋に沿って根が延びたものと考えるのが妥当なようです。
現在の奥村川は、織田信包(のぶかね)の開いた第一次城下町時代に堀割として利用するため拡幅され深くなったもので、今、我々が目にする木の根橋をとりまく景観は、この時代に形作られたと言っても過言ではないのです

ちょっと角度を変えて見てみます

木の根橋。
根が川をまたいでいます

ちょっと離れて見ると、ホント真っ直ぐに伸びてます

大ケヤキの後ろには木造の丹波市役所柏原支部が建ってます

更に橋のたもとには観光案内所。
此処でようやく地図を貰いました。ついでにレストランや食事処についての情報も仕入れました

江姫は皆さん良くご存知だと思いますが、織田信包は信長の弟で、通称三十郎。柏原藩初代藩主でした

織田神社。
前期柏原藩3代目の藩主織田信勝を祭神として、旧居館跡に創建されましたが、後期柏原藩再興後に東奥大谷を経て、現在の地に移され、織田大権現とも称して織田家の庇護と町衆の厚い信仰を受けるようになりました。
信勝は織田信長の弟信包の孫で、寛永7(1630)年に藩主となり、新田開発や堤防を築造するなど善政を敷きましたが、慶安3(1650)年に死去し、継嗣が無かった為、前期柏原藩は絶家となりました

柏原八幡宮。
長い上りの階段が在ったので、下から見上げて終わりました

市役所支部も観光案内所も織田神社も柏原八幡宮も木の根橋も、この一角(交差点を囲むよう)に在ります。柏原観光の中心地と言えるかもしれません。

さて、やっと昼ご飯食べに行くよ～っ！

無鹿。
ジビエのコース料理専門の古民家レストランです。
http://hayama.main.jp/musica/

もう1時半になりますが、L.Oまで1時間有るのでまだ悠々☆では、入ってみましょう

ランチメニュー。
材料が材料とは言え、そこそこ良い値段します。場所的に考えると微妙です。
一番上のお昼のコース1680円を注文しました。あ、鹿肉前菜は＋200円でした。
其処で、PHOは野菜が漬物系なら一切駄目、大根や蕪は無理、葉物も苦手、果物も柑橘系とトロピカル系を除くと全滅なので、食べられるモノを相談させていただきました

PHOの通されたお座敷。
始めはお食事中のお客さんが居ましたが、2時を過ぎたら誰も居なくなりました

床の間も在って、庭が見えます

和室の隣は洋間。
こちらにもお客さんが居ました

前菜9種盛り合わせ。
全部いただけます。美味しかったです☆

有機野菜のスープ(冷製)

本日のメイン(当然、鹿肉を使ったお料理です)とご飯。
鹿肉に癖は全然感じませんでした。美味しかったです

デザート(小)とアイスコーヒー。

お腹も落ち着き、これでいよいよ病院に向かうのでしょうか？