嵐山・嵯峨野・太秦・桂旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今日は、妹の希望で大覚寺と嵐山の界隈。大覚寺以外は特に目当てのところもないので、ちょっとゆっくり。余裕のあるところで大覚寺について考えます。<br /><br />もともと嵯峨野は平安京の外れで貴族たちの行楽地だったのですが、空海、橘逸勢とともに三筆の一人に数えられることでも知られる嵯峨天皇がここに離宮を営む頃からその格が上がっていきます。嵯峨天皇が崩御した後、離宮は寺となり、それが大覚寺。そして、その後、大覚寺は後嵯峨天皇に至ると嵯峨御所と呼ばれる院政の舞台となり、南禅寺を創建したことでも知られる亀山天皇以降の大覚寺統を生み、足利尊氏に追われた後醍醐天皇が南朝政権を樹立すると南北朝時代へと移って行く。嵯峨野を歴史の表舞台に出した大覚寺は観光資源に溢れる現在の嵯峨野のルーツのような場所と言えるかもしれません。<br /><br />ちなみに、嵐山で最大の観光スポットである天龍寺は足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた寺ですが、それもやはり大覚寺に関係します。<br /> <br />というのも、後醍醐天皇は大覚寺統であり、父、後宇多天皇の院政を排し、建武の新政を実現した天皇。しかし、足利尊氏に追われると吉野に南朝政権を樹立する。足利尊氏は、これに持明院統の北朝を立てることで後醍醐天皇に対抗します。<br />ここで南北朝という決定的な対立となるのですが、その始まりは後嵯峨天皇のちょっとした好き嫌い。後嵯峨天皇は、第一子、後深草天皇より第二子、亀山天皇をかわいがったために、後深草天皇の系統が持明院統、亀山天皇の系統が大覚寺統と分かれてしまうことになったんですね。長くなりましたが、後醍醐天皇は亀山天皇から続く大覚寺統であり、その関係もあって、菩提寺である天龍寺は大覚寺に近い嵐山に建てられることになるわけです。<br /><br />その後、南北朝の争いは室町幕府の力によって北朝が勝利して終結しますが、その終結に成功したのは足利義満。しかし、その義満は、自分が天皇になりたいと思っていたという説もありますから、この時代になると天皇の権威なんかガタガタです。<br /><br />皇位の継承問題を自分たちの力ではどうにもできなかった朝廷と後醍醐天皇の建武の新政で、とうとう実力のなさまで証明してしまった天皇以下の貴族たち。平安京を築いた専制君主、桓武天皇の時代からすると隔世の感があるのは明らかです。<br />

西国街道から京都嵐山とグルメ・カフェ少々の旅(二日目)~嵯峨御所とも呼ばれた大覚寺で南北朝時代にまで思いを馳せた後は嵯峨野のプチ紅葉狩り。後半のイクスカフェ嵐山本店とうめぞのはちょっと余計。イカリヤ食堂への流れがチグハグでした~

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2017/11/11 - 2017/11/11

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たびたび

たびたびさん

今日は、妹の希望で大覚寺と嵐山の界隈。大覚寺以外は特に目当てのところもないので、ちょっとゆっくり。余裕のあるところで大覚寺について考えます。

もともと嵯峨野は平安京の外れで貴族たちの行楽地だったのですが、空海、橘逸勢とともに三筆の一人に数えられることでも知られる嵯峨天皇がここに離宮を営む頃からその格が上がっていきます。嵯峨天皇が崩御した後、離宮は寺となり、それが大覚寺。そして、その後、大覚寺は後嵯峨天皇に至ると嵯峨御所と呼ばれる院政の舞台となり、南禅寺を創建したことでも知られる亀山天皇以降の大覚寺統を生み、足利尊氏に追われた後醍醐天皇が南朝政権を樹立すると南北朝時代へと移って行く。嵯峨野を歴史の表舞台に出した大覚寺は観光資源に溢れる現在の嵯峨野のルーツのような場所と言えるかもしれません。

ちなみに、嵐山で最大の観光スポットである天龍寺は足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた寺ですが、それもやはり大覚寺に関係します。
 
というのも、後醍醐天皇は大覚寺統であり、父、後宇多天皇の院政を排し、建武の新政を実現した天皇。しかし、足利尊氏に追われると吉野に南朝政権を樹立する。足利尊氏は、これに持明院統の北朝を立てることで後醍醐天皇に対抗します。
ここで南北朝という決定的な対立となるのですが、その始まりは後嵯峨天皇のちょっとした好き嫌い。後嵯峨天皇は、第一子、後深草天皇より第二子、亀山天皇をかわいがったために、後深草天皇の系統が持明院統、亀山天皇の系統が大覚寺統と分かれてしまうことになったんですね。長くなりましたが、後醍醐天皇は亀山天皇から続く大覚寺統であり、その関係もあって、菩提寺である天龍寺は大覚寺に近い嵐山に建てられることになるわけです。

その後、南北朝の争いは室町幕府の力によって北朝が勝利して終結しますが、その終結に成功したのは足利義満。しかし、その義満は、自分が天皇になりたいと思っていたという説もありますから、この時代になると天皇の権威なんかガタガタです。

皇位の継承問題を自分たちの力ではどうにもできなかった朝廷と後醍醐天皇の建武の新政で、とうとう実力のなさまで証明してしまった天皇以下の貴族たち。平安京を築いた専制君主、桓武天皇の時代からすると隔世の感があるのは明らかです。

  • 西本願寺のすぐそばに泊まったので、早朝の西本願寺に行ってみます。<br />西本願寺には、堀川通りに面して、御影堂門と阿弥陀堂門の二つの門がありまして、この御影堂門は御影堂に向かう門という役割。阿弥陀堂門と比べると派手さはないし、正面境内側にはは目隠しの塀が建っていて、それも含めておとなしい印象です。

    西本願寺のすぐそばに泊まったので、早朝の西本願寺に行ってみます。
    西本願寺には、堀川通りに面して、御影堂門と阿弥陀堂門の二つの門がありまして、この御影堂門は御影堂に向かう門という役割。阿弥陀堂門と比べると派手さはないし、正面境内側にはは目隠しの塀が建っていて、それも含めておとなしい印象です。

  • 御影堂門から入って、正面の御影堂は、親鸞聖人像が安置されている建物。「ごえいどう」と読みます。<br />寛永13年(1636年)に再建されたもので、西本願寺の建物の中では最大のスケール。西本願寺は親鸞の廟堂として始まったものであり、その意味からすれば、西本願寺の中心です。正面に整然と立ち並ぶ柱は独特の景観。自由に上がれるのも開かれた西本願寺の特徴でしょう。

    御影堂門から入って、正面の御影堂は、親鸞聖人像が安置されている建物。「ごえいどう」と読みます。
    寛永13年(1636年)に再建されたもので、西本願寺の建物の中では最大のスケール。西本願寺は親鸞の廟堂として始まったものであり、その意味からすれば、西本願寺の中心です。正面に整然と立ち並ぶ柱は独特の景観。自由に上がれるのも開かれた西本願寺の特徴でしょう。

  • 京都には国宝の門が三つありますが、西本願寺唐門はその一つ。御影堂に向かって左手奥。保存状態もいいので、私的には、三つの中では一番見応えがある門だと思います。<br />聖人君子などの中国の故事をモチーフとした極彩色彫刻は、帝位を譲ろうと言われ、「汚らわしいことを聞いた」と川の流れで自分の耳をすすぎ、箕山に隠れてしまったという許由など。見ていて楽しいものばかりです。

    京都には国宝の門が三つありますが、西本願寺唐門はその一つ。御影堂に向かって左手奥。保存状態もいいので、私的には、三つの中では一番見応えがある門だと思います。
    聖人君子などの中国の故事をモチーフとした極彩色彫刻は、帝位を譲ろうと言われ、「汚らわしいことを聞いた」と川の流れで自分の耳をすすぎ、箕山に隠れてしまったという許由など。見ていて楽しいものばかりです。

  • 戻ってきて、これは阿弥陀堂は、いわゆる本堂にあたる建物ですね。

    戻ってきて、これは阿弥陀堂は、いわゆる本堂にあたる建物ですね。

  • 浄土真宗は阿弥陀仏の救済を基本とする教えなので、その重要性は明らかです。御影堂と並んで西本願寺のスケールの大きさを象徴する建物。<br />早朝、灯りが煌々と灯っていて、美しい姿。ぐるりの縁には柱がたくさん立っていますが、乱れるところがまったくない。その辺りも見どころかと思います。

    浄土真宗は阿弥陀仏の救済を基本とする教えなので、その重要性は明らかです。御影堂と並んで西本願寺のスケールの大きさを象徴する建物。
    早朝、灯りが煌々と灯っていて、美しい姿。ぐるりの縁には柱がたくさん立っていますが、乱れるところがまったくない。その辺りも見どころかと思います。

  • 西本願寺の阿弥陀堂門は、西本願寺の本堂にあたる阿弥陀堂に向かう門。西本願寺の正門にあたる門です。金属製の飾りを多用した唐門形式の派手な意匠。それがこれだけ大きなスケールで建っているので、きらびやかさよりも迫力の方が勝っている。私的には、そこが面白いところかなと思います。

    西本願寺の阿弥陀堂門は、西本願寺の本堂にあたる阿弥陀堂に向かう門。西本願寺の正門にあたる門です。金属製の飾りを多用した唐門形式の派手な意匠。それがこれだけ大きなスケールで建っているので、きらびやかさよりも迫力の方が勝っている。私的には、そこが面白いところかなと思います。

  • 西本願寺の太鼓楼は、境内を出た堀川沿い。一番北の隅に建つ建物です。時を告げる太鼓があった建物ですが、一時は壬生の屯所が手狭となった新選組が屯所を置いていたことも。ただ、本願寺としては境内では実弾射撃なども行い迷惑していたようですが。。<br />建物は、頭でっかちのデザイン。城の櫓のような感じもするかなと思います。

    西本願寺の太鼓楼は、境内を出た堀川沿い。一番北の隅に建つ建物です。時を告げる太鼓があった建物ですが、一時は壬生の屯所が手狭となった新選組が屯所を置いていたことも。ただ、本願寺としては境内では実弾射撃なども行い迷惑していたようですが。。
    建物は、頭でっかちのデザイン。城の櫓のような感じもするかなと思います。

  • 西本願寺から北野天満宮のエリアに。ここで用事を済ませたので、これから嵐山に向かいます。<br />マイスターは、一条通り妖怪ストリートの中ほど。京都は本当にパン屋さんが多いです。<br />

    西本願寺から北野天満宮のエリアに。ここで用事を済ませたので、これから嵐山に向かいます。
    マイスターは、一条通り妖怪ストリートの中ほど。京都は本当にパン屋さんが多いです。

  • いただいたのは、餡子クロワッサン。見た目の美しさで選びました。ただ、いただくと味の方はそこまでのものでもないような。まあ、街のパン屋さんです。

    いただいたのは、餡子クロワッサン。見た目の美しさで選びました。ただ、いただくと味の方はそこまでのものでもないような。まあ、街のパン屋さんです。

  • 北野から嵐山は京福電車で。

    北野から嵐山は京福電車で。

  • 嵐山駅の前から大覚寺はバスで。所要時間は15分くらい。私一人なら、歩いているところなんですが。。

    嵐山駅の前から大覚寺はバスで。所要時間は15分くらい。私一人なら、歩いているところなんですが。。

  • よく晴れてきましたね。意外に紅葉もしていますよ~

    よく晴れてきましたね。意外に紅葉もしていますよ~

  • 山門を入って、

    山門を入って、

  • 青い銅板葺の軒破風の屋根の建物が明智陣屋です。<br />ちなみに、明智光秀の亀山城からの移築建物なので明智陣屋。さっきの山門も明智門です。

    青い銅板葺の軒破風の屋根の建物が明智陣屋です。
    ちなみに、明智光秀の亀山城からの移築建物なので明智陣屋。さっきの山門も明智門です。

  • この時期は、嵯峨菊が飾られていて、建物をバックによく映えていました。

    イチオシ

    この時期は、嵯峨菊が飾られていて、建物をバックによく映えていました。

  • 嵯峨菊は花びらが細い管のような独特の形。嵯峨天皇がこよなく好まれたという菊なんですが、大輪の菊とか一目で豪華さを感じる菊と比べると地味な菊かなと思ってしまう。しかし、だんだんなじんでくると、その気品というか風格がだんだん理解できるようになってきて、私も今では大ファン。久しぶりに本場の嵯峨菊を目にして、ちょっといい気分です。<br />

    嵯峨菊は花びらが細い管のような独特の形。嵯峨天皇がこよなく好まれたという菊なんですが、大輪の菊とか一目で豪華さを感じる菊と比べると地味な菊かなと思ってしまう。しかし、だんだんなじんでくると、その気品というか風格がだんだん理解できるようになってきて、私も今では大ファン。久しぶりに本場の嵯峨菊を目にして、ちょっといい気分です。

  • 玄関の脇から入って、ここから大覚寺の拝観は始まります。

    玄関の脇から入って、ここから大覚寺の拝観は始まります。

  • 玄関正面には輿。かつては、やんごとなき人が使ったもの。

    玄関正面には輿。かつては、やんごとなき人が使ったもの。

  • 金箔の障壁画も王朝絵巻のようで、寺というより、これも御所の雰囲気でしょう。

    金箔の障壁画も王朝絵巻のようで、寺というより、これも御所の雰囲気でしょう。

  • というのも、大覚寺は、嵯峨天皇の離宮を寺に改めたもの。後に、後宇多法皇がここで院政を行い、嵯峨御所とも呼ばれていました。

    イチオシ

    というのも、大覚寺は、嵯峨天皇の離宮を寺に改めたもの。後に、後宇多法皇がここで院政を行い、嵯峨御所とも呼ばれていました。

  • ちなみに、この辺りが後の南北朝の遠因。後嵯峨天皇の皇位を引き継いだのは第一子が後深草天皇でしたが、病もあって、若くして、弟の亀山天皇に譲位する。後嵯峨天皇は、亀山天皇をかわいがっていたこともあってか、さらには後深草天皇に子があったにもかかわらず、亀山天皇の子を皇太子にするといった行動に出ます。<br />しかし、後深草天皇も巻き返しに出て、以降、後深草天皇系と亀山天皇系の天皇が交互に皇位を継承するという状態が生まれるのですが、前者が持明院統。後者が大覚寺統ですね。

    ちなみに、この辺りが後の南北朝の遠因。後嵯峨天皇の皇位を引き継いだのは第一子が後深草天皇でしたが、病もあって、若くして、弟の亀山天皇に譲位する。後嵯峨天皇は、亀山天皇をかわいがっていたこともあってか、さらには後深草天皇に子があったにもかかわらず、亀山天皇の子を皇太子にするといった行動に出ます。
    しかし、後深草天皇も巻き返しに出て、以降、後深草天皇系と亀山天皇系の天皇が交互に皇位を継承するという状態が生まれるのですが、前者が持明院統。後者が大覚寺統ですね。

  • 後宇多法皇は、亀山天皇の子で大覚寺統ですが、持明院統の伏見天皇 、後伏見天皇の後、子の後二条天皇を即位させ、ここで院政を行っています。

    イチオシ

    後宇多法皇は、亀山天皇の子で大覚寺統ですが、持明院統の伏見天皇 、後伏見天皇の後、子の後二条天皇を即位させ、ここで院政を行っています。

  • その後、持明院統の花園天皇を経て、再び大覚寺統の後醍醐天皇となると、後醍醐天皇は元弘の乱で隠岐に流され、いったんは失敗しますが、隠岐を脱出し、楠正成、新田義貞らの反北条勢力を結集することで鎌倉幕府を倒し、建武の新政へ。<br />

    その後、持明院統の花園天皇を経て、再び大覚寺統の後醍醐天皇となると、後醍醐天皇は元弘の乱で隠岐に流され、いったんは失敗しますが、隠岐を脱出し、楠正成、新田義貞らの反北条勢力を結集することで鎌倉幕府を倒し、建武の新政へ。

  • しかし、後醍醐天皇は、足利尊氏に追われると、吉野で南朝政権を樹立。初代の南朝天皇となる。これに対し、足利尊氏は持明院統から光厳天皇を立てて、これに対抗。ここから本当の南北朝時代が始まります。

    しかし、後醍醐天皇は、足利尊氏に追われると、吉野で南朝政権を樹立。初代の南朝天皇となる。これに対し、足利尊氏は持明院統から光厳天皇を立てて、これに対抗。ここから本当の南北朝時代が始まります。

  • 大覚寺のもっとも華やかな時代は後宇多法皇の時代。

    大覚寺のもっとも華やかな時代は後宇多法皇の時代。

  • 鎌倉幕府という不愉快な存在はありましたが、後鳥羽上皇が隠岐に流された承久の乱の悲惨な体験もまだ生々しい。

    鎌倉幕府という不愉快な存在はありましたが、後鳥羽上皇が隠岐に流された承久の乱の悲惨な体験もまだ生々しい。

  • 嵯峨御所の時代は、元寇の危機も含め、それでも鎌倉幕府との小康状態を得たことで、天皇の継承というコップの中の争いに夢中になっていた時代ということかと思います。<br /><br />この辺りの年号を整理しておくとこんな感じ。後醍醐天皇の即位によって、時代は再び風雲急を告げるの展開。いわゆる「太平記」の世界に入ります。<br /><br />1221年 承久の乱 尼将軍北条政子の「頼朝の恩は山よりも高く、海よりも深い」の叱咤がさく裂。後鳥羽上皇は敗れ、隠岐に流罪<br />1239年 後鳥羽上皇、隠岐で崩御<br />1242年 後嵯峨天皇即位<br />1260年 亀山天皇即位(初代大覚寺統)<br />1274年 元寇(文永の役) 後宇多天皇即位(大覚寺統)<br />1281年 元寇(弘安の役)<br />1318年 後宇多天皇の第二子、後醍醐天皇即位(大覚寺統)<br />1321年 後宇多法皇が隠居し、後醍醐天皇の親政始まる<br />1332年 元弘の乱の失敗により、後醍醐天皇は隠岐に流罪<br />1333年 鎌倉幕府滅亡 建武の新政へ<br />1336年 湊川の戦いで楠正成討ち死 吉野に逃れた後醍醐天皇は南朝政権を樹立<br />1338年 足利尊氏は征夷大将軍に<br />1339年 後醍醐天皇崩御<br />1392年 南北朝合一<br />

    嵯峨御所の時代は、元寇の危機も含め、それでも鎌倉幕府との小康状態を得たことで、天皇の継承というコップの中の争いに夢中になっていた時代ということかと思います。

    この辺りの年号を整理しておくとこんな感じ。後醍醐天皇の即位によって、時代は再び風雲急を告げるの展開。いわゆる「太平記」の世界に入ります。

    1221年 承久の乱 尼将軍北条政子の「頼朝の恩は山よりも高く、海よりも深い」の叱咤がさく裂。後鳥羽上皇は敗れ、隠岐に流罪
    1239年 後鳥羽上皇、隠岐で崩御
    1242年 後嵯峨天皇即位
    1260年 亀山天皇即位(初代大覚寺統)
    1274年 元寇(文永の役) 後宇多天皇即位(大覚寺統)
    1281年 元寇(弘安の役)
    1318年 後宇多天皇の第二子、後醍醐天皇即位(大覚寺統)
    1321年 後宇多法皇が隠居し、後醍醐天皇の親政始まる
    1332年 元弘の乱の失敗により、後醍醐天皇は隠岐に流罪
    1333年 鎌倉幕府滅亡 建武の新政へ
    1336年 湊川の戦いで楠正成討ち死 吉野に逃れた後醍醐天皇は南朝政権を樹立
    1338年 足利尊氏は征夷大将軍に
    1339年 後醍醐天皇崩御
    1392年 南北朝合一

  • さて、嵯峨御所と呼ばれた大覚寺の中心建物は宸殿ですが、その裏手に建つのが正寝殿。<br />

    さて、嵯峨御所と呼ばれた大覚寺の中心建物は宸殿ですが、その裏手に建つのが正寝殿。

  • この御冠の間には玉座があって、後宇多院が院政を行った部屋を再現。こちらは一部金箔の絵となっています。

    イチオシ

    この御冠の間には玉座があって、後宇多院が院政を行った部屋を再現。こちらは一部金箔の絵となっています。

  • いずれにしてもここは大覚寺の客殿。桃山時代の書院造りには、

    いずれにしてもここは大覚寺の客殿。桃山時代の書院造りには、

  • 剣璽の間、御冠の間、紅葉の間、竹の間など

    剣璽の間、御冠の間、紅葉の間、竹の間など

  • 華麗な墨絵風の障壁画の部屋が並んで、

    華麗な墨絵風の障壁画の部屋が並んで、

  • 今でも瑞々しい美しさを感じることができます。

    今でも瑞々しい美しさを感じることができます。

  • 障子の下のうさぎの絵も

    障子の下のうさぎの絵も

  • まあまあの見どころとなっていますので、お見逃しなく。

    まあまあの見どころとなっていますので、お見逃しなく。

  • 霊明殿も大覚寺の拝観順路の途中。正寝殿の奥辺りです。<br />総理大臣、斎藤実が建てた日仏寺の本堂を移築したものなので、嵯峨御所に関係する歴史的なものではありませんが、総朱塗りなので、外観では色彩が乏しい大覚寺の建物群のワンポイントになっているかもしれません。 

    霊明殿も大覚寺の拝観順路の途中。正寝殿の奥辺りです。
    総理大臣、斎藤実が建てた日仏寺の本堂を移築したものなので、嵯峨御所に関係する歴史的なものではありませんが、総朱塗りなので、外観では色彩が乏しい大覚寺の建物群のワンポイントになっているかもしれません。 

  • 勅使門は、宸殿前庭園の正面に建つ唐門形式の門。 

    勅使門は、宸殿前庭園の正面に建つ唐門形式の門。 

  • 内部を拝観すると常にこの門が見えていますが、寺の格式を表している感じ。金色の菊の紋章が輝いています。

    内部を拝観すると常にこの門が見えていますが、寺の格式を表している感じ。金色の菊の紋章が輝いています。

  • そして、これは大覚寺の名勝大沢池。舞台の上から見るこの絶景も大覚寺を代表する景色です。

    そして、これは大覚寺の名勝大沢池。舞台の上から見るこの絶景も大覚寺を代表する景色です。

  • 最後は、庭の方に降りて、多宝塔。大覚寺は真言宗なので多宝塔があるのは不思議ではないのですが、これはこれで独立したような存在。薄ら紅葉した木々との組み合わせは、これからが見ごろですね。

    イチオシ

    最後は、庭の方に降りて、多宝塔。大覚寺は真言宗なので多宝塔があるのは不思議ではないのですが、これはこれで独立したような存在。薄ら紅葉した木々との組み合わせは、これからが見ごろですね。

  • 大覚寺を終えて、清凉寺の方に戻ってきました。<br />甘春堂 嵯峨野店は、バス停を降りてすぐ。なかなか立派な店構えです。

    大覚寺を終えて、清凉寺の方に戻ってきました。
    甘春堂 嵯峨野店は、バス停を降りてすぐ。なかなか立派な店構えです。

  • 干し柿を入れた形もリアルなおまんじゅうをいただきました。しかし、干し柿を入れたのはどうでしょうか。味にまとまりがないような。干し柿を餡子に練り込んだお菓子は経験がありますが、そっちの方が味には自然な感じがでるように思います。

    干し柿を入れた形もリアルなおまんじゅうをいただきました。しかし、干し柿を入れたのはどうでしょうか。味にまとまりがないような。干し柿を餡子に練り込んだお菓子は経験がありますが、そっちの方が味には自然な感じがでるように思います。

  • 清凉寺に向かいますが、途中の豆腐屋さん、森嘉。

    清凉寺に向かいますが、途中の豆腐屋さん、森嘉。

  • ここに来て、やっぱりここを素通りするわけにはいきません。<br />いつもの厚揚げがなかったので、今回は飛龍頭。しかし、具材が豊富で当然これもおいしい。やっぱり、森嘉は京都でもナンバーワンの実力です。

    ここに来て、やっぱりここを素通りするわけにはいきません。
    いつもの厚揚げがなかったので、今回は飛龍頭。しかし、具材が豊富で当然これもおいしい。やっぱり、森嘉は京都でもナンバーワンの実力です。

  • さて、清凉寺の仁王門は清凉寺のシンボルであり、街のランドマークといった建物。確かに赤い仁王像を安置していて仁王像なんですが、高くそびえた姿はむしろ楼門といったイメージでしょうか。<br />

    さて、清凉寺の仁王門は清凉寺のシンボルであり、街のランドマークといった建物。確かに赤い仁王像を安置していて仁王像なんですが、高くそびえた姿はむしろ楼門といったイメージでしょうか。

  • 嵐山の方から歩いてくるとこの建物がまず見えてくるので、やっと着いたとホッとしたような気持ちになります。

    嵐山の方から歩いてくるとこの建物がまず見えてくるので、やっと着いたとホッとしたような気持ちになります。

  • 仁王門を入ってすぐ左手はちょっとこぶりな多宝塔。多宝塔はあちこちありますが、第一層の屋根が銅板葺きみたいな緑色の瓦が敷かれていて、それが最大の特徴でしょう。ずんぐりと重々しい形をやわらげて、少し軽やかなイメージにしていると思います。

    イチオシ

    仁王門を入ってすぐ左手はちょっとこぶりな多宝塔。多宝塔はあちこちありますが、第一層の屋根が銅板葺きみたいな緑色の瓦が敷かれていて、それが最大の特徴でしょう。ずんぐりと重々しい形をやわらげて、少し軽やかなイメージにしていると思います。

  • 境内が広いので、ごく自然に建っているように見える本堂ですが、

    境内が広いので、ごく自然に建っているように見える本堂ですが、

  • これも堂々とした建物。元禄14年(1701年)に再建されていて、国宝、木造釈迦如来立像を有する寺として恥ずかしくないものです。

    イチオシ

    これも堂々とした建物。元禄14年(1701年)に再建されていて、国宝、木造釈迦如来立像を有する寺として恥ずかしくないものです。

  • 本堂の右手奥に建つのが

    本堂の右手奥に建つのが

  • この阿弥陀堂。清凉寺で圧倒的に有名なのは、木造釈迦如来立像なんですが、木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像も国宝です。名前からすると木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像はここに安置されているように思うのですが、はっきりしませんでした。

    この阿弥陀堂。清凉寺で圧倒的に有名なのは、木造釈迦如来立像なんですが、木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像も国宝です。名前からすると木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像はここに安置されているように思うのですが、はっきりしませんでした。

  • そういう意味では宝物館の方に上がってみればよかったんですが、さきほどの大覚寺でちょっと疲れ気味。妹もいるし、深追いしないで、清凉寺はここでやめておきましょう。

    そういう意味では宝物館の方に上がってみればよかったんですが、さきほどの大覚寺でちょっと疲れ気味。妹もいるし、深追いしないで、清凉寺はここでやめておきましょう。

  • 清涼寺の仁王門を入ってすぐ左手のお茶屋さんが大文字屋。名物のあぶり餅って、京都で有名なのは今宮神社のあぶり餅なんですけどねえ。<br />

    清涼寺の仁王門を入ってすぐ左手のお茶屋さんが大文字屋。名物のあぶり餅って、京都で有名なのは今宮神社のあぶり餅なんですけどねえ。

  • とか思いつつ。。<br />いただいてみると、見た目も味もほとんど同じような。ただ、あぶった香ばしさというかタレのメリハリというか。キレという意味ではここのは少し落ちるかなあと思います。

    とか思いつつ。。
    いただいてみると、見た目も味もほとんど同じような。ただ、あぶった香ばしさというかタレのメリハリというか。キレという意味ではここのは少し落ちるかなあと思います。

  • 休憩したところで、再び出発。<br />二尊院です。

    休憩したところで、再び出発。
    二尊院です。

  • まあ、ここは紅葉の時期は馬場が見どころ。上まで上がると時間もかかるし、ちらり確認して、スルーです。

    まあ、ここは紅葉の時期は馬場が見どころ。上まで上がると時間もかかるし、ちらり確認して、スルーです。

  • 嵯峨野は道が広くないので、少しいい季節になるとすぐに押し合いへし合い状態になってしまう。<br />この日も、ちょっと危険な感じです。

    嵯峨野は道が広くないので、少しいい季節になるとすぐに押し合いへし合い状態になってしまう。
    この日も、ちょっと危険な感じです。

  • 常寂光寺の山門に到着。さくっと紅葉狩りするなら、ここが一番手頃でしょう。<br /><br />

    常寂光寺の山門に到着。さくっと紅葉狩りするなら、ここが一番手頃でしょう。

  • 山門を入って拝観料を払います。<br />常寂光寺の紅葉は、多宝塔あたりの眺めが一番有名ですが、本堂まで上る途中のこの仁王門の周辺もなかなかいい眺め。

    イチオシ

    山門を入って拝観料を払います。
    常寂光寺の紅葉は、多宝塔あたりの眺めが一番有名ですが、本堂まで上る途中のこの仁王門の周辺もなかなかいい眺め。

  • 藁ぶき屋根の風情ある門と周囲の紅葉のコラボは一級品。下から眺めてもいいし、帰りに坂の上から見下ろす眺めもいいと思います。

    藁ぶき屋根の風情ある門と周囲の紅葉のコラボは一級品。下から眺めてもいいし、帰りに坂の上から見下ろす眺めもいいと思います。

  • 仁王門を入って、

    仁王門を入って、

  • ここからさらに登って行きます。

    ここからさらに登って行きます。

  • 周囲は錦秋の赤と緑。

    イチオシ

    周囲は錦秋の赤と緑。

  • 日が差して、葉の間から光が漏れてきて、これは思わぬいい眺め。テンションがあがります。

    日が差して、葉の間から光が漏れてきて、これは思わぬいい眺め。テンションがあがります。

  • 常寂光寺の妙見堂は、本堂の左手。本堂から多宝塔に向かうところです。<br />妙見菩薩は北極星または北斗星を象徴した菩薩だそうで、京都や畿内では割とよく祀られているようです。鳥居が建つ小ぶりな建物。詳しい説明板はありますが、あまり観光客の目には止まっていないと思います。

    常寂光寺の妙見堂は、本堂の左手。本堂から多宝塔に向かうところです。
    妙見菩薩は北極星または北斗星を象徴した菩薩だそうで、京都や畿内では割とよく祀られているようです。鳥居が建つ小ぶりな建物。詳しい説明板はありますが、あまり観光客の目には止まっていないと思います。

  • 常寂光寺は、モミジの寺ですから、あちこち眺めのいい場所があって、この本堂周辺もその一つ。ただ、正面から見た感じはやや普通。

    常寂光寺は、モミジの寺ですから、あちこち眺めのいい場所があって、この本堂周辺もその一つ。ただ、正面から見た感じはやや普通。

  • 風情のあるのは本堂の裏手の池から斜面を見あげた眺めです。

    風情のあるのは本堂の裏手の池から斜面を見あげた眺めです。

  • ちょっと日陰のような場所ですが、本堂に腰かけることもできるし、ゆっくり休めます。

    ちょっと日陰のような場所ですが、本堂に腰かけることもできるし、ゆっくり休めます。

  • そして、一番有名な多宝塔の眺め。意外にアングルが難しくて、私の腕ではここまでが限界です。

    イチオシ

    そして、一番有名な多宝塔の眺め。意外にアングルが難しくて、私の腕ではここまでが限界です。

  • そして下り道から帰りましょう。これは開山堂。一般的には禅宗の寺では重要な施設なんですが、常寂光寺は日蓮宗の寺なので、開山堂というのはどうなんでしょうか。多宝塔を見てから帰りの順路の脇にありましたが、やっぱりそう歴史のあるものではないような。ここにもあるのかくらいでいいと思います。

    そして下り道から帰りましょう。これは開山堂。一般的には禅宗の寺では重要な施設なんですが、常寂光寺は日蓮宗の寺なので、開山堂というのはどうなんでしょうか。多宝塔を見てから帰りの順路の脇にありましたが、やっぱりそう歴史のあるものではないような。ここにもあるのかくらいでいいと思います。

  • 紅葉のトンネルを通って、

    紅葉のトンネルを通って、

  • 本堂の脇を抜けて。ハイ、これでおしまいです。

    本堂の脇を抜けて。ハイ、これでおしまいです。

  • 続いては、これも定番の野宮神社。ここの黒木鳥居は、樹皮のついたままの鳥居。材料はくぬき。徳島県の剣山から切り出されたものだそうです。それにしても、境内は大混雑。詳しくは分かりませんが、秋篠宮眞子様の良縁にも関係しているらしい。それは人気が出るのも当然です。

    続いては、これも定番の野宮神社。ここの黒木鳥居は、樹皮のついたままの鳥居。材料はくぬき。徳島県の剣山から切り出されたものだそうです。それにしても、境内は大混雑。詳しくは分かりませんが、秋篠宮眞子様の良縁にも関係しているらしい。それは人気が出るのも当然です。

  • 野宮神社の境内にある摂社の一つが白峰弁財天社。本殿の左側にあって、芸能上達の神様。正面の赤い柵と願掛けの絵馬が掛かっているのですが、摂社は他にもあるので、ここだけ目立つということはないように思います。<br />

    野宮神社の境内にある摂社の一つが白峰弁財天社。本殿の左側にあって、芸能上達の神様。正面の赤い柵と願掛けの絵馬が掛かっているのですが、摂社は他にもあるので、ここだけ目立つということはないように思います。

  • 野宮神社はえんむすびや子宝安産の神様ですが、その後、いろんな願い事が加わって行ったのだと思います。

    野宮神社はえんむすびや子宝安産の神様ですが、その後、いろんな願い事が加わって行ったのだと思います。

  • ここで一服。<br />イクスカフェ 嵐山本店を訪ねます。<br />

    ここで一服。
    イクスカフェ 嵐山本店を訪ねます。

  • 外観は、なかなか立派で、それなりに風情もありますね。

    外観は、なかなか立派で、それなりに風情もありますね。

  • で、注文したわらび餅もビジュアル的にはとってもいいんですが。。このわらび餅は口どけがよくなくて、これは私的にはいただけない。コーヒーもなんだか気が抜けてますね。<br />ほか、店内は広いのに、テーブルは狭いし、荷物の置き所にもこれでは困ります。寛ぐ感じになれなくて、早々に退散。評判はいいみたいですが、表面的なだけのお店かなと思います。

    で、注文したわらび餅もビジュアル的にはとってもいいんですが。。このわらび餅は口どけがよくなくて、これは私的にはいただけない。コーヒーもなんだか気が抜けてますね。
    ほか、店内は広いのに、テーブルは狭いし、荷物の置き所にもこれでは困ります。寛ぐ感じになれなくて、早々に退散。評判はいいみたいですが、表面的なだけのお店かなと思います。

  • 大井神社は、嵐山の裏通り。遠くはありませんが、なかなかこれに気が付く観光客は少ないのではないかと思います。建物もちょっと荒れた感じ。傍らに説明板があって、大堰川の守り神、商売繁盛の神様。現在の社殿は野宮神社の旧社殿を移したものだそうです。

    大井神社は、嵐山の裏通り。遠くはありませんが、なかなかこれに気が付く観光客は少ないのではないかと思います。建物もちょっと荒れた感じ。傍らに説明板があって、大堰川の守り神、商売繁盛の神様。現在の社殿は野宮神社の旧社殿を移したものだそうです。

  • 竜門橋は、JR嵯峨嵐山駅から嵐山に向かう途中。瀬戸川という小さな川に架かる橋です。天龍寺の門前につながる橋なので竜門橋ですが、別名は歌詰橋。その昔、あの歌人西行がこの橋のたもとにあった酒屋で歌の返歌に詰まったという伝説もあるようです。<br />ただ、いずれにしても地味な橋なので、ほとんどの人はこれが観光スポットだとは気が付いていないと思います。

    竜門橋は、JR嵯峨嵐山駅から嵐山に向かう途中。瀬戸川という小さな川に架かる橋です。天龍寺の門前につながる橋なので竜門橋ですが、別名は歌詰橋。その昔、あの歌人西行がこの橋のたもとにあった酒屋で歌の返歌に詰まったという伝説もあるようです。
    ただ、いずれにしても地味な橋なので、ほとんどの人はこれが観光スポットだとは気が付いていないと思います。

  • 安倍晴明といえば、一条戻り橋の晴明神社を思い出しますが、

    安倍晴明といえば、一条戻り橋の晴明神社を思い出しますが、

  • 安倍晴明の墓所として最有力とされるのが、この嵯峨墓所です。

    安倍晴明の墓所として最有力とされるのが、この嵯峨墓所です。

  • 隣りには長慶天皇嵯峨東陵という、この立派な御陵があって、その裏手。御陵の一部を使ったような墓というのも何かすごいことのような気がします。

    隣りには長慶天皇嵯峨東陵という、この立派な御陵があって、その裏手。御陵の一部を使ったような墓というのも何かすごいことのような気がします。

  • 嵐山から四条大宮に戻ってきて。まともにご飯を食べていないので、急きょ予定にはなかったHAMBURG LABOへ。たまには、ハンバーグでもと思って寄ってみました。

    嵐山から四条大宮に戻ってきて。まともにご飯を食べていないので、急きょ予定にはなかったHAMBURG LABOへ。たまには、ハンバーグでもと思って寄ってみました。

  • いただいたのは、ブタ肉のハンバーグ。豚肉は悪くないし、いい仕上がりだと思いますが、結局はリーズナブルにいただくハンバーグといった印象。若い人ががっつり食べに行く系のお店かなと思います。

    いただいたのは、ブタ肉のハンバーグ。豚肉は悪くないし、いい仕上がりだと思いますが、結局はリーズナブルにいただくハンバーグといった印象。若い人ががっつり食べに行く系のお店かなと思います。

  • ひとまず落ち着きましたが、もうあんまり歩く気がしないし、そうなれば、カフェとかにいくしかない。<br />ということで、うめぞの カフェアンドギャラリーを訪ねます。

    ひとまず落ち着きましたが、もうあんまり歩く気がしないし、そうなれば、カフェとかにいくしかない。
    ということで、うめぞの カフェアンドギャラリーを訪ねます。

  • こちらの名物は、抹茶パンケーキ。ただ、このふわふわだけどネッチョリした食感は何でしょうねえ。

    こちらの名物は、抹茶パンケーキ。ただ、このふわふわだけどネッチョリした食感は何でしょうねえ。

  • そうそう、阿闍梨餅のもっちりした食感に似ていなくもないような。その点は新鮮なんですが、それ以上のものがあるかというとそうでもないような。私としてはここも微妙な評価とならざるを得ないかなと思います。

    そうそう、阿闍梨餅のもっちりした食感に似ていなくもないような。その点は新鮮なんですが、それ以上のものがあるかというとそうでもないような。私としてはここも微妙な評価とならざるを得ないかなと思います。

  • うめぞのを出て、ふと目に止まった京都くろちく。

    うめぞのを出て、ふと目に止まった京都くろちく。

  • 町家風の店舗は、工芸品のような民芸品のようなものを揃えたお店です。博多人形のような土人形もかわいらしくて、じっと見つめてしまいます。聞くと元々は米の袋を再利用して造った小物を商っていたのだとか。そこからここまでになるなんて。やっぱり基本はセンスが大事ということかと思います。

    町家風の店舗は、工芸品のような民芸品のようなものを揃えたお店です。博多人形のような土人形もかわいらしくて、じっと見つめてしまいます。聞くと元々は米の袋を再利用して造った小物を商っていたのだとか。そこからここまでになるなんて。やっぱり基本はセンスが大事ということかと思います。

  • そうこうしているうちに日が暮れてきまして。

    そうこうしているうちに日が暮れてきまして。

  • ここで今日一番のお楽しみは、早くから予約を取っていたイカリヤ食堂。

    ここで今日一番のお楽しみは、早くから予約を取っていたイカリヤ食堂。

  • 窓際の一番いい席が確保されていて、これにはちょっと感動。鴨川に架かるどんぐり橋から川端通りの夜景を見ながら、これは最高のシチュエーションですね。<br />

    窓際の一番いい席が確保されていて、これにはちょっと感動。鴨川に架かるどんぐり橋から川端通りの夜景を見ながら、これは最高のシチュエーションですね。

  • ただ、実はここで予約をしたことを直前まで忘れていました。そのせいで、お腹が空いていない状態で入店。

    ただ、実はここで予約をしたことを直前まで忘れていました。そのせいで、お腹が空いていない状態で入店。

  • パスタのみで済ませることになってしまったのは大誤算。もったいないことをしてしまいました。妹のせいにするのはよくないんですが、二人旅はどうも慣れていない。気持ちの余裕がなくなっているような気がします。この流れはどうにもチグハグ。申し訳なかったなと思います。<br />さて、これで二日目は終了。明日の最終日に備えます。

    パスタのみで済ませることになってしまったのは大誤算。もったいないことをしてしまいました。妹のせいにするのはよくないんですが、二人旅はどうも慣れていない。気持ちの余裕がなくなっているような気がします。この流れはどうにもチグハグ。申し訳なかったなと思います。
    さて、これで二日目は終了。明日の最終日に備えます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • たらよろさん 2018/06/24 18:53:11
    梅園の抹茶パンケーキ
    こんばんは、たびたびさん

    大覚寺は、本当に見応えのあるお寺さんで拝観するととてもお得な気がします。
    嵯峨菊、私も瀟洒な雰囲気が大好きです。
    森嘉さんにお豆腐もここに来たなら絶対ですよね。
    私もよくバイクで前をわざわざ通りかかって
    買って帰ります。
    お家で森嘉さんの豆腐で湯豆腐ができるって
    こういう時、京都に住んでて良かったぁ~って思います♪

    ところで、梅園さんのパンケーキ、
    私も食べた時っていっても、もう数年前ですが…
    ものすごく違和感を感じたんです。
    美味しく無いし、生地が変だし、、、
    一体何でしょうねーあの違和感。

    たらよろ

    たびたび

    たびたびさん からの返信 2018/06/26 10:49:56
    RE: 梅園の抹茶パンケーキ
    森嘉の豆腐を買って帰って湯豆腐とか。最高ですよね〜。森嘉の豆腐はコシがあるような気がするんですが、いかがでしょうか。
    おっしゃる通り、私もうめぞのは???しかし、評判はいいんですよね。阿闍梨餅に似ていると思いましたが、あのモチっとしたところがいいのかもしれません。
    いずれにしても、今回のグルメは、一・二日目が不発。三日目で少しリカバリーできたかなと思います。

    ただ、ここしばらくでの一番は「ル・クロ 丹波邸」。ここを越えるところは当分ないだろうなあという感じです。

                                  たびたび

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