団塊夫婦の2017年アメリカ国立公園ドライブ旅行ー（１０）ソルトレイクシティ＆サンフランシスコへ

2017/09/25 - 2017/09/26

今年の紅葉の季節は、アメリカのグランドティトンNPへ行こうと決めていたので、グランドティトンに9月20日前後に入れるように、旅程を作成。ラスベガスin サンフランシスコoutのチケットが7万５千円という安いUAのチケットがあったので、ついでにグランドサークルの北の部分、ザイオン、ブライスキャニオン、アーチーズにも足を延ばそうということで、結局１８日間の長旅になってしまいました。異常気象でアメリカ北部が季節外れの寒気による積雪に見舞われ、イェローストーンへの訪問が危ぶまれましたが、なんとか行くことができました。旅行最終日の夜にラスベガスでは銃乱射事件が起こりましたが、帰りはサンフランシスコからの出国だったので、難をのがれました。全体的にはアメリカはとにかく広いと実感した旅行でした。
第10部は、グランドティトンとイエローストーンの観光を終えて、ソルトレイクシティに戻り、さらにサンフランシスコへと移動するまでの旅行記です。（表紙写真は、ソルトレイクシティ・テンプルスクエアのモルモン教の教会）

今回の旅の全行程は以下の通り（NPは国立公園）。

9/14 成田16:55発（UA、サンフランシスコ経由）ラスベガス17:00
空港でレンタカー借り出し。（ラスベガス・フラミンゴ泊）
9/15 ラスベガスー＞ザイオンNP　　　　　　（パンギッチ泊）
9/16 パンギッチー＞ブライスキャニオンNP　（キャノンビル泊）
9/17 キャノンビルー＞キャピトル・リーフNP＆ゴブリンバレー州立公園　
（グリーンリバー泊）
9/18 グリーンリバーー＞アーチーズNP　（モアブ泊）
9/19 モアブー＞アーチーズNP－＞ソルトレイクシティ空港（レンタカー返却）
（ソルトレークシティ泊）
9/20 ソルトレークシティ11:05発（Delta）ジャクソンホール空港12:11
空港でレンタカー借り出しー＞グランドティトンNP　（コールターベイ泊）
9/21 コルターベイー＞ジャクソンー＞パインデール　　（パインデール泊）
9/22 パインデールー＞（グリーンリバーレイクロード）－＞アルパイン（泊）
9/23 アルパインー＞グランドティトンNP－＞イエローストーンNP－＞
グランドティトンNP―＞ジャクソン（泊）
9/24 ジャクソンー＞グランドティトンNP－＞ティトンビレッジ（泊）
9/25 ジャクソンホール空港（レンタカー返却）13:25発（Delta）ソルトレークシティ14:30 ソルトレークシティ市内見学（ソルトレークシティ泊）
9/26 ソルトレークシティ11:30発（UA）サンフランシスコ12:45
空港でレンタカー借り出しー＞マーセド（泊）
9/27 マーセドー＞ヨセミテNP（グレーシャーポイント）　（ヨセミテバレー泊）
9/28 ヨセミテバレーー＞タイオガパスー＞モノレイクー＞ビショップ
―＞ビショップ・クリーク・キャニオン　　　　　　　　（ビショップ泊）
9/29 ビショップー＞ビショップ・クリーク・キャニオンー＞
ロック・クリーク・キャニオンー＞マンモスレイクスー＞トパツレイク（泊）
9/30 トパツレイクー＞サクラメントー＞サンフランシスコ・ミルバレー（泊）
10/1 ミルバレーー＞ゴールデンゲートブリッジー＞ツインピークスー＞
サンフランシスコ空港(レンタカー返却)->（BART）->フィッシャーマンズワーフ（ミルブレー泊）
10/2 サンフランシスコ11:30発（UA）成田（10/3 14:30

エリア ソルトレイクシティ(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: デルタ航空 ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月25日、今日は空路によるソルトレイクシティまでの移動日。飛行機の出発は午後1時半で、午前中時間があるので、ジャクソンホール空港に行く前に、グランドティトンのビジターセンターに立ち寄ることに。ところが、天気予報では今日も晴れるはずが、朝からどんよりした曇り空で、結局山は全く見えず、ほとんど無駄足に終わってしまった。山の天気は本当に予想が難しい。早めに空港まで行き、レンタカーを返却。6日間の総走行距離は、827マイル（1240キロ）だった。
（写真は、ソルトレイクシティからの飛行中に見えたサンフランシスコの街並み）

定刻通り午後1時半にジャクソンホール空港を出発。飛行機に乗りこむ頃になって、やっと青空が見えて来た。

飛行機が滑走路を移動しているときに撮影。このころには山も幾分見えていた。

離陸して1時間もしないうちに、ソルトレイクシティに到着。車だとジャクソンからほぼ1日走らないといけないが、飛行機だと本当に早い。今日の宿は、グランドティトンに入る前に泊ったのと同じ空港ホテル。ホテルの電話番号がわかっていたので、ホテルに電話して迎えに来てもらおうとしたが、なぜか携帯からの電話が通じない。仕方なく空港のインフォメーションに行き、そこから電話してもらって、やっと迎えに来てもらうことができた。以前は同じホテルに電話できたのに何とも不思議だ。結局、これ以降携帯からは他のホテルにも電話ができなくなってしまった。20分くらい待ってホテルから迎えの車がやってきた。写真は、ホテルに向かう車から見えたソルトレイクシティの町。

ホテルに着いたのは午後3時を過ぎていたので、今度は待たされることなくすぐにチェックインできた。

夕方までに時間がかなりあるので、さっそくソルトレイクシティの市内を見学することに。目的地はモルモン教の立派な教会があるというテンプルスクエア(Temple Square)。そこまではトラムで行くことに。写真は、券売機で買ったトラムの乗車券（往復5ドル）。

トラムの駅は空港から一つ目。ホテルからは歩いて10分くらいのところにあった。

トラムは15分間隔くらいで運行されている。車内はガラガラ。

テンプルスクエア駅は6つ目の駅だった。トラムを降りると、すぐ目の前に立派な教会が聳え建っていた。ソルトレイクの神殿と呼ばれているらしいが、まさにそれにふさわしい大寺院だ。

とにかく高いし、大きい。ネットのブログでは、中に入れた人もいたようなので、入ろうとしたらドアが閉まっていた。写真に写っている背広を着た係り員に尋ねたら、入れないと言われ、がっかり。

仕方がないので教会の敷地の中に入り、横から撮影。大きすぎて1枚におさまらない。

奥の方に歩いて行くと、きれいな黄葉も。

教会の正面に回り込んで撮影。手前にはきれいな花が植えられていた。

教会の中には入れないので、外側から記念撮影。噴水に教会が映ってきれいだった。

その奥には高くて立派なビル。モルモン教の本部の建物だった。

手前の花壇も入れて。

本部建物の正面から。手前の像は誰の像かわからない。

より近づいて。

敷地の中の花壇を見ながら戻る。

よく手入れされた花壇だった。

花壇のシュウメイギクと教会のツーショット。

教会の真横から黄葉とともに。

そばにビジターセンターがあったので、入ってみる。写真は教会内部の模型の展示。かなり複雑な構造になっていた。

ビジターセンタから出たところにあった銅像。

その先のアセンブリーホールに向かう。最初の教会として使われた建物で、1880年に完成した。

ここは中に入ることができた。

ホールの中にあったパイプオルガン。ただしこれは、教会の中にあるという世界最大級のものとは別のものだった。

色がとにかく美しい。

ホールを出たところにも別の銅像。

広場を出てから、ホールの尖塔を撮影。

テンプルスクエアを後にして、ショッピング街へ向かう。どこにあるかわからなかったので、道を歩く人にたずねて、すぐ目の前にあることを知った。教会から5分ほど歩いたところにあった。

ここはショッピングモールで、何か食べようとフードコートに向かった。

ショッピングモールの広場。

ブランドショップも並んでいた。今日は平日なので、閑散としていた。フードコートでいくつかのファーストフードの店を回ってみたが、結局最後はSubwayで食べることになってしまった。これで二度目だ。

夕食も食べ、これ以上見るところもなさそうなので、ホテルに戻ることに。チケットはすでに往復切符を買ってあったので、帰りはスムーズ。乗った駅は降りたところとは異なり、ショッピングモールの中。

この駅を通るのは、青のラインと緑のラインの２種類。ホテルへは空港に行く緑のラインに乗る必要がある。駅の上にはモール間を移動する歩道橋。

帰りがけに電車から見えた立派なビクトリアン調の建物。いかにもアメリア風の歴史的な建物だ。後で調べると、ここは1857年に建造された歴史的建造物で、1979年の火災のあと再建され、現在はモルモン教会が取得し、レセプションやイベントに使用しているそうだ。

さらにトラムはアムトラック鉄道駅の上を走った。電車からホームが見渡せた。ソルトレークシティまで鉄道で来ることも可能なようだ。

15分もかからずホテルの最寄駅に着いた。非常に近いので、空港近くから町に出るのも便利だし、市内から空港に出るのも便利だ。

9月26日、このホテルに2度泊まろうと思った理由は朝食にあった。ここのホテルの朝食は、他のモーテルと異なり、アメリカの普通のホテルと同じように、アメリカンとコンチネンタルが選べる朝食だったためだ。私たちはあたたかいものが食べられるアメリカンを選んだ。おいしかった。朝食後、ホテルのシャトルバスで空港へ。

飛行機は遅延なく11時半に離陸。間もなく眼下にグレートソルト湖が見えた。

琵琶湖の7倍の面積があるという、かなり大きい湖だ。流れ出る河川がないために、海水よりも塩分濃度が高いという。アルテミアという節足動物しか住んでいないそうだ。

やがてカラフルな塩田らしきものが。

サンフランシスコに近づくと、眼下にはタホ湖(Lake Tahoe).

カリフォルニアのワインランド上空。この時5日後に未曽有の山火事が発生するとは予想だにできなかった。

湖かと思っていたら湾で、まもなくゴールデンゲートブリッジの上を通過することに気付いた。

そのゴールデンゲートブリッジが見えてきた。

拡大して。

飛行機はちょうどサンフランシスコ市街地の上を旋回してから着陸するようだ。

さっきとは反対の方向からゴールデンゲートブリッジが見えてきた。

ベイブリッジも見えてきた。市街地もクリアだ。

サンフランシスコの中心部を拡大。

再びゴールデンゲートブリッジ。間もなくサンフランシスコ空港に着陸態勢に入る。

ゴールデンゲートブリッジを拡大して。

再びベイブリッジ。

ベイブリッジとトレジャーアイランドを拡大。

もうすぐ着陸。今日は、空港に着いたら、三度目のレンタカーを借り出して、ヨセミテの手前まで走ることになっている。（その１１に続く）