団塊夫婦の2017年アメリカ国立公園ドライブ旅行―（１）旅の始めはラスベガスから

2017/09/14 - 2017/09/14

今年の紅葉の季節は、アメリカのグランドティトンNPへ行こうと決めていたので、グランドティトンに9月20日前後に入れるように、旅程を作成。ラスベガスin サンフランシスコoutのチケットが7万５千円という安いUAのチケットがあったので、ついでにグランドサークルの北の部分、ザイオン、ブライスキャニオン、アーチーズにも足を延ばそうということで、結局１８日間の長旅になってしまいました。異常気象でアメリカ北部が季節外れの寒気による積雪に見舞われ、イェローストーンへの訪問が危ぶまれましたが、なんとか行くことができました。旅行最終日の夜にラスベガスでは銃乱射事件が起こりましたが、帰りはサンフランシスコからの出国だったので、難をのがれました。全体的にはアメリカはとにかく広いと実感した旅行でした。
第一部は、最初の訪問地、ラスベガスでの街歩きの旅行記です(表紙写真は、ラスベガスの夜景）。

今回の旅の全行程は以下の通り（NPは国立公園）。

9/14 成田16:55発（UA、サンフランシスコ経由）ラスベガス17:00
空港でレンタカー借り出し。（ラスベガス・フラミンゴ泊）
9/15 ラスベガスー＞ザイオンNP　　　　　　（パンギッチ泊）
9/16 パンギッチー＞ブライスキャニオンNP　（キャノンビル泊）
9/17 キャノンビルー＞キャピトル・リーフNP＆ゴブリンバレー州立公園　
（グリーンリバー泊）
9/18 グリーンリバーー＞アーチーズNP　（モアブ泊）
9/19 モアブー＞アーチーズNP－＞ソルトレイクシティ空港（レンタカー返却）
（ソルトレークシティ泊）
9/20 ソルトレークシティ11:05発（Delta）ジャクソンホール空港12:11
空港でレンタカー借り出しー＞グランドティトンNP　（コールターベイ泊）
9/21 コルターベイー＞ジャクソンー＞パインデール　　（パインデール泊）
9/22 パインデールー＞（グリーンリバーレイクロード）－＞アルパイン（泊）
9/23 アルパインー＞グランドティトンNP－＞イエローストーンNP－＞
グランドティトンNP―＞ジャクソン（泊）
9/24 ジャクソンー＞グランドティトンNP－＞ティトンビレッジ（泊）
9/25 ジャクソンホール空港（レンタカー返却）13:25発（Delta）ソルトレークシティ14:30 ソルトレークシティ市内見学（ソルトレークシティ泊）
9/26 ソルトレークシティ11:30発（UA）サンフランシスコ12:45
空港でレンタカー借り出しー＞マーセド（泊）
9/27 マーセドー＞ヨセミテNP（グレーシャーポイント）　（ヨセミテバレー泊）
9/28 ヨセミテバレーー＞タイオガパスー＞モノレイクー＞ビショップ
―＞ビショップ・クリーク・キャニオン　　　　　　　　（ビショップ泊）
9/29 ビショップー＞ビショップ・クリーク・キャニオンー＞
ロック・クリーク・キャニオンー＞マンモスレイクスー＞トパツレイク（泊）
9/30 トパツレイクー＞サクラメントー＞サンフランシスコ・ミルバレー（泊）
10/1 ミルバレーー＞ゴールデンゲートブリッジー＞ツインピークスー＞
サンフランシスコ空港(レンタカー返却)->（BART）->フィッシャーマンズワーフ
（ミルブレー泊）
10/2 サンフランシスコ11:30発（UA）成田（10/3 14:30）

エリア ラスベガス (ネバダ州) (アメリカ)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

９月１４日、成田を定刻より１時間遅れの午後６時頃出発。サンフランシスコ経由でラスベガスに向かう。サンフランシスコには同日の朝１０時過ぎに到着。着陸前にサンフランシスコ市街地がきれいに見えた。

出発は１時間ほど遅れたが、乗り継ぎ時間が元々５時間近くあったので、余裕でアメリカに入国。荷物検査が厳しいのではと懸念したが、トランジットだったせいかほとんどノーチェックに近い状態でそのままラスベガス行きの便に搭乗。ラスベガスが近づくと、砂漠の中に整然と作られた街が見えてきた。ちなみにサンフランシスコ空港では、プライオリティパスではラウンジが使えなかった。

ラスベガスの空港には午後５時ごろ到着。ホテル群のあるところまでは3，5キロと近いので飛行場からもビル群が良く見えた。空港でレンタカーを借りてからホテルに向かうことになっていたので、荷物の受け取りに時間がかかることを心配したが、幸い荷物はすぐに出てきた。

バゲージクレームにはさっそくスロットマシーンが並んでいた。カジノの街ラスベガスならではの光景だ。バゲージクレームから指示に従って、外に出ると、左手の端にレンタカーセンター行きのシャトル乗り場があった。バスはいっぱいになってから出発。並ぶのがいやだったので、急いで下りて、カウンターへ向かった。

McCarran Rent -A-Car Center. レンタカー会社のカウンターが円形に並んでいる。私達はハーツのカウンターへ。幸い並ぶことなく手続きできた。借りたスマートフォンのＧＰＳの操作がわからず、慣れたものに変えてもらおうと再びカウンターにもどったが、それしかないと言われて仕方なく使ってみることにした。少し手間取ったが、午後６時過ぎにはホテルへ向かうことができた。

レンタカーで今夜のホテルに向かう途中の風景。ラスベガスの空港は街に近く、少し走るとホテル街になる。さっそく見えてきたのが、マンダレーベイホテル。（１７日後にこのホテルの３2階から銃が乱射されるなど、この時は思いもよらなかった。）

マンダレーベイホテルの隣にあるエジプトのピラミッドを模したホテルルクソールが見えてきた。

スフィンクスも。最初はこのホテルのななめ向かい側のトロピカーナホテルを予約していたが、噴水ショーが行われるホテルに近く、安価なフラミンゴホテルに変更したのだった。ホテルトロピカーナの南側の空地で、銃撃に会った野外コンサートが行われていたようだ。

ニューヨークのビル群を模したホテルニューヨーク・ニューヨークが見えてきた。早く曲がりすぎて、予定した道路を通らなかったが、なんとかホテルの駐車場に着くことができた。駐車場にはバレーパーキング（鍵を渡して係り員に駐車をしてもらうもの）とセルフパーキング（駐車券を使って自分で駐車するもの）があり、それぞれ駐車場所が異なるので、注意しながらセルフパーキングに入ると、3階がゲスト用の駐車スペースになっていたので、そこに駐車した。

ホテル内にコンビニエンスストアがあったので、中くらいの水のボトルを2本かったら、10ドル（1120円）もしたのにはびっくり。価格表示がなかったので、大失敗（のちにスーパーで買ったら大きな瓶のが2ドルしかしなかった）。チェックインしようとしたら、レセプションに長い列ができていた。こちらは長い移動で疲れていたので、早く部屋に入りたかったのに。

なんとかチェックインを終えて、スロットマシーンが並ぶ一画の隅にホテルの入り口があり、ホテルの部屋へ。中は広々。

カーテンを開けるとこの眺め。

少し部屋で休憩後、8時半ごろさっそく夜の街へ繰り出した。

フラミンゴホテルから歩道を渡り、向かい側へ。向かい側はギリシャを模したホテルシーザーズパレス。シーザー像は想像以上に大きかった。

私達が宿泊したフラミンゴホテル。

フラミンゴホテルと同じ側にパリのエッフェルとを模した塔が建っていた。本物より小さ目だ。そばに立つのがパリス・ラスベガス。

パリス・ラスベガスの向かいがホテルベラッジオ。ちょうど噴水ショーの最中だった。これまでに、中国の西安とスペインのバルセロナで同じような噴水ショーを見てきているが、ここの噴水ショーは白一色で高さがなく少し物足りなく感じた。

曲も短く、すぐ終了してしまった。次のショーが始まるまで正面に移動する。

あまり待たずに再び噴水ショーが始まった。

少し横から。

やや高く吹き上げる。

ビデオでも撮影。

車道越しにべラジオの向かい側のエッフェル塔もどきを撮影。夜景では一番目立っていた気がする。

エッフェル塔とパリス・ラスベガス。

ホテルルクソールのあたりまで行ってみようと歩きだした。途中あるカジノの中を通過。エスカレーターで上の階へ。天井もすごかったが、天井からつるされた照明が目をみはった。

布のようにみえるが。

同上。

ショッピングセンターの内部。変わった造りのカフェレストラン。

ホテルモンテカルロ。まるでギリシャ神殿のような建物だ。

ホテルモンテカルロの先がホテルニューヨーク・ニューヨーク。ニューヨークを模した建物群の前の壁には滝。

建物群の前には自由の女神像。

像を拡大して。

ブルックリン橋のそばでしばし休憩。

ニューヨーク・ニューヨークから歩道橋を渡ったところにあるのが、中世のお城を模したホテルエックスカリバー。ライトアップが絵のようにきれいだ。両側の近代的な建物がホテル。

拡大して。おとぎの国に迷い込んだかのようだ。

ニューヨーク・ニューヨークの道路の向かい側には獅子像。

ホテルを出てから1時間経過。そろそろ疲れたので、ホテルに戻ることに。途中に見えたビル群。

大画面の広告も次から次へと変化し、華やかだ。

コスモポリタンから歩道橋を渡って、来た道とは違う道を歩いてみることに。歩道橋からの眺め。車道は長い車列ができていた。片側４車線だ。

このブースで本日のショーのハーフプライズチケットが買えるようだ。私達は明日早く出発するので、ショーは断念。

再び噴水ショーの行われているホテルべラジオの向かい側に戻ってきた。相変わらずの人混みだ。

再び噴水ショーが始まった。

エッフェル塔もどきの真下に到着。けっこう大きい。

通りを隔てて宿泊先のフラミンゴホテル。ようやく戻ることができた。2時間歩いたことになる。長旅のあとなのでかなり疲れた。

ホテルの中のカジノは大盛況。

ホテルの部屋からは観覧車のライトアップが刻々と色を変えて、回っていた。

９月１５日未明の窓からの景色も、きれいだった。いよいよ今日からドライブ旅行が始まる。（その２に続く）

ラスベガス訪問から17日後の１０月１日、同じ場所でアメリカ最悪の銃乱射事件が起きてしまった。たった一人による凄惨な事件で、銃社会の怖さを改めて知った。事件の犠牲となられた人々に心からの哀悼をささげるとともに、二度とこのような事件が起きないことを切に願います。

この旅行記へのコメント （2）

• キートンさん 2017/10/07 21:20:19

  ご無事でなにより

  こんばんは、miharashiさん。
  今回の旅は、アメリカナショナルパークめぐりですね。
  
  旅程からすると結構ハードスケジュールだったのでは？
  イエローストーンやグランドティトンには行ったことないので、
  これからの旅行記、期待してしまいます。
  
  InとOutが逆でなくて良かったですね。
  アメリカに限らないですが、各国の銃規制が強化されてほしいものです。
  何はともあれ、ご無事でなによりでした。
  
  キートン

  miharashiさん からの返信 2017/10/08 09:04:38

  RE: ご無事でなにより

  キートンさんへ
  
  ご心配いただいて恐縮です。おっしゃる通り旅程が逆だったら、大変でした。今回の旅はラスベガスからソルトレークシティまでは、当初まったく考えていなかったところで、全く知識がなかったので、旅行前に図書館で本を借りたり、他の方のブログを見たりと、バタバタでした。本命のグランドティトンとイエローストーンは、季節外れの寒波で、積雪もあり、予定を変更したりで大変でした。ヨセミテはキートンさんのブログを参考に行動し、天候にも恵まれ、いい旅となりました。順次旅行記にしていきたいと思いますので、そのときはご訪問ください。　
  
  miharashiより