2017/09/05 - 2017/09/05
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sallyさん
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バルセロナ3日目、グラナダへの移動日。
空港へ向かう午後の時間までバルセロナの街をぶらぶら歩き。
初日、2日目と予定を入れてバリバリ観光し、この日初めてのノープランDay。
さて、どこに行きましょう。
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◇ 9/2(土)成田発 香港経由
◇ 9/3(日)バルセロナ 街歩き・タパスバルツアー 泊)バルセロナ
◇9/4(月)バルセロナ 観光バスツアー 泊)バルセロナ
◆9/5(火)バルセロナからグラナダへ
◆バルセロナ カサ・アマトリュエール
ゴシック地区ぶらぶら歩き
◇グラナダ 国内線移動とグラナダの夕食 泊)グラナダ
◇ 9/6(水)グラナダ アルハンブラ宮殿 泊)グラナダ
◇ 9/7(木)グラナダからコルドバへ 泊)コルドバ
◇ 9/8(金)コルドバからマドリッドへ 泊)マドリッド
◇ 9/9(土)マドリッド発 香港経由、 9/10 羽田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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-
おはよーございーまーす、7時半です。
今朝も変わらずホテルの部屋で朝ごはん。
冷蔵庫に冷やしておいたペリエを取りに行って、フロアの自動販売機で見つけたのは、その名も”YATEKOMO”なるカップ焼きそば。
おぉ、、、バスキアが書いたみたいなロゴと、どんな「YAKISOBA・ヤキソバ」なのか気になって気になって、思わず購入。そしたらですよ、20ユーロ札しかなくて2ユーロのこれを買ったらおつりが1ユーロで18枚でてきた・・・・っていう。
味は美味しかったですヨ。麺の固さもちょうどいいし、味はソース味というよりはしょうゆソース味だったかな。そして安心のAJINOMOTO社製だったのは食べてる途中で気付いた話。
それと、りんごのスライスが表面いっぱいにのったタルトを食べました。これも美味しかった。 -
朝ちらっとニュースチェックすると、この方が。
スペイン滞在中にモニターやら何やらで結構見かけることが多くて、遠い国で見ると改めてこの方が世界を揺るがしている感があって怖いなと思った。
バルセロナに来る前にテロがあって、今回は情報が早くキャッチしないと危険だと感じて、普段はやらないツィッターにBBCを入れてきた。
これからはこんな旅が多くなるのかな?
モニターを離れた街歩きの方が好きなんだけど。
・・・さて、出かけましょう。 -
地下鉄に乗ります。
あ、これ。。。
”うん、わかるよ、落書きはよくないし、Fワードはマズいよね。
でも、わかる。うん。” -
地下鉄パセッジタ・グラシア駅を降りて目的地に向かいます。
このパセッジダ・グラシア駅ってのが結構クセもんで、地下鉄駅と近郊線駅の名前が一緒だけど、離れていて別な駅で存在してるっぽいんだなー。これは要注意だなと思って、地下鉄に乗る前にベンチの隣に座っていたお兄さんにそこらへんのことを聞いてみたんだけど、よくわからなかった。
でも親切なお兄さんだった。
地下鉄を降りる時に手を挙げたら、ニコっとしてくれた。
間違えずにちゃんと降りるか気にしてくれてたみたいだった。感謝。 -
「アマトリュエル邸」に到着。
これを見に来たのです。
”あまい”チョコレートを作っていた会社の社長、”アマ”トリュエルさんの自邸ということで、語呂合わせで覚えていて、ここには来たいなって結構前から思ってた。
どちらかといえばボリュームがあって派手な意匠の建物が多いと思うバルセロナの街で、このすっきりした切妻屋根に階段状の破風がシンプルで見ていて落ち着く。
それと、”甘いものを扱う商人のお家”らしい、親近感と優しさと楽しさが感じられるファサードがとてもいいなぁと思う。 -
11時からのガイドツアーに参加することにした。
自分のペースで見学できるオーディオガイドツアーもあったのだけど、時間の都合で早く始まる方を選んだ。
正面の階段を上がって2階へ -
久しぶりの、靴カバーの提供です。
このお宅もやはり2階が”プリンシパル”と呼ばれる、もっとも重要で豪華なフロア。
そちらを案内、見学させてくれるそうです。 -
2階の玄関へあがる階段から上を見上げると、天井の美しいステンドグラスから自然光が差し込む。
静かなパティオ空間が贅沢だ。 -
ダイニングルーム。
アマトリェールさんは南アメリカからカカオを輸入してチョコレート会社を興して財を成した人で、建築家カダファルク氏に自宅の建設を依頼した。
その頃バルセロナは、南アメリカからの貿易で成功した人々でちょっとしたバブル期だったのだろう。豪華な邸宅がこの通りに次々と建てられたそう。
ちなみにグエル公園のグエルさん一族はキューバからの綿花輸入で巨額の富を築いたひと。 -
とはいえ、アマトリュエールさんはこの豪華な邸宅に、家族は娘が一人いるだけで、あとは他に数人の使用人を雇って住んでいたそう。
奥さんはどうしたのか?
たぶん説明されたのだと思うが、うーん、残念ながら、あたったガイドさんの英語がほとんど聞き取れなかった。 -
中庭を臨む窓。
ステンドグラスと、窓のフレームのデザインが規則的で美しい。
思うに、ガウディさんの読めない曲線、というか自由な曲線に描かれ立ち上がる彼の世界観、建築は素晴らしいのだけれど、その世界観の壮大さゆえに建物としては奇抜といっちゃ奇抜だし、疲れるといえば疲れる。
もっと若い頃だったら十分に楽しめたのだろうな、とも思う。今は整合性が取れたもの、収まりの良いものに惹かれるお年頃になってしまったみたいだ。 -
スペインに来て「へぇ」と思ったことのひとつに、天井が木材であること、日本の竿縁天井や格天井のような見た目のものが結構あることだった。
-
パティオの光を採り入れた手洗い。
美しいタイルに分厚い陶器、それに色を揃えたフレームまで。。。
凄いなぁ、こんなところで毎日手を洗うってどんな気分のするものだろうなぁ。 -
壁紙のシマシマや、腰壁の先のデザインがかわいらしい小部屋。
奥が長い廊下になっている。
このあと、アマトリュエール氏とひとり娘の自室だったところを見学。
お父さんは敬虔なカソリックで部屋はゴシックで統一し家族の写真とマリア様を飾っていた。
一方、娘さんはモダンな嗜好があったとのことで、部屋は一見アールデコのかなりシンプルなものだった。しかしその天井は大変凝ったもので、照明を変えると彫り上げたアールデコの天井に、美しい連続の花柄が浮かび上がりアールヌーボーの華やかな空間に変わるというもので女性の部屋らしい工夫が施されており、素晴らしいものだった。 -
中庭に面した書斎。
静かで美しい空間が堪らなく魅力的で、ちょっと座ってみたいくらいだった。
このあと、台所や洗濯室などを見てツアーは終了。
階段を降りてドアを開けると、そこは1階にあるチョコレートショップで、その賑やかな空間に”現世に戻ってきた”ような感じがした。
時が止まったようなアマトリュエル邸の静かな佇まいがそう感じさせたのだろう。 -
アマトリュエール邸の1階カフェでお茶をする。
カフェラテと洋梨のタルト。
建物の奥まったところにある雰囲気のよいカフェだった。 -
日差しに秋が感じられる。
バルセロナのこのグラシア通りというところは、歩行者が歩く歩道が幅が5メートルくらいあって、街路樹のプラタナスの大きな葉っぱが強い日差しを遮ぎってくれていた。ところどころにはベンチがあり、歩き疲れると休んだり道行く人を眺めたりできていい所だなぁと思った。
テロのあったランプラス通りもこんなゆったりした幅の広い歩道がある。そう考えると、ああいったタイプのテロに気を付けるなんて出来ないんだなと実感した。こんな気持ちの良い通りを警戒して歩くなんて、ちょっと考えてしまう。 -
「王の広場」再び。
「カサ・アマトリュエル」を後にして、地下鉄に乗って「ジャウマプリメ駅」で降り、ゴシック地区までやってきたのでした。 -
バルセロナ到着初日の夜に、タパスバー巡りツアーに参加したときに、ガイドさんに案内してもらったあたりを再び歩く。
というのは、ツアーのときに”ローマ時代の神殿の遺跡があるんですよ”って紹介された所に行ってみたいと思ったから。
しかし、どこを通ったか結構思い出せないもので・・・
ちなみにここはサンジャウマ広場で、あれがバルセロナ市庁舎。 -
ここも通った気がする、、、
-
ここも通った・・・
-
これは、貴族の館かなぁー。
外壁を独自のデザインで装飾すると聞いたことあるものなー、、、スグラフィットって言ったかな、、
と思いつつ、なかなか目的のローマ時代の遺跡にたどり着かない。 -
あ、、、あった。
そうだ、ガイドさんが言っていた。
「この通りはカテドラルに続いていて、通りの名前が”天国ーパラダイス”っていうんですよね。上手くしたものですよねー」って。
で、パラダイス通り見つけました。 -
これです。
見たかったのは。 -
9メートル近くあるこのローマ時代の神殿の柱は、もとからずっとここにあったんですって。
それもずっとここに、”立っていた”そう。ただ、日常というのは怖いもので、町のひとにとってはそれは昔から”ずっとそこにあるもの”だったので、それが”いつからある何か?”は知らなかったし、調べることもなかったそう。
19世紀になって何かのきっかけで本格的な調査があり、それがローマ時代からのものだと判明した、という。なんともノンビリした話だけど、あり得そうな話でいいですな。
で、この遺跡を保存するために囲むように建物を建てることになり、それを依頼されたのが建築家”カダファルク”氏だったそう。
カダファルク氏は、この前に見学してきたアマトリュエル邸を建てた人でもあり、今日はなんと「カダファルクさん巡りの日」だったんだな、って思ったりした。 -
通りから奥に入ったこんな細い路地のこの奥に、、、
-
こんな遺跡があるんですもん、、、
ちょっと想像つかないよ。 -
時間は13時ちょっと過ぎ。
”空港へ行くまでにあと1時間あるな・・・。” -
ふと通りから目に入った中庭空間。
きれいなクリーム色に惹かれてちょっと入ってみた。 -
ここはなんだろう?
自由に出入りできるみたいだな、、、 -
すると、なにやら展示があるらしく、しかも入場自由だった。
-
カルロス? ブルボン?
細かいところはあとで調べることにして、ちょっと入って見学することにした。 -
ちょっと入って見学することにしたのは、涼しいから、無料だから、”ブルボン”っていうのが気になったから。
初日のガイドさんから、9月11日にカタルーニャ地方の独立パレードがあると聞いて、その「9月11日っていうのは何か」という話をちらっとしてくれた。
その昔、ブルボン王朝の軍隊にカタルーニャが陥落した日が9月11日だった。つまりカタルーニャ民族にとってはその日が自治と独立が失われた日であるとして、独立の意思を皆で確認する日となった、、、確かそういう話だったと思う。
で、”ブルボンって言ったらフランスの?” しか知らなかったので、涼みながら見てみよかい、となった。 -
あー、そのブルボン家からスペイン王を迎えたって話なんだ、、、。
で、その王は即位時にかなり若かったってことなのね? ここにある絵をみたところ。
戸惑っているように見える若い王子と、そのまわりで既にいろんな駆け引きが行われている大人たちの議会と、、って絵みたい。
誰もいなくて静かで涼しくてよい勉強になりました。 -
途中うっかりノンビリしてしまい、気付いたら14時過ぎていた。
うん?ちょっとマズイかなー。その時間には空港行きのバスに乗ろうと思ってたんじゃなかったかなーーーと冷静なフリしつつ(っていっても一人旅だからフリする必要もないんだけど)、心焦って、タクシーでホテルに帰ろうとする。
しかし、客待ちだったタクシーの列の先頭のドライバーにホテルの住所が書かれたカードを見せたら「やだよー、すぐそこじゃん」くらいのことを言われてしまった。
スペイン語だけど、そういうのって不思議とわかるもんだよね。
じゃ仕方ないってなって、ホテルまでモリモリ歩きました。早歩きで、でも1キロ弱はあったんじゃないかなー。暑かったし、なかなかしんどかったです。 -
カタルーニャ広場。
ホテルで預かってもらってたスーツケースを受け取り、再びここまで歩いてきた。しかし、暑いね。ここから空港行きのバスに乗ります。
この噴水の向こうが例のテロがあったところです。
公園のまわりを警察官が巡回してました。 -
空港へ行くバスから、昔、闘牛場だったところを写真に収める。
空港行きのバスで面白かったのは、バスドライバーの趣味なのか、それとも乗客の誰かがラジカセでも持ち込んでいるのか、大音量でスペインのポップミュージックがかかっていたこと。そして、それが結構心地の良いサウンドだったこと。 -
それともう一つ、
空港から来た道とは違う道を通ったことはちょっと良かった。
それも、この門を通り再び「モンジュイックの丘」を上がる道だったのは、もう一度見られて嬉しかった。 -
バルセロナ、エルプラット空港についたのは15時30分くらいになってしまっていただろうか。
到着も出発も同じフロアってところが、ここの空港の特徴らしいのだけど、横に長ーーーーく広くて搭乗口が遠かったから辿り着くのが大変だった。 -
イベリア航空コードシェア便、ブエリング航空 IB5517便は定刻通り17:05に離陸。
グラナダへ飛び立ちました。
つづく。
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