マドリッド_地下鉄１号線を行ったり来たり。_201709(12)

2017/09/08 - 2017/09/08

スペイン旅、６日目
観光最終日はマドリッド（...マドリード？）。

コルドバからスペイン新幹線AVEで着いたのは11時。

まずはプラド美術館に行き、次にソルまで歩き、急激なお腹の用事でホテルに戻り・・・の、夕方に復活。ソフィア美術館を見て、再びソルへ。
スペイン最後の夜はサンミゲル市場のパエリアで仕上げました。

ホテルのある駅からソルまでは地下鉄１号線で３駅。
水色の地下鉄１号線で行ったり来たりした、そんな１日になりました。

旅行記は、コルドバからマドリッドへの　AVE列車の朝ごはんから。


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◇９/2(土)成田発　香港経由
◇９/３(日)バルセロナ　泊）バルセロナ
◇９/４(月)バルセロナ　泊）バルセロナ
◇９/５(火)バルセロナからグラナダへ　泊）グラナダ
◇９/６(水)グラナダ　　　　　　　　　泊）グラナダ
◇９/７(木)グラナダからコルドバへ　　泊）コルドバ
◆９/８(金)コルドバからマドリッドへ　
　AVE移動、プラド美術館、ソフィア王立美術館、ソル、サンミゲル市場
　　　　　　　　　　　　　　　　　　泊）マドリッド
◇ ９/９(土)マドリッド発　香港経由、　9/10 羽田着

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

コルドバ８:50発のAVE(スペイン国鉄renfeの新幹線）の車窓。

ずっと続くオリーブ畑。

オリーブの生産量ってイタリアでなくスペインが世界１位って今回知りました。

朝食がサーブされました。

オムレツ、ウィンナー、マッシュポテト。
パンはクロワッサンを頂きました。

オムレツにかけたのはトマトピューレとオリーブオイル（！）

隣り合わせたおじさまがやっているのを真似したのです、
おじさまが「コレ、美味しいんだぜ」ってオススメするんで。

食後の飲み物にお茶をお願いしたら「緑茶と紅茶、どっちにする？」
って聞かれたので「じゃ、緑茶で（緑茶があるんだ！）」と少し待っていたらサーブされたのは紅茶だったという。うん？　忘れた？

それと、CITRONってかいてある小さなパックはお手拭きでした。
レモンの香りがついていて爽やかだった、お土産に買って帰りたかった。

「地球の歩き方」は記念に。
今回久しぶりに持って歩いたので慰労と感謝を込めて。

コルドバからマドリードまでは２時間ちょっと。

11時すぎにマドリードアトーチャ駅に着きました。

”プエルタ・アトーチャ駅”

アトーチャ駅は並んで二つあります。
こちらはAVE用、もうひとつは近郊線発着の駅。

ホテルにスーツケースを預けて、さっそく街歩きとなりました。
うー暑い、暑い。

どこに行こうかなぁとちょっと考えて、思いついたのがプラド美術館。
自分は”地図の読める女”だと自負して歩き出したが、さっそく道を間違えてたって事に気付いたあたりの１枚。

だけど、この古本を売る小屋が並ぶ通りはのんびりして良い感じだった。登り坂で体力を消耗してしまったけれども、道を間違えるのも悪くない。

もとの道に戻る途中、喉がカラカラに渇いてしまいフルーツスタンドでキウィのフレッシュスームージーを買って飲んだ。
キンキンに冷えていて美味しくて、思わずほぼ”一気”飲み。

それがまずかったか。この後・・・。

プラド美術館です。

チケットを買う列が長かった。去年行ったオランダの国立美術館がとにかく混んでいて、”あれと同じになるのかなぁ・・・”と、入るのを止めようかなぁと思っていたらチケットを買う順番が来てしまい、とりあえず入館することにした。

が、ちょっと長くなるんだけど、

入館して最初に入った部屋、55番にあった王家の少女と思われる肖像画にグッと心惹かれてしまった。”イザベラ”とタイトルにあった。聡明で硬質な印象がぐっと突き刺さる。”10代には見えないよなー”光沢のあるグレーのドレスがよく似合っていた。

美術館に行く時は自分の気分との兼ね合いで上手くハマるときもあるし、まったく何も感じられない時があるけれど、この日は自分ではノれなそう、と思っていたのにストンと落ちた予想外の日だった。

エルグレコの自画像ではエルグレコが心を閉じている具合を感じ取り、逆に彼が描いた友人で弁護士という男性（肖像画）は饒舌で話せるひとな気がした。

美術館のカフェテリアで、パエリアと野菜サラダで昼ごはん。
飲み物はコカ・コーラ。

野菜サラダが嬉しい。たぶん葉っぱものはこの旅初めて（で最後）だ。
カウンターの向こう側にいる白衣を着たセニョリータ（おばさま）が取り分けてくれる。パエリアが一人前で食べられるのも嬉しい。

出来立てのパエリアの大きな鍋を新しく出してきてくれたセニョリータの優しさと笑顔が良かったな。味はとっても美味しかったです、お値段は美術館の入場料より高くなってしまったけどね（！）

プラド美術館がとても良くてゆっくり楽しめた。
時刻は３時過ぎ。

ここは国会議事堂だったと思う。美術館からソルに向かっている途中にありました。

このあたりはさすがに警官が多かったし、彼らの眼差しも鋭かった。

夜の８時すぎ、といっても例によってまだまだ明るいスペイン。
街歩きを再開しました。

この前の写真を撮ったあたりで具合が少しずつ悪くなり、ソルに辿り着いたあたりでギブアップ。地下鉄駅もちょうどあったので地下鉄に乗ってホテルに戻り、ベッドへ直行。

ま、、ええ、、、お腹を冷やしちゃったんですがね、ええ。（情けない）

あれが泊まっているホテル、そして、こちらはソフィア王妃芸術センター。

（エレベータの中から撮った）

そう、ここはピカソの「ゲルニカ」がある美術館です。夜19時以降は無料開放しているってことでやってきた。

「ゲルニカ」の感想は、こっちのコンディションが悪いのか、何も感じ取れず。
昔々、何かの特集でテレビで見たときはすごくショックを受けた気がするんだけど・・・。やっぱり絵から何か感じ取れるかどうかは、タイミングが大きいのかな。

再び地下鉄「アトーチャ駅」へ。

地下鉄１号線に乗って、「ソル」へ行くことにしました。

「ソル」に到着、地下鉄で３駅、10分もかからなかった。

この日は金曜日ですごい人出だった。

「ソル」、正しくは「プエルタ・デル・ソル」。

日本語でいうなら太陽広場、でいい？

おびただしい数の人が通りの向こうに。

お土産も探さないとな～。

スペインで少しだけ残念だったのは、食事はどこへ行っても美味しかったけど、お菓子の美味しいものに出会えなかったこと。

「トゥロン」、いわゆるヌガーは、ピンと来る美味しさのものがなかったな。

さて、
あー、あすこに見えるのが、、、マヨール広場、かなー？

おぉぉぉ、真っ赤な外壁の建物が広場をぐるりと四角に囲っている。

ここが「マヨール広場」ね。

あのバルコニーからかつてのスペイン王家が広場での催しものを見学されたのでしょう。

ええと、こっちかな？

マヨール広場に幾つかある門を出ると「サンミゲル市場」があるらしい。

だいたいの感じでこっちっぽいな、、と。

小さな可愛らしいお店が軒を連ねるアーケード。

ショーウィンドーに商品がきちきちに綺麗に積んであった。

眺めるだけでも楽しい。

あれ、パエリアのもと、だよね？

おっ、あれが、サンミゲル市場か？

思っていたより小さな市場だったけど、人がたくさん（！）

ここらへんは果物が綺麗に並べられていて、市場だな、って感じがあるんだけど、

ほとんどはタパスのお店みたいな感じだったなー。

それとも夕方の時間は様変わりして、こんな感じになるのかな？

みんな美味しいものを探して行ったり来たり、片手にタパス、片手にワインそんな感じでカウンターや座るスペースを適当に探して、、といった具合。

いたね、あんこう。

夜の怪しい光に照らされる、モンクフィッシュ。

ちょっと怖い？

さぁて、何を食べよっかなー、、、と物色してたら

このサングリア屋さんで、美味しそうなパエリアを持って歩いてる子をみかけて思わず聞いちゃった「そのパエリアどこで買ったの？」と。

あー、スペイン最後の日にパエリアが２回も食べられる幸せ。

しかし難題は、チョリソー入りの赤いパエリアか、野菜が色々入っていてサフランの黄色いパエリアか？　やー困ったなー。

「ハーフ＆ハーフ（ってない）？」

心の声が口から出てしまった。売店のおじさん、「ノ。」の一言。
ダメか。

よく言われてるんだろうな、返事が早かったもん。

ってわけで、

チョリソーのパエリア（５ユーロ）とサングリア（３ユーロ）でスペイン最後の晩餐を。

うまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ。
お米大好き、パエリア大好き。

ふと気づくと時刻は９時40分。

こんな時間に夕ご飯食べちゃうってすごいな自分、、と思いながら、スペインの長い夜を堪能しました。

このあと、２２時10分前にスペインの有名デパート”エル・コルテ・イングレ”に滑り込み、お土産を少し調達し、エル・コルテ・イングレのPBの爪切りを買い（これが全然切れない、失敗だった）、再び地下鉄１号線に乗ってホテルへ帰った。

マドリードの地下鉄と、バルセロナの地下鉄、どう違ったかな。
あまり記憶にないけれど、少なくともマドリードの切符は買いづらかった、行き先を見つけてボタンを押すのが。ひったくりなんかもあるから、あまり留まりたくないって気持ちが働いてるから余計だったかな。

あ、それと、マドリードの切符券売機で手持ちの小銭を全て放り込んだら、切符も買えず、小銭も出てこず、、ってのもあった。

そんなこんなで最終日が終了、翌日はマドリード空港から帰国です。
思わぬ出会いもありました。

（つづく）

この旅行記へのコメント （2）

• Pメテオラさん 2017/10/01 17:57:54

  プラドの出会い

  プラド美術館で、よい作品で出会えて、とてもよいマドリード滞在であったことがよく伝わってきました。おひとりだけの体験談が光っています。ゲルニカとの対面は、なかなか難しいのですね。

  sallyさん からの返信 2017/10/01 18:43:32

  RE: プラドの出会い

  Pメテオラさん、書き込みありがとうございます。感想を寄せて頂き嬉しいです。
  
  ＞おひとりだけの体験談が光っています。
  絵画や建築は何時間でも思う存分対峙して、あーなのかな？こーかな？とひとりで感じて考えてが出来るのはひとり旅の良い点かもしれません。
  
  ゲルニカ、少し残念でした。混んだ時間に行ってしまったのもマズかったかな。
  Pメテオラさんの「ビルバオ」旅行記読みました。30年前の写真との比較、興味深いですね。