2017/05/29 - 2017/05/29
2182位(同エリア6947件中)
Bachさん
今回は、東山コースの3回目で、「京阪出町柳駅」をスタートし、銀閣寺前の白川通りに架かる「浄土寺橋」から「瓜生山」へ向かい、途中からコースを外れて、今まで行けてなかった詩仙堂の「石川丈山墓」、ボケ封じの「波切不動尊」、宮本武蔵の「八大神社」、清水の舞台と伏見稲荷の千本鳥居の両方を併せ持つ「狸谷山不動院」、奥の院がある「瓜生山山頂」を経由して、「ケーブル比叡駅」までの14kmで、帰りは叡山ケーブルと叡山電車を乗り継いで「京阪出町柳駅」までのコースです。特に今回は全コース中最も勾配のキツい標高差647mという登山で、ラストの水飲対陣跡碑からケーブル比叡駅までの1.6km、標高差300mの勾配は年寄りには最大の難処です。
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京都一周トレイル4回目で東山コースの3回目
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京阪出町柳駅56m~1.7km№52-1浄土寺橋75m~№52-2志賀越道右折~2.6km北白川天神宮~4.2km№53乗願院95m~№54~№55(「北白川史跡と自然の道」のハイキングコース)~№56-1~大山祇神社~№57-1(手前石川丈山墓の小さい標識)~5.8km石川丈山墓~波切不動尊100m~八大神社~7.0km狸谷山不動院入口~(250段の石段)~白竜弁財天(千本鳥居)~光明院~狸谷山不動院本堂~宮本武蔵修行の滝~三十六童子めぐり(01こんがら矜迦羅童子、02せいたか制叱迦童子・・・)~№59-2でトレイルコースと合流~三十六童子の33~36を経て8.9km 59-3瓜生山山頂301m(奥の院)~№59-4~№64~11.7km№67掛橋石鳥居419m~№68~12.4km水飲対陣跡碑400m~浄刹結界跡石碑~№70、71~13.5km千種忠顕碑590n№73~№73-1~14.0km№74ケーブル比叡駅699m~八瀬駅~京阪出町柳駅
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京阪出町柳駅スタート
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浄土寺橋を斜め左直進
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(住宅街を歩いて)№52-2志賀越道右折
志賀越道(しがごえみち):京都の七口の一つで、近江坂本に至る近道。北白川天神宮は足利義政が銀閣寺造営の際、都の東北の鬼門で山中越えの入口である場所に建てられた。 -
右手奥に2.6km北白川天神宮
飛鳥時代からあった農耕神の天神を、足利義政が現在の地に移し、産土神(うぶすな)として祀られている。 -
白川に架かる萬世橋と呼ばれる石橋を渡り境内を通って
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長い階段を上り本殿へ
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拝殿
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手前に拝殿と奥に本殿
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拝殿には、三十六歌仙の額が飾られて美しい。
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白川女の顕彰碑
この辺りの白川石は結晶粒子の美しい花崗岩で、白川石を粉砕した白川砂が流れ込んで川底が白いことから白川と名づけられているが、白川砂は庭園、灯篭、石碑などに利用され、鎌倉室町時代から最盛期には200~300軒の石工や石材業者が軒を並べ、花の栽培にも適していたことから、女は花を栽培し束ねた花を頭に載せて「白川女」として宮中へ献上した。 -
明治天皇歌碑
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再び志賀越道(山中超え)を進み、4.2km仕伏町交差点№53(北白川仕伏町バス停)を左折、右前に乗願院
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乗願院(じょうがんいん):延暦寺の支坊だったが比叡山焼き討ちで焼失し、上賀茂神社にあった神宮寺観音を譲り受け再興された。
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三叉路を左折し、№54を右折する
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№54を右折するとパブテスト教会~№55(正面にパブテスト病院がある
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右側の道を進むと「北白川史跡と自然の道」のハイキングコースにはいる
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住宅街から一転森の中へ入り瓜生山への登山ルートへ
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№56-1で左へ行くと大山祇神社
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大山祇神社参道
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大山祇神社(おおやまづみ):瓜生山の神様
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瓜生山の神様は地龍大明神
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奥には、芸能、安産の神「木花咲耶姫神」(このはなさくやひめのかみ)を祀る。
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神社脇の流れに沿って登っていくと、沢のところに№56-2
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№57-1(手前)石川丈山墓の小さい標識
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石川丈山墓の小さい標識を左折
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補助ロープが必要な山道
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石川丈山墓(いしかわじょうざん):詩仙堂を建てて風流三昧の生活をおくった。
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三河の生まれで徳川家に仕えるが、京都で朱子学を学び、詩仙堂を建てた。
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30年間詩仙堂で自由人として生活をおくった。
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京都で個人の墓として唯一国の史跡に指定されている。
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波切不動尊(なみきりふどうそん):「ボケ封じの寺」とも言われる。
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「ほほえみ大師」:弘法大師が唐から帰国の途中嵐に会い祈願したときに現れた不動明王を祀る。
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この不動尊は弘法大師の一生の守り本尊として高野山南院に祀られている。
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不動明王は種々の煩悩を焼き尽くし、行者を擁護する明王で、赤、青、黄の三不動の他、蒙古襲来の際にも活躍したという波切不動があり、高野山南院が全国の波切不動の総本家になる。
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昭和になってから商売人が建てたらしい。
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寺務所には「ボケ予防十か条」の張り紙や、杉良太郎さんの歌になっている「ボケたらあかん長生きしなはれ」の歌詞がある。
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加賀自生山という、小松市の那谷寺の住職の言葉、または、大阪古本屋の名物店主 天牛新一郎(当時94歳)の言葉と言う説もあるが、松下幸之助がこの言葉を気に入り、色紙に書いたことで有名になった。
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「商売の神様」松下幸之助がこの文句を見て色紙に書いたということは聞いていて、一度ここに来たいと思っていたが、やっと念願叶いました。「念ずれば叶う」です。
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八大神社(はちだいじんじゃ):境内に宮本武蔵が吉岡一門と決闘した当時の下り松(さがりまつ)がある。決戦の前にこの神社に立ち寄ったことからここに保存されている。
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200m離れた所にある一乗寺は南北朝時代に無くなっているが、古くからこの松が旅人の目印とされた。
*宮本武蔵:二刀流「二天一流兵法」の開祖で、水墨画や書画にも才能を発揮し、晩年書かれた兵法の書「五輪書」には生涯60戦負けなしと書かれており、中でも有名なものは、佐々木小次郎との「巌流島の決闘」(下関、小次郎は吉岡英治の創作らしい)。最も重要な決闘が江戸時代将軍家の兵法指南役道場の一門数十人と決闘した「吉岡一門との決闘」 -
奥の階段を行くと、詩仙堂からの道と合流
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狸谷山不動院への車道
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入口に「交通安全自動車祈祷殿」がある
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年間1万台の人気らしい
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ここから本堂まで、さらに奥の院まではまだまだ遠い
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狸谷山不動院の入口
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タヌキが「他を抜く」ということで勝負事に強くなりたいスポーツ選手の参拝が多く、阪神優勝1985年の記念碑や小林投手のお百度参拝の記念碑がある。
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平安時代、桓武天皇が都の鬼門守護として「咜怒鬼(たぬき)不動明王」が安置されたことから始まり、ガン封じのご利益はじめ、あらゆる災難を取り除いてくれる不動明王様として信仰される。
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「白竜弁財天」の参道途中に多くの千本鳥居が立つ。
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伏見稲荷の千本鳥居と同じ
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「白竜弁財天」
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入口から本堂までは250段の階段が続き10往復すると「健康の証」札が授与されるというが、まず無理。
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七福神もある。
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途中に段数表示があるので励みになります。
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途中で弘法大使のお迎え大師が出迎え
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太子堂
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光明院
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四国八十八か所も数分で出来る
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本堂に到着
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清水の舞台に瓜二つの懸崖造りの本殿
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トイレの神様「ウスサマ明王」
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宮本武蔵修行の滝。
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宮本武蔵が吉岡一門の決闘を前に滝行をし、「敵でなく己の恐怖、煩悩に打ち克つ」ことを悟ったといわれる。
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修行場としても信仰された。
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本堂へ上る33の石段は「女厄坂」と言われる。
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本堂に上る42の石段は「男厄坂」と呼ばれる。
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懸崖造りの舞台が250段目。
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すぐ横に瓜生山「奥の院」への入口。
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本堂脇にある階段から山頂の奥の院まで約20分続く参道は、「元勝軍地蔵尊道」と言われる。
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参道には、奥の院まで三十六童子が並んでおり、三十六童子めぐりとなる。
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三十六童子は不動明王(大日如来の化身で修験道で信仰されている五大明王の一つ)の手足となって実務を司る童子で、この名前を1番目のこんがら矜迦羅童子、2番目のせいたか制叱迦童子・・・と唱えれば願いが叶えられると言う。
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三十六童子の32を超えた所、59-2でトレイルコースと合流する。
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三十六童子の33~36を経て山頂に到達する。
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№59-3瓜生山山頂の奥の院
奥の院は、瓜生山の鎮守である幸竜大権現を祀る。 -
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瓜生山(うりゅうざん):祇園八坂神社の祭神・牛頭天王が祇園へ移る前にこの山に降臨され、木瓜(ぼけ)を好んだことから命名された。瓜生山城、北白川城、勝軍山城ともいわれる室町時代の城郭で比叡山延暦寺の足元でもあり応仁の乱の重要な戦場であった。勝軍山ともいいここに陣取った三好良慶が、大文字山に陣取った足利将軍家と激しく戦った。
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標高301m
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背後の石室には室町時代に祀られてから、山道が険しいので参詣が困難なことからパブテスト病院山上に移されたという勝軍地蔵が祀られていた。
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59-4の方向へ出る
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59-5
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崖崩れでう回路あり
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№63で左へ
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一乗寺林道分岐№64右へ
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№67掛橋石鳥居
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標高419m
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音羽川を渡ると又登りでアップダウンが続く
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水飲対陣跡碑(標高400m)
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浄刹結界跡石碑
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№70、71共に右
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霧島つつじで癒される
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千種忠顕碑(標高590n)
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美しい北山杉の広場に出る
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№74ケーブル比叡駅
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ケーブル比叡駅から八瀬へ
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八瀬駅に到着
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菖蒲とアオサギ?に癒される
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叡山電車八瀬駅から出町柳駅まで
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薪を載せているのは「大原女」(おはらめ)
花を載せているのは「白川女」(しらかわめ)
桶(鮎)を載せているのは「桂女」(かつらめ)
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