2018/04/30 - 2018/04/30
1415位(同エリア2199件中)
Bachさん
久々の京都トレイルの6回目は「北山・東コース」の後半戦で、「大原」から「鞍馬」までの比較的なだらかなコースです。「大原の里」は京の都から離れた自然たっぷりの山里ですが、比叡山延暦寺の麓にあるため三千院や勝林院など天台宗の寺院が点在する人気スポットで、「鞍馬の里」も牛若丸と鞍馬天狗の修行地で山中いたるところに名勝古跡のある観光スポットです。また今回のコースは、今から遡ること1,200年も昔の平安時代に、後白河法皇がこの峠道を経て寂光院の建礼門院のもとを訪れたり、西行が鞍馬や大原の草庵から草庵へと流浪したり、その後最澄が鞍馬で薬師如来像を造ってこの坂を越え比叡山に帰ったという、歴史的に謂れの多い凄いところで、歴史上の偉人が通った後を踏みしめながら、その思いを垣間見つつのどかな山里の新緑を満喫した1日でした。
今回のコースは、前回の「大原・戸寺」から「江文峠」を越えて「静原の里」を抜け、「薬王坂」を越えて「鞍馬」に出て、鞍馬街道を「貴船口」から「二ノ瀬」まで下る、全長9.8km、標高差172mのコースで、
見所は、新緑の「大原の里」と「静原の里」、「鞍馬の里」の原風景と、それぞれの里をつなぐ「江文峠」と「薬王坂」、そこに平安時代から鎮座する「江文神社」、「静原神社」、「鞍馬寺」ですが、全体的にはなだらかなコースと思いきや、「江文峠」と「薬王坂」の勾配は、24度と26度、最もきつい所で39度もあり、これまで最大の横高山38度よりも厳しい坂道に出くわして、久しぶりの登山に大苦戦です。
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京都一周トレイル6回目で、「北山・東コース」の後半
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(行程)京阪出町柳駅(標高56m)~(京都バス)戸寺バス停(標高205m)~[№24]大原の里から坂を下り荒野川の橋を渡って[№26-1]を右折~宮川に架かる橋[№27] 寂光院への分かれ道手前を左折(右に行けば2.1km先に寂光院、三千院)~江文神社参道に続く道を山手へ向かい1.2km[№29] 江文神社バス亭~真っすぐ進む~1.4km江文神社~土木資材置き場の手前を右折~害獣除けの扉を通り山道を登ると府道の舗装道路~金毘羅大権現~2.4km[№31]江文峠(315m)~車道を横切り杉林の中を進む~静原の里[№32]防火の人形~[№33]飛び出し坊や~[№34]自販機ベンチ、右の道に入り静原の集落の中を進む~[№35-1]静原神社・薬王坂・鞍馬方面看板~4.2km[№35-2]静原神社(212m)~[№36] [№37] [№38]から右の谷に入り[№39-1]を左折~[№39-2]から急勾配~5.2km弥陀二尊板碑(305m)~5.6km[№40]薬王坂(377m)~[№42]鞍馬の里~八幡宮~鞍馬川を渡る~[№43]で鞍馬街道を左折~右手山側に鞍馬寺~6.4km鞍馬駅(240m)~鞍馬街道~7.6km貴船口(217m)~二ノ瀬トンネル手前を旧街道へ~[№46]右折~[№47]いちょう橋~8.6km二ノ瀬駅(172m)
*鞍馬から山越えで貴船神社まで約100分、そこから貴船口まで30分 -
京阪出町柳駅から大原行のバス停
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大原・戸寺バス停に到着(標高205m)
大原の里は、京都洛北にあって平安の歴史と豊かな自然に囲まれた静かな山里で、地名は平安時代の僧・円仁(えんにん)が修練道場として開山した大原寺(だいげんじ)に由来している。また大原は平安時代から若狭湾と京を結ぶ中継地点として発展し、独特の衣装を着た大原女(おはらめ)と呼ばれる女性たちが京の町へ出向き薪や炭などを行商する風習があった。 -
[№24]大原の里から坂を下る
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トレイルコースの案内板
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荒野川の橋を渡って[№26-1]を右折
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宮川に架かる橋[№27] 寂光院への分かれ道手前を左折
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右に行けば2.2km先に寂光院、三千院
大原には皇族が代々住職を務めてきた天台宗三門跡寺院の一つ三千院をはじめ、お経に節をつけた仏教音楽・天台声明(しょうみょう)の根本道場である勝林院などが立ち並ぶが、大原は平安時代、皇位継承争いに敗れた惟喬(これたか)親王や、平清盛の娘・建礼門院徳子、歌人・西行らが過ごした隠棲地(いんせいち)でもあり、平家物語ゆかりの地とも言われる。 -
江文神社参道に続く道を山手へ向かう
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[№29] 江文神社バス亭を真っ直ぐ進む
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江文神社(えぶみ)
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江文神社(えぶみ):大原から静原に出る江文峠の傍らに鎮座し、平安時代に三千院の鎮守神として創祀された。延暦寺第3代天台座主・円仁(えんにん)が勧請したとも言われ、信長が比叡山焼き討ち後に衰退した。
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江文の杉:大原の里10名木
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毎年9月の「八朔祭」の八朔踊りでは男性は三度笠の道中姿、女性は大原女姿で「道念音頭」に合わせて舞って豊作を祈願する。
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手前に引き返し、立て看板を右折
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害獣除けの扉を通り山道を登る
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この橋の管理者不在のため危険、注意とある。事故は自己責任です。
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江文峠(えぶみ)は、若狭街道と鞍馬街道を結ぶ東西の連絡路で、平安時代、後白河法皇はこの峠道を経て、寂光院の建礼門院のもとを訪れたという。
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勾配は24度もあり結構キツイ。
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山道を登ると府道の舗装道路につきあたる
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金毘羅大権現:琴平山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であるが、平安時代、讃岐に配流となっていた崇徳上皇が再び京に戻ることなく非業の死を遂げたので、上皇の霊魂を慰めるために江文寺の鎮守社・琴平神社に合祀されたという。
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江文峠バス停
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[№31]江文(えぶみ)峠(標高315m)
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車道を横切り杉林の中を進む
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[№32]静原の里
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防火の人形
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[№34]自販機ベンチ
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右の道に入り静原の集落の中を進む
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静原の里
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静原の里:鞍馬街道から大原へ抜ける街道の中間に位置する農村の原風景を残す自然豊かな地域で、西行が鞍馬の庵から大原に向かう際、薬王坂を超えて静原の里を通り、江文峠を越えて大原に向かったという。
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鯉のぼり発見
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コースを外れ、鯉のぼりに近づく
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元のコースに戻る
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[№35-2]静原神社
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静原神社(しずはら):上賀茂神社の境内末社で、上賀茂、下鴨神社と関係が深く、両社の祭礼である葵祭に使われる二葉葵はこの神社から採取された。天武天皇がここで心を静められたという。
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付近のハイキングマップ
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黄色いツツジは、5月ごろに咲く2mまでの落葉低木で「れんげつつじ」?
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薬王坂に向かう
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ここら辺から急勾配が続く
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勾配は39度もあり、これまで最大の横高山38度よりも厳しい
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中途半端なお人形たちが少しなごませる
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弥陀二尊板碑(標高305m)(みだにそんいたび):通称「薬王坂弥陀二尊板碑」で南北朝時代の碑。花崗岩に刻まれた二体の阿弥陀如来は鎌倉時代に始まった浄土真宗のご本尊で、1364年以来数百年の風雪に耐えた貴重な石仏。在俗出家夫婦の妻が、亡き夫の菩提を弔うとともに、自身の供養のため造立したと書かれている。
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熊に注意
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[№40]薬王坂(標高377m)
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薬王坂(やっこうざか):平安朝の時代から江文峠とともに開けた道で、最澄が鞍馬で薬師如来の像を造り、比叡山に帰ろうとしてこの坂を超えたとき薬王が姿を現したことから名づけられた。
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八幡宮
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[№42]鞍馬の里(標高240m)に到着
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鞍馬川を渡る
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[№43]で鞍馬街道を左折
鞍馬街道は京と若狭地方を結び、京に出入りする7つの街道「京の七口」の一つで、杉木立に囲まれた鞍馬寺の門前町であり、街道の宿場町でもあった。
*「京の七口」:鞍馬、大原、粟田口、荒神(北白川)、伏見・竹田、東寺(鳥羽)、京見峠 -
右手山側に鞍馬寺
牛若丸(源義経)が剣術の修行をし、鞍馬天狗が兵法を教えたなどの伝説が残り、奥の院への山道に牛若丸を祀った「義経堂」がある。 -
鞍馬寺:770年に毘沙門天を祀って創建された鞍馬弘教総本山で、平安時代は京都の北方守護の寺として信仰を集めた。鞍馬山の精霊は天狗の中で最高位の「大天狗」(鞍馬天狗)が棲むと言われ、地球の悪魔を退治するために金星から来たということから魔を封じ込めるというパワースポット。
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鞍馬寺の境内にある由岐神社は、鎮守社で、都で大地震が起きたとき北方鎮護のため宮中から遷宮され、この時里人がかがり火を持って神霊を迎えたのが「鎌倉の火祭」となっており、火難除けのパワースポット。豊臣秀吉も信仰し、本殿と拝殿は秀頼により再建され国の重要文化財。
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鞍馬の火祭は、京の三大奇祭(今宮神社のやすらい祭、広隆寺の牛祭)の一つで、毎年10月22日、時代祭と同じ日に行われる。
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鞍馬街道を鞍馬川に沿って下る
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山藤で山が紫色に染められている
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叡山電車・鞍馬線:秋のもみじトンネルは美しい
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貴船口:清流の里「貴船」に通じ徒歩で2km30分、バスで10分。
貴船神社(きふね):地域名はキブネだが、水の神であることから神社名はキフネ。水の神を祀り、現在も農漁業、醸造業者らの新興が厚く、全国に450社ある貴船神社の総本社。境内に平安時代の女流歌人「和泉式部」の歌碑があり、不和となった夫との復縁祈願が成就した逸話があることから「縁結びの神」として崇敬を集めている。晴れを願うときは白馬、雨を願うときは黒馬が奉納されたが、実際の馬の代わりに木の板に描いた馬が奉納されたことから、この板が絵馬の原型となり「絵馬の発祥地」と言われる。おみくじは、真っ白の紙を境内の霊泉に浮かべると出てくる「水占おみくじ」として人気。 -
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二ノ瀬トンネル手前を旧街道へ
鞍馬や貴船方面への二ノ瀬トンネル828mが2015年完成し、二ノ瀬バイパス道路が開通した。 -
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[№46]右折
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[№47]いちょう橋
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二ノ瀬駅(標高172m)
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叡山電車・出町柳駅
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