2016/09/19 - 2016/09/25
882位(同エリア1799件中)
加野山さん
この旅行記を書いている現在(2017年3月26日)、「てるみくらぶ」が大変な事
になってます。
実は加野山も来月台湾に行く旅行を、てるみくらぶで
申込み済なのです( ;∀;)。
ただ、完全にHPを閉鎖した訳ではなく、マイページにはアクセス出来るので、
今は週明けの動向を見守り、対応を考えるしかないですね。。。
さて、今日は5日目、謎の地下都市カイマルクの見学です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
今朝出発したホテルから、カイマルクまでの地図です。
一口にカッパドキアといっても本当に広いのです。
その奇岩を生み出した源、エルジェス山も無駄にデカい( ゚Д゚)。 -
トルコの遺跡巡りチケット、どれも共通の図柄が使われています。
-
カイマルク地下都市へ入ります。
-
このカッパドキアの地下都市がいつ建造されたかは諸説あります。
ただ、この建造された時代については論争が続いており、未だ結論は出ていません。
近年までは、三世紀頃にキリスト教徒が避難所として定住したというのが
我々がガイドさんから聞くお話です。
とはいえ、最初に「おっ♪ この岩柔らかいやんけ! 掘れるで( ̄ー ̄)」と
掘り進めていったのはヒッタイト人だそう。 -
要するに、紀元前から掘られていた洞窟なのです。
一説には紀元前12世紀頃、ヒッタイト人がフリギア人(ヒッタイト帝国が崩壊した原因
と言われる王国)の急襲から身を隠すためにトンネルを作ったというもの。 -
別の説は、最初にトンネルを作ったのは紀元前8~7世紀のフリギア人で、
発見されたヒッタイトの遺物は戦いの戦利品だというものです。
フリギアの建築家たちは鉄器時代の精鋭で、複合建築にたずさわっていたという
考古学者たちの説は有力です。
フリギア人が必要なスキルを持ち、長い間この地域に住んでいたことは事実なんだ
そうですよ。 -
これはカイマルクの隣、デンリユク地下都市の地図。
カイマルク地下都市とデリンクユ地下都市は、互いに9キロ以上に渡り、
トンネルで繋がっています。
一番地下に水脈があるとはいえ、何でこんな何層も掘り進めて暮らしていたのか?
本当に謎です。 -
紀元後、キリスト信者がこの地(カッパドキア)に移り住んで着たのは
確かなようですが、遺構はすべて地上部の話です。
午前中に行ったパシャバーも、有名なギョレメ野外博物館も、
キリスト由来の遺物は全て地上部から発見されています。
地下にはキリスト教徒の遺物(祭壇やら礼拝堂の壁画やら)が無いのです。 -
仮にキリスト信者が本当に地下に住んでいたとして、でもローマ皇帝は最終的に
キリスト教を肯定しました。じゃあ、隠れ住む必要ないよね?
13世紀にこの一帯はイルハン朝(モンゴル帝国を構成する地方政権)が統治したし、
その前の9世紀にはキリスト教徒は姿を消したと言うし。
そしてここからが重要。
この地下都市からは、今の所、このような基本機構の他は何の遺物も出土して
いないのです。つまり、生活を思わす物、例えば物を貯蔵する壷・服・収納道具
・食器・ゴミなどです。他には、埋葬の跡が見られるものの、そこを掘ってもなにも
出てこない。うっそーーー( ゚Д゚)!! -
どうやらここに住んでいた人達は、皆何らかの理由があって、自らの痕跡を残さない
ようにして、逃走してしまったのでは・・という憶測。
埋葬跡まで掘り返すって何事!?
いったいなぜそんな事をする必要があったの??
おせーて、キリスト教徒、ヒッタイト人、フリギア人! -
地下都市探検にお勧めなのは、滑り止め付き軍手です。
本当に便利。
日本から持っていきましょう。 -
いやー、色々と考えさせられるカッパドキアでした。
で、今これを書いてる時に見つけた、ウェンディさんの旅行記、
「本当の地下都市は“男の村:Mazi”にあった!/ 真実の隠蔽は国家ぐるみの陰謀か/ 空に浮かび、地の底を彷徨う【ファティマとアイシャの母娘旅-3】
http://4travel.jp/travelogue/11013325」
に、「どうもカイマルクとか、人住んでなかった事が判明。ジャガイモの貯蔵倉庫だったのではないかとの説が有力視。だけど今更「謎の地下都市」として世界上に
アピールしてしまった手前、看板が下ろせない」
という書き込みを見つけて衝撃ww -
この後、ニハットさんから聞いた、トルコ人とギリシア人交換の話も衝撃。
ニハットさん
「カッパドキアの遺跡からも分かるように、トルコにもキリスト教徒は大勢住んで
いまシタ。その人達は何故今トルコにいないのか。
それは、無理やりギリシャに返されたからデス。」 -
1923年。
ギリシアに住んでいたイスラム教徒と、トルコに住んでいたギリシャ正教徒の
住民交換がありました。
「宗教」の別を基準として、ギリシャ側にいたムスリムを「トルコ国民」、
トルコ側にいた「キリスト教徒」を「ギリシャ国民」と認定して強制的に交換したのです。
トルコ語をしゃべっていても、キリスト教徒ならギリシャへ行けっ!という理論です。 -
トルコ側からギリシャに追い出されたのが130万人、ギリシャから追い出されたのが
35万人。土地を追われ、家財を奪われ、「あとはお前んとこの政府に面倒見てもらえ」
とほっぼり出されたのです。
130万人分の資産はどうなったかというと、裁判所のもと、かつての所有者を
「逃亡者」とラベリングすることで、トルコ政府に任意に没収されました。
加えて、ギリシャ人の多くの実物資産は「届け出がない」→「じゃあ、国のもの、
って事でいいね ?」と宣言され、トルコ政府によって二束三文で売却されたのだ
そうです。
・・・・・・。 -
いろんな闇が深まったところで、休憩タイム。
-
たっぷりとお菓子の山。
-
カッパドキアからアンカラに向かう途中に、湖っぽいところがあるのですが、
湖ではなく「塩田」なのだそう。
たくさんの天然塩を売ってます。 -
お嬢さんSが我々に一生懸命説明してくれます。
たぶんですが、
「これはピスタチオ! こうやって割って食べるの!美味しい~よ(*´▽`*)」
と言ってたようです。お店の子じゃなくて、彼女たちも観光客でしたw -
バスの中に貼りだされた、ニハットさん特製図です。
トルコの観光名所を絵で示してくれました。 -
ニハットさんに 「これ、何だか分かる?」 と聞かれたので、
「えーーと・・、UFOが出現した場所(´・ω・`)?」と言ったら
「違いまス( `ー´)ノ。これはノアの箱舟が漂着した場所デス。」
うそーん、「ノアの箱舟伝説」もトルコだったのか。。。
(加野山は本当にこの時、初めて知りました。) -
ニハットさん 「じゃあこれは?」
加野山 「クラゲ( ;∀;)?」
ニハットさん 「違う~、パムッカレでしョ~!」 -
さすがにここからは真面目に「イスタンブールとトロイでございます」
と答えました(笑)。 -
バスが走り出して3時間くらいでしょうか。いい感じの夕暮れです。
-
遠くにアンカラの街並みが見えてきました。
ニハットさん
「アンカラは軍事都市です。何があっても、絶対に、軍事施設は写真撮らないで
下さい。お手てに縄デスヨ!」 -
ニハットさん
「たまにこのような幹線道路に人がいますネ。あれは何してるかと言うと、
同じ方向に帰る車に乗せてもらうため、同僚や友人の車が通るのを待って
いるんでス。本当はこんな事してはダメなんですが、警察も黙認シテイマス。」
との事。へー。 -
いよいよ大都市、アンカラに入ります。
-
本日の宿泊ホテル、「キング・ホテル」に到着です。
今日も長い道程だった~。 -
中々綺麗なホテルです。
-
ホテルの部屋に入れたの、19時過ぎでした。さすがに疲れた・・。
本当にバスの運転手さん、ニハットさん、ありがとうございます。
バスの運転手さんはアンカラに自宅があるそうで、今日は家に帰りました。 -
このキングホテル、シャワーブースのみの上、シャワースペース用のドアとか
シャワーカーテンが無いので、ちと使いにくかったです。 -
19:30。 夕食の時間です。
-
いつものスープ。
-
手羽元をオリーブオイルで焼いたもの。
シンプルで好きです。 -
夕食後、「今日こそスーパーを探そう!」と外に出てみました。
ホテルを背にして左を見ると、道路に灯りが見えました。
近寄ってみたら・・おお、雑貨屋さん。 -
ワインが並んでいます。
イスラムは一応飲酒禁酒となっていますが、トルコはOK。
アルコールは法律で18歳から飲めます。
若い世代はビールやワインを好むそうです。
お店のお兄さんに写真のワインを指さして、「ターキーワイン?」と聞いたら、
「イエス、オールターキーワイン。」と言われたので3本購入。
1本35TLだったので105TL出したら、5TL返金。
「 ? 」と首をかしげていたら、「まけてあげるよ」のジェスチャー。
わーい、ありがとうございます♪ -
今度はホテルを背にして右へ向かいます。
200mくらい歩くと大通りに出るので、賑やかそうな右に曲がってみました。 -
わーい、当てずっぽうに歩いたのに、スーパー発見♪
お土産はここで調達だー! -
他の国のスーパーに行くと、野菜や果物が美味しそうに並んでるな、と感じます。
日本と何が違うのかな。。。 -
そうか、基本量り売りで、ビニール袋やパックに入ってないからだ。
日本ではこの方式、ダメなんでしょうかねぇ? -
そういえば、「逃げるは恥だが役に立つ」の主人公、森山みくりも
友人の八百屋の店番をした際、同じような感想をもらしていました。
日本では難しい事なんでしょうか。 -
ヨーグルト、たくさん種類あります。
-
とにかく乳製品はんぱない。
チーズやヨーグルトはトルコの人にとって欠かせない一品なのでしょう。 -
見つけた! これを探していたのでした。
ウルケルという、トルコのチョコレートです。 -
トルコ食品会社最大手の「ULKER(ウルケル)」は、知名度抜群。
何てったって、あの「ゴディパ」を買収した会社ですからね(´・ω・`)。
トルコではクッキーやエンゼルパイ、ウェハースバーなど様々なチョコレート菓子の
他、何と日清と組んでインスタントラーメンも展開しています。 -
いちじくやオリーブ、ロクムも売ってます。
-
穀物も量り売り。
-
朝のビュッフェに出てくるソーセージ、売ってました。
-
でもこれ、本当に何の肉なんだろう?
-
トマトソースもこんなにたくさん♪
-
お米やパスタのコーナー。
-
瓶詰加工野菜もたくさんあります。
アンカラみたいな首都は夫婦共働きでしょうから、日本と一緒で
「手を抜けるところは抜く」というスタンスなんでしょうね。 -
ホテルに戻る、曲がり角にあるお菓子屋さん。
ちょっと高級な雰囲気のチョコレートとか売ってました。
お土産も大量に買い込んだ事だし、本日はこれにて終了。おやすみなさい。
※最終日、イスタンブール編集中
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