2016/09/20 - 2016/09/26
66位(同エリア209件中)
加野山さん
トルコを旅行するまで、コンヤという都市も知らなければ、
メブラーナなんて言葉も知らなかった。
なんも知らないまま博物館へと足を運びました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
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-
メブラーナ博物館へ向かいます。
どうやら「メブラーナ」というのは人の名前らしいです。 -
イスタンブールに比べ、女性のスカーフ姿が目立ちます。
-
まずはメブラーナ教団の暮らしを再現した博物館に入りましょう。
ニハットさん
「メブラーナという人は、イスラム神秘主義で哲学の先生デス。
『来たれ 来たれ 何人であれ来たれ』という詩が有名でス。」 -
「神秘主義」というものがそもそもどんなものなのか、
加野山にはさっぱり分かりませんが、
ここは男性同士で共同生活(修行)する場所だったようです。 -
たぶん煮炊きに専念する修行者たち。
ご飯は大事だからね。 -
帰国してから「メブラーナ」という人を調べていたら、こんな話がありました。
宗教家メブラーナはある日、シェムスという修行僧と会って意気投合。
二人で閉じこもって40日間も瞑想をしたりするようになってしまった。
これを他の修行僧が嫉妬し始め、それを察したシェムスは突然姿を消した。
ショックを受けたメブラーナが瞑想の中で始めたのが、天上に昇るイメージで
ひたすら回転を繰り返す旋舞(セマー)だったとか。 -
ん? ひたすら回転を繰り返す旋舞?
あっ、思い出した。 ドバイのショーで見たわ !
あれは「セマー」だったのか・・(;・∀・)
※勿論ドバイはショー化されているので、あれをセマーと言い切ったら怒られると思いますが。 -
そうそう、メブラーナとシェムスには話に続きがあって、
いつまでたってもシェムスを忘れられないメブラーナのために、
彼の息子がシェムスを呼び戻すことに成功。
歓喜したメブラーナは、またシェムスと二人で閉じこもって話をするだけの生活に。(懲りねぇな・・・)
勿論、これを周囲が面白く思うはずもなく、ある日突然、シェムスは消え、
今度は二度と帰って来ませんでした・・・。
そ・・・それって消されたんじゃ・・・ガクブル( ;∀;) -
・・という妄想をするのに大変楽しい場所ですので、
皆さんもぜひコンヤに行かれた際は、メブラーナ博物館へどうぞ。 -
次はメブラーナのお墓へまいります。
この地は、かつてセルジューク朝宮殿のバラ園だったところを、メブラーナの
お父上が継がれ、さらに息子のメブラーナが継ぎました。
この地にメブラーナが葬られると、さらに息子が継いで、この地に霊廟を建設。
そのままメヴラーナをはじめとする教団の発展に尽くした名僧たちの修行の場となっていたが、
初代大統領アタチュルクの宗教分離政策により教団は解散、旋回舞踏は禁じられ、
1927年に霊廟は宗教色を薄める形で博物館としてオープンしたそうです。 -
土足厳禁。
入口でビニールを配ってますから必ず装着しましょう。 -
メブラーナが残した詩を読んだとき、「あれ? ひょっとして、イスラムと日本て
考え方が近くないか?」と思いました。
メブラーナが遺した言葉がこちら。
聖メヴラーナ「7つの教え」
1. 恵みや人助けは、流れる水の如く
2. 情け深さと親切は、太陽の如く
3. 人のあやまちは、夜の闇の如く
4. 怒りや苛立ちは、死の如く
5. 慎み深さと謙虚さは、大地の如く
6. 寛大さは海の如く
7. ありのままの己を見られよ、
或いは、見られる通りの己であれ。 -
『来たれ、来たれ 誰であろうと来るがよい
たとえ拝火教徒、偶像崇拝者、多神教徒であったとしてもここは絶望の場所ではない』
ちょうどこの時代は、チンギス・ハーンの息子率いるモンゴル軍が、いつ何時
トルコに攻め入ってくるか分からない時期でした。
(セルジューク朝の隣の国、ホラズム・シャー朝と大喧嘩中。)
モンゴル軍と言えば、殺戮と破壊が大好物で、チンギス・ハーン曰く、
「破壊し、虐殺し、辱め、被害者の「泣き叫ぶ顔を見るのが無上の幸福だ」、
と公言する変態でしたから、メブラーナの限りない寛容さと慈善に満ちた教えは、
人々の心を強く打ったことでしょう。 -
アマテラスもブッダも、キリストもマリアも、
鬼灯様も空飛ぶスパゲッティ・モンスターもドンと来いっ !
っていうのが日本の宗教観の良いところ。
今現在イスラム教徒が置かれている立場はそんなノンビリした事言えないと思いますが、
考え方の根っこは、だいぶ似てるんじゃないのかなぁ。 -
メブラーナだけでなく、他の人のお墓もありますが、
この石棺の中に眠っているのではなく、その下に土葬されています。
身分(徳)が高ければ上のターバンが大きく飾られます。 -
イスラム教開祖、マホメット(ムハンマド)のあごひげが納められた小箱がありました。
-
この小箱の下、穴が開いていて、みんな鼻を近づけています。
ムハンマドが好んだという香水(香木)の匂いがするそうです。
うん、確かに線香っぽい匂いがするけれど・・( ̄ー ̄) -
さて、そろそろカッパドキアに向かいますか。
-
同じツアーのお父さんwww
-
イスラム教徒って頑固で唯一神(アラー)以外は排除! ってイメージを持ちがちですが、
このメブラーナの施設だって、イスラム的には半端な宗教だけれども
全部撤去、削除ではなく、ちゃんと博物館として存続させ、
メブラーナそのものも否定するのではなく,過去の偉人として残すという方法は
非常に柔軟だなぁ~と加野山は思いました。 -
カッパドキアに向かってバスは走ります。
広いなぁ、トルコ。 -
コンヤからカッパドキアへと向かうD300号線(コンヤ-アクサライ線)の途中に、
スルタンハンという町があり,そこにキャラバンサライがあります。 -
「キャラバンサライ」とはペルシア語で「隊商宿」の意味。
金目の物を持ち歩くキャラバンでは、盗賊に狙われないためにも
このような屈強とした建物が必要だっのでしょう。
出入り口だって一か所しかない。
それを知っていて某歌手は、「桜吹雪の~ サライの空は~」って歌を
作ったんでしょうかね? -
足元にニャンコ。
-
人なつっこい♪
-
キャラバンサライの目の前にある、お土産やさんで休憩~。
-
我々がお店に入った途端、店員さんが流した曲は、
「NHKシルクロードの旅」のテーマソングでした。
日本人に気を使ってくれたのでしょうww -
チャイ飲んで、さぁ出発。
4日目その3 https://4travel.jp/travelogue/11222228
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