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そろそろ行っとかないとな・・・ アンコール遺跡群。<br /><br />東南アジアだからベストシーズンの年末年始に短期間で行くのは可能かな?<br />料金割高の年末年始でも納得価格のフライトを発見して、いよいよ世界最大級の一大遺跡群の地へと旅立ちました。<br /><br />9世紀から15世紀にかけて栄えたアンコール王朝(クメール王朝)。<br />しかしその後、それらの遺跡群は密林に埋もれて眠り続け、今から160年前にはその存在を知る人すらいなかったという。<br /><br />1860年、フランス人探険家によってアンコール・ワットをはじめ数々の遺跡が発見されたことで、深い眠りから覚め世に知られるようになった。<br /><br />今日から3日間、シェムリアップを起点に遺跡三昧を試みます。<br /><br />初日の前半は、バイヨンを中心にバプーオン、象のテラスなど複数の見どころを要するアンコール・トムの観光です。

アンコール王朝傑作遺跡群紀行2017/1日目(1/2)前編

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2017/01/02 - 2017/01/02

259位(同エリア8629件中)

キートン

キートンさん

そろそろ行っとかないとな・・・ アンコール遺跡群。

東南アジアだからベストシーズンの年末年始に短期間で行くのは可能かな?
料金割高の年末年始でも納得価格のフライトを発見して、いよいよ世界最大級の一大遺跡群の地へと旅立ちました。

9世紀から15世紀にかけて栄えたアンコール王朝(クメール王朝)。
しかしその後、それらの遺跡群は密林に埋もれて眠り続け、今から160年前にはその存在を知る人すらいなかったという。

1860年、フランス人探険家によってアンコール・ワットをはじめ数々の遺跡が発見されたことで、深い眠りから覚め世に知られるようになった。

今日から3日間、シェムリアップを起点に遺跡三昧を試みます。

初日の前半は、バイヨンを中心にバプーオン、象のテラスなど複数の見どころを要するアンコール・トムの観光です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
3.5
ショッピング
3.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
自転車
航空会社
中国東方航空
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 元旦の夜、シェムリアップ国際空港に22:00着予定の中国東方航空MU513便は、約1時間30分の遅延で23:30頃に到着した。<br /><br />カンボジアのビザは事前に大阪梅田のカンボジア領事館で取得していたので入国審査はスムーズだった。<br /><br />空港内のタクシーチケット売り場でチケット(7ドル)を購入して宿までタクシー移動となったのだが、そのタクシーのドライバーがハズレだった。<br />やたらタクシーでの遺跡観光を勧誘してくる。<br />遠方の遺跡などはツアーを予約してることと近くの遺跡はレンタサイクルで周ることを伝えて勧誘はあきらめたかと思うと、宿に着いてもいないのに今度はチップを要求してきた。<br />深夜にわざとか暗い道を走っており、チップの習慣はないはずだと思いながらもトラブルは避けたいので2ドル渡そうとしたら、倍の4ドルを要求してきた。<br />しかたなく4ドル渡してなんとか無事に宿泊する「マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラ」に24:00頃到着した。<br /><br />たかが4ドルではあるが、安全だと思っていた空港からのタクシーでこれだから、カンボジアの第一印象はかなり悪かった。<br /><br />(写真は翌朝のマントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラ)

    元旦の夜、シェムリアップ国際空港に22:00着予定の中国東方航空MU513便は、約1時間30分の遅延で23:30頃に到着した。

    カンボジアのビザは事前に大阪梅田のカンボジア領事館で取得していたので入国審査はスムーズだった。

    空港内のタクシーチケット売り場でチケット(7ドル)を購入して宿までタクシー移動となったのだが、そのタクシーのドライバーがハズレだった。
    やたらタクシーでの遺跡観光を勧誘してくる。
    遠方の遺跡などはツアーを予約してることと近くの遺跡はレンタサイクルで周ることを伝えて勧誘はあきらめたかと思うと、宿に着いてもいないのに今度はチップを要求してきた。
    深夜にわざとか暗い道を走っており、チップの習慣はないはずだと思いながらもトラブルは避けたいので2ドル渡そうとしたら、倍の4ドルを要求してきた。
    しかたなく4ドル渡してなんとか無事に宿泊する「マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラ」に24:00頃到着した。

    たかが4ドルではあるが、安全だと思っていた空港からのタクシーでこれだから、カンボジアの第一印象はかなり悪かった。

    (写真は翌朝のマントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラ)

  • 一方、マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラの第一印象は良かった。<br /><br />タクシーが停まったのに気が付いたのはたまたまだったのかもしれないが、到着と同時に出迎えてチェックインもスムーズだった。<br /><br />シングルで予約していたがツインの部屋だった。

    一方、マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラの第一印象は良かった。

    タクシーが停まったのに気が付いたのはたまたまだったのかもしれないが、到着と同時に出迎えてチェックインもスムーズだった。

    シングルで予約していたがツインの部屋だった。

  • 旧式ではあるがテレビ、冷蔵庫、タンス、エアコン付き。

    旧式ではあるがテレビ、冷蔵庫、タンス、エアコン付き。

  • 洗面、シャワー、トイレは一室だが広さは十分。<br /><br />建て付けが悪かったりする部分が多々あるが、特に困るようなことはなかった。<br /><br />朝食付き1泊15ドル。<br /><br />ドミトリーではなくシングルルーム(実際はツイン)でこの価格は、物価が安いカンボジアでもなかなかお値打ち価格ではなかろうか。

    洗面、シャワー、トイレは一室だが広さは十分。

    建て付けが悪かったりする部分が多々あるが、特に困るようなことはなかった。

    朝食付き1泊15ドル。

    ドミトリーではなくシングルルーム(実際はツイン)でこの価格は、物価が安いカンボジアでもなかなかお値打ち価格ではなかろうか。

  • 翌朝(1/2)、7:00前頃起床。<br /><br />昨夜遅かったので少し寝不足ぎみ。

    翌朝(1/2)、7:00前頃起床。

    昨夜遅かったので少し寝不足ぎみ。

  • マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラの朝食は7:00~10:00。<br /><br />3種類から選べてコーヒーか紅茶が付く。<br />ちょうど3回朝食を摂る機会があるので毎朝違うメニューが選べる。<br />今朝は1.ハムとパンと目玉焼き。<br />宿泊者は無料。<br /><br />オーナーが日本人で日本人客も多いということで日本語表記もある。

    マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラの朝食は7:00~10:00。

    3種類から選べてコーヒーか紅茶が付く。
    ちょうど3回朝食を摂る機会があるので毎朝違うメニューが選べる。
    今朝は1.ハムとパンと目玉焼き。
    宿泊者は無料。

    オーナーが日本人で日本人客も多いということで日本語表記もある。

  • 8:00過ぎに宿の近くの「バイヨン・インフォメーション・センター」を訪れた。<br /><br />バイヨンの修復に当ったJASA(日本アサプラ・アンコール遺跡救済チーム)の活動とバイヨンを中心としたアンコール遺跡群に関して紹介しているという。<br /><br />8:00~16:00で入場無料。

    8:00過ぎに宿の近くの「バイヨン・インフォメーション・センター」を訪れた。

    バイヨンの修復に当ったJASA(日本アサプラ・アンコール遺跡救済チーム)の活動とバイヨンを中心としたアンコール遺跡群に関して紹介しているという。

    8:00~16:00で入場無料。

  • 短いビデオを3~4本上映される。<br /><br />英語の解説だが、日本語字幕があるので日本人でも理解できる。<br />にもかかわらず、寝不足のせいかあまり頭に入らなかった。

    短いビデオを3~4本上映される。

    英語の解説だが、日本語字幕があるので日本人でも理解できる。
    にもかかわらず、寝不足のせいかあまり頭に入らなかった。

  • パネル展示が主で、展示物は少ない。<br /><br />解説は、クメール語と英語で日本語表記がないのが残念。

    パネル展示が主で、展示物は少ない。

    解説は、クメール語と英語で日本語表記がないのが残念。

  • カンボジアの各遺跡を年代順にパネルで紹介している。<br /><br />これは明日ツアーで行く予定にしている「プリア・ヴィヘア寺院」。<br />タイとの国境近くの山上の寺院遺跡である。<br />アンコール遺跡群とは別で、カンボジアで二つ目の世界遺産に登録された。

    カンボジアの各遺跡を年代順にパネルで紹介している。

    これは明日ツアーで行く予定にしている「プリア・ヴィヘア寺院」。
    タイとの国境近くの山上の寺院遺跡である。
    アンコール遺跡群とは別で、カンボジアで二つ目の世界遺産に登録された。

  • アンコール遺跡群の中で最も知られる「アンコール・ワット」。

    アンコール遺跡群の中で最も知られる「アンコール・ワット」。

  • 「アンコール・トム」の中心にある「バイヨン」。<br /><br />今日の遺跡見学はここから始める予定である。

    「アンコール・トム」の中心にある「バイヨン」。

    今日の遺跡見学はここから始める予定である。

  • 遠方の遺跡の位置図。<br /><br />アンコール王朝の遺跡は、今のカンボジア国内にとどまらず隣国のタイやラオスまでにも及ぶ。

    遠方の遺跡の位置図。

    アンコール王朝の遺跡は、今のカンボジア国内にとどまらず隣国のタイやラオスまでにも及ぶ。

  • 8:45頃、バイヨン・インフォメーション・センターの見学を終えて、宿でレンタサイクルを借りて料金所(チケット売場)までやって来た。<br /><br />なのに、観光客もいなくてやけにひっそりしている。<br /><br />料金所はここから5kmくらい離れた場所に移動したという。<br />地図でおおよその場所を教えてもらい、そちらへ向かう。

    8:45頃、バイヨン・インフォメーション・センターの見学を終えて、宿でレンタサイクルを借りて料金所(チケット売場)までやって来た。

    なのに、観光客もいなくてやけにひっそりしている。

    料金所はここから5kmくらい離れた場所に移動したという。
    地図でおおよその場所を教えてもらい、そちらへ向かう。

  • 移動先が遺跡に近い方向ならまだ許せるが、なにゆえあさっての方向なんだ!<br />これって、何かの罰ゲーム?<br /><br />旧料金所から南に1km少し戻った交差点を東へと折れる。<br />交差点に立つ案内には「ANGKOR TICKET BOOTH  3km」と表示されているが、実際にはここから2.5km程度東に新料金所があった。<br /><br />新しい料金所の写真を撮り忘れたのは、気持ちに余裕がなかった証し。<br /><br />後で聞いた話では昨年4月頃に料金所が移設されたとのこと。

    移動先が遺跡に近い方向ならまだ許せるが、なにゆえあさっての方向なんだ!
    これって、何かの罰ゲーム?

    旧料金所から南に1km少し戻った交差点を東へと折れる。
    交差点に立つ案内には「ANGKOR TICKET BOOTH 3km」と表示されているが、実際にはここから2.5km程度東に新料金所があった。

    新しい料金所の写真を撮り忘れたのは、気持ちに余裕がなかった証し。

    後で聞いた話では昨年4月頃に料金所が移設されたとのこと。

  • なんとか3日券を購入して、借りてたワイヤーキーが壊れていたので宿で交換してもらって、遺跡へと向かえた頃には10:00前になっていた。<br /><br />遺跡見学の前から、予定になかった1時間と10km弱の走行と体力を無駄に消費してしまった気がした。<br /><br />宿で借りた自転車は普通の古いママチャリ。<br />マウンテンバイクみたいなものはなく、1日2ドルのこれで遺跡への道を進む。<br /><br />ただ遺跡へと続くこの道は木陰が多く、少し荒れた路面をおお目にみれば、ほど良い風を感じて爽やかなサイクリングである。

    なんとか3日券を購入して、借りてたワイヤーキーが壊れていたので宿で交換してもらって、遺跡へと向かえた頃には10:00前になっていた。

    遺跡見学の前から、予定になかった1時間と10km弱の走行と体力を無駄に消費してしまった気がした。

    宿で借りた自転車は普通の古いママチャリ。
    マウンテンバイクみたいなものはなく、1日2ドルのこれで遺跡への道を進む。

    ただ遺跡へと続くこの道は木陰が多く、少し荒れた路面をおお目にみれば、ほど良い風を感じて爽やかなサイクリングである。

  • マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラはシェムリアップの街の最も北に位置しているので、2.5km走ればアンコール・ワットの外堀の南端に着く。<br /><br />そこからは右手にアンコール・ワット見ながらのサイクリングとなった。

    マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラはシェムリアップの街の最も北に位置しているので、2.5km走ればアンコール・ワットの外堀の南端に着く。

    そこからは右手にアンコール・ワット見ながらのサイクリングとなった。

  • アンコール・ワットの5つの塔が見えると、「アジアの至宝」とも言うべきアンコール遺跡群にやって来た実感がわかずにはいられない。

    アンコール・ワットの5つの塔が見えると、「アジアの至宝」とも言うべきアンコール遺跡群にやって来た実感がわかずにはいられない。

  • そこからさらに北上すると、都城「アンコール・トム」の外堀に突き当る。<br /><br />この外堀は3km四方を取り囲んでいる。<br /><br />重機もない12世紀にそんな規模の造成工事をやってのけるとは、当時の王朝の権力がいかに強大だったかがうかがえる。

    そこからさらに北上すると、都城「アンコール・トム」の外堀に突き当る。

    この外堀は3km四方を取り囲んでいる。

    重機もない12世紀にそんな規模の造成工事をやってのけるとは、当時の王朝の権力がいかに強大だったかがうかがえる。

  • 外堀を渡るとそこにそびえる「南大門」。<br /><br />観世音菩薩の四面塔は、顔の長さが約3mという大きなもの。<br /><br />車1台通るのがやっとでやや渋滞ぎみだが、自転車なら難なく通過できる。

    外堀を渡るとそこにそびえる「南大門」。

    観世音菩薩の四面塔は、顔の長さが約3mという大きなもの。

    車1台通るのがやっとでやや渋滞ぎみだが、自転車なら難なく通過できる。

  • 南大門からさらに2km弱北上すると、10:40頃アンコール・トムの中心「バイヨン」の正面となる東門に到着。<br /><br />東門前の入口に門番のように居すわるナーガ(左)とシンハ(右)。

    南大門からさらに2km弱北上すると、10:40頃アンコール・トムの中心「バイヨン」の正面となる東門に到着。

    東門前の入口に門番のように居すわるナーガ(左)とシンハ(右)。

  • 「バイヨン」は、メール山(須弥山)を象徴化している。<br /><br />メール山は古代インドの宇宙観によると神々のすむ聖域で、神が降臨する場所でもあったという。

    「バイヨン」は、メール山(須弥山)を象徴化している。

    メール山は古代インドの宇宙観によると神々のすむ聖域で、神が降臨する場所でもあったという。

  • ギリシャやローマの建築物の柱を連想させるような上部のデザインだが、柱の断面が正方形なのがちょっと新鮮。

    ギリシャやローマの建築物の柱を連想させるような上部のデザインだが、柱の断面が正方形なのがちょっと新鮮。

  • 「中央祠堂」へと進む途中でいくつかの門をくぐる。<br /><br />門の上部には踊るアプサラか。

    「中央祠堂」へと進む途中でいくつかの門をくぐる。

    門の上部には踊るアプサラか。

  • 第二回廊に座する仏陀像。<br /><br />アンコール・トムは12世紀後半、ジャヤヴァルマン7世によって建設された。<br />一辺3kmの堀と高さ8mの城壁で囲まれた城塞都市である。<br />アンコール・トムの中央に位置する寺院がバイヨンで、仏教・ヒンズー教混交の寺院である。

    第二回廊に座する仏陀像。

    アンコール・トムは12世紀後半、ジャヤヴァルマン7世によって建設された。
    一辺3kmの堀と高さ8mの城壁で囲まれた城塞都市である。
    アンコール・トムの中央に位置する寺院がバイヨンで、仏教・ヒンズー教混交の寺院である。

  • 第二回廊から中央祠堂を見上げる。<br /><br />ひっきりなしに記念撮影するポイントなので、いっそモデル入りの写真となった。

    イチオシ

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    第二回廊から中央祠堂を見上げる。

    ひっきりなしに記念撮影するポイントなので、いっそモデル入りの写真となった。

  • 第二回廊は「回廊」とは言いながらアップダウンが激しい。<br /><br />バイヨンの見学は思いのほか体力を消耗する。

    第二回廊は「回廊」とは言いながらアップダウンが激しい。

    バイヨンの見学は思いのほか体力を消耗する。

  • 後日見学するアンコール・ワットが整然としたレイアウトなのに比べ、バイヨンは大小の塔が林立し構造が複雑で要塞っぽい感じがする。<br /><br />ガイドブックの平面図を見ながら歩いても、少し気を抜くとどこにいるのかわからなくなる。

    後日見学するアンコール・ワットが整然としたレイアウトなのに比べ、バイヨンは大小の塔が林立し構造が複雑で要塞っぽい感じがする。

    ガイドブックの平面図を見ながら歩いても、少し気を抜くとどこにいるのかわからなくなる。

  • 第二回廊の内側でひときわ観光客でにぎわう一角がある。

    第二回廊の内側でひときわ観光客でにぎわう一角がある。

  • そこは3つの菩薩の顔が並んで見えるポイントだ。<br /><br />ベストなアングルで撮影するには、混んでいる時はしばし順番待ちをしなければならない。

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    そこは3つの菩薩の顔が並んで見えるポイントだ。

    ベストなアングルで撮影するには、混んでいる時はしばし順番待ちをしなければならない。

  • 「地球の歩き方」に「王宮内の様子が描かれたレリーフ」と記載された第二回廊の場所に来てみた。

    「地球の歩き方」に「王宮内の様子が描かれたレリーフ」と記載された第二回廊の場所に来てみた。

  • これが「王宮内の様子」なのかな?<br /><br />黒っぽく変色している部分があるのでいまひとつの感が・・・

    これが「王宮内の様子」なのかな?

    黒っぽく変色している部分があるのでいまひとつの感が・・・

  • それに比べ第一回廊のレリーフは見事である。

    それに比べ第一回廊のレリーフは見事である。

  • 第一回廊のレリーフは上中下と3段に分けて彫られていて、遠景、中景、近景になるよう意図されているようだ。<br /><br />人の視線に近い下段の近景が最もディテールがわかりやすく迫力がある。

    第一回廊のレリーフは上中下と3段に分けて彫られていて、遠景、中景、近景になるよう意図されているようだ。

    人の視線に近い下段の近景が最もディテールがわかりやすく迫力がある。

  • 12世紀のクメール軍とチャンパ軍の戦闘が多く描かれているという。

    12世紀のクメール軍とチャンパ軍の戦闘が多く描かれているという。

  • 兵士を支えた人々の生活模様も多く描かれている。<br /><br />木々の葉などのディテールの表現がすばらしい。

    兵士を支えた人々の生活模様も多く描かれている。

    木々の葉などのディテールの表現がすばらしい。

  • トンレサップ湖の闘いはクメール軍とチャンパ軍の闘いの中でも特に激戦だったという。<br /><br />この闘いで勝ったことがクメール軍を勝利へと導いた。

    トンレサップ湖の闘いはクメール軍とチャンパ軍の闘いの中でも特に激戦だったという。

    この闘いで勝ったことがクメール軍を勝利へと導いた。

  • どう解釈すればよいのか?<br /><br />魚が飛んでたり、右下の2人は何か良からぬことを企んでいそうだったり・・・<br /><br />いろんな場面を想像してみるのも面白そうだ。

    どう解釈すればよいのか?

    魚が飛んでたり、右下の2人は何か良からぬことを企んでいそうだったり・・・

    いろんな場面を想像してみるのも面白そうだ。

  • 南西部から見た中央祠堂。<br /><br />影のある場所でこの景色を見ながらひと休み。<br /><br />11:50頃、バイヨンの見学を終えた。<br /><br />今日はトンレサップ湖クルーズのツアーを申し込んでいて、宿に14:45にお迎えが来ることになっている。<br />14:00には宿に着いて昼食を摂りたい。<br />13:30には遺跡観光を終えて宿に向かうとすると、残り時間は1:30程度だ。

    イチオシ

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    南西部から見た中央祠堂。

    影のある場所でこの景色を見ながらひと休み。

    11:50頃、バイヨンの見学を終えた。

    今日はトンレサップ湖クルーズのツアーを申し込んでいて、宿に14:45にお迎えが来ることになっている。
    14:00には宿に着いて昼食を摂りたい。
    13:30には遺跡観光を終えて宿に向かうとすると、残り時間は1:30程度だ。

  • バイヨンの東門から自転車で3分も走れば「象のテラス」前に到着である。

    バイヨンの東門から自転車で3分も走れば「象のテラス」前に到着である。

  • 象のテラスの外壁には、インド神話に登場するガルーダとガジャシンハが交互に並んでテラスを支えている。

    象のテラスの外壁には、インド神話に登場するガルーダとガジャシンハが交互に並んでテラスを支えている。

  • 象のテラスは王族たちが閲兵を行ったテラスだという。<br /><br />全長300m近くある長いテラスだ。

    象のテラスは王族たちが閲兵を行ったテラスだという。

    全長300m近くある長いテラスだ。

  • 象のテラスを南へと歩いて行くと、やがて「パプーオン」へと続く空中参道が見えてくる。

    象のテラスを南へと歩いて行くと、やがて「パプーオン」へと続く空中参道が見えてくる。

  • 長さ200mの空中参道は東塔門から中央部まで渡されている。<br /><br />この参道は地上と天界をつなぐ虹の架け橋の意味があるという。

    長さ200mの空中参道は東塔門から中央部まで渡されている。

    この参道は地上と天界をつなぐ虹の架け橋の意味があるという。

  • 「パプーオン」は3層からなるピラミッド形寺院で、かつてはバイヨン寺院よりも高かった(高さ約50m)といわれている。<br /><br />11世紀中頃、ウダヤーディティヤヴァルマン二世によって創建された。

    「パプーオン」は3層からなるピラミッド形寺院で、かつてはバイヨン寺院よりも高かった(高さ約50m)といわれている。

    11世紀中頃、ウダヤーディティヤヴァルマン二世によって創建された。

  • パプーオンは南側から上ることができる。<br /><br />しかしその階段は60°はあろうかというくらいの急勾配だ。

    パプーオンは南側から上ることができる。

    しかしその階段は60°はあろうかというくらいの急勾配だ。

  • 急な階段は2回に分けて上ることになるが、結構な重労働だった。

    急な階段は2回に分けて上ることになるが、結構な重労働だった。

  • 階段を上りきると4辺に2列の柱が並ぶ回廊がある。

    階段を上りきると4辺に2列の柱が並ぶ回廊がある。

  • 倒壊していた中央祠堂も修復工事が終えているということだが、もともとはもっと高い塔だったと思われる。<br /><br />バイヨンと同様にメール山(須弥山)を表している。<br /><br />ちなみにここを上ることはできない。

    倒壊していた中央祠堂も修復工事が終えているということだが、もともとはもっと高い塔だったと思われる。

    バイヨンと同様にメール山(須弥山)を表している。

    ちなみにここを上ることはできない。

  • 東側に周ると歩いてきた空中参道が一望できる、なかなかの眺望である。

    イチオシ

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    東側に周ると歩いてきた空中参道が一望できる、なかなかの眺望である。

  • バイヨンでも見かけたような柱が並ぶ回廊。

    バイヨンでも見かけたような柱が並ぶ回廊。

  • 北側の階段で1段下の回廊に下りてきた。

    北側の階段で1段下の回廊に下りてきた。

  • その回廊は屋根付きで、ここも1周することができる。

    その回廊は屋根付きで、ここも1周することができる。

  • その昔、カンボジア王はシャム(タイ)王子を預ったが、それがカンボジアを乗っ取るための謀略と勘繰り王子を殺してしまった。<br />怒ったシャム王はカンボジアに大軍を進攻させ、カンボジア王妃は報復に自分の子が殺されるのを恐れて、この寺院に隠した。<br /><br />「パプーオン」とは「隠し子」という意味で、そんな伝説がもとになっているという。

    その昔、カンボジア王はシャム(タイ)王子を預ったが、それがカンボジアを乗っ取るための謀略と勘繰り王子を殺してしまった。
    怒ったシャム王はカンボジアに大軍を進攻させ、カンボジア王妃は報復に自分の子が殺されるのを恐れて、この寺院に隠した。

    「パプーオン」とは「隠し子」という意味で、そんな伝説がもとになっているという。

  • パプーオンから北に抜ける小道を行くと、「ピミアナカス」が姿を現す。<br /><br />11世紀初頭、スールヤヴァルマン一世によって創建されたピラミッド形の寺院である。<br /><br />パプーオンより一回り小さく、石材にラテライトを使用していてやや赤みををおびている。

    パプーオンから北に抜ける小道を行くと、「ピミアナカス」が姿を現す。

    11世紀初頭、スールヤヴァルマン一世によって創建されたピラミッド形の寺院である。

    パプーオンより一回り小さく、石材にラテライトを使用していてやや赤みををおびている。

  • 基壇の四隅に象の像が立っているというが、鼻の折れた象はもはや象には見えない。

    基壇の四隅に象の像が立っているというが、鼻の折れた象はもはや象には見えない。

  • 東側に階段が設置してあるが、クローズで上れなかった。<br /><br />「残念」と言うべきところだが、過酷な遺跡観光に体力を消耗していて、内心ほっとする自分がいた。

    東側に階段が設置してあるが、クローズで上れなかった。

    「残念」と言うべきところだが、過酷な遺跡観光に体力を消耗していて、内心ほっとする自分がいた。

  • ピミアナカスから東へ進むと象のテラスに戻ってくる。<br /><br />象のテラスから東方向を見ると、赤茶けた小さな塔が並んでいる。<br /><br />ちょっと行ってみよう。

    ピミアナカスから東へ進むと象のテラスに戻ってくる。

    象のテラスから東方向を見ると、赤茶けた小さな塔が並んでいる。

    ちょっと行ってみよう。

  • それは12世紀末に創建された「プラサット・スゥル・プラット」。<br /><br />12の塔があり、「綱渡りの塔」という意味の名だが、使用目的は諸説あるようだ。

    それは12世紀末に創建された「プラサット・スゥル・プラット」。

    12の塔があり、「綱渡りの塔」という意味の名だが、使用目的は諸説あるようだ。

  • 13:20頃に遺跡見学を終えて帰途についた。<br /><br />帰り道はバイヨンの西側を通った。<br /><br />「地球の歩き方」には西側からのこのアングルで水面に映るバイヨンの写真が掲載されているが、乾期の今は干上がって池はなくなっていた。<br /><br />チケット購入で時間をロスしたが、なんとかアンコール・トムの最低限の観光はできたかな。<br /><br />ひとつ感じたことは、遺跡を見学するには意外に階段の上り下りがあり、蒸し暑さも加わって結構体力を消耗するということだ。<br /><br />自転車はこげば惰性でも進むが、階段は足を止めれば上れない。<br /><br />ベストシーズンでもこれなので、猛暑の季節の遺跡観光はできれば避けるた方がよさそうだ。

    13:20頃に遺跡見学を終えて帰途についた。

    帰り道はバイヨンの西側を通った。

    「地球の歩き方」には西側からのこのアングルで水面に映るバイヨンの写真が掲載されているが、乾期の今は干上がって池はなくなっていた。

    チケット購入で時間をロスしたが、なんとかアンコール・トムの最低限の観光はできたかな。

    ひとつ感じたことは、遺跡を見学するには意外に階段の上り下りがあり、蒸し暑さも加わって結構体力を消耗するということだ。

    自転車はこげば惰性でも進むが、階段は足を止めれば上れない。

    ベストシーズンでもこれなので、猛暑の季節の遺跡観光はできれば避けるた方がよさそうだ。

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