2017/01/03 - 2017/01/03
189位(同エリア8629件中)
キートンさん
そろそろ行っとかないとな・・・ アンコール遺跡群。
一口に「アンコール遺跡」と言ってもアンコール王朝の遺跡はカンボジアだけにとどまらず、タイやラオスまで分布しその数は1000を越えるといわれます。
そのうち見学可能な遺跡は62箇所だとか。
ここまで来たなら少し遠方の遺跡も見てみたいもの。
そこに思わぬ朗報が!
「プレア・ヴィヒアとベン・メリアのツアー」
ツアー料金が通常124ドルが99ドルに。
プレア・ヴィヒア4WD乗り換え代が通常25ドルまで込み。
さらに5名以上の参加者がいれば10ドルキャッシュバック。
クロマーツアーズ10周年記念・大感謝祭だと。
このチャンス、見逃すわけにはいきません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ツアーのお迎えが来るのが7:20の予定。
マントラ・アンコール・ブティツク・ヴィラの朝食は7:00から。
急いで作ってもらったインスタントラーメンと目玉焼きはちょっとぬるめだった。
まあお腹が満たせれば贅沢は言わないが。 -
ツアーのお迎えは20分程度遅れて来た。
ツアー客は12名。
街のはぼ北端に宿泊している私が最後の客なので、多少の遅延はしょうがない。 -
そしてツアーバスは北へ北へ走った。
予定では、ベン・メリア→プレア・ヴィヒアの順で訪問するのだが、この日の天気予報ではプレア・ヴィヒア方面が午後から天気が下り坂になるという。
プレア・ヴィヒア寺院は山頂付近に位置し、そこからの眺望が魅力でもあるので、プレア・ヴィヒア→ベン・メリアの順に変更となった。 -
9:50頃、アンロンベンという街でトイレ休憩。
-
車内は冷房が効いていて快適。
ただ私は風邪っぽく、ひとり咳きこんだりしていた。 -
アンロンベンからは東へと進路をとっていた。
-
11:00頃、ツアーバスはプレア・ヴィヒアの山の麓に着いた。
ここで4WDに乗り換え&トイレ休憩となる。
なお、プレア・ヴィヒア寺院はアンコール遺跡の入場券ではカバーされていないので、入場料10ドルを支払う。 -
これがこれから乗る4WD。
客は荷台の部分に乗る。
その向こうにプレア・ヴィヒア寺院の山が見えている。 -
山頂に寺院の建物は見えないが、岩が露出しているのは確認できる。
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6名6名に分れて2台の4WDに乗車し、山を上って行く。
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山道は上に行くほど急になっていく。
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最後の方はひどい凸凹道となり、つかまっていないと振り落とされそうになる。
-
11:30頃、4WDを降りてここからは徒歩で移動だ。
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比較的なめらかな岩の上を歩いて行く。
上空は澄んだ青空が広がっている。
視界良好だ。 -
ここはタイとの国境付近。
中央の木の左下にわずかに青色が見えるのが国境のゲートだという。
その向こうに見える屋根はすでにタイである。 -
その屋根は展望台らしく、タイの国旗がはためき、たくさんの人影が確認できる。
-
10分も歩かないうちに遺跡らしきものが見えてきた。
-
カンボジア国旗とユネスコ世界遺産の旗が掲揚されている。
プレア・ヴィヒア寺院はカンボジアの2つの世界遺産のうちのひとつである。
(もうひとつは言わずと知れたアンコール遺跡群)
2008年に世界文化遺産に登録された。 -
プレア・ヴィヒア寺院で最初に出会う建築物は「第一塔門」。
今は鉄パイプが目ざわりなのだが、この構図には意味がある。 -
カンボジアの紙幣、2000リエル札(50円程度)の図柄になっているのである。
ついでだが、1000リエル札の図柄はアンコール・トムの南大門である。 -
「第一塔門」から「第二塔門」に続く石畳の参道。
この参道は直線で約300mある。
プレア・ヴィヒア寺院は南北軸が伽藍の基軸となっている。
それはクメール寺院としては稀なことだという。 -
「第二塔門」手前にある穴には柱が立っていた跡だという。
-
イチオシ
「第二塔門」の破風には、ヒンズー教で天地創造を表す乳海攪拌のレリーフとなっている。
屋根は木造瓦葺であったが、残っているのは石造りの部分のみ。 -
「第二塔門」から約150mの石畳の参道を歩き、「第三塔門」への階段を上る。
「プレア・ヴィヒア」は9世紀末、ヤショーヴァルマン一世によって創建された。
それはアンコール・ワットより2世紀以上前のことだ。
11世紀前半にスールヤヴァルマン一世によって大幅に改修された。
スールヤヴァルマン一世といえばアンコール・トムのピミアナカスの創建者でもある。 -
「第三塔門」から「第二塔門」を振り返る。
「第一塔門」から「第五塔門」まで約800mの距離を一直線上に配置されていて、標高差約100m上って行く。プレアヴィヒア寺院 寺院・教会
-
「第三塔門」は横幅が約100mと広い建築物となっている。
-
イチオシ
「第三塔門」は均整のとれた建築物だ。
通路の開口部が中央を貫いて、遠方の青空を額縁のように切り取っている。 -
破風のレリーフは聖牛ナンディンに乗るシヴァ神なのだそうだ。
シヴァ神はヒンズー教の破壊の神だという。
ちなみに「シバの女王」とは関係ないらしい。 -
額縁の中でモデルがポーズしてくれたので、遠慮なく撮らせてもらった。
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「第三塔門」から「第四塔門」までの石畳は短く、プレア・ヴィヒア寺院の核心部が近づいていることを感じさせる。
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「第四塔門」と「第五塔門」は隣接していて、いずれも回廊で囲まれているようだ。
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「第五塔門」にある中央祠堂は寺院の中でも最も神聖な場所である。
内部に入ることはできるが、脱靴脱帽でなければならない。 -
中央祠堂に祀られているのはヴィシュヌ神なのだという。
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屋根の隙間から後光のように太陽光線が差している。
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「第五塔門」の回廊。
そこを抜けると・・・ -
その先の岩場にたたずむ人々、澄んだ青空と白い雲・・・
もうそこに絶景は約束されたようなもの。 -
その前に中央祠堂と第五塔門の回廊を振り返って。
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そこではすでにガイドのG氏による記念撮影サービスが始まっていた。
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柄にもなく撮ってもらったりして・・・
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その左側にもっと良い場所があるもよう。
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イチオシ
なんだこの解放感!
ただ今、我がツアーが特等席を独占中。 -
標高約650m、平野部との標高差約500m。
目の前に広がる大パノラマ。 -
街を見下ろしたり、山や湖の絶景が見れる展望台にはいくつも行った。
こんなになーんもない地平線を見たのはいったい何年ぶりだろうか・・・
ひょっとして北海道の開陽台以来か?
とすると、32年ぶりに見る地平線だ。 -
空と大地がふれあう彼方
過去からの旅人を呼んでる道なのか・・・ -
麓をよく見るとツアーバスから4WDに乗り換えた地点が確認できる。
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プレア・ヴィヒアから東西方向に連なるダンレク山地はタイとカンボジアの国境となっている。
この写真では、右がカンボジア左がタイ。 -
雲は地上に影を落とす。
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12:40頃。
そろそろ引き返す時間。 -
復路は参道を通らずに西側の小道を帰る。
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帰り路の途中で靴ひもが解けたので結び直した時、大切なものを置き忘れたようだ。
たかが扇子なのだが、個人的には遺跡観光の必需品なのである。
宿の近くで売っていれば良いのだが・・・ -
13:00前、再び4WDに乗って下山する。
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天候に恵まれ、遠方まで見ることができて良かった。
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14:00前、「スラアェム」という街のレストランに着いた。
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レストランなのになぜか弁当。
日本人が作った日本風クメール料理だそうだ。
それに飲物1品が付く。 -
おっとこれは昨日オールドマーケットで見た謎のフルーツ。
その正体はドラゴンフルーツだった。
派手な見た目とその名から衝撃的な味かと思いきや、衝撃的なほどの無味だった。
でも健康食品として注目されているんだって。 -
さて腹もふくれたし、この後は日本人に人気の「ベン・メリア」へ向かう。
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