2016/12/30 - 2016/12/31
68位(同エリア1011件中)
キートンさん
そろそろ行っとかないとな・・・ アンコール遺跡群。
でも暑いの苦手だし、ベストシーズンの冬は書き入れ時なので遊んでる場合じゃない。
年末年始は料金急上昇だし・・・
いや待てよ、年末年始は本当にそんなに高いのか?
というわけで探してみると、見つけましたよ納得価格のフライトスケジュール。
往路:12/30関空→上海、1/1上海→シェムリアップ
復路:1/4シェムリアップ→1/5上海→関空
往復航空券:26,000
燃油代・諸税等:12,720
手配料:5,400
合計:44,120
さすが安さ(だけ?)が魅力の中国東方航空、これだとシェムリアップで3日間に中国2日間も付いてくる。
上海で2泊なら少し足をのばせば「東洋のヴェネチア」とか言われる蘇州も観光できちゃう。
いっそのこと蘇州で年越ししちゃいましょうか。
そんなわけで、今回の旅の始まりは蘇州からとなりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 自転車
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
自身初となる年末年始の海外旅行の旅程は次の通り。
12/30:関空16:55→18:50上海(浦東空港)
12/31:上海→蘇州
1/1:蘇州→上海(浦東空港)18:40→22:00シェムリアップ
1/2:シェムリアップ
1/3:シェムリアップ
1/4:シェムリアップ22:55→
1/5:→4:00上海(浦東空港)10:05→13:10関空
残念ながら搭乗するのはJALではなく、中国東方航空の便。
中国の航空会社を利用するのは4回目かな。
2015年に中国国際航空を利用した時は復路がフライトキャンセルとなり、帰国が丸1日遅れたことがあったが、今回は予定通りにいってくれるのか・・・ -
今回の旅の期間は1週間と長くないので、機内持込み手荷物のみで済むようにこのバックパックに収まるようにした。
主にアウトドアショップでバックパック探しをしたのだが、結局イオンのこの35Lのものが使い勝手が良さそうで購入した。
2気室でレインカバー付き、ポケットが大きく便利なのに、街歩きでも違和感は少ないのだ。 -
上海浦東国際空港にはほぼ定刻通りに到着。
イミグレーションが混んでいたのと、マグレブ(リニアモーターカー)を利用せずに地下鉄2号線のみで南京東路まで移動したので、ホテルに到着したのは21:30を過ぎていた。
それは良しとして、困ったのは南京東路をホテルに向かって歩いていると、「マッサージしてって」と客引きがしつこいこと。
2015年にもこの手の客引きには遭遇していたが、一段とパワーアップしている。
逃げ込むようにホテルにチェックイン。
そしてこれが部屋の窓から見下ろした南京東路。 -
ホテルはチュンシェンジャン・ホテル(春申江賓館)。
1泊260元。(約4000円)
それとは別にデポジットとして100元。(チェックアウト時に返ってくる) -
ポット、テレビ、エアコン付きでコンセントも充分。
-
清潔感のあるシャワートイレだが、仕切りがないうえ狭いのがやや使いにくい。
結局この日はシャワーしなかったんだけどね。 -
遅くなったが今日の夕食はネットの「上海ナビ」で見つけた、「蘭州拉麺 天津路店」にて。
南京東路のひとつ北側の通りに面しているのだが、南京東路のにぎやかさとはうって変わってひっそりしている。
この店深夜2:00までやっているので、遅くに食事したい時に便利だ。
上海ナビに掲載のURL
http://www.shanghainavi.com/food/143/ -
注文したのは「牛肉泡獏」(ニウロウパオモォ)。
上海ナビの情報は古いようで、18元となっていた。
右の皿には軽く揚げたようなもちっとした小麦の皮らしきものが盛ってある。
つまりこれを適当にちぎってスープにひたして食べるようだ。 -
こんな食べ方で良いのかな?
申し訳程度に麺も入っているが、麺の味はイマイチ。
でも、このもっちりの皮はなかなかいける。
具もたっぷりでボリューム十分。
夕方に機内食を食べていたので、食べ過ぎなくらいだ。
ちなみに中国東方航空の機内食もなかなか美味しかった。 -
夜が明けて今日は12月31日の大晦日。
7:20頃ホテルを出発して蘇州を目指す。 -
まずは人民広場駅から地下鉄2号線で上海虹橋駅へと向かう。
天気は上々のようだ。 -
人民広場駅から35分程度で上海虹橋に到着。
ここから蘇州までは高速鉄道で移動する。
高速鉄道の予約は「Ctrip」というサイトで取ってある。
予約票をとパスポートを提示して切符を入手する必要があるが、この右側の窓口で切符を入手できた。
左側には自動券売機があるが、基本的に外国人は券売機で購入することはできないらしい。 -
上海虹橋9:37発の蘇州行き(往路)と蘇州9:13発の上海行き(明日の復路)の切符。
料金は片道で、59.50元(1等席)+手配料20.0元(Ctrip)=79.50元(約1400円)だった。
今日上海虹橋発にした理由は、万一切符入手できなかった場合、ここからなら蘇州行きバスも出ているから。 -
高速鉄道の待合室までは少し距離があり、待合室は広大だった。
ここに入るのに手荷物検査でかなり待たされることがあるという情報があったが、手荷物検査機が増設されたのか、あまり待たずに入ることができた。
1階の両側に改札口があり、2階は中央が吹き抜け、周りに飲食店が軒を連ねている。
物価の安い上海だがここの飲食店は外の2倍くらいする。
朝食はパンと飲み物で済ませた。 -
大晦日の朝、待合室は凄い人の波。
こういう光景はいかにも中国っぽい。 -
改札は発車10分前くらいにならないと通れなかった。
このシステムはちょっとあせることもありそうだが、乗り間違いを防げるメリットはあるようだ。
ホームに下りてしばらくすると上海虹橋9:37発の新幹線が入ってきた。
フォルムはドイツのICEに似ている。 -
1等席だったが、左窓側2列目で、ビジネスクラス並に広い座席だった。
30分前後の短い乗車時間だったが、リッチな気分だった。 -
10:10に蘇州駅到着。
蘇州駅も相当でかい。
今日のホテルと主な観光地は駅の南側にある。
こちらが南側の駅前広場。 -
駅の南側の外城河に沿って東に歩くと、平門橋という橋にあたる。
平門橋は広い車線と両側歩道の橋で、歩道部には木造の屋根が付いている。 -
橋の上から歩いて来た方向を振り返ると、外城河の右側に蘇州駅、左側に城壁の水門が見える。
-
平門橋を渡って人民路という通りを南に歩くと、高さ76m、八角9層の「北寺塔」に至る。
今日の宿泊するホテルはもうすぐ。 -
11:00前に今日の宿、ビーステイホテル・エクスプレス・スージョウ(百時快捷酒店)に到着。
-
シングル1泊159元。
蘇州駅や拙政園へは徒歩圏内の好立地で価格もリーズナブル。 -
シャワートイレがガラス越しでまる見えなのは違和感があるが、シングルなので気にはならない。
机には照明がほしいところ。 -
細かいところ掃除が完ぺきではないが、個人的には何ら問題ない程度だ。
-
ホテルでレンタサイクルを借りて11:30過ぎにホテルを出発。
デポジットとして100元必要だが、返却時に戻ってくる。
(ちゃんと返却すればレンタル無料)
見た目はボロそうだが、意外に走りは軽い。 -
蘇州博物館より東側は歩行者天国になっているので、自転車を置いて観光開始。
上海や蘇州の冬は意外と寒いとの情報があったが、今日は晴れて暖かく絶好の観光日和となった。 -
歩行者天国の通りを1軒挟んだ南側には水路が並行して通っている。
「東洋のヴェネチア」とはいえ、ヴェネチアの水路の密度には程遠いが、それなりに風情がある水路である。 -
最初に入場したのは「拙政園」。
入場料は70元と、他の庭園に比べるとかなり高額だ。
世界文化遺産「蘇州古典園林」に登録される9つの庭園の中でも代表格の庭園である。 -
拙政園は面積が約5.2haあり、他の庭園と比べて群を抜く規模である。
料金も高いわけだ。
入場は南東(右下)の「蘭雪堂」からとなるようだ。 -
入場するとまず東園に出る。
ここは東端の「芙蓉榭」横から西方向の池。
拙政園は東園、中園、西園と大きく3つに分けられ、面積は東園が全体の約半分を占め、広々としている。
「蘇州古典園林」に登録された庭園は公共事業ではなく、地元の名士により個人の趣味で建設されたものだというから、このスケールは凄いとしか言いようがない。 -
「放眼亭」がある小山は樹木が多く見晴らしはあまり良くない。
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中園に移動して、「玲瓏館」。
拙政園は、官界に失望した御史王献臣が故郷に戻り、明代正徳4年(1509)に唐時代文学者陸亀蒙の邸宅、元時代大弘寺だった旧址に庭園を建造したのだという。 -
遠香堂付近から見た中園の池と「梧竹幽居」。
梧竹幽居よりやや右側の回廊から西方向(写真とは逆方向)を見ると、北寺塔を借景として知られる風景が見られるのだという。
それは後になってわかったことで、この時惜しくも見逃してしまった。
天気が良かっただけに非常に悔やまれる。 -
遠香堂付近から見た「雪香雲尉亭」。
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イチオシ
「荷風四面亭」とそこに渡る石橋。
晴れたおかげで水面が鏡となって風景を映す光景が美しい。 -
拙政園観光の中心的な位置にある「遠香堂」。
めちゃくちゃ混んでいるかもと気にしていたが、観光に支障が出るほどではなくて良かった。 -
「松風水閣」に置かれた太湖石
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「小飛虹」という屋根付きの美しい橋。
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イチオシ
「小飛虹」から見た「荷風四面亭」。
拙政園は中園に見どころが多いということなので、大周りして1周するより中園を重点的に見学するのが良いようだ。
後から振り返ると、ちょっと周り方を誤ってしまった。 -
冬なので花はほとんど見られなかったが、西園に入ったところの木は唯一花を咲かせていた。
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西園の中心的な建物となる「鴛鴦館」。
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イチオシ
「鴛鴦館」は青紫のガラスと差し込む自然光が印象的。
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「鴛鴦館」近くにある太湖石のトンネル。
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西園の池にはたくさんの蓮。
冬はほとんど枯れているが、青々とした頃や花が咲く頃など四季の変化がありそうだ。 -
西園の高台に建つ「浮翠閣」。
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「与誰同座軒」の屋根越に見えるいらかの波。
統一感のあるいらかが重なる風景は個人的に好きだ。 -
「与誰同座軒」から見る「倒影楼」(左)と波状回廊。
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西園から中園に入る北側の円洞門。
拙政園の見学時間は1時間を予定していたが、そろそろ1時間になる。
ペース上げなくちゃ。 -
荷風四面亭へと続くジグザグの石橋。
荷風四面亭は中園の美しい風景の中でも中心的な存在だと思う。 -
東庭にあった飛び石。
日本の庭園には珍しくないが、この庭園には他に見当たらなかった気がしたので、新鮮に映った。 -
「天泉亭」。
13:20頃、拙政園の見学を終えた。
見学時間は1時間15分くらいだったか。
入場するのに待ち時間はなかったし、園路が渋滞するほどの混み具合でもない割には時間がかかった。
言いかえれば、それだけ見どころ豊富だったということになる。
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この旅行記へのコメント (2)
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- るなさん 2017/01/20 11:49:19
- 遅ればせながら...
- キートンさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
中国を個人旅ってなかなかハードル高いと懸念している私です。だって全然英語が通じないんですもの(*_*)
この蘇州には珍しくまるごとツアーに乗っかって行きました(笑)ヴェネツィアとはだいぶ違うけど、風情ある水辺の街ですよね。水辺があるとすぐ〇〇のヴェネツィアって喩えられるのはどうかと....
ツアーはコンパクトに色々回ってくれるのでいいですが、何せ時間がないので、ちゃっちゃと回り過ぎてどこがどうだったのかあまりインパクトがないのです。
でも、拙政園を始め中国庭園は素晴らしかったと記憶しています。まぁ上海の豫園でも充分なんですけどね。(唯一個人で行った中国は上海です)
「鴛鴦館」のステンドグラスは素晴らしい〜こんなの全く記憶にないですよ(爆)
上海博物館もほぼスルー状態でしたわ。
霧のかかった蘇州の風景も幻想的でいいですが、何より、大晦日の夜の風景は最高に美しいですねぇ☆
寄り道とは言え、内容の濃い大陸観光でしたね♪
シェムリアップ編はまた伺います。
今年もよろしくお願いします!
るな
- キートンさん からの返信 2017/01/20 19:19:18
- RE: 遅ればせながら...
- ご無沙汰してます、るなさん。
書き込みありがとうございます。
中国は確かにあまり英語は通じないですよね。
ある程度の規模のホテルなら最低限の英語はなんとか通じるようです。
上海の繁華街では、あまりかかわりたくない客引きが日本語上手です。
ヴェネツィアはやはり唯一無二で別格な気がしますね。
○○のヴェネツィアという言い方にはどうも違和感があります。
ツアーはガイドに付いていくことになるので自分が通ったルートは頭に残らないですよね。
「鴛鴦館」は拙政園の中でもちょっと異色だったので印象に残ってます。
わりと端の方にあったのでツアーでは通らなかったのかもしれないですよ。
山塘街の夜景はきれいでしたね。
いつもは混雑を避けて観光しますが、大晦日の山塘街はにぎやかさがちょうどよい感じでした。
> シェムリアップ編はまた伺います。
お待ちしております。
> 今年もよろしくお願いします!
こちらこそ、よろしくお願いします。
キートン
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