2017/01/01 - 2017/01/01
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picotabiさん
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相方が洞窟宮殿に行ってみたいと言い出したことで実現させたタイ旅行。
旅の前半は、自然の宝庫と歴史の街カンチャナブリを観光します。
ちなみに今回のカンチャナブリの情報は、タイ国政府観光庁のサイトが大変役に立ちました。ガイドブックもDLできます。自分で買ったガイドブックよりもこっちの方が正しい情報で書かれてて、計画しやすかったです。
バンコクウォーカーは2011で止まってますが、田舎や地方ならこれで充分じゃないかな?
http://www.thailandtravel.or.jp/about/guidebook.html
◆スケジュール
12/30-31 成田発バンコク着
12/31 カンチャナブリに移動
○1/1 カンチャナブリ
1/2 カンチャナブリ
1/3 カンチャナブリ
1/4 フアヒン
1/5 フアヒン
1/6 バンコク発
1/7 成田着
1TB≒3.2円
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2017年1月1日の朝。7時半。
あけましておめでとうございます。
みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。
ちなみにタイの時間は日本より2時間遅れてます。
写真は前日に入ったホテルの全貌。
目覚めて目にしたのは隣のゴミ屋敷ですが…(´Д⊂ヽ -
前日夜に食事をしたホテル併設のレストラン。
朝食会場もここです。行ってみましょう。 -
ホテルのエントランス。前日のチェックイン時にはこんな雰囲気とは気がつきませんでした。
調度品の色がビビットでかわいらしい。 -
こちらはレストラン内。
ゲストの部屋は割とシックで落ち着いた設えなのですが
ここやフロントの雰囲気は、ポップとアジアンの融合といった感じ。 -
さて前日夜の食事が美味しかっただけに
朝食も期待してきましたが…
空港の食事もそうでしたが、味が濃いめです。そしてどれもが甘い。 -
私が食べられそうなのは、味付けがいらない果物や野菜ぐらいでした。
ただタイの方達は、果物にも唐辛子の入った砂糖をかけて食べるんですよね。
前日に乗ったミニバンでの道中、途中でよったガソリンスタンドで、果物売りの女の子が正体不明のトッピングされた果物を食べてみてと言うので試食してみたら、とんでもなく辛くてビックリしました。 -
そんな中これがタイらしい朝食か。豆乳と揚げパンのセット。
豆乳は日本で飲むのとは違って濃い感じ。私がいつも飲んでるのが調整されてるものだからというのもあるのでしょうが。
飲みにくさはなく体が綺麗になる感じがしました。 -
相方は結構しっかり食べてましたが、私は手前の皿と豆乳でフィニッシュ。
で、食後のコーヒーはインスタント。
明日の朝食も同じものが並ぶのだろうな。 -
ごちそうさまです。。もうここの朝食はいいです。。というか明日は早朝出発なので食べませんけど。
さてこの日は第二次世界大戦中に日本軍が作ったという鉄道がかかる橋 クウェー川の鉄橋を中心にいろいろみて回ります。 -
ホテルでは自転車が借りられます。一人一日200TB。バンコクから乗って来たミニバンより高いんですけど!!
この自転車、ホテルのイメージにあわせておシャレでかわいいのはいいのですが
サドルを一番下に下げてもチビで短足の私には足が下に届きません。
しかも前のめりになるのでめちゃくちゃ怖かったです。頑張って利用しましたが…オンボロでいいのでママチャリがよかった。 -
カンチャナブリの市街地は、日本軍が作った鉄道を中心とした観光地になってます。その鉄道は現役で列車が今なお走っているため、ホテル前の生け垣もこんな感じにかわいいオブジェが。
-
さぁ~足が地面にとどかない自転車でしゅっぱーーつ!!
しかしほんと怖い。転びそう。。 -
ビビリながら自転車で行くと観光客で賑わってるところにきました。
この先に鉄橋があるので土産物屋が並んでいます。
このあたりで自転車を適当に止めます。 -
まずはここ。アートギャラリー&戦争博物館。
個人経営の博物館です。一人40TB。
英語表記を見ると「WORLD WAR 2 & JEATH WAR MUSEUM」となってますが
ここからもう少し下流にある「JEATH WAR MUSEUM」という博物館とは違います。わざと観光客が間違えるようにしてんのかな?
口コミを読んで展示にはあまり期待してませんが、
屋上からクウェー川鉄橋全体を見渡せると知りやってきました。第二次世界大戦博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入り口にドーンと日本軍の軍用列車が!!
こちらは泰(タイ)と緬甸(ビルマ)を結ぶ泰緬鉄道を走っていた機関車。
役割を終えた他の機関車は2機が帰国を果たしていて、
一機は靖国神社で静かに展示され、もう一機は修復後に大井川鉄道で今も走ってるそう。 -
おお…頑張って日本語で書いてくれてます。
中の展示も一部日本語で書かれたものがありました。
泰緬鉄道の全長は415km。
5年かかると言われいた線路を捕虜や現地の方を募って1年もせずに作り上げ、その労働は相当過酷だったそうで、ここカンチャナブリにはその過酷さを紹介するための博物館や亡くなった軍人の墓、慰霊塔などがあります。 -
建物の外観がいきなりこれです。作ったのは中華系の人なのかな?
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順路通りに見て行きます。
この剣、持ち主の名前を書いてるっぽいです。
名前からしてタイ人のようですが… -
こちらは形からしてビルマ風?
なんだか当時の泰緬鉄道の遺品のようにも感じられますが
これらはそれとは関係ないっぽい。 -
というのは通路の壁には、タイの歴史のようなものが描かれてるんです。
タイ語で表記されてるため詳細は不明ですが。 -
こんな調度品や
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王族の方たち?
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昔の王様?
言葉もわからないので、詳しくは見ず次に行きます。 -
屋上到着。おおおおおーーーー すごい!
これ結構な高さです。建物はなんかくたびれてるし、ちょっと足下が怖い。
震える。 -
クウェー川。まっすぐに見えますが
地図でみると随分クネクネしてます。
恐らく氾濫も結構あるんじゃないでしょうか。 -
向こうに見えるのが日本軍が作った鉄橋。連合軍に爆破されてから戦後、賠償として日本の企業に修覆されてます。
向こう側に白い観音像が見えますが、カンチャナブリはこの橋を世界遺産に登録させたいため景観論争になってるそう。橋を渡る沢山の観光客が見えます。世界遺産になったら、さらに人が押し寄せるのは必至。 -
川の向こう側に中国軍の慰霊碑が見えます。
ちなみにこの博物館の隣にも、日本軍の慰霊碑があります。
建てたのは捕虜の尋問の際に通訳をしていた永瀬隆さん。2011年にお亡くなりになっています。
日本に帰国の際にタイの方が米とザラメを持たせてくれたことから
泰緬鉄道建設に駆り出されて死んでいった連合軍とアジア圏兵士への慰霊活動を始めたそう。 -
屋上の一角の壁に、このあたりで拾ったと思われるものが掛けられてました。
落とし物をアート風に並べたって感じ。 -
そこに雀が。近づいても逃げません。
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平和だなぁ。。
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下を見るとセスナと軍用ヘリコプタが。
あそこからも川が眺められるっぽい。
降りてみます。 -
次の展示からは第二次世界大戦がテーマなようで、
戦争に関わった有名人が像となって並んでいました。
奥にヒトラー、手前は日本の陸軍大将。
壁に英語で説明が書かれています。 -
たぶんマレーの虎と呼ばれた山下奉文。
事実無根の嫌疑で軍事裁判にかけられ処刑させられてます。
写真で見る本人の顔にはまったく似てません。
というかここに並べられてる像はすべて同じ顔のようです。
全員の顔に似せるのは大変だものね。。 -
中に入ると見るからに重たい雰囲気。
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連合軍兵士のピストル。
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日本軍の尋問票。
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日本軍の冬のコート。
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日本軍のヘルメット。
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日本刀。かなり生々しい。
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連合軍と日本軍の兵士達が持っていた小銃。
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壁に掛けられた写真は、日本語でも表記してくれてました。
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捕虜によって建設された当時の線路。
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当時の鉄橋。橋はここの下流にも木製のもが作られていたそうで、
連合軍に爆破されても日本軍はすぐに修覆していたそう。
連合軍は日本軍のビルマへの物資運搬を途絶えさせることを
結局はできなかったそうです。 -
断崖絶壁に作られた線路。
突貫工事のために死者続出。
線路建設には迅速さを求められたため仕事は常に過酷、
その上に食料不足からくる栄養失調とコレラやマラリアにかかった人もおおく死者は莫大な数になったそう。 -
日本軍が捉えた捕虜の方達。
建設作業中の写真ではほとんどがふんどし姿でした… -
このガラスに書かれている英文と遺骨の写真。106の遺体などないし、なんのことなのか意味がわかりませんでした。
調べると、以前このガラスはケースの表面にされていたもので、
そのケースには1990年初頭に発掘された遺骨が並べられていました。
「慰霊」の文字に手を合わせずにはいられません。 -
天井画に戦争の終わりと題して広島のことも書かれていました。
日本は世界で唯一の被爆国なので、これまでは被害国意識があったのですが、ここにある展示を見て、あまり理解がふかめられなかった軍事裁判のことや、靖国に総理大臣が参拝することに諸外国が敏感になる理由がよくわかりました。 -
複雑な世界的背景や思惑、様々な見方見解、明かされない真実もあり、当事者でもない私が簡単に語ることはできません。
ただ、ここでは、戦争なのだからとはいえ、
日本軍が捕虜に酷い扱いをし多くの死者を出した
という史実をこれらの展示から捉えるのは衝撃でした。 -
さらに進んで行くと、歴代のミスタイの方の肖像画。
展示がほんと とりとめなさすぎ。 -
こちらもなぜか宝石。
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これアメジストの原石。
本物なんだろうか。 -
外に出ました。
さきほど上からみたこの場所から -
上を見ると、すご・・・!
鉄橋を眺めたのは写真の屋根の上です。その裏側の天井にも何か書かれてます。
絵からしてカンチャナブリの歴史に見える。
庇のようになってるところがあるけどどうやって描いたのだろ!? -
こりゃまたすごい・・
-
タイの仏教は日本のとは違うと聞いていたのですが
この仏像は日本でも見られる誕生仏ではありませんか。
こう言ったら失礼ですが、正直な感想
顔がすごくふてぶてしい。 -
中にいた観音様。
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天上天下唯我独尊。
人は誰にも変わることのできない人間として生まれており、その命は尊い。
口コミを見てあまり期待してなかった博物館でしたが
産まれてはじめて外国から日本を知ることができたのはとてもいい経験になりました。
合掌。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 琉球熱さん 2017/01/15 22:36:52
- 本質
- こんにちは
目まぐるしい博物餡でしたね〜
日本軍の蛮行は巧妙に糊塗されて、我々国民に真実が語られていない部分が多いです。
それどころか、お涙頂戴の話に仕立て上げ美談にされちゃったり・・・
一兵士、一市民にスポットを当て、その人物の短い人生をストーリーにするというのが常套手段。それは嘘ではないけれど、それだけに目を奪われると、もっと大事なものを見失う。
戦争を決め、遂行する者はぬくぬくと生き延び、悲惨な目に遭うのは末端の市民と一兵士。これが戦争の本質ですね。
やっぱり戦争はいけません。
- picotabiさん からの返信 2017/01/16 22:40:32
- RE: 本質
- 琉球熱さん コメントありがとうござます(・∀・)
> 目まぐるしい博物餡でしたね〜
そうなんです。この後また記事にしますが
英語圏目線の博物館に行って、ひしひしと日本軍のしたことに
申し訳ない気持ちになってきました。
まぁいろんな背景があるので簡単には語れませんが
ここに来なければ気がつかされないことは多くあったので
来てよかったです。
日本を客観的に見られるようになったのはいい機会でした。
-
- nichiさん 2017/01/15 09:40:24
- 静岡の大井川の機関車は、泰緬鉄道を走っていた機関車???
- picotabiさん こんにちは。
カンチャナブリにいらっしゃいましたね。。。
こんな雰囲気の街なんですね。
ジャングルの中の人里離れた場所だと思っていました。
ここは「戦場にかける橋」という映画で有名になった場所。
子供のころ観た映画なので、記憶は曖昧ですが、
映画と真実の違いが話題になっていたことがあったと思います。
小学校のころよく耳にしていた行進曲で有名なクワイ河マーチは、この映画のテーマ音楽だったと思います。
アートギャラリー&戦争博物館、
エキセントリックですねー
アジアの個人経営の博物館ならではの独特な感性ですね。
でも、泰緬鉄道を走っていた機関車があるのはビックリ。
静岡の大井川の機関車は、泰緬鉄道を走っていた機関車だったとは驚きでした。
- picotabiさん からの返信 2017/01/16 22:31:35
- RE: 静岡の大井川の機関車は、泰緬鉄道を走っていた機関車???
- nichiさん コメントありがとうございます(・∀・)
> ジャングルの中の人里離れた場所だと思っていました。
ぶふふ…それは映画のイメージなんでしょうか?
カンチャナブリでも駅もバスターミナルもあるこの街は
結構な都会でしたよ。ただ田舎の方にもいきましたが、ジャングルみたいなところもありました。
私は戦場にかける橋は見たことはないですが、
その行進曲はやっぱり耳にしてます。
「サル ゴリラ ちんぱんじ〜!!!」と唱ってました。
機関車が大井川鉄道で走ってるって私も衝撃的でした。
機会があったら行ってみたいです。
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