2016/11/11 - 2016/11/13
5034位(同エリア6667件中)
三峯霧美さん
錦秋の永観堂から歩いてわずか6分ほどで南禅寺の境内に到着。
永観堂も人がたくさんいましたが、南禅寺はまるでテーマパーク並に人がいます。
境内は無料で散策でき、水路閣の周囲は写真撮影する方がたくさんいました。
予定では早朝から歩き続けた足を休ませるために、3時ごろにウエスティン都ホテルでまったりとアフタヌーンティーなどと洒落こもうと思ってたのですが、永観堂の茶店で3人分の蕨餅とお茶でお腹がいっぱいになって、時間もなく、ホテルの前を素通りしました。
お寺で座り込んでお庭を見ていたりするので、時間がかかってしまいます。
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13:45 永観堂から歩いて数分で南禅寺の境内に入ります。とても広く、お参りに来てる方も多いく、どこかのテーマパークか?っていうくらい。
三門は拝観料を払うと上に登れます。見える方向は永観堂の多宝塔と同じ景色なので、法堂に向かいます。南禅寺 寺・神社・教会
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瑞龍斬 太平興国南禅禅寺 臨済宗南禅寺派大本山
法堂 1606年に完成した法堂は明治28年(1895年)にこたつの火の不始末で焼失し、1909年に再建されました。
公式の行事や法要はここでおこなわれ、中を覗き込むと、須弥壇にはお釈迦様、天井に大きな龍が描かれていました。 -
国宝の方丈へ。方丈を拝観する方は少ないのは、枯山水の庭でもみじが少ないからでしょうか。拝観料500円。
南禅寺は後嵯峨天皇が造営した離宮を 亀山上皇が出家し寺に改めました。
日本の禅寺の中で最も格式が高いお寺です。 -
お庭は江戸時代初期の枯山水、虎の子渡しの庭。
大方丈と小方丈があり、大方丈は天正年間(1573年~)に御所の建物が下賜され再建されたものだそうです。
襖絵は狩野派の絵師によるもで、デジタル撮影し江戸時代の色合いで復元したものですが、それでもすごい。 -
小方丈は虎の間と呼ばれ、探幽作の群虎図が40面。金色の背景に青々とした竹の間を悠然と歩く虎の姿が描かれています。
ここは六道庭。六つの世界を生まれ変わり続ける仏教の世界観を表すそうです。 -
小方丈の庭園 如心庭。朝からずっと歩いてて、休憩はお庭を鑑賞しながらという贅沢。
心という字の形に石が配置されてるそうですが・・さて・・。 -
受付で御朱印帳を購入。群虎図のデザインは京都で手に入れたい御朱印帳の一つです。
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御朱印帳の他に、書置きの御朱印を頂きました。
自分の持っている御朱印帳は小さいので、書置きの御朱印だと四方を切らないと収まらず、ギリギリでした。 -
14:19 水路閣 境内に溢れる人のお目当てはたぶんこれ。たくさんの人が写真を撮影していました。
たしかにテレビドラマでよく出てくる風景です。 -
明治に建設された琵琶湖疎水、この先でトンネルになり、再び地上に現れた流れは、哲学の道に沿って進みます。
建設当時は景観を壊すと反対意見もあったそうですが、百年が経過して、レンガのアーチと意匠が人を引き付ける建築物となりました。 -
サクッと、こんな感じで撮影してみる。人が少なめの時を狙って。
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山側の木はまだまだ青葉。水路閣に沿った坂を上がっていきます。
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南禅寺 塔頭 駒ケ瀧最勝院
創建は不明、鎌倉時代、天台密教の駒道智大僧正が晩年この地に移り住んだと言われています。駒道智は法力で白馬に乗り生身を天空に隠したといわれていました。 -
亀山上皇が禅林寺殿(南禅寺の前身)を営んだ際、駒道智は死霊となって現れ、阿闍梨や巫女による呪術でも退散させることができませんでした。
東福寺の普門が呼ばれ、普門が90日間20人の禅侶と座禅を行っただけで、悪霊は現れなくなったそうです。
亀山上皇は南禅寺開山を普門に講じました。 -
以前は南禅寺の寺務所の位置にあったそうですが、1915年に駒道智大僧正の故地であるこの地に移転しました。この地は臨済宗の禅僧・夢窓国師の塔所でした。
縁結びの松は樹齢300年の百日紅に樹齢100年の松が生えています。 -
御朱印を頂きました。書き手は若い男性で、膝に大人しいミニチュアダックスがちょこんと座って、御朱印を書くのをじっと見つめていました。
犬の方が悟っているような気がしてしまった・・・。 -
14:30 水路閣のアーチをくぐると南禅院
南禅寺建立前は後嵯峨天皇が造営した離宮がありました。そこにあった持仏堂を南禅院といい、南禅寺発祥の地。拝観料300円 -
鎌倉時代末期の池泉回遊式庭園で京都の三名勝史跡庭園のひとつです。
奥の庭園の池は竜の形に作られているそうです。 -
方丈は徳川綱吉の母、桂昌院の寄進で再建されました。水墨画が素晴らしかったです。
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ここはまだほとんどに木が色づいていません。
拝観者も、一回りして、そそくさと帰ってしまいます。
この旅で、回遊式の池がある庭をいくつか見ていますが、広すぎず、狭すぎず、奥の山の木々を取り込んだ庭園は風景画のようで、眺めていると心が落ち着きます。 -
下池には心字島があるということですが・・・。
庭園の奥に、亀山法皇の遺言で分骨した御廟がありました。法皇はそれほどにここを愛でていたのでしょう。 -
南禅寺塔頭 天授庵
南禅寺開山の無関普門の塔所として建立されました。 -
方丈前の東庭は枯山水、紅葉が見事に色づいています。
皆さん座ってゆっくりお庭を鑑賞しています。
右奥のもみじはほとんど青葉。翌週からライトアップが始まるので、設備の設営中でした。 -
数年前のJRのキャンペーンのポスターにもなったお庭、幾何学模様の苔と畳石が直線的なイメージ。
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書院のガラスに写り込んだ紅葉も綺麗でした。
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書院南庭は池泉回遊式の庭園。先ほどの南禅院の庭園とは趣が違い作り込んでいない自然な雰囲気。ちょうど鮮やかな色の和服の女性がいたので、ポイントにしてみる。
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自然な雰囲気ではありますが、蓮の広がり具合など、バランスよく調整されているのでしょう。
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写真になると、青い空は池に映り込んだ方が鮮やかです。紅葉がピークになると、すべてが暖色系になってしまいますが、この時期はまだ青葉が残っているので、赤いもみじが引き立ちます。
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このアングルも定番となってます。先ほどの書院を反対側から撮影。
外の紅葉が襖絵のようです。 -
15:10 三門を正面から撮影し、南禅寺を後にして蹴上駅方面へ歩きます。
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15:15 ねじりまんぽ
まんぽって 滋賀の方言で小さなトンネルのことだそうです。
琵琶湖疎水インクラインの下を通るトンネルで、内側がねじったようにレンガが積まれています。琵琶湖疏水ねじりまんぼ 公園・植物園
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グルグルしてる感じ。結構な人が歩いていて、坂の上から人が歩いてくるのは、インクラインを見に行ってきた人たちのようです。
予定では、疲れた足を休ませるために近くにあるウエスティン都ホテルのアフタヌーンティーでリッチな休憩をしようと思ってましたが、永観堂の茶店の蕨餅でお腹がいっぱいなので、見送り。
ホテルの前を素通りしました。次回に持ち越しだ。 -
15:28 粟田神社
三条通りに面した参道は、入り口の両側に大きな木があって薄暗い感じです。 -
二の鳥居が面している通りは東海道と東山道 ここは粟田口という京の七口のひとつです。
住所は粟田口鍛冶町、この辺りは古くから刀の名工を輩出した場所。
粟田口吉光の短刀は国宝です。粟田神社 寺・神社・教会
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参道を降りてきた賑やかな外国人のグループとすれ違いました。参拝者がたくさんいるのかと思ったら、境内の参拝者は数名でした。
ここももみじがとても綺麗。 -
京都の神社らしい、舞殿の奥に本殿があるレイアウト。
創建は876年 藤原興世が勅使として感神院祇園社(八坂神社)で祈願をしたところ、枕元に老翁が現れ自分を祀れば必ず国家はと民は安全になると告げます。
興世が如何なる神かと問うと、老翁は大己貴神と名乗り牛頭天王の縁ある地に我を祀れと言い消えてしまいます。
勅令によりその地に社を建ててお祀りしたのが始まりということです。 -
なので、旧社名は感神院新宮、粟田天王宮と言われていましたが、明治に粟田神社と改称。
祭神は 素戔嗚尊 大己貴命
場所柄、旅立ちの際にお参りするので旅立ち守護の神様とされてきました。 -
由緒の一説には、粟田氏がこの地を納めていたときに氏神として創建したともいわれています。
色づく前の青葉のもみじに日が当たり輝いていました。 -
山の中腹に神社があるので、平安神宮の鳥居がよく見えました。
今回の旅では平安神宮には行かない予定を組んでいるのでチラ見だけ。 -
境内は摂社や末社がたくさんあり、末社の大神宮は、青蓮院の坊官の鳥居小路家に祀られていました。
鳥居小路家の祖先は高階師尚と言い、師尚の母が伊勢の斎宮だった時に在原業平と密通してできた子供でした。
それがお伊勢さん(天照大神)の怒りにふれ、その子孫が伊勢に参拝しようとしても道中で病気になったり災難に遭ったりして参詣することができませんでした。
そのため大神宮を宅地内に祀ってお参りしたということです・・・なんかすごいです。 -
御朱印を頂きました。 摂社の鍛冶神社の御朱印もありますが、ということで二つ頂きました。
鍛冶神社は下の鳥居の駐車場の中にあるというので、行ってみます。 -
参道を降りていくと、こんな時間なのに、参拝の方が上がってきました。
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これが、鍛冶神社
粟田口の刀鍛冶、三条小鍛冶宗近・粟田口藤四郎吉光・天目一筒神を祀る鍛冶の神様だそうです。
最近刀剣乱舞、流行ってますね。 -
こちらが鍛冶神社の御朱印。
7月に京都刀剣御朱印めぐりがあり、粟田神社では3種類の御朱印がいただけるそうです。
三条通のバス停で、祇園方面に向かうバスに乗りました。次の目的地は八坂神社。」歩いてもたいした距離じゃないですが、バスに乗ってちょっと体力温存しました。 -
16:00 八坂神社 道路は渋滞していて時間がかかりました。
夕日に照らされる楼門。
通りの突き当りにある朱色の楼門は何度もTVや雑誌で見た光景。京都の代表的な景色に、京都にいることを実感します。八坂神社 寺・神社・教会
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さすが有名神社、参拝客でごった返してます。
創建はいろいろ由緒があるらしいのですが、656年に高麗の使節が新羅の牛頭山の素戔嗚尊を奉斎したことに始まるとか、876年に僧円如が建立した堂とか
1868年に八坂神社と改称されましたが、以前は感神院、祇園社と言われてました。 -
楼門をくぐって参道に入ると、いきなり両側が屋台です。まるでお祭のようで、屋台グルメのトレンドを見学しました。さすがに、摂社末社の鳥居の前は屋台はありませんでした。
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舞殿
877年 先ほどお参りした粟田神社の創建の由緒にあった、疫病が流行り感神院(八坂神社)で祈願をし感神院新宮(粟田神社)を建てたところ、疫病が収まったことが、発展のきっかけとなったそうです。 -
拝殿 鈴の前の行列に並んで参拝。
祭神 素戔嗚尊 櫛稲田姫命 八柱御子神
全国にある八坂神社の総本社 元の祭神は牛頭天王
二十二社、別表神社
歴史のある神社ですが、式内社ではありません、当時はお寺だったようです。 -
七五三の御祈祷の親子連れや結婚式も行われていて、白無垢の花嫁さんが素敵でした。
日が傾て来ましたが、まだまだ境内は参拝者がたくさん。 -
御朱印を頂きました。4時を過ぎると、書入れではなく、書置きのものになります。
ちなみに書入れは500円、書置きは300円。
青龍朱印は都を東山を守る青龍の御朱印で書置きのもの。
本殿の下には池があり、青龍が住むと言われてるそうです。 -
境内摂社 悪王子社
素戔嗚尊の荒魂を祀っています。 -
末社 美御前社
宗像三女神が祀られています。美貌の神様にあやかり、有名化粧品会社が奉納した旗がたくさん立っています。 -
美容水という神水 肌が健康になり美しく磨かれるということで女子は迷わず手に取って頬にペシペシ!
2,3滴でいいそうですが、いや、なんか足らんだろう・・ペットボトル持ってくればよかったとつぶやくと、見知らぬ同年代のご婦人に「そうよね~」とご賛同いただきました。 -
悪王子社・美御前社の御朱印も、授所所で頂けます。各300円
その他、三条堀川の又旅社、四条寺町の冠者殿社の御朱印も頂けます。
境内をぐるりと回って摂社末社をお参りして、時刻は16:50
もうお寺は閉まってしまうので、歩いて行ける距離にある安井金比羅宮に向かいます。 -
16:57 安井金比羅宮 24時間お参りでき、授与所も5時半まで開いています。
ここは特別なイベントのある神社なので、お参りしてみたかったのです。
祭神 崇徳天皇 大物主神 源頼政安井金比羅宮 寺・神社・教会
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667年頃藤原鎌足が堂宇を創建し、その後崇徳天皇が祀った御堂がありました。応仁の乱の後蓮華光院が移設されて鎮守として崇徳天皇と讃岐の金比羅宮を勧請し源頼政を祀ったので、安井の金比羅さんと言われます。
明治に寺を廃し、安井金比羅宮となりました。
拝殿の横の行列はこの神社にしかないイベントを待つ人たち。圧倒的に女性が多い。 -
縁切り縁結び碑(いし)これがオリジナルイベント
願い事を書いた形代をもって願い事を念じながら穴を通り、形代を碑に貼り付けると、願い事が叶うんだとか。
この話を聞いた時は、「へえ」くらいにしか思いませんでしたが、実際に碑に貼り付けられた膨大な形代を見ると、何度も複雑な気持ちになりました。 -
そんなわけで、体の柔軟性がやばい身で穴くぐりは難儀だし、行列に並んでまで祈願することもなく、本殿で前向きな感謝を述べました。
ちなみに穴くぐり祈願は24時間できるそうです。 -
御朱印を頂きました。穴くぐりの行列ほど並んでなくて、10分ほど書いていただけました。
17:15 前日、新幹線の中で別れた連れと清水寺周辺で合流する予定でしたが、連絡が入らず、疲れてきたので、いったんホテルに戻ることにしました。
清水寺に近づくにつれ人が多くなってきます。満員のバスを見送ると、次のバスは少し空いてました。 -
17:50 ダイワロイネット京都駅前にチェックイン 予定では、そろそろ連れが京都に着く予定の時刻ですが、連絡なし。
ダイワロイネットホテル京都駅前 PREMIER 宿・ホテル
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今年の夏にオープンしたらしい、新しホテル、まあまあ、今朝の伏見稲荷参集殿とは、別の世界です。
連れと合流してたら、永観堂のライトアップに行ってみてもいいかと思いましたが、結局、連れがやってきたのは19時を過ぎていました。 -
近くでの牛カツ屋の行列が20分と聞いて、空腹過ぎたので目の前にある餃子の王将で夕食。
ここでも10分ほど待ちました。 -
一日半ぶりのマトモなメシ。帰りに翌日の朝食をコンビニで調達してホテルに戻りました。
朝の伏見稲荷から、あちこちで紅葉をたくさん見て、京都の秋を堪能した一日でした。
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