2016/11/11 - 2016/11/13
1340位(同エリア2202件中)
三峯霧美さん
寺社巡りを始めてから、行かなければならないと思っていた京都。
中学の修学旅行以来の四十数年ぶりに訪れました。
二日目の夜に連れと合流するまで一人であちこち回る計画を立てました。
おりしも京都は紅葉の季節に突入、当初神社を中心にと思っていましたが、この時期お寺の紅葉の庭を見ない手はない!
ならば今回は紅葉狩りをメインに据えて、じっくり回ってみようということになりました。
冷たい雨が降る寒い夜明け前に始発電車に乗って旅は始まります。東海道新幹線に乗るのも四半世紀ぶり。
旅の途中、FaceBookにひとり旅だとアップすると、男性の友人から何かあったのかと心配のコメント。京都の一人旅は傷心旅行のイメージなのか、面白いのは女友達からはそんなコメントは一つもなし。
天候に恵まれて、京都は三日とも晴れて汗ばむほどの小春日和でした。
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冷たい雨が降りしきる夜明け前に自宅を出発し、始発電車で東京駅へ。そういえば東海道新幹線に乗るのも25年ぶりくらいだ。
9時過ぎに京都着、地下鉄駅近くのコインロッカーに荷物を入れて、市営地下鉄烏丸線に乗ります。
池袋の駅でパスモをチャージしておいたので、いちいち小銭を用意しなくていいのは便利です。
9:50 国際会館駅に到着。ここから京都バスの大原行に乗る。
バス会社の人が案内してくれて、助かりました。
バスの乗車口でパスモを通して乗車します。国際会館駅 駅
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10:08 八瀬駅前でバスを降りる。運転手さんの脇にある料金精算口でパスモをかざして支払い。財布の中の小銭と格闘せずに済んで便利です。
交通量の多い国道は、横断歩道も信号もないので、ダッシュで突っ切って、高野川の橋を渡る。
京都の紅葉の見ごろは11月20日ごろからで、まだいろづきはじめということだけど、結構赤くなってるみたいな・・・。ケーブル八瀬駅 駅
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比叡山ロープウェイの駅に近づくと、係の人が大きな声で「まもなくロープウェイが発車しま~~~す」と叫んでいる。
近くを歩いていた人が小走りに駅に向かっていったけど、まだお姉さんは叫んでる。
ん?それ、私に言ってるのかな?と思って、両手でバッテン印を作ると、叫ぶのをやめた。
ご配慮いただきありがとうございます。
いずれ比叡山にも行こうと思いますが、今回はパス。 -
この辺りはもみじの小径という遊歩道があって、週末はライトアップされるらしい。無料で紅葉見物ができるそうだけど、まだ青葉が多い。
目指すは「瑠璃光院」秋の特別拝観中。せっかく特別の時期だし、混雑時は入場制限がかかるほどというので、平日の午前中に行くことにしたのです。 -
10:16 瑠璃光院 無量寿山光明寺 京都本院瑠璃光院
春と秋の年に2回の特別拝観。「特別」という言葉に弱いが拝観料も2千円と特別。
行列も入場制限もなく、受付で拝観料を払うと、ビニール袋が配られました。瑠璃光院 寺・神社・教会
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袋の中身は瑠璃光院のパンフと八瀬周辺の観光案内、お経の見本と写経用なぞり書き用紙、ボールペン。
お寺の方に、写経をして納経してくださいと説明を受けました。
受付の脇も苔に日が差してとても綺麗。 -
山門から石段を登ると苔と石塔の山露路の庭
元は明治に実業家の庵として建てられ、昭和に入り個人の別荘になったときに、今の数寄屋造ができて、庭を造園しました。 -
その後、一日四組限定という高級料亭になったそうです。
その料亭が2005年に廃業して光明寺が買い取りました。
山門の前に数台分のスペースがあるのは、料亭時代の名残でしょう。
(お寺では駐車スペースはないとしています、また周辺も駐車場はありません) -
見上げると赤く染まったもみじがあります。これは・・期待していいのでしょうか?
石橋を渡って玄関に入り、まず二階に上がります。 -
二階に上がるとすぐ高野川の奥の山が見えました。思った以上に木々が色づいています。
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これが有名な二階の書院からの眺め、瑠璃の庭のもみじが窓一杯に見えます。
残念ながら色づいている木は少なく、右手半分は青葉でした。 -
庇と手すりが絵画の額縁のような効果を生み出しています。
沢山の人が座敷に座って写真を撮ったり、庭を眺めたり、大きな座卓では写経をしている方もいます。 -
磨かれた廊下は外の景色を映し、庭を映す池の効果に似ています。
皆さん写真撮影をする方の為、座敷から庭を眺めています。 -
西側の窓は青葉の美しいもみじ 紅葉の見ごろまで一週間以上かかりそうです。
せっかくなので、写経をしました。短いお経でボールペンを使うので、ちょっと違和感があり、人の出入りがあって集中できませんが、写経の席は常に埋まっていて、手元を照らすライトがあります。 -
一階からは瑠璃の庭を見渡せます。
温かいほうじ茶(番茶かも)のサービスがあり、皆さんお庭を眺めながらほっこり。
女性のグループが多いのは京都だからでしょうか。 -
庭の石が瑠璃色に光るというので、瑠璃の庭。
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ちょっと待つと、誰もいなくなる・・・庭を独り占めしたみたい。
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茶庵からは臥龍の庭
天にかけ登る龍を表現しているそうです。
瑠璃の庭の静かな景色とは対照的に躍動感のある庭です。
庭と書院からはお寺という雰囲気はありません。ご本尊も大きな仏壇が置いてあるという感じ。 -
建物は別荘として造られているので、大きな伽藍のあるお寺と比べると、とても小さい。
紅葉の見ごろは、入場制限がかかるのも仕方がないでしょう。
もみじの色づきはわずかでしたが、青葉の美しさを楽しめました。
もちろん、特別感も味わえました。 -
浄土真宗のお寺ですが、御朱印がありました。
書置きに自分で捺印して日付を書き入れます。 -
今回の旅は時間に余裕をもって、お寺の参拝は一時間目安にしています。
でも、そろそろ次の場所に移動しなければ。
11:05 叡山電鉄の八瀬比叡山口駅へ向かいます。 -
11:14 高野川にかかる吊り橋を渡り、八瀬比叡山口駅へ。
叡山電鉄は秋の特別ダイヤで、いつもより運行本数が多いのです。
改札でパスモを読み取り、ホームにいるかわいい電車に乗ります。
一両だけで走るワンマン電車。八瀬比叡山口駅 駅
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11:21 修学院駅
無人駅で降りるときは、車両の一番前のドアから、運転席の後ろの精算機にカードをかざして、支払い完了。これってワンマンバスと同じです。修学院駅 駅
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修学院の駅から東に住宅街を歩いて行くと鷺森神社の参道に出ます。
道はゆっくりと上り坂。
この界隈をレンタサイクルで回ろうかと思ったのですが、坂が多いという情報を得て、叡山電鉄と徒歩にしました。
自転車だと、この長い坂は、結構な運動量です。 -
参道は色づき始めたもみじが綺麗です。まだ青葉が混じっていますが、それも綺麗。
先客は一人だけ、他に見物客はいません。 -
11:33 鷺森神社
創建は貞観年間(859-877)比叡山麓の赤山明神の辺り祀られていましたが応仁の乱で社殿焼失し修学院離宮のある山中に再建されます。
1689年に離宮造営のため、この地に遍座。
祭神 素戔嗚尊
本殿は1775年に改築されたものです。鷺森神社 寺・神社・教会
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八重垣という石に触れながらお祈りすると、悪縁を断ち切り、思う人との良縁に恵まれ、夫婦和合、家内安全のご神徳が授かるそうです。
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境内の舞殿で座り込んで雑談するオジサマが三名いるだけ。あとから参拝にいらしたご夫婦は、先ほど同じ電車に乗っていた方々。
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社務所で御朱印を頂きました。宮司さん不在ということで、書置きに日付を入れていただく。社名と御朱印のレイアウトが違うものが二つあるとおっしゃるので、二つとも頂きました。たぶん、再訪することはないと思います。
年を取り再訪しないであろう場所が増えてくるのは、残念ですが、仕方がないことです。身近にいる年寄りを見ると、自由に好きな場所に行ける時間は、確実に少なくなっていくと実感します。 -
御朱印は由緒書きにあった御神号の鬚咫天王と書かれていました。
これから圓光寺に行くというと、杜の中の近道を教えていただきました。(事前に調査済みで、そのルートを使う予定でいました。) -
近道は本殿から真っすぐの神橋のかかる道。
表参道だと思われます。駅からの道は鉄道が敷かれてからの参道のような気が・・・。 -
車道が一段高くなっていて、神社の正参道はここから入ります。この車道は曼殊院に続いています。曼殊院にも行きたかったのですが、今回は時間がなくて断念。
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山沿いの住宅地をのんびりと歩いて行きます。お天気が良く歩いていると汗ばむ陽気。ところどころに圓光寺への道案内看板がでています。道路は高低差があり、レンタサイクルを使わないで正解でした。
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11:55 圓光寺 瑞巌山圓光寺
道路の先に人が居るなと思ったら、圓光寺の入り口でした。
山門と参道は最近整備されたようで参道の石畳が新しく、植栽も若木のように見え、手入れが行き届いています。圓光寺 寺・神社・教会
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山門をくぐると受付があり拝観料 500円を払います。受付ブースのガラスに御朱印が張り付けてあるので、尋ねると、この時期は書置きでの対応とのこと。
書置きを頂きました。
参道の松が芸術的な姿をしています。 -
ご本尊は千手観世音菩薩坐像 運慶作と云われています。
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石段を登ると枯山水の「奔龍庭」。奥の石は龍に似て、雲海の中を自在に飛ぶ龍の躍動感を表しています。
開基は徳川家康、1601年に足利学校の閑室元佶を招いて伏見城下に建立されます。学校としての役割もあり、僧俗を問わず入校できたそうです。
その後、寺は相国寺にうつり、1667年にこの地に移されました。
儒学や兵法の書物の刊行もされ、木製の活字が保存されています。 -
臨済宗のお寺で、明治以降は尼寺の修行道場でした。今も毎週日曜の早朝に座禅会が行われています。膝が壊れる前に、一度体験してみたいものです。
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龍の鼻先を奥へ進むと十牛之庭 明るい陽射しにもみじが赤く色づいています。
さすが平日、拝観者も少なくゆったりと時間が進んでいるような雰囲気。 -
玄関わきに置かれた水琴窟。耳を澄ますと、金属質な音が響いています。
盃型の手水鉢の水琴窟は圓光寺型というんだそうです。 -
色彩に溢れた庭を眺める贅沢な時間。
重たいワークブーツを脱いだだけで、開放感に溢れます。
この景色は何回も風景写真やカレンダーで見た、いかにも秋というものですが、実物を目にすると、とりどりの色に染まったもみじの美しさに感動します。
この時期に来てよかったと思わせる光景が広がっていました。 -
いちばん色づいているのはこの辺り、黄色から朱色へのグラデーションが日差しに輝いています。
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緋毛氈が敷かれているので、庇が赤く染まっています。
苔と紅葉のコントラストが綺麗です。ところどころにある青葉もいい雰囲気。
平日だったので、じっくり待つと誰もいなくなる瞬間が訪れます。ふと横を見るとバリバリの一眼レフを持った男性。いい絵が撮れそうですね。 -
ご老人のグループがいらしたので、座敷を後にして庭を回ります。
グループの人数が多くなると、つい大声になってしまいますね。 -
かわいい~♪と若い女性が童女のようにしゃがんでのぞき込んでいた仏様。
仏様と同じような、かわいい姿になっていました。 -
紅葉のピークまであと一週間くらいでしょうか、紅葉と青葉が混じるこの時期も絵画のように美しい。
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洛北最古の泉水 栖龍池 色とりどりの木々と青い空を映した池はため息が出るほどの絶景です。
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池の奥は画家の円山応挙がよく訪れたという竹林があります。このあたりの紅葉はまだ青葉で竹林の美しさを際立たせています。
枯山水のモノトーン、色とりどりの紅葉、そして翠の竹林と、色で切り取られた三つの庭はそれぞれ別の世界のようです。 -
竹林の奥は一段高くなった墓所があり、マレーシア王族出身の留学生で広島で被爆し、京都で亡くなったサイド・オマール氏のお墓、NHK大河ドラマ第一回「花の生涯」のヒロイン村山たか女のお墓がありました。
そのさらに上には家康の歯を埋葬した東照宮があります。
ここからの京都市内を眺めることができます。 -
枯山水の庭の前にある宝物殿で、木活字や円山応挙の竹を描いた襖絵など拝観。
名残惜しいですが、そろそろ出発しなくては。
平日の静かな時期に圓光寺に来ることができて良かった。
旅の序盤で秋の京都を満喫して大満足です。
12:45 詩仙堂に向かいました。
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