2016/11/11 - 2016/11/13
691位(同エリア1671件中)
三峯霧美さん
秋の京都の二日目は、早朝に伏見稲荷参拝と意気込んでいましたが、社務所が開く時間に合わせて本殿をお参りして、御膳谷奉拝所まで行ってきました。
御朱印を頂けるところまでという、かなり調子のよい参拝となりました。
朝日の差す参道はとても清々しく混雑する前に参拝できました。
山をぐるりと回るコースは、またいずれ・・・。
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7:40 参集殿の部屋からの景色です。
駐車場が埋まり始めていて、ちょっとびっくり。
4時に目が覚めた時は真っ暗なのにポツポツと参拝する人がいて、6時には普通に参拝者がいました。皆さん、早起きですね。
朝食用のサンドイッチとペットボトルのお茶を持って参拝に向かいます。 -
7:56 参道正面
鎮座は711年(和銅4年)と伝承されてきたそうですが、それ以前から信仰の対象だったようです。
楼門手前の朱色の鳥居 参拝者は少ないのですが、いったい何回シャッターきってるんだろうなぁ。・・・・。やっぱ6時に起きて撮影に来ればよかったな・・・。それはまた次回に持ち越そう。 -
楼門 1589年(天正17年)豊臣秀吉の造営 母の大政所の病気平癒祈願で作られたという伝承でした。
1973年の解体修理の際に天正17年の墨書が発見され、伝承が正しかったことがわかりました。伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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外拝殿(舞殿)鳥居から楼門・舞殿・本殿と直線上に並びます。本殿の前に舞殿があるのは京都の他の神社と同じです。
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内拝殿 お参りはここから。並ばずにお参りできました。
祭神 下社 宇迦之御魂大神
中社 佐田彦大神
上社 大宮能売大神
下社摂社 田中大神
中社摂社 四大神
五柱の神を一宇相殿に祀っています
下社・中社・上社は式内社・稲荷神社三座
中社摂社は式内社・御諸神社
下社摂社が式内社・飛鳥田神社の論社
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本殿 稲荷造 応仁の乱(1468年)の戦火ですべての建物が焼失し仮殿で復興し、1499年に再興されたのだそうです。
毎朝の神饌をささげるお祭が行われていました。伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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授所所、多分この時間でも御朱印を頂けたのではないかと思います。この建物の脇に大きな「御朱印授与」の看板の窓口があり、閉まっていたので、時間になれば開くのだと思い、帰りに頂こうとスルーしたのです。読みが甘かった。
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本殿の左側奥の権殿(ごんでん) 本社殿を造営するときの仮殿として建てられとあり、若宮ともよばれるようです。
1635年に再興された建物です。 -
奥社に向かう鳥居をくぐって石段を登ります。 普通に気付かずに石段を登っていますが、お山に向かって山登りは始まっているのです。
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石段の途中左側に
長者社 祖神(泰氏)
荷田社 祖神(荷田氏)
五社相殿社 蛭子社 事代主神
猛尾社 須佐之男命
若王子社 若王子大神
日吉社 大山咋神
八幡宮社 応神天皇
雨宮社 天照皇大神 豊受皇大神 -
玉山稲荷大神 大社から勧請された宮中鎮守で修学院の玉山に祀られて宮中が祭祀をしていましたが、明治に入って移されたそうです。
左側は供物所 稲荷山の神様に供物をするところです。 -
奥宮 祭神 稲荷大神
摂社でも末社でもなく、稲荷大神を祀っているので境内社とは別格の社ということです。
建立は天正年間1573-92 秀吉の時代です。 -
白狐社 祭神 命婦専女神 みょうぶとうめのかみ
船岡山に住む老狐の夫婦が稲荷神に仕えたいという願い、夫は小薄(こすすき)妻は阿古町(あこまち)という白狐になりました。そのうちの阿小町を祀った神社です。 -
さて、いよいよ、鳥居の並ぶ参道へ。昨夜は真っ暗でわからなかった場所です。
手前の鳥居はかなり大きなものが並んでいます。
あちこちで写真撮影しているので、縫って歩いて行きます。 -
千本鳥居 伏見稲荷最大の観光スポット
しばらく待つと、誰もいない瞬間があります。
千本鳥居は左右に二つの参道があり、混雑時は右側通行。 -
千本鳥居を抜けると奥社です。
先を急いでいたのですが、帰りはもっと人が多くなっていると思われたので、おもかる石を持ってみました。
え?重いんじゃない?・・・こりゃ、願いはなかなか叶わないのかな? -
なぜかわかりませんが、奥社の本殿を撮影していませんでした。
ここは本殿奥の稲荷山の遥拝所
う~ん、これは、またおいでと神様に言われているような気がしてきた。
今回、御膳谷で待たずに御朱印を頂こうという魂胆で、1時間出発を後らせたのがいけなかった。 -
奥社を過ぎると、めっきり人が少なくなります。まだ石段は少なく、ゆっくり下ったり登ったり。
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少しずつ登りが多くなってきました。時々わき道があります。そこから鳥居の外側を覗いてみました。
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左側を川が流れています。このあたりからずっと登り。先ほど分れた道も本道に合流していきます。
ここから先は空気がかわるんだとか・・・確かに鳥居が途切れて水が流れていて、ここだけ雰囲気が違います。 -
ところどころ石の鳥居があります。奉納された日付を見ると、明治から大正時代のものです。やっぱり石の鳥居は寿命が長い。大正時代にこの鳥居を奉納したかたは、当時大人だったでしょうから、ご存命ではないでしょうね。
あなたの鳥居、まだ、ここにちゃんと建っていますよって、心の中で呟いてみる。 -
登りが急になって、とうとう長い石段になりました。踊り場がないのでゆっくりじゃないと登れない。
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8:19 熊鷹社 社の後ろは新池、池に向かって手をたたくと、行方不明になった人の手掛かりが、こだまが帰ってきた方向にあるという言い伝えがあります。
参道を挟んで向かいの「竹屋」とくっついてます。狭い! -
祭神 熊鷹大神 伏見稲荷大社の摂社です。
鷹の神様を祀っています、貴族の守護神だったそうです。
なんでも、伏見稲荷の中で一番のパワースポットだとか・・相変わらず全然感じません。伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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前後に人が居なくなったので自分のペースでのんびり歩きました。
朝の陽ざしが鳥居に差し込んでいます。 -
8:24 三ツ辻までやってきました。 お山は右手に曲がります、左手は駅の方向に降りる道です。
山の道は複雑ですが、分かれ道には必ず地図があり、道しるべもあるので、安心です。 -
三ツ辻からはずっと石段が続きます。頑張って登れば、帰りは速いぞと自分を励まします。
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朝日が差し込んで鳥居の朱色が鮮やかでした。
ご夫婦が写真を撮影されてました。素敵な背景、朝早く参拝したご褒美のような景色です。 -
突然ぱっと視界が開けました。後ろを振り返ると、京都市内が一望
8:38 四ツ辻まで上がってきました。今回はここがポイントの一つ。
やっぱり、撮影しながらのんびり上がってくると、時間がかかります。 -
いいお天気、街を見下ろすということは、この高さまで登ってきたということです。頑張った!
ベンチに座って景色を見ながら、サンドイッチとお茶の朝食。すごくおいしい! -
四ツ辻は参道の十字路で、ぐるりと山を一周する道の起点になります。
まっすぐ進むと御膳谷奉拝所を経由して時計回りに一ノ峰、二ノ峰と進みます。
にしむら亭の脇の石段を進むと反時計回りに三ノ峰・ニノ峰と進みます。
もう一本の道は田中社へ登って行く石段です。手水舎がありました。
見上げると田中社が見えましたが、今回はパス! -
8:50 御膳谷奉拝所に向かいます。ちょっと下っていく・・・。
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すぐに大杉社 この辺は平らです。
祭神 大杉大神 磐根大神
悪い病気を払うご利益があるそうです。 -
8:52 御膳谷奉拝所 おぜんたにほうはいじょ 参拝の方は誰もいませんでした。
以前はここに、御饗殿と御竈殿があり三ヶ峰の神様に神供をしたところだそうです。
神職さんが落ち葉を掃き集めていました。 -
御朱印を頂きました。予定より30分以上も到着が遅くなってしまいました。やっぱり参集殿を7時に出ていれば、もっと余裕があったのに。
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奉拝所の向かいの石段を登ると、祈祷殿があります。
毎日お山の神様に御日供(おにっく)をおそなしています。 -
祈祷殿の周りはたくさんのお塚があります。山全体でお塚はいくつあるのでしょうか・・・。
稲荷山を一周することを「お山する」というそうです。ゆっくり歩いて回ると、一日がかりになりそうです。
今回はここで引き返します。 -
御膳谷奉拝所前の地図です。200mほど下ったところに清滝があります。ここは伏見稲荷大社で管理している滝で滝行を行うことができるそうです。
その他にもたくさんの滝があるのですが、個人が管理されているところで、かなり寂れてしまったところもあるようです。 -
9:00 眼力社
祭神 眼力大神 石宮大神
目の病気の平癒、先見の明、物事の真理を見抜く眼力にご利益があります。
小さい頃からド近眼、ついでに最近眼病を患ったので、素通りはできません。 -
向かいの眼力亭で 豆書と灯明のろうそくを買いました。
マッチを貸してくださいました。 -
現状維持できるよう、お願いしました。
相場関連の方や会社経営されている方の参拝が多いようです。 -
これが豆書。お財布やカードケースに入れて、よく目にするとご利益があるそうです。
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9:14 一気に速足で来た道を戻り奥社へ。
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奥社はたくさん人が居て、雑然としていました。修学旅行の中学生に外国の方がいっぱい。社務所で御朱印をお願いすると、書置きになりますとのこと。
たぶんたくさん人がいて時間も押しているので、奥社を撮影しなかったんだと思います。 -
9:26 速足で千本鳥居を抜ける! 流し撮影状態です。
なんでこんなに焦ってるかというと、参集殿のチェックアウトが10時だからなのです。 -
9:30 本殿脇の授与所に行くと、「御朱印授与」と看板が出ているところは開いてませんでした。
一番奥の行列しているところが御朱印の窓口でした。ああ、やっぱりさっき聞いてみればよかった・・・。それでも10分ほど待って書いていただけました。
なんと!その間に行列は2倍になっていました。 -
舞殿の隣に東丸神社 あずままろじんじゃ
江戸時代に伏見稲荷大社の社家に生まれた荷田春満をお祀りしています。
国学の学者さんで、明治に入って正四位が贈られたのを記念して造られました。 -
学問向上 受験合格の神様です。
Webでは御朱印の記録がありますが、社務所に伺うと、御朱印はやっていないとのことでした。 -
9:45 ダッシュで参集殿に戻ります。受付で10時までですよと念を押されました。「今すぐ出ます!」と階段を駆け上りお部屋へ。
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これが廊下、両側にお部屋があります。扉は引き戸で、宿泊者の名前が書かれた黒いプレートが壁にかかってます。ここは昭和の世界。
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共同の洗面所、この横に、男女のトイレがあります。
突当りの窓からは伏見稲荷が見えるので、歯磨きしながらお稲荷さんを眺めました。 -
これが受付。たぶん昔はここでスリッパに履き替えたんでしょう。
昨年宿泊した埼玉の秩父にある三峯神社の興雲閣を思い出しました。
お世話になりました。また機会があったら泊まりたい。 -
9:58 稲荷駅に向かいます。日中の気温が20度の予報が出ているので、ダウンは小さく丸めてしまいこみました。
まずは二日目の宿に荷物を預けに行かなくては。 -
10:20 ダイワロイネットホテル京都駅前 JRで京都駅から歩ける距離なのでとても便利。ホテル内にショップがないので、宿泊者以外はシャットアウトするという意思表示されてる木製の自動ドア。
ダイワロイネットホテル京都駅前 PREMIER 宿・ホテル
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数か月前にオープンしたばかりのきれいなホテル。これが平成の宿です。
フロントで荷物を預けて京都駅にバスターミナルへ向かいます。
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