四川省成都から茂県へバスの旅

2016/04/12 - 2016/04/12

今回は前から行きたいと思っていた世界遺産であり、中国観光のベスト一位に挙げられている九寨溝、二位は万里の長城、三位は上海、九寨溝は「この世のものとは思われない美しさ」と言われています。「中国の風景」のタイトルを使っているからにはぜひ行かねばならないでしょう。成都からバスで8時間（四川地震前は12時間）掛かる山奥で、標高4000ｍで高山病が心配される観光ですので元気でいる今しか無いと思い老人二人でツアーに参加いたしました。今回ツアー参加20人中70歳以上が私達含め6人でした。今回ＪＴＢから格安ツアーで成都まで直行便利用のツアーがあり、原油安で燃油も安く、円高傾向にあり、条件が揃いました。

エリア 成都(中国)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

成田空港第一ターミナル。

ＪＴＢ旅物語カウンター、集合６時５０分時間厳守。搭乗券をもらいます。

中国国際航空のカウンターで荷物を預けます。Ｉカウンターの２３、２４と言われましたが１２３、１２４にしか見えません。

まだ出国手続きは始まっていませんのでマクドナルドで朝食を取りました。最近は中国人観光客が多く出国に長い行列出来、荷物検査もテロ警戒で時間が掛りますのでお茶なんかしてないで早目に手続きをして下さい。

中国国際航空の機体。

搭乗口３６番、ＣＡ４６０便　８時５０分発、定刻通りです。

中国国際航空の座席は左右３列づつです。

飛び立って１時間後の９時５０分頃昼食です。成都到着まで時間が有るのに随分早い昼食です。

ビールは無料です、なかなか持って来てくれないので取りに行きました。

定刻の１３時２０分（現地時間　時差１時間）に成都に到着。バスにてターミナルへ移動です。

双流国際空港はとても広い空港です。

ここで荷物を受け取ります。中国人はターンテーブルに座っています。ターンテーブルは英語でBaggage claim （バッゲージクレーム）と言います。日本語は回転ずしの回転台で良いでしょう。

双流国際空港の入国出口。

あまり売店は有りません。機内の早い昼食とこれから茂県までの移動で遅くなるのでコンビニでおやつを買って行きます。

双流国際空港の出口前では成都市内とを結ぶ地下鉄の工事をしています。成都市内は１号、２号、４号の地下鉄が開通しています。現在３号線を工事中です。

双流国際空港から直接ツアーバスで茂県に向かいます。環状線から文（さんずいが付くが省略）川への高速道路に入ります。

１８０?、3時間30分掛りますので途中トイレ休憩に立ち寄ります。中国式トイレは扉が無く、背も低い。丸見えです。和式（日本）と違い前を向いて座ります。次の人と眼が会うのでニイハオトイレと言います。トイレットペーパー（中国語で手紙と言います。別れ際に手紙を下さいと言ったらトイレットペーパーが送られて来た）はありませんのでポケットティッシュを準備して下さい。便器脇に屑入れがありますので使用したトイレットペーパーを入れて下さい。中国のトイレの排水管は細く詰まり易い、ペーパーも新聞紙を使う人も多いので絶対に流さず屑入れに入れて下さい。この後、便器が無く溝だけのトイレが出て来ますのでご期待下さい。
もう一つこの路のトイレは有料で１回、大でも小でも１元です。小銭を用意しましょう。５元札でお釣りを貰えば“うん”が付くでしょう。これで皆さんも中国トイレ通に成れるでしょう。成りたくない？

2008年の四川大地震以後復興の為に出来た高速道路で都江堰を通り文川まで出来ています。この高速が出来て九寨溝も近く成りました。従来は右の成綿高速で綿陽へ行き、山越えの一般道で九寨溝へ12時間掛けて行ったそうです。文川からの一般道も往復２車線で舗装されていて８時間に短縮されました。
km45さんのコメント
、この高速道路は2008年６月の四川汶川大地震以前に都江堰まで建設されていた高速道を、成都市から九寨溝循環路の一環として、延伸したものです。この第１期が都江堰・映秀鎮（地震で街が毀滅）で、第２期が映秀鎮・汶川県城間です。成都都江堰間の高速道路は地震の際に救援・復興の基幹道路として活用されました。
成都市から九寨溝に至る根幹道路は地震以前から行かれた都江堰経由の国道312号（西回り）です。地震で壊滅的被害を被り、長期間通行不能となり、一時期綿陽経由の東回り（ここも大きな被害で一時通行不能）となりました。
映秀鎮茂県間の国道312号は壊滅的被害を受けたので、従来の道路は基本的に放棄して、この一部を地震遺址として保存して、この掲示があります。現在の道路は新道です。

平行する高速鉄道が見えます。

トンネルの連続です。

四川の名前の由来となる四つの川の一つ岷江に沿って上流へと進みます。崖と江で平地は有りません。

崖と江で平地は有りません。

岷江が曲がる所の河川敷に家が建っています。

岷江が曲がる所の河川敷に家が建っています。

途中警察署の検問があります。これは運転手の資格確認だそうです。事故を減らす為、スピード違反のネズミ取りも多く実施されています

もろい岩山で木は有りません。昔の躍進運動で切ってしまったらしい。現在植林に力を入れているが簡単には行きません。

岷江の治水に貢献した人の銅像。

少し開けて、建物が多く見られます。

文川の街です。2008年の四川大地震の震源地で壊滅的な被害を受けた街ですが現在地震の後は見られません。これが中国パワーです。中国は少数民族保護の為、多額のお金を使っています。上海市も多額のお金を出したそうです。
ウィッキペディアより
四川大地震は、中華人民共和国中西部に位置する四川省アバ・チベット族チャン族自治州文川県で、現地時間2008年5月12日14時28分に発生した地震。震源の深さ19km。 規模マグニチュード7.910日後の被害は死者は6万9197人、負傷者は37万4176人に上り、1万8222人がなおも行方不明となっている

地震の巣に行っている間に熊本地震2016年(平成28年)4月14日が発生した。

文川の街で現在地震の後は見られません。

文川の街で現在地震の後は見られません。

文川の街で現在地震の後は見られません。

2度目のトイレ休憩です、名物料理豆腐魚です。なまずの白身は豆腐のようなので豆腐魚と言われています。店のガラスにナマズの絵が描いてあります。

お馴染みに成りました扉の無いニイハオトイレ、左が男性用の小便。窓は無い自然換気扇、開放的です。

これがツアーバスです。客は20人でゆったり座っています。

まだまだ茂県まで崖と岷江に沿った道を進みます。

周りの景色は山、山また山。

ドライブインで売っている防寒具、１００元とあるが値切れるのか？

チャン族の集落には見張り台がある。

チャン族の家。
チャン族の人口は1999年（古いデータしかない）で10.1万人と少なく、中国でも羌族人口が最も集中している県で、総人口に占める羌族の割合は88％を超える。羌族の主な民俗節日には頷歌節、羌年和牛王会などがある。

崖と岷江、崖の中腹に細い路が見える。

まだまだ茂県まで崖と岷江に沿った道を進みます。

まだまだ茂県まで崖と岷江に沿った道を進みます。

まだまだ茂県まで崖と岷江に沿った道を進みます。成都から180km、3時間30分で茂県到着17:47、今日は茂県で宿泊です。成都は標高500ｍ、茂県は標高1500ｍ、

この旅行記へのコメント （1）

• km45さん 2016/04/28 18:11:50

  国道312号

  「2008年の四川大地震以後復興の為に出来た高速道路で都江堰を通り文川まで出来ています。この高速が出来て九寨溝も近く成りました。従来は右の成綿高速で綿陽へ行き、山越えの一般道で九寨溝へ12時間掛けて行ったそうです。文川からの一般道も往復２車線で舗装されていて８時間に短縮されました」
  
  とありますが、この高速道路は2008年６月の四川汶川大地震以前に都江堰まで建設されていた高速道を、成都市から九寨溝循環路の一環として、延伸したものです。この第１期が都江堰・映秀鎮（地震で街が毀滅）で、第２期が映秀鎮・汶川県城間です。成都都江堰間の高速道路は地震の際に救援・復興の基幹道路として活用されました。
  成都市から九寨溝に至る根幹道路は地震以前から行かれた都江堰経由の国道312号（西回り）です。地震で壊滅的被害を被り、長期間通行不能となり、一時期綿陽経由の東回り（ここも大きな被害で一時通行不能）となりました。
  映秀鎮茂県間の国道312号は壊滅的被害を受けたので、従来の道路は基本的に放棄して、この一部を地震遺址として保存して、この掲示があります。現在の道路は新道です。