2003秋、中国旅行記4(7)：10月12日：成都･変面劇、帰国

2003/10/07 - 2003/10/12

＜2003年10月12日(日)＞

＜早朝の帰国＞
　当初の日程より2日縮めたお値打ち旅行なので、時間の関係では途中強行スケジュールもありました。しかし、そのために旅行を楽しめなくなるような厳しいレベルではありません。それで、帰国の時間が早いのは、致し方ないことです。
　5時30分のホテル出発なので、その前にホテルで食事を摂りました。私たちの組だけなので、2階のラウンジのようなところが食事場所でした。早朝のホテル出発だと、弁当を用意してくれることもありますので、この時間での朝食の用意は特別サービスと思ってよいでしょう。
　朝寝坊して遅刻をする人もなく、予定の時刻にホテルを出発しました。外はまだ暗い時間でした。

＜名古屋到着、解散＞
　重慶から上海に向かわれるS.P.先生ご夫妻と、名古屋へ向かう私達のフライト時間は余り違わなかったようです。多分、徐さんが一番いい時間を選択してくれたのでしょう。事前説明会の時には、『国際線の乗り継ぎ優先で、中々国内線の方の搭乗券が入手できません』と弱音をはかれていました。
　その割にはスムーズな計画になっていました。徐さんに対するEnちゃんの『必ずチケットをとって下さい』とのプレッシャーが効いていたのかも知れません。
　S.P.先生ご夫妻とお別れした後の名古屋までのフライトは順調でした。8時10分発のCA441便で、名古屋到着は12時50分の予定でした。名古屋とは1時間の時差がありますので、2時前の到着でした。座席は空いていました。適当に移動して、それぞれゆっくりと座ることが出来ました。
　機内食も出ましたので、ワインを頼みました。コップに注いでくれるだけなのが不満ですが、お代わりは自由なので、何度か頼みました。家に戻っても、車に乗るつもりがないので、いくら飲んでも安心です。
　家に戻って十分に時間がありましたが、最初はまずベランダの蘭の具合を確認しました。出かける前に想定したとおり、何も異常はありませんでした。たっぷりと水を遣りました。
　この日の内に、写真はすべてパソコンに取り込みフォルダ名を付けておきました。千枚以上は撮れるように準備していましたが、最後のところでの電池切れが響きました。
　不要な写真を削除して、もう少し撮りたい所がありましたが、諦めざるを得ませんでした。それでも成都の一部と、重慶での写真だけです。そのうち、不足分はご一緒した方の写真をお借りしようとも思っています。


＜あとがきに代えて＞
　
＜謝辞＞
　本当に、あっという間の中国旅行でした。今まで見たどの景色よりの印象が深く、素晴らしい眺めでした。いま謝辞を認（したため）めながら、ことさら充実した旅に思いを巡らしています。あらためて、今回の旅行に参加できたことを心から感謝したします。
　殊に、この計画を具体的に進めていただいたEnさん、Ogさんご夫妻に、まずもって、心より感謝いたします。お二人のお骨折りがなかったら、もともとこの計画自体が実現しませんでした。上海から合流されたご両親を含めて奇しきご縁ができたことが、今回の旅行実現に一番大きな役割を果たしてくれました。
　拙い文章の中で、それぞれご登場いただいた皆様方に、すべてお名前を記してお礼を申し上げるべきところですが、失礼ながら、まとめてお礼に代えさせていただきます。次の旅行の機会を楽しみにして拙文の筆を擱くこととします。本当に有難うございました。　謝謝　（本文完）

エリア 成都(中国)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス

今晩の観劇は野外劇場です。舞台は建物の中ですが､観客席テーブルは、中庭へのセットでした。お茶とおつまみのサービス付でした。

客席と同じ中庭の舞台では、演劇の合間に二弧演奏がありました。日本では、上海ご出身のチェン・ミンさんの演奏で有名になりました。

コミカルな劇は､少数民族の奥さんが旦那さんを思いのままに操る過程を描いていました。チベット族ではなく､チャン族の劇のようでした。

逆立ちの時も、火が付いた明り採りの小皿が頭に載っていました。この燭皿を、手を使わずに首の後ろに移動させてしまいました。

観劇の申込みは、朝バスの中で行いました。いい席の確保のためです。ツアーの有料オプションですが、全員の方が申し込まれました。

クライマックスは変面劇でした。最初は舞台の上で演じられました。日本ではあまり紹介されていませんが､重要な民族演劇のようです。

目にもとまらない速さで、顔の面を次々と変化させます。小さい頃からの厳しい修業が必要とされています。

客席までやって来て､演技を見せてくれました。何となく仕掛がわかる気がしますが､手練の技はその上を行きました。