成都の望江楼公園

2009/06/22 - 2009/06/22

望江楼公園は成都の中心部を流れる錦江のほとりにあります。昔、成都が舟運で栄えた頃に舟人が仰ぎ見た望江楼を中心とした公園です。園内には望江楼など6棟の小柄ながら趣のある清代の古い建築物が建ち、唐代の女性詩人薛涛(せつとう)の記念館があります。園内には各種の竹が植えられ、さながら竹の植物園でもあります。落ち着いた庭園と古い建築物が調和して、静かに楽しめる公園です。全国重点文物保護単位に指定されています。望江楼のある一体は有料の公園ですが、それに隣接して無料開放の広い公園もあり、こちらは休日ともなれば大勢の市民が来てお茶飲み、麻雀に興じています。また公園の隣は四川大学なので、大学の東門から入って緑豊かで趣のある校内を散歩してみるのもいいでしょう。

エリア 成都(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

成都市内は地下鉄が無く（現在工事中）、全てバスに頼っている。車の数も多くバス専用レーン無しでは進めない。それでも各停留場に停まると時間が掛かる。

老人票１０元、（２０元）

有料部分の入口。

西の三分の一が有料区域（文物保護区）、東三分の二が開放部分

園内には各種の竹が植えられ、さながら竹の植物園でもあります。園内には望江楼など6棟の小柄ながら趣のある清代の古い建築物が建ち、唐代の女性詩人薛涛(せつとう)の記念館があります。

女流詩人の薛涛(せつとう)墓

四川には至る所に竹がありその種類も豊富です。竹で作った籠や道具、凝った彫刻をしたついたて、竹の根元を彫刻した仙人の像など、いろいろな面白い竹製品を展示してあります。

竹林の七賢とは、3世紀の中国・魏（三国時代）の時代末期に、酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した、下記の七人の称。阮籍（げんせき） 嵆康（けいこう） 山濤（さんとう） 劉伶（りゅうれい） 阮咸（げんかん） 向秀（しょうしゅう） 王戎（おうじゅう）

劉備が城内へ莚を売りに行く。

劉備が張飛と出会う。

劉備、関羽、張飛の三人が死ぬ時は一緒と誓う。

三国志

三国志

中央官庁より監察官がやってきた。

張飛に村人が監察官の無謀を訴える。

怒った張飛が監察官を殴りつける。

村人と別れを告げて去る劉備一行。

董卓が悪政を敷く。

三国志

三国志

三国志

劉備、関羽、張飛３人と呂布との戦い。

三国志

美人だったそうです

薛涛は唐代の女性詩人です。官吏であった父親にとともに長安から成都に来ました。父親の死後、母親と共に成都で育ち暮らしました。彼女の美貌と詩才は成都の官界でも有名になり、歴代の成都の長官達とも共に詠っています。また彼女が詩を詠い交わした詩人は二十人以上にもなるといわれています。

明の時代にここの井戸で水を汲んで、手漉きの紙である薛涛箋を作っていたので薛涛井と呼ばれるようになりました。清の康煕3年(1664年)、成都府知事が「薛涛井」の三文字を書いたので、その後人々がここを訪れて薛涛を偲ぶようになったそうです。

薛涛箋を記念して建てられました。内部は手漉き紙の資料館となっています。

錦江に沿って建ち、さながら錦江に浮かぶ船のような建物です。内部には古い家具などが展示されています。落ち着いた庭園と古い建築物が調和して、静かに楽しめる公園です。全国重点文物保護単位に指定されています。

望江楼は正式には崇麗閣と呼ばれ、清の光緒12年(1886年)に建てられた木造の四層の楼閣です。高さは27.98m。下の二層は四角形、上の二層は八角形の美しい形をしています。 望江楼は錦江が成都の旧市街に入るところの、岬のようになった屈曲点に建っています。成都は古い昔から長江水系の水運で栄えた街ですが、望江楼の両岸には船着き場や市場が広がっていたといいます。成都に上り下りする舟人にとって、また成都の人々にとって望江楼は成都の象徴でした。望江楼の上に登れば、錦江や成都の街並みを眺めることができます。

二層三畳の趣のある建物で、錦江に沿って建っています。二階の舞台のようになったところでは今でも詩を吟じている人を見かけます。内部には薛涛と杜甫、李白、白居易、杜牧など6人の詩人が交歓している像があります。

薛涛の詩を書いた書道の展示館となっています。

吟詩楼の舞台の前に広がる流林池。

清婉室

望江楼公園は成都の中心部を流れる錦江のほとりにあります。昔、成都が舟運で栄えた頃に舟人が仰ぎ見た望江楼を中心とした公園です。

続竹苑

ここから先は無料開放地区です。

それに隣接して無料開放の広い公園もあり、こちらは休日ともなれば大勢の市民が来てお茶を飲み、麻雀に興じています。

この建物の周りも麻雀卓が並んでいます。

それに隣接して無料開放の広い公園もあり、こちらは休日ともなれば大勢の市民が来てお茶を飲み、麻雀に興じています。

薛涛亭

錦竹軒

庭園の綺麗な建物です。