2016 カウントダウン、サイゴン、ブイビィエン通り。Count down at Vui Bien street in Sai Gon 2016

2015/12/27 - 2016/01/01

Sai GonのVui Bien通りで2016, 日本から二時間om遅れて新年を迎えました。

かれこれブイビエン通りで新年を迎えたのは、3,4回目です。

年々、賑やかになっていきますね。

エリア ホーチミン(ベトナム)

90-100 Vui Bienの青空おもちゃ椅子呑み屋は年々広がっていきます。

ここは儲ける日。金券主義の彼らは、
一人で道路際の特等席に座ろうとすると、ダメダメ、そこは二人用の席。奥の席に座れなどと言われて酷い扱いです。

ベトナム人にお客様は神様です。と言う言葉を教えてあげたい。

何度か90-100番地を往復して最前列(--)人座れる席を発見しました。

ラッキーラッキーでした。

陣取って、サイゴンビールを注文しました。

隣の男と目があって乾杯!!!
ノルウェー人でした。

ノルウェー語で乾杯、教えてもらったけどもう忘れた(-_-)/

少し楽しく話した後、ノルウェー人は、どこかに立ち去った。

そして、空いた１人席をラッキーに見つけた男が座った。

やはり目があって、乾杯!!!
今宵、2016年のカウントダウン前、普段より、みんな解放的です。

フランス人でした。
まず、パリのテロのお悔やみ、そして、家族とか友達の安否を聞いた。

彼は、フランスを出て数ヶ月東南アジアを放浪中だった。
パリ事件は悲しい。
幸い家族も友達も大丈夫だった。
彼、フランスのどこの出身だったかなぁ？

彼は、タイにひと月滞在、インドネシアにひと月滞在、マレーシアにひと月滞在。
そんな旅を続けている。

じゃあ、タイ語、マレーシア/インドネシア語覚えたの、と聞くと、
いいえ。との事。

僕は、フランスをでる前、英語が話せなかったんだ。
でも、今、旅の間に話せるようになったよ。
と、自慢げ。

この会話、
彼は英語、私はフランス語だった。
彼は英語を話したい。
私は、フランス語を話したい。
でした。

写真の中央がイケメンフランス男子の物静かな彼でした。

そんなかんなでフランス人の彼と話していると、周りが騒がしくなり、いつの間にか、2016のカウントダウンでした。

この夜、Vui Bien通りは歩行者天国。
もうむちゃくちゃでした。

みんな写真を取り合って、
ところどころ無礼講、キス。

2016
世界が平和でありますように。

私がカメラをぶら下げてたので、撮ってくれと言うカップル。
あんた達、誰ですか?
あとから、送ってくれとも言われませんでした。
あっ、ピンボケでした。
50年前の東ドイツ製Pentacon、ヴィンテージのマニュアルのレンズで撮りましたよ。
もちろんピンぼけじゃない写真も撮りました。


そのうち、適当な烏合の衆が出来上がり、日本人、フランス人、アメリカ人、カンボジア人、ベトナム女子、etc.

ビール5本注文した。
20000x5 100000ドン。
みんな呑んで!!!　おごりですよ！

アメリカ人は、片言の日本語をしゃべる、日本で英語の先生。
ますます盛り上がり、
日本語、フランス語、ベトナム語、英語、などなどで乾杯!!!

ベトナム女子二人が仲間に加わっていた。

ベトナムに来たばかりのフランス人。彼に、新年おめでとうのベトナム語は、Chuc mong nam moiだよ、と教えてあげた。

彼女たちに言ってきなよ

えっ？もう一回言って。

だから、
チュックムンナムモイだよ。

ok
フランス人男子は、ベトナム女子に近寄った。

が、
ベトナム女子の一人が、突然気持ち悪そうになり、
ゲロゲロゲロゲロと吐いた。

フランス男子は呆然。

私も唖然としました。

そして、店員に水をお願いして、みんなでベトナム女子を介抱した。

またゲロゲロ。
ベトナム美人女子。。。

追加で店員さん水をお願いしたが、つれない返事。もうミネラルウォターがありません。とのこと。

じゃあ、コンビニで買ってきてよ!

ひとがいっぱいで出来ません。

この一言に、酔っ払いの私はキレた。

Em(エムは年下男女への敬称)若造、ベトナム女子が大変なんだぞ!
お前、ベトナム男子か？
ベトナムの男は、同胞女子も救えないのか？
水をもってこい！お前、それでもベトナムの男か？

店員もキレて、行けるもんなら、自分で買って来れば、との事。

まったく、近ごろのベトナム男子は、ベトナム女子を守れないほど軟弱らしい。

情けないぞ、ベトナム男子!!! バックホー、ホーおじさん、ホーチミンが泣いているぞと捨てぜりふを残して、人混みの対岸のコンビニに向かった。

人混みをかき分け、サークルKにたどり着き、1lの水ペットボトルを買い、ふたたび、みんなの所に戻ってきた。

ベトナム女子二人は、消えていた。
はあ、ゲロゲロのベトナム女子は生き返ったらしい。
大丈夫かな。
とにかく、めでたし、めでたし。

トイレは青空スペースの背後のゲストハウス。
トイレに向かうも、ゲストハウス1Fはディスコ状態でした。みんな音楽にのってノリノリでした。

写真は、写真撮ってとせがまれた、オーストラリア男子二人組です。
またピンぼけです。

それにしても、あなた達は風変わりな、ううん、これが新年決めのオーストラリア紳士的伊達男風、いやまさかゲイさん風、おそろいの帽子におそろいのシャツ。らしい。か、とっても仲好しらしい。

ははは。

うにゃあ。

なんとなく、酔っ払いの烏合の衆は、自然解散で暗闇に消え去りました。

さて、2016元旦。
今朝の6:30ベトナム航空にて、帰国予定でした。

朝まで、飛行機に乗るまで、寝ない飲む予定でした。そろそろ帰るのを意識しなければいけない時間になっていました。

酔っ払いの帰宅本能で、
まだ、人混みでごった返したBui Vienどおりをホテル方面に向かいました。


ホテル近くの
屋台青空フォー屋さんで2016新年初フォー、あるいは、年越しそばをすすってました。

すると、数人の西洋人集団が現れ、Chao(ベトナムでこんにちは)、と声をかけられて、隣の席に座りました。

あっ、いや私は日本人ですよ！

彼らの英語は、バリバリのフランス語訛りの英語でした。

あなた達、フランス人でしょ？

Oui, ウイ、はい

ははは、またもやフランス人
せっかく出会ったのだからもっと話したかったのだけれど、もうホテルに戻って、空港に向かわなければいけない時間でした。

Bonne annee !(仏語)
新年おめでとう。




その後、ホテルに戻り、チェックアウト。
ホテルの従業員がタクシーを捕まえるまで送ってくれました。
ありがとう。Cam on です。


乗ったタクシーはビナサンタクシーでした。

そして確かタンソンニャット空港についた時、メーターは136000ドンでした。

150000払うと、運ちゃんは、お釣りを払おうとしない。
そして、なにかのレシートを差し出した。これは明らかな詐欺ですよ。そんな有料ゲートなんてありませんでした！

私は酔っ払い。
いや、酔っ払いでなくとも、怒りますよ。
キレました。

大声で、ビナサンの表示してあるタクシーナンバーを大声で叫び、お釣りを求めました。
私はちゃんとお釣りを払おうとする運ちゃんには、どうぞとチップをあげるのですが、こんな奴らには厳しく対処します。

運ちゃんは、これでいいか？
としぶしぶ14000ドンお釣りをよこしました。

トランクを取り出して、Di di di、行け行け行け行っちまえと大声で運ちゃんを追っ払いました。そして、会社に通報すると言ってやりました。
まったく酔っ払の私は、立ち去ろうというタクシーの扉をこじ開けて、運ちゃんに中指をおったててやりました。

はぁ。

前にも同じようなことがありました。
やはり同じ時間帯、朝４時に空港向かうタクシーの中、眠い目を開けるとサイゴン川が見える。なぜ？遠回りだった。
気づいた後は、持っていたセンスでぱっちんぱっちんさせ、運転する運ちゃんの写真を撮り。運ちゃんに後方から怒りのプレッシャーをかけた。

空港についた。
さて、
お前、遠回りしたな。と、問いかける
はい。すいません。運ちゃんはメーターより安い値段を提示した。馬鹿者!!!

一度ベトナムに行けば、かならずこんな不快な思いを数度します。


脱線しましたが、
2016 年を迎えたVui Bien通りの風景でした。


空港の喫煙所でタバコ吸っていると、君、それってフィルムカメラ？と、西洋人おじいちゃんから声をかけられました。

いえ、
私のカメラは銀と黒のレトロデザイン。でもデジタルカメラですよ。
でも、レンズは、50年ものですよ。

どっから来た？

日本です。

あなたは？

ノルウェーじゃ。

　今日いや大晦日、人生初のノルウェー人出会い、またノルウェー人に出会った。

A happy new year !
ってノルウェー語で何というんですか？

不思議な発音だった。
北欧の言葉の響き。
ああ、もう忘れてしまいました。

そうだ！日本のスキーヤーに凄い奴がいるな！

ノルデックスキーですか？

ジャンプだよ。

あっ、Kasai ですね。

そうだ、Kasai だよ。彼は凄いな。
彼はいくつだ？

たしか40過ぎですよ。
日本ではレジェンドと呼ばれてます。

そうか。
伝説の男か。


彼は香港行きの便のアナウンスがあると、じゃあ A happy new year ! と去っていきました。へ、香港!?

今年は、ノルウェーと縁のある年なのかしらん。
ノルウェー、行ってみたいですねぇ、北欧。


その後、一睡もしていない私は、元旦の空席ばかりが目だつ成田行きのベトナム航空の中で爆睡しました。


今年も良い年でありますように。