ビアホイ談義 12　サイゴン編　魔の話 (-_-*)　魔、Ma は、ベトナム語でおばけ。御用心(+_+)///

2019/08/22 - 2019/09/05

何度も旅行記に書いたのですが、私がベトナムに初めて行ったのは、1996年です。

ベトナム語のなんやねんって厄介なのが、類数詞です。
冠詞みたいなものです。
英語のa/thaとか、フランス語だとla/leです。
でもベトナム語では、対象で異なるんです。

それは、日本語の1個、1匹、1本、などと同じです

ベトナム語でおばけは、魔 ma ですが、
動物への類数詞のconが付きます。

con ma コンマーです(-_-)///



さて、1996年に、
サイゴンからハノイに縦断しました。


サイゴンからは、シンカフェバス(ミニバン)でニャチャン、ダナン、フエと北進しました。
フエからはハノイには、飛行機でひとっ飛び。
初めてのプロペラ機でした。
小さな可愛いベトナム航空の飛行機で、ウホホーイ、ヒョエーって機内からプロペラを見つめて大興奮でした(+_+)///

着いたハノイのノイバイ空港は、オンボロでした。
街に向かう公共機関はなく、同じ飛行機に乗り合わせたバックパッカーが自然に集まって、
これからどうするぅ？って烏合のバックパッカーズ会議でした。。。

私も飛び入り参加(+_+)フフフ


誰かがミニバンと交渉成立で、烏合のバックパッカーズ乗り合わせで、ハノイの街中に向かいました。
ホアンキエム湖のほとりで降ろされました。
乗り合わせたのは、6，7人でした。

降り立った時の砂ぼこりの記憶があります。
当時まだホアンキエム湖の周りも舗装されていませんでした。。。

乗り合わせたアメリカ人とオーストラリア人に、お前も来い、一緒に行くっちゃと呼ばれて、市街に向かいました。
みんな、初めての旧北ベトナムでした。
周りはみんなベトコンじゃぁって、みんな怖かったんですよねぇ。
日米豪の小隊で固まって歩きました。

その頃は、南北で所得差が激しくて、ハノイ市民の所得は、サイゴンの1/5と言われていました。
旅してきた南部とガラッと雰囲気が変わって、とっても怖かったのです。。。
即席日米豪の混成バックパッカーズ小隊で、ベトコンのハノイ旧市街に侵入しました。

現在のハノイを旅している人には、その頃の雰囲気は絶対にわかりません。
日米豪小隊で街を歩けば、ベトコンヘルメットにカーキ色の軍服姿の人々に見つめられて、むちゃくちゃ怖かったんです。

街中ベトコンだらけでした。
いえ、戦争もとっくに終わって退役軍人ですけど、ベトコンヘルメットで、階級章のない軍服の男だらけでした。
そう、街中、ベトコンヘルメットにカーキ色の軍服姿の男だらけだったのです。。。

(-_-)ヒョエー、我れら混成小隊は怖くて声も出ず。。。
隊を離れるな~~~~~
固まって歩け~~~~~~
って感じでした。

ホテルは、もう適当発見。
隠れろ~~~~~
3人で一部屋が、15USDでした。
1人、5ドルでした。

大部屋でしたが、ベッドはなく、マットレスだけ。。。

夜は、無数のゴキブリがうじゃうじゃ出てきて、
アメリカ人とオーストラリア人は、おりゃー、おりゃーとサンダルで叩きまくりでした(-_-)//

ハノイの夜は灯りが少なくてとっても暗かったんですけど、みんなで一緒に飲みに出かけました。

小雨の中でした。


そこは、Bar で、お客さんは、西洋人ばかり。。。
ベトナム戦争映画の世界でした。。。

お客の誰かが、紙にタバコの葉を乗せて、巻くんです。
最後にタバコ紙をペロペロ舐めて封をして、巻き紙タバコが出来上がりです。

それが、その彼が、ぶっとい巻きたばこを一口吸って、お隣の人に回したんです。

そして、順々に回ってくるんです。
反時計回りでした。。。
回し吸いです。

私にも回って来ました。

私は、スモーカーでしたが、むちゃくちゃキツかったデス。

　Heavy　ヘビー　キっつー

と、ゲホゲホしてつぶやくと、みんな大爆笑でした。。。

キツいタバコでした。。。


2泊一緒で、出会ったアメリカ人とオーストラリア人と、半分一緒に三人小隊で行動を共にしました。
でも、西洋人とハノイの街中を闊歩していると、ハノイの人々の冷たい視線がとっても怖かったんです。
東洋人の私だけに突き刺さってきた感じです。

私はアジアの同胞である。
でも、私は祖国を逃れたベトベトの同胞ではない。
ボートピープルじゃない。
フランスやアメリカに亡命した、あなたがたの同胞ではない。

日本人じゃぁ、って叫びたかったです。

我々日米豪小隊は敵じゃない。
私は敵じゃない。
でも私は根を上げました。
ハノイ市民の冷たい視線が私に突き刺さって、むちゃくちゃ怖かった-_-)のです。

ちょっと小隊と別れてハノイの街中を1人で散歩しました。

それまでは、でっかいアメリカ人とオーストラリア人を盾にして歩いていたのです。

でっかい盾がなくなって1人でトコトコ散歩していると、
人々の視線が、ニッコリ柔らかに変わりました(+_+)///フフフ
街に溶け込めました。
そう、我らはアジア人の同胞じゃ(+_+)///


日米豪小隊の別れの朝、
米豪の彼ら2人は、ハロン湾へ、
日の私は、空港へ、そして、香港へ、

　ハロン湾で会おう、
　お前は、空で、俺たちは、船じゃぁ
　ハロンで、飛行機が見えたら、俺たちは手を振る。お前は、空から手を振れ!!!

　(-_-) (お前らバカ？)

　ハロンで会おう。
　お前、わかったか？

　Okじゃ。ハロンで会おう。オー(+_+)/// (私もアホ)

と言う、早朝のキャハハの別れでした。
もちろん、私の香港行きのキャセイパシフィックは、ハロン湾上空を飛んで行きませんでした(-_-)///よ

さらば、バックパッカーの友よ(+_+)///
戦友じゃないですけど、
ハノイを一緒に闊歩した、友です。
Good luck じゃ(+_+)///


彼らからちょっと別れた別行動のひとときに、街のベトナム航空のオフィスで、空港送迎サービスを頼んでいたのです。
そこから出発というベトナム航空オフィスに、バックパックを担いでトコトコ向かいました。

　(+_+)フフフ///

そこにあらわれたのは、日本退役のオンボロバスさんでした。。。
5ドルで運ちゃんに直払いでした。
最初に乗った乗客は私1人だけで、とっても心細かったです。

　ほんまかいな(-_-)?

その後、バスは、街をグルグル。

　ほんまに空港へ行きまっか(+_+)?

乗り込んで来るのは、ベトナム人だけ。
でも大きな荷物を持っている人はなく、みんな旅行者には見えませんでした。。。
通勤風？
ベトベトお姉さんもいっぱい乗り込んで来ました。

　このバス(-_-)何なんや？

あっ、これって、このバスって、ノイバイ空港で働く人の通勤バスだって、ようやく気がつきましたよ(-_-*)///

もう、最後のベトナムの洗礼でした。。。


いや、でも、それが最後ではなかったのです。。。


オンボロのノイバイ空港の小さなお土産屋さんで、手持ちのドンを使い果たそうと買い物しました。
その頃のロンリープラネットには、ドンが余ったら、トイレットペーパーに使えって書いてあったんですよねぇ(-_-)

買い物すると、お釣りが帰って来ませんでした。

お釣りーって促すと、

アオザイお姉さんは、鬼の形相となり、
こんなもの欲しいの？
って、お釣り小札を投げるように叩きつけました(-_-)ありえないのですが、あったのです。

終わりよければすべて良し。
でも、ベトナム旅行の終わりがムッチャ後味悪かったです。

それが最後のベトナムの洗礼となりました。。。


1996年は、まだそんな時代でした。。。

エリア ホーチミン(ベトナム)

オープンテラス席でビールを飲んで座っていると、いろんな輩が声をかけてきます。

駅弁売りスタイルの物売りおばちゃん/お姉さん
サングラス売り
ハンモック売り
ライター売り
宝くじ売り
でんでん。。。


タバコ売りは、ペヤっと持ってるタバコを見せるのですが、

ほぼ必ず、魔もあるって言うんですよねぇ。。。

その箱どこかには、魔が入っているのです。。。

私のバックパッカーデビューは、クーデター発生直後の、戒厳令下の1991年のタイです。

バンコクのバックパッカー通り、カオサン通りの裏通りで、奇妙な笑みでキャハハってご機嫌な日本人たちを見かけました。

魔ですか(-_-)!?　麻ですか(-_-)!?


やべー、危ねー、危ねー。。。

ハノイで、雨宿りでローカルカフェに入ったんですよねぇ。

ベトナム奥さんは、クンクン。

　あんた、魔、吸った？

　いいえ(@_@)タバコです。。。

カフェの店主が吸っていたようです。
これが魔、麻の香りなんだって、初めて知りました。


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タバコは、ポルトガル語からでしたっけ(-_-)?

フランス語だと、
タバコは、tabac
タバです。。。

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因みに、フランスで歩きタバコをやっていると、すれ違いざまに、一本ちょうだいって、よく声をかけられるんです。
もう、フランスの摩訶不思議です。

東南アジア諸国で、タバコちょうだいって声をかけられることなどありませんが、フランスでは普通にあります(-_-)///

えー、と、一本どうぞって差し出して火を付けてあげると、
Merci メルシー ありがとうって去っていきます。

声を掛けてくるのは男性だけではなくって、フランス美女もいるんですよねぇ。
Oui ウイ、はい、マダム、マドモアゼル。
どうぞって感じです。

もう目が点(@_@)です。

なぜ通りがかりの東洋人(私)に声をかけてくるのか謎です。
ベトベト人じゃないぞ、ジャポネじゃぞ(-_-)///

フランスの摩訶不思議です。


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これを書いていて思い出したのが、これです。


着いたばかりのフランスの田舎街で、歩きタバコをして散歩していました。
通りがかりの若者が、タバコちょうだいって、声をかけてきました。

私は気前よく、一本差し出しました。
若者はまさかもらえると思っていなかったらしく、

　何処のお国のお方ですか？

　日出処の国でござる。

　へー、ジャポネでございましたか。
　そこもとは、クルドの浪人でございまする。

　な、な、な、なんと、ク、ク、クルドの民であると申すか？

　はい、今、クルド国はございませぬが、我が家族も我らの民の一部もフランスで頑張っておりまする。
　
　なんとご立派な。あっぱれでござる。

　今宵、クルドの民の宴がありまする。よければ、お越し願えませぬか？

って、それはよくよく聞くと、ただクルド人の集まりで、みんなでディスコに行くってことでした。。。

　拙者は所要(出張)でこの街に来ておりましてのぉ。明朝早くご奉公(仕事)でござる。ゴメンつかまつる。
　しからば、ごめん。

　はっ、タバコ一服、かたじけのうござった。


なーんて出会いもフランスの片田舎の街でありました。。。

(クルド人との会話は仏語で、翻訳は、私の適当な翻訳です。。。)

このクルド人とのエピソードは、1996年で、私が初めて旅行したベトナム直後の、初めてのフランス出張でした。。。

出会って一緒に飲んでいるアメリカ人とか、オーストラリア人、などなどに、

魔を勧められることがあるんですよねぇ。。。

キッパリ断れば、それ以上勧められることはありません。

キッパリ断るのが肝心です。

テラス席に座っていると、いろんな物売りがやってきます。

駅弁売りスタイルのお土産雑貨売り。
サングラス売り。
ハンモック売り。
靴磨き。
などなど。。。

タバコ売りが曲者です。

いらないって断わると、

　麻、麻　ふぁな

って、小声でささやいてきます。

　(-_-*)あかんやろ

サイゴンにはいろんな魔がはびこっています。

こんなお店に入れば、きっといろんな魔が何でも手に入ります。

魑魅魍魎の街です。

御用心、御用心。。。

https://www.viet-jo.com/home/news_search.php?types=news&s=%E9%BA%BB%E8%96%AC&x=42&y=15&from_date=&to_date=&artpage=10０



内緒の話です。
べとべと奥さんに知れると、アベサダ事件となります。。。

今は、なくなって残念なのですが、一軒のbarがファアングラオ通りにありました。
べとべと美人がいっぱいたむろしていました。
今は、なくなってしまいましたがファングラオの168番地です。。。

ある日、ボンキュッポンの美女お姉さんが、ディスコ行こうって言うんですよねぇ。

　(+_+)/よかばい

　じゃ、私のお姉さんも、それからこの娘も一緒にね(^_^)///

　(-_-)///みんなで行くっちゃ

と言うことで、超可愛い女の子を三人引き連れて、ディスコに行きました。

んん、バブル時代の六本木以来のデスコでした。。。

　デスコですか(-_-)!?

　ディスコよ(+_+)///

ーーーーーーーーー

因みにフランスでデスコは、

Boîte de noir　ボワット ド ノワー　

boîte 箱
de の
noir 黒


おフランスでディスコは黒い箱です。。。(+_+)///フフフ

デスコ、デスコ、デスコのパヒュームは三人ともとっても可愛いです。
キャンディーズでは、スーちゃん派でした。

パヒュームは、三人甲乙つけがたい美女たちです。

英語では、perfume パヒューム

フランス語では、parfum、パルファンです。。。

香水ちゃんたちです。

ーーーーーーーーー

さて、

デスコは、200万ドンで、レミーマルタン一本付きでした。
一緒に行ったベトベト美女は三人。キャンディーズ？パヒュームちゃん？
みんなで200万ドン。
もうお大臣様気分でした。。。(いえ、酔っぱらいのアホでした)

　私、超楽しい。
　私、エル飲む。

って、ボンキュッポンの娘は、可愛いお口に、魔を放りこみました。

　えっ(-_-)///ヒョぇー、アホ、インシャラー、アーメン、南無(+_+)///

その後、ボンキュッポンの可愛い娘は、キャハハと挙動不審でした。。。


何やってんねん(+_+)!? 　って、ボンキュッポンのべとべと美女は摩訶不思議行動で目が離せませんでした。。。



魔です。。。


サイゴンでは、ディスコやカラオケなどで薬物と売春などの
ベトベト警察による一斉摘発があります。


サイゴンのデスコは、超ヤバいです。

御用心、御用心。。。

今回、いつものお店でビールを飲んでたのですが、

巻きたばこを作り始める輩がいました。

プーンと麻の香り。
回し吸いが始まりました。。
豪英米のお隣さんは、だあれも、いかん、駄目って言いません。。。

　(-_-)ヤバい

でもそれは、断ればいいだけなのです。

そんなにオープンに麻を取り出す人を初めて見たので、写真を取らせてもらいました(+_+)///

写真は毎度ピンボケでスミマセン(+_+)/



さて帰国です。

洗濯できないものもありました。
シャツに麻の匂いついてるかなぁ。。。
いや、お隣さんが吸ったもので、私ではないんですけど。。。

バインミー(バゲットのベトナムサンドイッチ)がバックパックに入っていました。
夜食にと思って忍ばせておいたのですが、結局、食べきれず。。。

機内で朝食を食べて、もうお腹いっぱいでした。

バインミーには、おばちゃんが、パテをいっぱい塗りたくってくれました。
でも、肉の持ち込みは、駄目です。。。
成田のイミグレーション前のゴミ箱に捨てました(T_T)おばちゃん、ごめんなさい。

可愛いクンクン探知犬に見つかります。。。
さらば、バインミー(T_T)

麻薬探知犬もいます。
クンクンクンクン(^_^)///ブラボー可愛い犬さん。


荷物受け取りでは、可愛いお姉さんに連れられた探知犬にトランクをクンクンされました(+_+)///
お姉さんも犬も、ムッチャ可愛いちゃ(^_^)///だっちゃ

幸い可愛い探知犬は私のトランクに目もくれず、反応せず(+_+)///トコトコ通り過ぎて行きました。
って言うか、持ち込み禁止物は、なにも持ってませーーーーん(^_^)///
当たり前です。

トランクに入った洗濯していないシャツについた麻の香りは薄かったようです。。。
私は、吸っとらん(-_-)///ですし


まあ兎に角、

ベトナムの魔には、御用心、御用心(+_+)///羽目を外してはいけません。

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02/12/2019追記