2014/10/10 - 2014/10/10
2位(同エリア53件中)
wiz さん
パリから日帰りの旅。
今回は・・
クラン川に囲まれた高台に築かれた古都ポワチエにて
ロマネスク三昧 の1日を楽しみました!
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ポワトゥー地方ポワチエは・・
パリから南西に約350kmに位置、
クラン川が刻み残した小高い丘に広がる都市。
パリ盆地とアキテーヌ盆地の境界になっている。
紀元前 ケルト人がこの丘に城塞を築く
紀元後 征服者のローマ人が都市を建設
359 聖イレール(ヒラリウス)がポワチエ司教に選出され宣教に活躍
・・これ以降、ポワチエは宗教都市としても発展
507 ヴイエの戦い(ゴートに対する勝利)
559 聖女ラドゴンドがサント・クロワ修道院を創立
732 トゥール・ポワチエの戦い(イスラムに対する勝利 )
9C グランリュ、大通りの名が憲章に記される
(ヨーロッパに残る通りの名称としては最古のもの)
10-12C頃 ロマネスク教会の建造
ゴシック時代 ポワチエは長年にわたりアリエノール・ダキテーヌの
持参財産を受継いだギュイエンヌのイギリス領地に属していた
13-16C 断続的に国王が居住、百年戦争間は黒太子軍の攻勢にさらされる
1356 ポワチエの戦い(イギリス軍に敗北)
1360 ブレティニー条約によりポワトゥーの都市はイングランド領に
1372 デュ・ゲクランがポワチエをフランス王国に奪還
1418 シャルル7世がポワチエに宮廷を置く
1429 裁判所のゴチック式大広間にてジャンヌ・ダルク審問
1431 首都パリを逃れてきた大勢の知識人によりポワチエに大学が創設される
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ポワチエ市
http://www.poitiers.fr/
ポワチエ観光局
http://www.ot-poitiers.fr/
15C ベリー公のいとも豪華なる時祷書(7月) に描かれたポワチエの城
http://bit.ly/1coXEoD
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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モンパルナス・ビヤンヴニュ駅 Montparnasse Bienvenue (Metro)
今回のパリでの滞在ホテルは、ノートルダム近くの5区サン・ミッシェルあたりのホテルでしたので、メトロ4号線でモンパルナス・ビヤンヴニュ駅まで来ました。
4号線モンパルナス・ビヤンヴニュ駅から国鉄モンパルナス駅までは、この長い連絡通路があります。 歩く歩道 (フランス語では Tapis roulant というのでしょうか) があるのでだいぶ楽ですけど、時間に余裕が必要です。モンパルナス ビヤンヴニュ駅 駅
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国鉄モンパルナス駅 SNCF Gare Montparnasse
国鉄駅に到着しました。 私たちが乗るのは7時46分発のTGVです。
因みに、今日の予定(パリから日帰りの旅)はこんな感じ。
2014年10月10日(金)
07h46 PARIS MONTPARNASSE
09h42 POITIERS CENTRE
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16h09 POITIERS CENTRE
17h49 PARIS MONTPARNASSE
切符はいつもどおり www.voyages-sncf.com にて購入、
往路は27EUR、復路は31EURのTGV Prem's切符でした!
旅行自体を決定したのが8月末だったので切符の予約は9月4日。モンパルナス駅 駅
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国鉄モンパルナス駅 SNCF Gare Montparnasse
2等の切符なので、発車ホーム7番の一番 ”奥” の方の車両に乗り込みます!モンパルナス駅 駅
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往路は、ポワチエまで乗車時間1時間56分のTGV、
St-Pierre-des-Corps, Chatellerault停車。
復路は、パリまで乗車時間1時間40分のTGV、
パリ・モンパルナス駅までノンストップでした。
今日は、濃霧注意報でも出ていたのか、車窓からの景色はすごい靄がかかっていて、車窓からの風景を1枚も写真を撮らないうちにポワチエに到着してしまいました・・! -
というわけで、車窓からの風景を1枚も撮らないうちにポワチエに到着!
到着ホームからいったん高架橋に上がったら、
さっそく初っ端から反対側の出口に出てしまう間違え!
気を取り直して、反対側へ・・ -
ホーム上の高架橋を反対側へ歩いたら駅ビルに繋がっていました。
ポワチエ旧市街へはこちらへお越しを! -
前方にエスカレーターが見えてきました。 (手前は地上階からのエスカレーター、
旧市街へは向こう側の建物の中にあるエスカレーターに進みます。)
はじめからエスカレーターを使うなんて趣がないけれど・・
ここは楽をしちゃいます!
ここで楽してもまだまだ階段があるんです。ポワティエ駅 駅
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エスカレーターや高架橋を使って、ここ ソルフェリーノ通り Boulevard Solferino のところまでは楽に移動できました!
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ソルフェリーノ通り Boulevard Solferino、 反対側。
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ソルフェリーノ通り Boulevard Solferino から 旧市街に入るには、この階段は昇らなくては!
(帰路は ソルフェリーノ通り Boulevard Solferino の坂道を下りました。)
ここは楽できませんでしたので頑張ります! -
アルチュール・ラン通り Rue Arthur Ranc とヴェルダン通り Boulevard de Verdun の角に到着!
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これはクチコミで使った画像ですが、上の写真はこの地図で6番のところです。
私たちはポワチエ駅から赤の線を歩き、まずは今日一番の目的地ノートルダム・ラ・グランド教会(この画像で裁判所の方向)を目指しました! -
いつものようにインターネットで探したもの・・オフィス・ドゥ・ツーリズムやら市のHP等から役に立ちそうなものを事前にプリントしていきました。 そのいくつかがこちら。
右上の地図が一番役に立ちました! -
ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所)
Palais de justice de Poitiers
アルフォンソ・ル・プティ広場側
今日一番の目的地、ノートルダム・ラ・グランド教会の手前にポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所)があるのでついでに撮影しておきます。 駅から歩いてくるとこの アルフォンソ・ル・プティ広場 Place Alphonse le Petit 側に到着しますが、脇道のコルドリエ通りからみたポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所)の方が中世の雰囲気を残していて素敵です。ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワティエ裁判所) 建造物
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コルドリエ通り Rue des Cordeliers
この通りの右側にコルドリエ・ショッピング・センターというのがあるので、このあたりは商業エリアのようです。
この通りをしばし歩くと、左手に中世の雰囲気を残すポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所)の建物が見えてきます(次の写真)。 -
ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所) Palais de justice de Poitiers
コルドリエ通り側
ポワチエの高等法院(ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所))は、街のほぼ中央にある12世紀からの建物(コルドリエ通り側、ノートル・ダム・ラ・グラン教会近く)。
かのジャンヌ・ダルクが審問を受けたのは、この高等法院の大広間なのだそうです。 中世には、ポワトゥ伯アキテーヌ公宮殿として使われ、王政復古時代に、アルフォンソ・ル・プティ広場(2枚上の写真)に面している正面部分が付け加えられたそうです。
ここにジャンヌ・ダルク像がありました。ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワティエ裁判所) 建造物
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ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所) Palais de justice de Poitiers
ジャンヌ・ダルク像
≪ジャンヌを引見した王太子シャルルは、すっかりジャンヌを信用したが、王太子の側近たちは、まだ彼女の信仰や人柄に関して疑いの気持ちを持っていた。 そこで彼らは国王顧問会議を開き、ジャンヌの正体をあきらかにするために高位聖職者による専門の法廷をもうけるべきだという結論を出して、それを王太子に認めさせた。 ジャンヌを審問する宗教審問会は、当時、王太子の高等法院や大学の置かれていたポワチエに召集された。 審問会は「信仰に反するものは見当たらない」と結論付け、ジャンヌは従軍が許されオルレアンへと向かった。・・ ≫ -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
今日一番の目的地ともいえるノートルダム・ラ・グランド教会に到着しました!
ポワトゥー地方ポワチエのロマネスクを代表するのがここノートル・ダム・ラ・グラン教会。 華麗なる西ファサードの彫刻(典礼劇に着想を得たという)が特に有名な教会です。 ポワチエに来たのは(私にとって)これが見たかったから、と言っても過言ではありません。
パリの建築文化財博物館で見た時、この地域(ポワトゥーやサントンジュ地方)の石の質感がとても印象的でした。 とてもやわらかく彫刻をしやすい石のように感じます。 ロマネスクの時代はそれぞれの地方の特色を持った石を使っているのでおもしろいです。ノートルダム ラ グランド教会 寺院・教会
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ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
この物語絵巻のようなフリーズを見たかった!
フリーズ部分を左から右へ5枚続けて写真をアップしておきます。
1.左から、アダムとイヴの原罪、ネブカドネツァル王
中世のタイポロジー(予型論)では、アダムはキリストの予型と見做された。 これは両者がそれぞれ時代を開始する人間、もしくは「天与の存在」であるという理由からである。 同じような理由によって最初の母であるエヴァ(イヴ)は聖母マリア、もしくは「教会」自体を予告する存在とされた。 ≪西洋美術解読事典より≫ -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
2.モーセ、エレミヤ、イザヤ、ダニエルの四預言者
モーセ: 「神は汝の兄弟のうち汝に預言を与える」
エレミヤ: 「以後、その姿はこの世に見られ、親しい人びととともにある。」
イザヤ: 「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち・・」
ダニエル: 「人は至聖所を敬うがゆえに、香油を塗ることを止める。」 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
3.左から、受胎告知、エッサイの樹
ここポワチエのエッサイの樹はエッサイ(旧約の王ダビデの父)の頭の上に樹の根が出ていますがが、サン・ドニやシャルトルのステンドグラスでは横たわるエッサイのお腹から樹の根が出ています。 ポワチエのこうした図像はまさに典礼劇でこのように演じてられていたからなのだそうです。 ポワチエのエッサイの樹を見ていると、教会前で典礼劇が繰り広げられていたのが少し想像できるような気がしてきます。
サン・ドニのエッサイの樹
https://goo.gl/Yqg4X4
シャルトルのエッサイの樹
https://goo.gl/GWcbJJ -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
4.エリサベト訪問(御訪問) -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
5.キリスト降誕
(動物たちの間に寝かされた幼子、藁布団の上に横たわる聖母、幼子を洗う産婆、坐るヨセフ) -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
光背(マンドルラ)に包まれて
四福音書記者 の象徴を従える 栄光のキリスト -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
この写真や次の写真は、ポワトゥー・サントンジュ地方らしいアーキヴォルト(弧帯)彫刻だと思います! -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
※もうひとつ作成した旅行記に
この旅行記で載せられなかった写真も添付しました!
http://4travel.jp/travelogue/11020373 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
ファサードにはもともと彩色が施されていたそうです。
ノートルダム・ラ・グランド教会は、夏やクリスマスに
彩色ライトアップが行われますが・・もともとの彩色を再現するものなのかなぁ?
http://www.tourisme-vienne.com/fr/activite/737/polychromies-de-notre-dame-la-grande -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
教会の中に入りました。
中に入ると、石の質感のせいか、少しグレーがかった色味を感じたのですが、目が慣れてくると柱頭の色彩が目に入ってきました。 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
はじめは、ほの暗さの中に建物自体の力強さを感じましたが、内陣や周歩廊あたりに行くとさらに神秘的な力強さを感じる教会でした。 -
ノートルダム・ラ・グランド参事会教会 Eglise Notre-Dame la Grande
暗いので写りが悪いですが・・ 天井の壁画(12世紀中頃)の説明版もありました。
「小羊の礼讚」、「栄光のキリスト」、「荘厳の聖母」 などの壁画が残っています。 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
暗いので写りが悪いですが・・
(上の説明版と同じ構図で1枚撮影)
上から
「小羊の礼讚」
「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた栄光のキリスト」
「荘厳の聖母」
(写真上が西、写真下が東) -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
壁画や柱頭彫刻は撮ったのですが暗くてぶれてしまったもの多数・・。
真ん中に並んでいるのは 「12使徒」 (両側に6人ずつ)、
その上が 「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた栄光のキリスト」 です。
(上の写真とは向きを変えて・・ 周歩廊北側から南側を撮影) -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
ノートルダム・ラ・グランド教会の華麗なるファサードが制作されていた時代、隣接する宮廷ではアリエノール・ダキテーヌ(1122-1204)が青春の日々を過ごしていた。 トゥルバドゥールに囲まれ、文学や詩を愛したアリエノールのもと、ポワチエでは華やかな宮廷文化が開花した。
やがてアリエノールはカペー家のルイ(ルイ7世)と結婚してフランス王妃(1137-)となり、ルイと離婚したあとはプランタジュネ家のアンリ(ヘンリー2世)と再婚してイギリス王妃(1152-)となる。
政治に翻弄されながら生きたアリエノールは、いつまでもポワチエを愛してやまなかった。 ノートルダム・ラ・グランド教会は、このアリエノールが聖母に祈りを捧げた場所であった。
(フランス・ロマネスクへの旅/中公新書より) -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
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ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
やはり、このあたりが一番力強さを感じる空間でした! -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
内陣や放射状祭室、周歩廊、側廊には彩色の残る壁画や柱頭なども残されていました。
柱頭彫刻は高い位置にあり、撮影は少しぶれやすいかもしれません。
ポワチエの教会はほとんどがほの暗く内部の柱頭彫刻の撮影はぶれやすかったです。 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
ポワチエの教会前にはほとんどこの案内板が設置されていました。 -
イチオシ
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
教会の案内板とともに西南から西ファサードを1枚。
教会前には古本市が立ちはじめ、少し陽がさしてきました。ノートルダム ラ グランド教会 寺院・教会
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ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
教会の後陣側から。 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
この教会まわりにはレストランやキャッフェが並んでいました。 -
グランリュ Grand'Rue に入り・・
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セヴォル・ド・サント・マルト通り Rue Scevole de Sainte-Marthe を通り・・
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カテドラル通り53番地 53 Rue de la Cathedrale に到着!
ラ・ロゼ館 Hotel a l'enseigne de la Rose
先ほど載せたジャンヌ・ダルク像のすぐ近く、カテドラル通り53番地にはジャンヌが泊まったという館があったのだとか。 ラ・ロゼ館とよばれた建物は、当時の面影はほとんど残っていませんでしたが、その歴史を示す看板だけは建てられていました。 -
カテドラル通り53番地 53 Rue de la Cathedrale
ラ・ロゼ館 Hotel a l'enseigne de la Rose
これが、ジャンヌが泊まったという館の前にあった案内板です。 -
カテドラル通り53番地 53 Rue de la Cathedrale
ラ・ロゼ館 Hotel a l'enseigne de la Rose -
カテドラル通り Rue de la Cathedrale
カテドラル通りでジャンヌに関する記念碑もみつけました! -
カテドラル通り Rue de la Cathedrale
カテドラル通りの名のとおり、行く先にはサン・ピエール大聖堂の塔が見えてきました。
というわけで、もちろん、次の行く先はサン・ピエール大聖堂です! -
カテドラル通り Rue de la Cathedrale
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サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
いざ大聖堂が目の前にあらわれたら、スペースが狭すぎて広角で写せるカメラじゃないと全体がおさまりません! 私のコンデジじゃここまででした・・。
ここの建築様式は、プランタジュネ(プランタジネット)様式のゴシック建築。サン ピエール大聖堂 寺院・教会
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サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
これから見る、この教会のみどころ、「磔刑」のステンドグラスの写真がこの案内板の左にも載っています。 -
サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
ゴシックなのですが横の広がりも感じる造りになっています。 -
サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
この教会は、何と言っても、12世紀のステンドグラス「磔刑」が有名です。
このステンドグラスは、上から3分の2を「昇天」「磔刑」が占め、下の3分の1に「キリストの復活」、そしてこの大聖堂の守護聖者である「聖ペテロと聖パウロの裁判と殉教」のエピソードがあらわされています。 最下部にはステンドグラスをささげる姿で寄進者像(1165〜70年頃プランタジュネ家のアンリ2世<ヘンリー2世>とアリエノール・ダキテーヌであろうとされている)が描かれています。
ポワティエ大聖堂は東端(シュヴェ)を平らな壁体としているのですが、その真ん中にこのステンドグラスがあります。 高さよりも水平方向の広がりを重視するこの大聖堂の構想はユニークなのですが、フランスでは追従作品を生まなかったそうです。サン ピエール大聖堂 寺院・教会
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
サン・ピエール大聖堂のお隣りには、サン・ジャン洗礼堂があるのですが・・
私たちの訪問時は入場時間が14h30-16h30だったので、また14h30頃にここに戻ってきたいと思います。
今は、ひとまず外観を数枚撮っておこう!サン ジャン洗礼堂 寺院・教会
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
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サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
サン・ジャン洗礼堂から サント・ラドゴンド教会へ向かう際、ここを通ったので1枚。
先ほど書いていましたが・・これがポワチエのサン・ピエール大聖堂の東端(シュヴェ)でたしかに平らな壁体をしています。 この平らな壁面がさっき見てきた「磔刑」のステンドグラスのあるところです! こんなかたちは珍しいですよね。 -
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
サント・ラドゴンド教会に到着! ここのすぐ裏側にクラン川が流れています。
西正面はとても細長く、かつ教会前のスペースが狭いのでファサードと塔を全体で撮るには、この写真のように、Rue Arthur de la Mauviniere から撮るしかなさそうです。サント ラドゴンド教会 寺院・教会
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サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
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サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
ファサードはゴチックっぽかったけれど、鐘楼はロマネスクかな。 -
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
ファサードはあまり好みじゃなかったのですが、教会内部では鮮やかな彩色の柱頭彫刻や壁画が見られました。
ここはロマネスクとゴシックの混ざった様式ですかね。 -
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
彩色が施された色鮮やかな独特の雰囲気を持つ空間です。
色鮮やかさはこの教会がポワチエで一番だったかも。サント ラドゴンド教会 寺院・教会
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サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
このあたりの柱は、ノートルダム・ラ・グランド教会に似ている感じ。 -
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
柱頭彫刻は高い位置でぶれぶれ・・でも1枚、アダムとイヴを・・。 -
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
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サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
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サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
聖女ラドゴンドのお墓もあります。
※ 聖女ラドゴンド Sainte-Radegonde: フランク王クロタール1世(メロヴィング朝フランク王国の創始者クロヴィス1世の息子の一人)の妻となるが、宮廷を去り、ポワチエで サント・クロワ修道院 Abbaye Sainte-Croix de Poitiers (現サント・クロワ美術館の場所) を設立した。 目の見えない女を癒したり、悪魔に憑かれた女を癒したりした。 6世紀ポワチエの守護聖女。 -
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
よく見るとおもしろい彫刻も見られます。 -
サント・ラドゴンド教会を出たあとは・・
ポワチエ旧市街、高台の町を囲む クラン川 Le Clain へ。
上の方に霞んで見えるのは 砂丘の聖母 Notre Dame des Dunes。 19世紀のもので金ピカ。 -
クラン川 Le Clain
今さっき見てきたサント・ラドゴンド教会の塔が見えます。 -
クラン川 Le Clain にかかる ジュベール橋 Pont Joubert
この橋の上には昔は礼拝堂があったようです。
ところで、フィギュア・スケートのブライアン・ジュベールはポワチエ出身らしいです。 このジュベール橋のジュベールとは関係ないはずだけど・・ちょうどジュベールという単語が出たので話題にしてみました。 -
ポワチエを見下ろす展望台のようなところがあるらしいので・・
階段をのぼって一心不乱に? ”前” を見て頑張っていたのですが・・
階段の途中で ”後ろ” を振り返るとこんな感じでポワチエの町が見えたのです!
かなり息が切れる階段でしたが、この眺望を見たら、残りの階段を頑張ろうと思いました! -
階段の勾配はこんな感じ!
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サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
今見てきたばかりの教会の後陣をアップで撮ってみました!
この教会の中に鮮やかな彩色の柱頭や壁画があるけれど、そういうことって外観からは想像できないですよね。 -
サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
こちらはシュヴェ(東端)が平らというサン・ピエール大聖堂。 写真に見える真ん中の窓に「磔刑」の有名なステンドグラス(12C)があります。 -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
やはり、まだ濃霧が残っていたのでしょうか・・。 ノートルダム・ラ・グランド教会までズームアップすると、かなり靄のある風景になってしまいました。
晴天だったら屋根の茶色ももっと鮮やかだろうに・・。 -
手前左から、奥右へ
サント・ラドゴンド教会 Eglise Sainte-Radegonde
サン・ピエール大聖堂 Cathedrale Saint-Pierre
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
もう少し晴れていたらなぁ・・! -
左手を見ると、クラン川も見下ろせる風景。
手前の建物はちょっとイマイチかもしれないけれど、やっぱり川を入れて撮った方がいい感じもするなぁ。
この展望台?からの景色はポワチエ市の宣伝動画でも使われていました!
https://youtu.be/aEhmVDgJmiU -
再度、階段へ、来た道を戻ります!
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クロワ・ルージュ通り Rue de la Croix Rouge を歩いていたら、右の小路にはいってゆくマダムが・・
・・マダムの行く先にはすごい景観が見られました! 絶妙なバランス・・! -
クラン川 Le Clain に沿うように北へ道を進みました。
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クラン川 Le Clain 沿い、Rue des 4 Roues という道からの風景。
Moulin de Chasseigne -
クラン川 Le Clain 沿い(Rue des 4 Roues)から望む
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
ここから撮ったポストカードがあったので、同じ場所で撮りたい!と思い、ポストカードの風景を探しながら歩きました。
この教会は、ノートル・ダム・ラ・グランド教会の方からも行けますが、こんな感じでクラン川沿いから望む構図もなかなか素敵でした(だいたいの位置は、66 Rue des 4 Roues あたり)。
これからあの教会に向かいます! -
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
クラン川 Le Clain を ロシュレイユ橋 Pont Rochereuil で渡って、ムードン通り Rue du Mouton を北から南へ歩き、こちらへ到着しました! -
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
Mariage du roman et du gothique
こちらはロマネスクとゴチックの混ざった(マリアージュ)様式のようです。 -
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
ルネサンスのようだけど・・ 建築自体はロマネスク期にたてられ、このあたりの装飾などはもっと後の時代のものなのかも。 -
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
ここの教会内部は、とても明るい光で満ちていました!
ポワチエは彩色の残る柱頭や壁画のある教会も多く、建築に使われている石の色のせいかほの暗いところも多いので、この教会に使われている白い石の明るさは新鮮に感じました。 気持ちよい空間でした。
半円アーチ(ロマネスク)と尖塔アーチ(ゴシック)のマリアージュが見られますね!
(石の質感はそれほど古く感じないけれど・・)サン ジャン ド モンティエヌフ教会 寺院・教会
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サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
見やすい位置に柱頭彫刻がありましたが、後世のもののような? -
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
このあたりは半円アーチなのでロマネスク。 -
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会 Abbatiale Saint-Jean de Montierneuf
西ファサードの壁面の文様には(西欧最古の)サン・ジャン洗礼堂を連想させるようなものもありました。 -
サン・ジェルマン教会(現サン・ジェルマンオーディトリオム)
Eglise Saint-Germain
サン・ジャン・ド・モンティエヌフ教会を訪問した後にこちらに寄ってみました。
サン・ジェルマン通りをはさんで、教会の向かい側には ポワチエ国立音楽院 Conservatoire National de region de Poitiers があり、教会前の広場に立っていると、楽器の音が聞こえてきて、若い人たちも多かったです。
この教会は、12世紀ロマネスク期の建築かと思いますが、今はサン・ジェルマン・オーディトリオムとなっていて、コンサートなどで使われるようです。
中には入ることができなかったので、外観だけ写真におさめ、再度ノートル・ダム・ラ・グラン教会前を通りながら、サン・ポルシェール教会に向かいました。サン ジェルマン教会 (現サン ジェルマン オーディトリオム) 寺院・教会
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サン・ジェルマン教会(現サン・ジェルマンオーディトリオム)
Eglise Saint-Germain
カルチエ・サン・ジェルマンの案内板 -
サン・ジェルマン教会(現サン・ジェルマンオーディトリオム)
Eglise Saint-Germain -
トロワ・ロワ通り Rue des 3 Rois
ノートルダム・ラ・グランド教会を再度通ろうと思いますが、まだ通っていない道を歩くことにしました。 このあたりはコロンバージュの家が見られる通りでした。
青い家の右(ジャン・ブッシェ通り Rue Jean Bouchet)に行くとクラン川の方へ降りていけます。 -
トロワ・ロワ通り (右はサン・ジェルマン通り)
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シェンヌ通り Rue de la Chaine
上の写真の反対側を見ると、シェンヌ通りの坂道。 この坂道をのぼっていきます! -
シェンヌ通り20番地 20 Rue de la Chaine
Les maisons a pan de bois -
シェンヌ通り27番地 27 Rue de la Chaine
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リベルテ広場 Place de la Liberte の 自由の女神像
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リベルテ広場 Place de la Liberte の 自由の女神像
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シャルル・ド・ゴール広場 Place Charles de Gaulle
ノートルダム・ラ・グランド教会に戻ってきました。
これから、サン・ポルシェール教会へ向かおうと思っていたけれど、ちょっと疲れたので教会前の Columbus Cafe & Co という名のキャッフェで休憩しました。 化粧室がきれいなキャッフェでした!ポワティエ旧市街 旧市街・古い町並み
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ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
ポワトゥー地方の特徴的な塔のかたちノートルダム ラ グランド教会 寺院・教会
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ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
ここはもう見納めかもしれないのでまた複数枚写真を撮影しました! -
ノートルダム・ラ・グランド教会 Eglise Notre-Dame la Grande
華麗なるフリーズの上は、12使徒と2人の司教(聖マルシアル、聖イレール)。 -
ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所)
Palais de justice de Poitiers
ノートルダム・ラ・グランド教会からサン・ポルシェール教会へ。
はじめに見たジャンヌ・ダルク像のある旧高等法院はこんな横顔もあります。 -
ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワチエ裁判所)
Palais de justice de Poitiers
またジャンヌ像の前を通って1枚・・ポワトゥ伯 アキテーヌ公宮殿 (ポワティエ裁判所) 建造物
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ガンベッタ通り Rue Gambetta に入ると・・まもなく・・
サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire が見えてきました。
サン ポルシェール教会 寺院・教会
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サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
獅子の谷のダニエル -
サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
立ち上がる獅子、獅子の谷のダニエル -
サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
聖杯から飲む2羽の鳥、生命の木を囲む獅子(LEONES) -
サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
教会内部の柱が中央(写真右の柱)に立っていて、かなり独特な造りだと思います。サン ポルシェール教会 寺院・教会
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サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
かすかにですが柱に壁画も残っていました。 -
サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
鐘楼の部分は11世紀後半のロマネスク様式で、教会自体は1509年から1520年に再建されたそうです。サン ポルシェール教会 寺院・教会
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サン・ポルシェール教会 Eglise Saint-Porchaire
11世紀後半のロマネスク様式という鐘楼をズームアップ!
よく見ると動物や人の顔が見られます。 -
ヴィエンヌ県庁 Prefecture de la Vienne を通り過ぎ・・
テオフェラスト・ルノド通り Rue Theophraste Renaudot を直進。ヴィエンヌ県庁 建造物
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サン・ティレール通り Rue Saint-Hilaire を歩くと見えてきました!
サン・ティレール・ル・グラン教会(11世紀建造)
Eglise Saint-Hilaire le Grand
ポワチエで唯一世界遺産に登録されている
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路教会です。 -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grandサン ティレール ル グラン教会 寺院・教会
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サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
ドワイヤネ通り Rue du Doyenne から見た教会後陣。 -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
後陣をぐるっと見てまわり・・ -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
内部に入りました。
この教会はちょっと写真では伝わらないような感じもするのですが・・
中へ入った瞬間、(感覚的に)すごい!と感じる教会でした。サン ティレール ル グラン教会 寺院・教会
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サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
司教像が描かれたロマネスクの壁画(11世紀末)
この司教像の壁画は衣の表現にサン・サヴァン聖堂のトリビューンとの関係がみられるのだそうです。 -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
「聖マルタンの物語」
・・ 貧者にマントを与える聖マルタン (Martin de Tours) -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
エミール・マールの本で紹介されていた柱頭彫刻 「聖イレールの死」
しかし、この見たかった柱頭彫刻 「聖イレールの死」 の置かれている位置は非常に高く、かつあまり明るくないので、ズームを使って写真を撮るのはなかなか難しくほとんどぶれてしまいました・・。 これもそうなんだけれど・・一応1枚。
ポワティエの聖ヒラリウス(聖イレール) wikipedia
https://goo.gl/X3sFB2 -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
エミール・マールの『ロマネスクの図像学』によれば・・
≪ 聖イレール(ポワティエのヒラリウス Saint Hilaire de Poitiers)は、4世紀、キリスト教の最も巧妙な聖人の一人。 はじめ異教徒だった彼は司教になる前に結婚していたが、ひとたびキリスト教徒になると、アリウス主義に対する最も果敢なカトリック正統の擁護者として活躍した。 聖ヒエロニムスの記したところによると、彼の書物には 「 ローヌの流れのように抗しがたい力があった 」 ということである。・・ ≫ -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
この教会は、他の教会とは少し離れたポワチエ旧市街の南西部に位置しますが・・
教会建築/美術に興味がある方ならば、できれば見学された方が良いと思います! -
サン・ティレール・ル・グラン教会
Eglise Saint-Hilaire le Grand
最後に外観の写真を1枚撮って・・ -
市庁舎の南 曲線を描く ブルカニ通り に残る遺跡は・・
ローマ時代の円形劇場跡 Amphitheatre de Poitiers!
時間もせまってきているので、午前中入場時間の関係で見られなかったサン・ジャン洗礼堂へ戻るのですが・・
・・せっかくだから アリエノール・ダキテーヌ通り Rue Alienor d'Aquitaine 経由で、ブルカニ通り Rue Bourcani に残るという ローマ時代の円形劇場跡 Amphitheatre de Poitiers を1枚撮影するためにここを通りました!
このあたりは地図を見てもなんとなく円形劇場があった事を想像させる道のつくりです。
http://bit.ly/1FZC71Qローマ時代の円形劇場跡 史跡・遺跡
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ポワチエ市庁舎 Hotel de ville de Poitiers
自転車で旅するももんがあまんさんはこの隣りにお泊りでしたね!ポワティエ市庁舎 建造物
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
入場時間14h30にここに戻ってくるはずが、現在15時11分!サン ジャン洗礼堂 寺院・教会
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
サン・ジャン洗礼堂は、4世紀に建てられた西欧で最古のキリスト教建築のひとつであり、現存するフランス最古の洗礼堂でもあります。
内部はほんとうに狭いので、見学する時間はそれほどかからないと思います。
入場料は2ユーロ。
この写真の左下に見えるのは、「サン・ジャン洗礼堂の平面図」。
左から、4世紀、6〜7世紀、11世紀初め。 -
サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
洗礼堂内部にはロマネスク期の壁画(12世紀)も残されています。サン ジャン洗礼堂 寺院・教会
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サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
「コンスタンティヌス帝騎馬像」壁画(12世紀初頭)
※「昇天」の使徒たちはサン・サヴァン聖堂のトリビューンの人物より柔軟な身体を示していて、この上部に配された幅広い帯状の鳥を廃する雷文のフリーズ装飾は古代モザイクを思わせ、「コンスタンティヌス帝騎馬像」(12世紀初頭)は見事な動きをしている。 (参考:世界美術大全集8) -
サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
八角形 (完全なる数7の次の数=はじまり=洗礼) の洗礼槽
・受洗者は、両側に準備室を備えた玄関間から前室に入る。
・前室は二つの開口によって洗礼槽のある部屋と連絡している。
・内側に三つの段のある洗礼槽に全身を浸して洗礼を受けた後、
もう一方の開口から出たと考えられている。 ・・
サン・ジャン洗礼堂は、19世紀初頭まで「サン・ジャンの神殿」と呼ばれ、異教の神殿か墓廟であると考えられていたそうです。 床に堆積した土砂を取り除いた結果、八角形の洗礼槽が現れて、その呼称(サン・ジャン=洗礼者ヨハネ)が暗示するとおり、洗礼堂であることが分かったのだそうです。 また、4世紀の洗礼堂は単純な矩形で、現在の円窓の高さだったそうです。 -
サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
洗礼者ヨハネ(サン・ジャン)の物語 -
サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean
四福音書記者の象徴を従える荘厳のキリスト -
サン・ジャン洗礼堂 Baptistere Saint-Jean 北壁面
ポワチエのサン・ジャン洗礼堂の建物は4世紀にさかのぼるガリアで最も古い洗礼堂のひとつなのですが、6世紀初頭、7〜8世紀、1000年頃と主として3回の改築を受けた結果、現在のような独特の風貌となったそうです。
6世紀初頭に洗礼槽の部屋が高くされ、東側と南北それぞれ矩形ののアプシスが加えられたそうで、外壁に見られる三角や半円のペディメント(窓や出入口の上部に取り付けられた三角形の部分)の装飾や偏平で太いピラスター(片蓋柱)などもこの時(6世紀初頭)のものだそうです。サン ジャン洗礼堂 寺院・教会
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サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
サン・ジャン洗礼堂(内部はとても小さい)はけっこうちゃんと見てきた気がするけれど、この写真が15時22分なので10分位で見終わったのかも。
もうそろそろ帰りのTGVの時間がせまってきたにも関わらず、どうしてもエミール・マールの『ロマネスクの図像学』などその他の本でも紹介されていた柱頭彫刻や墓碑彫刻を見たかったので、大急ぎで(サン・ジャン洗礼堂の隣りの)サント・クロワ美術館にも入館しました!
この写真が見たかった柱頭彫刻で、ここに直行しました!
「二人の老人の争い」
Chapiteau dit de la dispute 11C
ポワチエのサン・ティレールに由来する柱頭
この柱頭彫刻「二人の老人の争い」は、後のゴシック時代の ”美徳と悪徳” につながるような図像です。 もともと「二人の老人の争い」のような図像は、サン・スヴェールのベアトゥス本などの写本に描かれた小挿絵などを模したようです。サント クロワ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
「二人の老人の争い」
ポワチエのサン・ティレールに由来する柱頭左
本などでは、この柱頭彫刻の中央部分(「争い」の部分)しか見れませんでしたが、実物をよく見ると、この柱頭彫刻の左は「和合」のような感じがします。 -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
「二人の老人の争い」
ポワチエのサン・ティレールに由来する柱頭右 -
因みに・・
エミール・マールの 『ロマネスクの図像学』 ではこんな感じで載っていました!
それにしても、エミール・マール(Emile Male,1862-1954)はよく写本などから色々な繋がりをみつけましたよね。 こうして並べられると、たしかにそっくり! 写本の影響、と言われて、さらにこんな画像を比較して出されたら、ほんとだ!と納得してしまいます。
でも、マール以降、色々な研究もあり、必ずしもマール説が絶対、ということはないみたいです。 例えば・・ マールの本では、サン・ドニのシュジェールのことが多く書かれていましたが、そのサン・ドニのシュジェール(1081-1151 Suger de Saint-Denis)の創造とされていた図像体系の重要な部分は、実はライン地方のドイツの神学者ルペルトゥス(1070頃-1129頃 Rupert de Deutz)が構想したものがモザン美術を介してサン・ドニに導入されたもの・・と、(近年では)考えられていたりするそうです。
しかし、いずれにしても中世美術の分野では非常に重要な研究を残し、かつそれを魅力的に伝えた(文章が巧い!)美術史家だと思います。 -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
時間がないので写真を撮れるだけは撮ったのですが・・
おもしろそうな柱頭彫刻がいっぱいで・・もっと時間が必要です! -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
ナントゥイユ・アン・ヴァッレのサンブノワ修道院
(Ancienne abbaye Saint-Benoit de Nanteuil-en-Vallee)にあったタンパン 12C -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
「聖イレールの墓」
Cenotaphe de la mort de Saint Hilaire vers 1100
サン・ティレール・ド・ラ・セル教会、ポワチエ
こちらもエミール・マールの『ロマネスクの図像学』で載っていました。
聖ヒラリウス(イレール)の名を冠した教会、サン・ティレール・ド・ラ・セル教会、は今はなき教会なのでこうして美術館に展示されているのだと思います。 -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
「聖イレール(ヒラリウス)に祝福される聖トリエーズ(トロエキア)」
Saint Hilaire benissant sainte Triaise 12C
ポワチエの聖イレール(ヒラリウス)は、
マールによれば「キリスト教の最も高名な聖人の一人」。
聖イレールに捧げられたサン・ティレール・ル・グラン教会で
「聖イレールの死」の柱頭彫刻、
サント・クロワ美術館で
「聖イレールの墓」、
「聖イレールに祝福される聖トリエーズ」 を見ることができました! -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
もっとじっくり見たいところですが時間なし・・ -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
いにしえのポワチエを描いたものもありました。
昔の町の様子が分かるので、こういう絵はありがたい! -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
絵画展示のコーナー
ポワチエはロマネスク期の教会が多く残っていますので、それを見たく教会巡りを優先したため、もともと美術館での時間はあまり取れないな、と思っていたのですが、(パリへ帰る列車の時間の関係で)やはりここで見学時間が少なくなってしまいました。 -
サント・クロワ美術館 Musee Sainte-Croix
近代彫刻展示のコーナー
正直いえば、もう10〜15分しか見学時間がない、というタイミングで急いでここに入ったのですが・・ 受付の女性が美術館の学芸員さん(男性)を呼びだし、私たちを『美術館早まわり』させてくれました(Chapiteau が見たいと懇願!)。 ほんとうにあの時の学芸員さんに感謝します。 おかげさまで、お目当てだった柱頭彫刻や墓碑彫刻を迷うことなく見学することができました。 柱頭彫刻がたくさんあって、もっとゆっくり見たかったと思いながら写真だけは撮っておきました。
はっきり言って、自力でまわれば、10分や15分で見たいものを見つけられる館内ではなかったです。
この美術館は、オーギュスト・ロダンとカミーユ・クローデルなどの彫刻も有名のようで、コレクションは、先史時代から20世紀美術まで、印象派の絵画も含めて盛りだくさんでした。 絵画の部分は、ほんとうに早足でまわったので残念なことをしました。 墓碑彫刻の展示のあたりも、非常に特徴的なものもあり興味深かったです。 常設入場料は4ユーロ。 -
クチコミにも載せていましたが、こちらが今回私たちが(パリから日帰りの旅で)歩いた順番です!
とにかく(興味のある方は)サン・ジャン洗礼堂(11)の入場できる時間を調べていくのが重要。
・・サント・クロワ美術館(12)を見終えた後は、急いでポワチエ駅に戻りました。 美術館から駅までは(道に迷わないで行くとして)余裕を持って最低でも30分はほしい距離です。 -
今回購入したポストカード
ノートルダム・ラ・グランド教会近くのお土産屋さんのようなところで購入しました。 こんな天気の良い日だったらもっと嬉しかったけれど・・ でもロマネスク三昧の1日! 満喫できました!
帰りのTGVは・・
16h09 POITIERS CENTRE
17h49 PARIS MONTPARNASSE
かなりの急ぎ足でポワチエ駅に戻り無事間に合いました。
帰りの車窓からの景色も1枚も撮らず・・無事モンパルナス駅に到着。 モンパルナス駅前のモノプリで買い物をして96番のバスで(滞在ホテルのある)サン・ミッシェルまで戻りました。 -
夜はノートルダム Cathedrale Notre-Dame de Paris の方へぶらぶら。
翌翌日には Nocturnes estivales de Notre-Dame de Paris という夜のイベントも見にきました。 その時も1枚も写真を撮らなかったのだけれど!
・
・
・
今日もよく歩きました!
クラン川に囲まれた高台に築かれた古都ポワチエにて ロマネスク三昧!
ポワチエは渋好みの町かもしれませんが機会があればいかがでしょか?
Bon Voyage・・! Bonne chance・・!ノートルダム大聖堂 寺院・教会
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