2014/10/12 - 2014/10/12
9位(同エリア178件中)
wiz さん
世界遺産シャルトルのノートルダム大聖堂で有名な街、シャルトル。
今、大聖堂が建つ小高い地・・ このあたりは、キリスト教化される以前はガリア人たちの巡礼地であり、 ドルイド教信仰(水の信仰)の重要な中心地であり、カルヌーテース(カルニュート/カルヌート)族 Carnutes の住む地であった。
現在の シャルトル Chartres の地名は、この カルヌーテース Carnutes に由来しているという。
中世ゴシックの時代には聖母信仰の高まりとともにキリスト教の巡礼地としてもひときわ有名な巡礼地であったシャルトルのノートルダム大聖堂。
この大聖堂が建つ所は、カルヌーテース族の神聖な場所でもあったのだ。
≪一年間のある時期にガリア(今日のフランス)の中心地と
思われている カルヌーテース Carnutes 族の領地の
神聖なる場所に会合する・・。 ガリア戦記(前52-前51年頃)≫
というわけで、少々仰々しい旅行記のタイトルではありますが・・
こんな大昔の歴史にも思いを馳せながら・・歩いてみようと思います!
もちろん・・ シャルトルのノートルダム大聖堂も目的の1つ!
大聖堂の建てられた中世の時代にも思いを馳せながら歩いてみよう!
≪がっしりと大岩が大地に根を張ったような建物の、それでいて
草や木のようにしなやかに撓(たわ)む彫刻のロマネスク様式
は、それぞれの土地の誇りをもって生きる農民の心を表現して
いる。 これに対し、天に向かってダイナミックに、高く高く
飛翔するかのごときゴシック建築、精神的・理念的な描写のロ
マネスク彫刻とは違い、現実的(写実的)かつディティール重
視の描写をするゴシック様式は、都市民の心を表現している。
都市と農村とは車の両輪であり、農村は都市に食糧を供給し、
都市は農村に自給自足しえない鉄、染料、その他を供給すると
ともに、よりよく明日に生きようとする知恵を生み出し、掲示
する。 今日に力強く生きる農民の心と明日によりよく生きよ
うとする都市民の魂とがバランスを保つ時、美しさと豊かさ、
飛翔と安定を兼ね備えた、フランスを中心とする西ヨーロッパ
文化が生まれる。 世界美術大全集ゴシック1 -大聖堂の時代-≫
* 紀元前1世紀のガリア(フランス) ロワール川の中間に縦に ”Carnutes”
http://bit.ly/1HhkrgY
* 中世のシャルトル
http://bit.ly/1QOz67F
歴史は重層であれば重層であるほどおもしろい!
参考文献は・・
シャルトル大聖堂 八坂書房
ロマネスクの図像学 国書刊行会
ゴシックの図像学 国書刊行会
シャルトル大聖堂 ピトキン
シャルトル 大聖堂案内 ウーベ出版社 etc.
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
PR
-
国鉄モンパルナス駅(パリ) Gare Montparnasse
10月12日(日)
この日は、午前中に普段は入れない(いつも入れなかった)モンマルトルの葡萄畑の中の見学をして(モンマルトルの葡萄収穫祭のイベント)、午後からシャルトルへ行こうと考えていました。
そもそもこの度のショートトリップのきっかけは・・ 中世美術の碩学エミール・マール著「ロマネスクの図像学」「ゴシックの図像学」で、シャルトルのノートルダム大聖堂の作品例がかなり多く出ていて、これはちゃんと見ておかなくては!・・ と思っていたこと。
それに、大聖堂の地下には、ガリアローマ時代の井戸(聖なる泉があった)や、カロリング王朝時代の地下聖堂の跡、ロマネスク時代の壁画なども残っている・・ ということで、クリプト(地下聖堂)ガイドツアーというものにも参加しよう・・
・・ということで、そのガイドツアーのある時間(日曜は午後のみ)に合わせて、当初は13時代の列車に乗る予定でしたが、当日モンマルトルからモンパルナスに(メトロ12号線で)移動して時間を見たら・・ 1本早い列車で行けそう!・・ 少しでも早く行こう! ということになり、12時9分の列車に乗ることにしました。 (切符は当日窓口で購入)モンパルナス駅 駅
-
国鉄モンパルナス駅(パリ) Gare Montparnasse
18番線から出発です!
12h09 PARIS MONTPARNASSE
13h25 CHARTRES GAREモンパルナス駅 駅
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国鉄モンパルナス駅(パリ) Gare Montparnasse
2階席の適当な場所に座り、いざシャルトルへ!
列車内はものすごく空いていました! -
窓口で購入した切符です。
このタイプの切符はコンポステ composter (打刻)を忘れずに! -
今回(というかしょっちゅう?)色々読んだ本 の写真をご紹介!
右下に写っているのが、(今回これから訪問する)クリプト(地下聖堂)のガイドツアーで頂いた日本語で説明で書かれているプリント3枚。 この日本語3枚はとても有難かったです!
エミール・マール著「ロマネスクの図像学」「ゴシックの図像学」4冊は、ずっと図書館で借りて読んでいたのですが・・ 何度も借りて読んでいて、面白いと蛍光ペンでマーカーしたいので・・ たしか一昨年だったかの誕生日プレゼントということで買ってもらいました(ありがとう〜!)。 探すのは自分で探し・・中古の比較的状態のよいもの4冊で送料込で1万円ほどでみつけました(定価だと4冊で2万円強と勇気のいる価格!)。
左下は、オークションでみつけたものと、シャルトルのお土産屋さんで買ったものです。 -
ところで・・ エミール・マールの本でのシャルトルの作品例が多かったのも今回のシャルトル詣のきっかけではあるのですが・・ この本「 芸術新潮2006年03月号 」 で、シャルトル旧市街の散策の写真が載っていて、特にこのページの写真が印象的! だったので、この場所を探そう! ・・というのも楽しみにしていました。
(先に書いてしまいますが) 結果的に、次のような順番で歩きました。
大聖堂外部(西)見学 → 大聖堂内部見学 → 地下聖堂 クリプト見学ツアー 14h15(ツアーのみ見学可) → 大聖堂外部(南、北)見学 → シャルトル旧市街、ウール川沿い散歩 -
12h09 Paris Montparnasse
12h26 Versailles-Chantiers
12h45 Rambouillet
12h50 Gazeran
12h57 Epernon
13h04 Maintenon
13h09 St-Piat
13h14 Jouy
13h19 La Villette-St-Prest
13h25 Chartres -
シャルトル駅 Gare de Chartres
そんなこんなで、1時間15分ほどでシャルトル駅に到着!
シャルトルはパリの南西約90kmに位置。
(サントル・ヴァル・ド・ロワール地域圏 / ウール・エ・ロワール県の県庁所在地)シャルトル駅 駅
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駅前の広場からさっそく大聖堂を目指し歩きます。
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観覧車とシャルトル・ノートルダム大聖堂
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シャトレ広場 Place Chatelet にて。
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大聖堂を、画家コローの構図で!
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画家コローが描いたシャルトルのノートルダム大聖堂(1830)
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適当な道を選んで、大聖堂の方へ向かいます。
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シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
う〜ん・・ もっと天気が良ければなぁ・・。シャルトル大聖堂 寺院・教会
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こちらは、画家 ユトリロ が描いた シャルトルの大聖堂 です。
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日曜日(午後)だったのですが・・大聖堂のまわりにはボーイスカウト・ガールスカウト?の若者たちがたくさんいました。
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大聖堂の南側が彼らの集合場所。
もしかして大聖堂の中が若者たちでいっぱいになったりして・・ちょっと心配! -
シャルトル。ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
さっそく見える、大聖堂の西正面ポルタイユ。
ここが大聖堂の中でも最も価値のあるところ、とも言えると思います。
シャルトルでは火災が何度かありましたが、1194年の火災が有名です。 この1194年の火災で免れた部分は、外観では、ここ西正面ポルタイユ(1150年頃)、内部のステンドグラスでは、西の三連窓=「キリスト受難と復活の物語」「キリストの生涯」「エッサイの樹」(1150-55年頃)、周歩廊南にある有名な「美しき絵ガラスの聖母」(1180年頃)、そして地下聖堂(ガロ・ロマン,9世紀,12世紀など)・・ これだけが火災を免れた部分(つまり12世紀以前のもの)です。 ですから、私の中では(見れば見るほどきりもないので)以上のあたりが詳細を見ていきたいと思う見どころです。
シャルトルの西ポルタイユは・・ 仏南西部のモワサックあたりの芸術家グループが、サン・ドニのシュジェール大修道院長によって北フランス(イル・ド・フランス)に呼び寄せられ、まずはサン・ドニで仕事をし、サン・ドニからシャルトルに移って仕事をした・・ということのようです。
ですから、シャルトルの西ポルタイユの中央扉口「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」は、モワサックの「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」などとも比較されながら、どのようにロマネスク時代からゴシック時代へすすんでいったかが本などでは書かれています。
ここシャルトルの西ポルタイユのタンパンは、ゴシック初期の時代の作品であり、ロマネスク最盛期の時代の作品でもあります。 つまり、サン・ドニやシャルトルは、ロマネスクからゴシックへの過渡期的な時期につくられた作品で、北ポルタイユ、南ポルタイユなどはもっとゴシックがすすんだ時代につくられた作品になり、実際、西、北、南と比べると明らかに違うのが分かります(より写実的になっていく)。
北フランスではゴシック初期時代が幕開けしていましたが、同じ時代、南仏などではまだロマネスクです。 例えばアルルのサン・トロフィーム教会のタンパンはロマネスクの分類ですが、ゴシック初期といわれるシャルトルの西ポルタイユのタンパンよりも新しいものとされていて、さらにアルルの「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」はシャルトルの「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」の影響がみられる・・とされています。
・モワサック サン・ピエール修道院教会
「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」 (1115-25年頃)
http://bit.ly/1KP9OT3
・シャルトル ノートルダム大聖堂
「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」 (1150年頃)
http://bit.ly/1JLSLky
・アルル サン・トロフィーム教会
「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」 (1180-90年頃)
http://bit.ly/1KP9Ha4
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
長くなりましたが・・ これ以後、大聖堂の写真を沢山載せていますので(備忘録がわり!)、
あまり興味のない方は適当に飛ばしながらご覧くださいませ! 宜しくお願い致します!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
中央扉口
タンパン:四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト
有翼の人間=マタイ
鷲=ヨハネ
獅子=マルコ
雄牛=ルカ が取り囲む
まぐさ石:12使徒
弧帯:キリストを礼拝する12人の天使(内側)
黙示録の24人の長老(中側と外側) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
中央扉口
タンパン:四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト
有翼の人間=マタイ
鷲=ヨハネ
獅子=マルコ
雄牛=ルカ が取り囲む
まぐさ石:12使徒
弧帯:キリストを礼拝する12人の天使(内側)
黙示録の24人の長老(中側と外側) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
中央扉口
タンパン:四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
中央扉口
エミール・マールは、シャルトルのこの「使徒たち」とカレナックの「使徒たち」を比較していました!
このシャルトルの使徒たちの一部はまだ脚を交差させているが、そのぎこちない姿勢はカレナックの使徒たちにも見られる。 作風は違っいても、そのうちの何人かの姿はほとんど同じである。 ≪ロマネスクの図像学・下P229≫
カレナック(ロット県)の「荘厳のキリストと使徒たち」
* 使徒たちの交差させた脚に注目! http://bit.ly/1Kp1NYu -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
中央扉口右
ダヴィデ
シバの女王
ソロモン -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
左側扉口
タンパン:キリストの昇天
まぐさ石:昇天するキリストを見上げる使徒たちが座す
その上の段には雲間から語りかける天使が刻まれる
弧帯:「黄道十二宮(ゾディアック)の表徴と月々の仕事」が表される
○内側の右下から上へ
(1)1月:新年を表すヤヌス
(2)磨羯宮 (まかつきゅう) やぎ座
(3)2月:炉にあたる男
(4)宝瓶宮 (ほうへいきゅう) みずがめ座
(5)3月:ブドウの樹の手入れ
○内側の左下から上へ
(6)4月:花咲く枝を持つ男
(7)白羊宮 (はくようきゅう) おひつじ座
(8)5月:鷹狩り
(9)金牛宮 (きんぎゅうきゅう) おうし座
(10)6月:草刈り
○外側の左下から上へ
(11)7月:麦刈り
(12)巨蟹宮 (きょかいきゅう) かに座
(13)8月:麦打ち
(14)獅子宮 (ししきゅう) しし座
(15)9月:ブドウ搾り
(16)処女宮 (しょじょきゅう) おとめ座
○外側の右下から上へ
(17)10月:果実を摘む男
(18)天秤宮 (てんびんきゅう) てんびん座
(19)11月:豚をほふる男
(20)天蝎宮 (てんかつきゅう) さそり座
(21)12月:料理を楽しむ男女
(22)人馬宮 (じんばきゅう) いて座
ここに入りきらなかった 双魚宮 (そうぎょきゅう) うお座 と
双子宮 (そうしきゅう) ふたご座 は 右扉口の孤帯の左下 に刻まれている -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
左側扉口
タンパン:キリストの昇天
まぐさ石:昇天するキリストを見上げる使徒たちが座す
その上の段には雲間から語りかける天使が刻まれる
弧帯:「黄道十二宮(ゾディアック)の表徴と月々の仕事」が表される
ここに入りきらなかった 双魚宮 (そうぎょきゅう) うお座 と
双子宮 (そうしきゅう) ふたご座 は 右扉口の孤帯の左下 に刻まれている
・ヴェズレーの 「黄道十二宮(ゾディアック)の表徴と月々の仕事」
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=27136004 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
左側扉口
エミール・マールは、シャルトルのこの「昇天」とカオールの「昇天」を比較していました!
シャルトルではキリストの全身が表現されておらず、体の下部は雲の中に隠れている。 シャルトルの二人の天使たちはカオールの天使たちと同じ曲線を描いている。 雲間から出現する四人の天使たちは、カオールではキリストの頭上を舞っていて、シャルトルでは、右側のタンパンの区画に対応させるために、キリストの足元に置いている。 ≪ロマネスクの図像学・下P258≫
カオール(ロット県)の「昇天」
http://bit.ly/1Hpng0X -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
右側扉口
タンパン:(2人の天使に囲まれた) 荘厳の聖母子
まぐさ石:受胎告知、訪問、降誕、羊飼いへのお告げ
(上段)祭壇を中軸にして「神殿への奉献」の場面が繰り広げられる
二条の弧帯:
内側の条左下=(左扉口に表される)黄道十二宮(ゾディアック)の
表徴である 双魚宮うお座 と 双児宮(双子宮)ふたご座
内側の条=6人の天使
その他の人物=「七学芸」を表している
其々の学芸を象徴する女人像と対応して賢者(学者)が刻まれている
○外側の右下から上へ
弁証法とアリストテレス
修辞学とキケロ
幾何学とユークリッド
○外側の上から右下へ
算術とボエティウス(又はピタゴラス)
天文学とプトレマイオス
文法とドナトゥス
○内側の条右下
音楽とピタゴラス
* シャルトル学派
シャルトル学派は古代の自由学芸(リベラル・アーツ artes liberale 文法、論理学、修辞学、算術、幾何、天文、音楽の7科目)を復興した。 三学(文法、論理学、修辞学)は文献研究であり、後の四学は自然現象に対する考察である。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
右側扉口
タンパン:(2人の天使に囲まれた) 荘厳の聖母子
まぐさ石:受胎告知、訪問、降誕、羊飼いへのお告げ
(上段)祭壇を中軸にして「神殿への奉献」の場面が繰り広げられる
二条の弧帯:
内側の条左下=(左扉口に表される)黄道十二宮(ゾディアック)の
表徴である 双魚宮うお座 と 双児宮(双子宮)ふたご座
内側の条=6人の天使
その他の人物=「七学芸」を表している
其々の学芸を象徴する女人像と対応して賢者(学者)が刻まれている
* シャルトル学派
シャルトル学派は古代の自由学芸(リベラル・アーツ artes liberale 文法、論理学、修辞学、算術、幾何、天文、音楽の7科目)を復興した。 三学(文法、論理学、修辞学)は文献研究であり、後の四学は自然現象に対する考察である。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
右側扉口
このかわいらしい羊飼いと羊たちは、芸術新潮でも大きく写真が載っていました!
また、エミール・マールによると、牧神パンのようなものを吹きながら進んでいる羊飼い=音楽家羊飼いという着想はオリエントに由来するそうです。 ≪ロマネスクの図像学・上P180≫ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
右側扉口
音楽とピタゴラス(内側の条右下)
文法とドナトゥス(外側の条右下) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂
≪西正面ポルタイユ(Portail royale 王の扉口)≫
右側扉口左柱頭
最後の晩餐
ユダの裏切り -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
西正面ポルタイユを見た後は、まず中に入ることに。
身廊のあたりが改装中でかなり残念でした!
あまりに残念な身廊で・・おじさんの頭が入ったまま1枚撮影。
長らく続いていた改装は2015年終了するのでしょうか・・?
http://www.cathedrale-chartres.org/fr/restauration-les-travaux,32.html -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
西バラ窓:最後の審判
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/rose_occidentale/index.php
西三連窓:
(左)キリスト受難と復活の物語
(中)キリストの生涯
(右)エッサイの樹(キリストの系譜)
(*12世紀のステンドグラス)
大聖堂のステンドグラス多しといえど、(1194年の火災を逃れた)12世紀のステンドグラスは、この写真に写る 「西三連窓(の3枚)」 と有名な 「美しき絵ガラスの聖母」 しかありません。 その他はすべて13世紀以降のもの。
この3連窓のステンドグラスからの図像が エミール・マール著「ロマネスクの図像学」 にたくさん載っていました! -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
西三連窓:
(中)キリストの生涯 Enfance et vie publique du Christ
(*12世紀のステンドグラス)
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_incarnation_et_enfance_christ/index.htm
(下から上へ)
(1)受胎告知
(2)マリアの従姉妹エリザベト訪問
(3)イエスの降誕
(4)羊飼いへの知らせ
(5・6)東方の三博士とヘロデ王の会見
(7−9)三博士による神の子の礼拝
(10・11)御清め
(12)三博士が帰国命令を受ける
(13ー15)幼児虐殺
(16−18)エジプトへの逃避と聖家族のナザレへの帰還
(19)偶像が通路に倒れる
(20)キリストの洗礼
(21)天使が眠っているヨセフのところにあらわれる
(22−24)キリストのエルサレムへの入場
先端に、二人の天使に囲まれたマリアの美しい顔 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
西三連窓:
(左)キリスト受難と復活の物語 Passion du Christ
(*12世紀のステンドグラス)
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_passion_christ/index.htm
(下から上へ)
(1)変容
(2)キリストが3人の使徒と山から降りる
(3)最後の晩餐
(4)(キリストが)使徒の足を洗う
(5)ユダの裏切り
(6)鞭打ち刑
(7)イエスの十字架上での死
(8)十字架からの降下
(9)イエスの埋葬
(10)墓にいる聖女
(11)マグダラのマリアが救世主の復活を使徒に告げる
(12)救世主の聖女への出現
(13)イエスがエマオの弟子に会う
(14)使徒がイエスと食事をする -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
西三連窓:
(右)エッサイの樹(キリストの系譜) Arbre de Jesse
(*12世紀のステンドグラス)
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_arbre_jesse/index.htm
《キリストの系譜》
(下から)
・一つ目のメダイヨン
一本の木が、眠っているエッサイのからだから生じている
・次の四枚のパネル
四人の王、聖母マリア、キリストと聖霊の鳩を表象する七羽の鳩
・左右
メシアの到来を告げた預言者たち -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
西三連窓:
(右)エッサイの樹(キリストの系譜)
(*12世紀のステンドグラス)
サン・ドニから派生した、エッサイのお腹から出る樹、の図像。
サン・ドニのエッサイの樹
https://goo.gl/Yqg4X4 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
南バラ窓:黙示録のキリスト
南五連窓:四人の福音書記を背負う四人の預言者
(エレミアとルカ、イザヤとマタイ、
エゼキエルとヨハネ、ダニエルとマルコ)と聖母子
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/rose_sud/index.php -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
南周歩廊 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
南周歩廊
美しき絵ガラスの聖母 Notre-Dame de la Belle Verriere
(*12世紀のステンドグラス)
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_nd_belle_verriere/index.htm -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
南周歩廊
聖母マリアの物語 Vie de la Vierge
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_vie_vierge/index.htm
・左右隅各部を占めるパネルに(寄進者の)署名
・(左)葡萄栽培者 (右)チボー・ド・シャンパーニュ伯爵
・・ ヨアキムとアンナが神殿に供物を持参する、大祭司は追い返す 〜ヨアキムが羊飼と退き、祈る、天使がヨアキムにマリアの父になると告げる、ヨアキムは信じない、天使はヨアキムに黄金色の門のところに行け、そこで妻をみつけるだろう、これが私の話が真実である徴だ、という 〜同じ天使が聖女アンナのところにもあらわれ、同じ話をし、同じ待ち合わせの約束を与える 〜ヨアキムとアンナが門の前で会う 〜ヨアキムとアンナが家で約束の実現を待つ 〜マリアの誕生 〜マリアの入浴 〜アンナとヨアキムがマリアを学校に預ける 〜学校におけるマリア 〜開花するヨセフの杖 〜婚約 〜受胎告知 〜マリアのエリザベト訪問 〜イエスの降誕 〜羊飼いの夢 〜神殿への奉献 〜ヘロデ王 〜東方の三博士の礼拝 〜エジプトへの逃避 〜幼児虐殺 〜群衆を祝福するイエス
この大聖堂の名称、ノートルダム・ド・シャルトル(シャルトルのノートルダム大聖堂)・・ ノートルダム=聖母マリアに捧げられています。 その「聖母マリア」の物語を描いたステンドグラス。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
南周歩廊
ゾディアック(黄道十二宮) Zodiaque et travaux des mois
(12ケ月の星座とそれに対応する12ケ月の仕事)
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_zodiaque_travaux_mois/index.htm
西正面ポルタイユ、左側扉口の孤帯にもあった「12ケ月の星座とそれに対応する12ケ月の仕事」。 こちらはステンドグラスバージョンです。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
アプス北周歩廊
(左)使徒聖トマの物語 Vie de saint Thomas
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_vie_st_thomas/index.htm
(右)聖ジュリアンの生涯 Vie de saint Julien l'Hospitalier
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_vie_st_julien_hospitalier/index.htm
[寄進者:大工、家具職人、車大工、樽作り職人] ・・ 幼年時代のジュリアン 〜ジュリアンが領主の奉公に出る 〜食卓で主人に仕える 〜ジュリアンが主人から支配権を受けつぐ 〜主人の死に臨む 〜主人の死 〜ジュリアンの結婚 〜婚礼の食事 〜戦場に出発する 〜ジュリアンが戦端を開く 〜彼が市の門のところにあらわれる 〜テントで眠る 〜召使が馬を差し出す 〜城のそばに着く 〜ベッドで眠る二人の人物をジュリアンが発見し、殺す 〜妻に出会う、彼女は彼が殺したのは両親だという 〜彼が遺体の前で嘆く 〜両親の埋葬 〜苦痛に満たされて、故国を離れる、妻はあとを追おうとする 〜彼らが舟に乗り込む 〜彼らが病院を建てる 〜二人の旅人をもてなす 〜ジュリアンの妻が三人の旅人の足を洗う 〜キリストが河岸にあらわれる 〜ジュリアンが救世主を運ぶ 〜ジュリアンとその妻が死ぬ
パリの通りにも浮彫りが残っていた「渡し守のジュリアン」の物語! (3枚目)
http://bit.ly/1B2wry7 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
柱の聖母の場所にあった聖母像。 おそらくですが・・ 身廊は幕を張られて改装中だったので、その近くの 柱の聖母 Notre-Dame du Pilier はどこかに移動されていたような感じ。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
北バラ窓:聖母子像を中心に12人のユダヤの王たちと12人の小預言者
北五連窓:メルキデゼク、ダビデ、聖女アンナ(幼児キリストを抱く)、
ソロモン、アーロン[聖ルイとブランシュ・ド・カスティーユ]
ルイ9世の王母ブランシュ・ド・カスティーユ(赤地に黄色の城の紋章)が1230年頃に献納した北薔薇窓とランセット(五連)窓では、北ポーチ(北側扉口)で示された、キリストを預言し予表した旧約聖書の人物たちとイエスを生んで預言を成就させた聖母マリア、という二つのテーマが繰り返し描かれている。
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/rose_nord/index.php -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
北側廊
聖リュバン(レオビヌス)の物語 [寄進者:葡萄酒商人] Vie de saint Lubin
http://www.vitraux-chartres.fr/vitraux/vitrail_vie_st_lubin/index.htm
・(中央)上
祝福するキリスト
・(中央)上から2
葡萄酒はミサの聖なる犠牲の物質として示される。
司祭が祭壇にいて助祭は葡萄酒瓶を司教のもとに運ぶ
・その他
羊飼いからシャルトル司教になった聖リュバン(Lubin de Chartres、6世紀)の物語。
・・ 騎士 (一人は盃を持つ) 〜教会から出る行列 〜リュバンと羊 〜修道士がリュバンのベルトにアルファベットを描く 〜父が改良版アルファベットをリュバンに作らせる 〜学習するリュバン 〜リュバンが修道院に入る 〜リュバンが二人の訪問者を迎え入れる 〜リュバンが仲間と教会の前に到着する 〜彼らが離れる 〜彼らが聖アビのもとに到着する 〜衣食住掛かりに任命されたリュバンにアビが二つの鍵を渡す 〜リュバンがシャルトル司教に叙階される 〜リュバンが司教区を訪れる 〜リュバンが水の入った壺を祝福する -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
これから大聖堂の地下クリプトへのツアーに入るので(お土産屋さん集合、のち)いったん外に出ました。 出たところが、こちら、北ポルタイユの方でした。
クリプトへは右下に見えるドアから階段を降りて入りました。
聖女モデスタ(モデスト): これから入る地下にある ”井戸” の伝説に関わる聖女です。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
大聖堂の地下にあるクリプト(地下聖堂)には、ガイドツアーでしか入れないのですが・・(本日は日曜日なので午後からのツアーしかなかったのでこの時間に合わせて午後に訪問)・・私たちは14時15分からのツアー(3EUR)に参加しました。
Visite publique de la CRYPTE クリプトのガイドツアー時間はこちらで。
http://www.cathedrale-chartres.org/fr/individuels,101.html
14時18分 クリプトへ・・ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
1020年、司教フュルベールによって建てられたシャルトル地下聖堂は地上大聖堂内陣と回廊の真下にあって、その広さはヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂、イギリスのカンタベリー大聖堂に次いでヨーロッパ第3位と言われているのだそうです。
地下聖堂は、主として11世紀初期のもので中には9世紀のものもあり、また12世紀に加えられた部分もある、とのこと。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
シャルトル大聖堂は、1194年の火災でほとんどが焼失し、
現在のシャルトル大聖堂の大部分はそれ以後に再建されたもの。
しかし、この1194年の火災を逃れた部分があり、それが・・
大聖堂の有名な 西正面 ”王のポルタイユ” 、
有名なステンドグラス ”美しき絵ガラスの聖母” の聖母の部分、
そして ここ 地下聖堂 <クリプト> などです。シャルトル ノートルダム大聖堂 クリプトツアー 史跡・遺跡
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シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
”地下聖母聖堂 Chapelle de Notre-Dame Sous-Terre”
聖母、東方三賢者、二人の聖者(サヴィニアン、ポテンシアン)
中央に聖母が描かれ、その左手にキリストを礼拝するため、東方の国から訪れてきた三人の賢者がみられ、右手にキリストをみまもる二人の聖者(その昔シャルトル司教区に帰属していたサンスの司教聖サヴィニアンと聖ポテンシアンと思われる)が立っている。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
巡礼者が厳しい祈祷に精進するときこもった
”地下聖母聖堂 Chapelle de Notre-Dame Sous-Terre”
シャルトル大聖堂の特徴の1つは、聖堂内に誰一人として埋葬されていないこと。
聖母マリアに捧げるという目的以外何もなかった聖母崇敬の表れ。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
”地下の聖母 Notre-Dame de Sous-Terre”
キリスト教がガリア地方に浸透するまで、ガリアの地はケルトの国々を支配していたドルュイド教でおおわれていた。 この宗教は、ある種のアミニスム(聖魂崇拝)であり、聖石(メンヒル、ドルメンなど)、聖水(泉、河)、聖樹(樫、やどり木、ぶな)などを崇拝していた。
シャルトルの地下の聖母は、豊穣と多産をもたらすものして崇拝されていた。 そこに井戸があるのも偶然ではなく、聖なる水の崇拝と結びついていた・・。
(※フランス革命時に焼き払われた聖母子像は、正確な資料に基づいて複製された。 威厳に満ちた姿の聖母はロマネスク時代のおもかげをとどめている。) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
巡礼者が厳しい祈祷に精進するときこもった
”地下聖母聖堂 Chapelle de Notre-Dame Sous-Terre”シャルトル ノートルダム大聖堂 クリプトツアー 史跡・遺跡
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シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
現在のシャルトル大聖堂の建物の中で最も古い部分、
ガロ・ロマン時代、ガリア人たちによって崇拝されていた聖なる泉
”サン・フォールの井戸 Le puits des Saints-Forts”
深さ33.50メートルの壁のくぼみにそって掘られたガロロマン時代の古井戸。 ガリア人たちによって崇拝された泉で、かつて人びとは、この地下の泉に、病気の治癒を求めてやってきた。
伝説によれば、シャルトル地方のローマ総督クイリヌスは、最初の教会堂を破壊させたうえ、多くのキリスト教徒を殺し、自分の娘聖女モデスタを含めて、洞窟の近くにあった井戸の中にその屍を投げ込んでしまった。
それ以降、この井戸は「聖なる勇者たち(サン・フォール)の井戸」と呼ばれたという。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
カロリング王朝地下聖堂、別名 ”聖リュバン聖堂”
聖リュバンは6世紀の司教。 ”聖リュバンの物語”のステンドグラスもありましたね。
ここはシャルトル大聖堂の最も古い一角で、18世紀までは発掘されていなかったので入ることができなかった。 カロリング王朝にさかのぼるもので、1194年の大聖堂大火のおり、”聖母マリアのヴェール”として尊ばれている聖遺物が保護され、難をまぬがれた場所。 聖母マリアのヴェール発見が、大火後人々の聖堂再建の推進力となった。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
カロリング王朝地下聖堂、別名 ”聖リュバン聖堂”
この太い柱のまわりは2m掘り下げられていて、9世紀に建てられたこの聖堂の床面に達している。 この柱は地上の主祭壇が設けられた1768年に補強された。 柱部分の壁はガロロマン時代そのままのもの。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
カロリング王朝地下聖堂、別名 ”聖リュバン聖堂” -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
周歩廊には3つのロマネスク時代の祭室(11世紀)、間に4つのゴシック時代の祭室がある。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
王のポルタイユ(西正面扉口)のオリジナルの彫刻の一部がある
”サン・マルタン聖堂” -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
”サン・マルタン聖堂”
王のポルタイユ(西正面扉口)にある ”太陽時計を持つ天使像” のオリジナル。
王のポルタイユ(西正面扉口)の ”太陽時計を持つ天使像”
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=38588184 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
12世紀の壁画が施された ”サン・クレメント聖堂”
(左から右へ)
カール大帝の前でミサを捧げる聖ジル
一人の司教
聖ペトロ
大ヤコボ(コンポステルのヤコボ*貝殻模様の衣)
聖ニコラオ
教皇聖クレメント
(最上部)
鳥や闘士たち -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
12世紀の壁画が残る ”サン・クレメント聖堂”
西側側面に円の中に描かれたライオンなどは東方教会の影響の跡がみられる。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
8世紀の聖水盤 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂のクリプト
Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
14時51分 クリプトツアー(約35分)終了! -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
クリプトツアーから地上に出たところは、大聖堂の南ポルタイユのすぐ脇でした。
(クリプトへは)北から入り地下周歩廊をまわり南へ歩いてきたようです。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
南側に出たので、南側扉口を見ていきます。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
中央扉口(使徒たちの扉口)
タンパン:審判者キリスト(最後の審判)
まぐさ石:選ばれた人々、聖ミカエル、地獄に堕ちる人々
弧帯:
内側の条左下=アブラハム
右下=地獄に堕ちる人々
その他、死者の復活、天使の九隊、トランペットを吹く天使、
選ばれた人々に約束された魂と肉体の賜物 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
中央扉口(使徒たちの扉口)
タンパン:審判者キリスト(最後の審判)
まぐさ石:選ばれた人々、聖ミカエル、地獄に堕ちる人々
弧帯:
内側の条左下=アブラハム
右下=地獄に堕ちる人々
その他、死者の復活、天使の九隊、トランペットを吹く天使、
選ばれた人々に約束された魂と肉体の賜物 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
中央扉口(使徒たちの扉口)
タンパン:審判者キリスト(最後の審判) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
中央扉口(使徒たちの扉口)
中央柱:キリスト(足元は寄進者)
円柱人像:
(内側から外へ)
聖ペテロ
聖アンドレ
他の使徒、聖フィリポ、聖トマ、聖シモン -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
中央扉口(使徒たちの扉口)
中央柱:キリスト(足元は寄進者)
円柱人像:
(内側から外へ)
聖パウロ
聖ヨハネ
聖大ヤコブ
聖小ヤコブ
聖バルトロメオ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
左側扉口(殉教者たちの扉口)
タンパン:キリスト
まぐさ石と孤帯下部:聖ステファンの石打ちの刑
弧帯:殉教者たちや虐殺された幼児たちが刻まれれる -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
左側扉口(殉教者たちの扉口)
タンパン:キリスト
まぐさ石と孤帯下部:聖ステファンの石打ちの刑 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
左側扉口(殉教者たちの扉口)
円柱人像:
(内側から外へ)
聖ローラン
聖クレメンス
聖ステファヌス
聖テオドルス -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
左側扉口(殉教者たちの扉口)
円柱人像:
(内側から外へ)
聖ヴァンサン
聖イグナチウス(又は聖ドニ)
聖ピア
聖ジョルジュ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
右側扉口(証聖者たちの扉口)
タンパン:聖マルタンの物語、聖ニコラウスの物語
雲の中(天上)に、二人の天使に囲まれキリストが現れている。
弧帯:証聖者たち -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
右側扉口(証聖者たちの扉口)
タンパン:聖マルタンの物語、聖ニコラウスの物語
雲の中(天上)に、二人の天使に囲まれキリストが現れている。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
右側扉口(証聖者たちの扉口)
円柱人像:
(内側から外へ)
聖ニコラウス
聖アンブロワーズ
聖シルヴェストル
聖ロメール -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
右側扉口(証聖者たちの扉口)
円柱人像:
(内側から外へ)
聖マルタン
聖ジェローム
法王聖グレゴリウス
聖アビ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
”美徳と悪徳”
左側のピア西面: 信仰、偶像崇拝、希望、絶望、慈愛、貪欲
左側のピア南面: 貞節、色欲、賢明、狂気、謙虚、傲慢
右側のピア南面: 忍耐、怒り、優しさ、冷酷、力、臆病
右側のピア西面: 堅忍不抜、移り気、従順、反逆、調和、不和
(写真は、左右南面)
パリ・ノートルダム大聖堂の ”美徳と悪徳”
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=30824401 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
左端:
”エッサイ(ダヴィデの足元)の樹から出るダヴィデ”
(エッサイの子、左手にハープを持っている。)
パリのノートルダムなどの「王のギャラリー(※18世紀には、「フランスの歴代の王」を表現していたものと考えられていた。)」の話題で、「王」とは・・ 「(キリストの祖先である)ユダヤの王」 なのか、 「フランスの歴代の王」 なのかという問題が揚げられる時・・ このシャルトルの ”エッサイの樹から出るダヴィデ” が例に取り上げられ結論付けられています。 (→「(キリストの祖先である)ユダヤの王」である、という結論。)
ところで、写真右上・・ 雨が降っているのが分かりますでしょうか?
上を見上げてこのような写真を撮るのはとても大変な状況でした。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪南ポルタイユ≫
雨だから、大聖堂まわりのレストランの椅子は布で覆われていました。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪西正面ポルタイユ≫
右側面:太陽時計を持つ天使像
先ほど、クリプト(地下聖堂)で見た天使、がこの像のオリジナルです。 -
クロワトル・ノートルダム Cloitre Notre Dame
南ポルタイユを見た後は(西正面ポルタイユを通り)北ポルタイユへ・・。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
先ほど、クリプト(地下聖堂)に入ったのはこちら側でした。
左奥に見えるのが、シャルトル美術館 Musee des Beaux-Arts de Chartres です。
http://www.chartres.fr/culture/arts-et-spectacles/musee-des-beaux-arts/ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
中央扉口
タンパン:聖母マリアの死と復活と戴冠
マリアの「栄光の玄義」
※サンリス(1180-90年頃)以来定型化するようになったマリアの死、復活、戴冠
孤帯:天使の群れや長老預言者やエッサイの樹
円柱人像:シメオン(右から2番目)と洗礼者ヨハネ(右)
中央柱:聖母マリアの母アンナが幼児マリアを抱いて立っている。
(他の大聖堂では聖母マリアが幼児キリストを抱いて立っている。
→ シャルトルでは聖母マリアに栄光が与えられている。) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
中央扉口
タンパン:聖母マリアの死と復活と戴冠
マリアの「栄光の玄義」
※サンリス(1180-90年頃)以来定型化するようになったマリアの死、復活、戴冠
孤帯:天使の群れや長老預言者やエッサイの樹 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
中央扉口
中央柱:聖母マリアの母アンナが幼児マリアを抱いて立っている。
(他の大聖堂では聖母マリアが幼児キリストを抱いて立っている。
→ シャルトルでは聖母マリアに栄光が与えられている。) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
中央扉口左
(左から)
メルキゼデク (聖杯)
アブラハム (イサク)
モーセ (青銅の蛇)
サムエル (犠牲の小羊)
ダビデ (茨の冠) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
中央扉口右
(左から)
イザヤ (エッサイの茎)
エレミヤ (十字架)
シメオン (神の幼子)
洗礼者ヨハネ (小羊)
聖ペテロ (鍵と聖餐杯<破損>) -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
左側扉口
タンパン:降誕、羊飼いへのお告げ、マギの礼拝、マギの夢
マリアの「歓喜の玄義」
弧帯:天使の群れに混じって 慧き(さとき)乙女と愚かな乙女 の小彫刻
円柱人像:左/「受胎告知」と預言者イザヤ
右/聖母のエリザベツ訪問 と 預言者ダニエル -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
左側扉口
タンパン:降誕、羊飼いへのお告げ、マギの礼拝、マギの夢
マリアの「歓喜の玄義」 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
左側扉口右
マリアのエリザベート訪問
燃える柴 に立つ聖母: 中世の教会においては、燃えているのになくならない柴は、キリストを産みながらも処女性を保った聖母マリアの象徴とされた。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
右側扉口
タンパン:ソロモンの審判、ヨブの病
キリストの受難を予示している苦難に耐え抜いたヨブの物語
マリアの「苦痛の玄義」
弧帯:旧約聖書の場面を借りて、祈り、読書、さまざまな仕事をする
女性像が表現され、日常生活への関心を示す
円柱人像:左/バラム、シバの女王、ソロモン
右/シラクの息子イエス、ユディット、長老のヨセフ -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
≪北ポルタイユ≫
右側扉口
タンパン:ソロモンの審判、ヨブの病
キリストの受難を予示している苦難に耐え抜いたヨブの物語
マリアの「苦痛の玄義」 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
大聖堂の見たいとところは大体見終えた(つもり)なので、再度中に入ってみることにしました。
大聖堂に到着した時にたくさんいたボーイスカウト・ガールスカウト?の若者たちが翼廊のあたりにたくさんいてミサがおこなわれている最中でした。
しばらくミサの音を聞きながら様子をながめていたのですが、具合が悪くなる若者(女の子)がいて、タンカーに乗せられて救急処置の為どこかに連れていかれました・・。 -
シャルトル・ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
改装をしてこのように真っ白い壁になったのだと思いますが・・ そのせいか(身廊も幕が張られ改装中)このあたりの写真をあまり撮る気分になれませんでした。
私は上の写真のような古い壁の色合いの方が好きなのですが・・
ミサを少しだけ動画で撮ったのがこちらです。
https://youtu.be/SwWvmPd3absシャルトル大聖堂 寺院・教会
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アンパッス・ド・ラ・ムトヌリ Impasse de la Moutonnerie
大聖堂はだいぶお腹いっぱい見たので外を歩きます!
大聖堂の北側にまわり、ウール川沿いを散策しに行きました。 -
テルトル・サン・ニコラ Tertre Saint-Nicolas
みつけました! ここが、芸術新潮2006年03月号に写真が載っていた階段です!
雨なので、足元に気を付けなければ転びそう・・。 -
サン・タンドレ教会 Collegiale Saint-Andre de Chartres
眼下、左手に、サン・タンドレ教会が見えてきました。サンタンドレ教会 寺院・教会
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Jardins de l'eveche
右手を振り返ると、大聖堂も眺められます。 -
サン・タンドレ教会 Collegiale Saint-Andre de Chartres
この階段を下ると、このあたりの土地にけっこうな勾配があることが分かります。 -
芸術新潮のように下から上を(階段を)見上げる写真を撮っていなかった! おバカ〜!
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La fontaine Saint-Jean sous la collegiale Saint-Andre
先ほど階段の上から見たサン・タンドレ教会の下にあった「サン・ジャンの泉」というものです。 -
ウール川沿いに出ました!
これからウール川沿いを歩いてゆこうと思います。 -
木々の隙間から大聖堂の塔が見えます。
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ミニーム橋 Pont des Minimes から
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タヌリ通り Rue de la Tannerie
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タヌリ通り Rue de la Tannerie からも大聖堂の尖塔が望めます。
タヌリー Tannerie は、「なめし革工場」の意で、かつては職人で賑わっていたのだそう。シャルトル歴史保存地区 (シャルトル旧市街) 旧市街・古い町並み
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ブジュ橋 Pont Bouju
みつけました〜! またまた芸術新潮2006年03月号に載っていたところ! -
ブジュ橋 Pont Bouju
芸術新潮2006年03月号に載っていたのは、こんな感じで 縦の構図 でした!
そういえば、雨を嘆いていたけれど・・
芸術新潮2006年03月号に載っていたのも、こんなグレーがかった冬の日の写真でした。
同じような写真が撮れたので、ちょっと満足。 単純! -
ポルト・ギョーム通り Rue de la Porte Guillaume
今歩いていたウール川を背に歩いてみました (振り返って撮った1枚)。 -
ポルト・ギョーム通り Rue de la Porte Guillaume
ポルト・ギョーム通りには、”ギョーム門”の跡らしきものが残っていました。
写真に見える説明版をちゃんと撮ってくれば良かった! -
説明版を撮ってこなかったので、帰国後 ”ギョーム門” を調べましたよ。
上の方で、私の本の写真を載せましたが・・
その中の左下に写っている本(ピトキン)に、
「中世のシャルトル」 の絵が、このように載っていました。
wikipediaでシャルトルの ”ギョーム門” を見てみるとこれなんですが・・
http://fr.wikipedia.org/wiki/Porte_Guillaume_%28Chartres%29
wikipediaで見るギョーム門の形からすると、この写真 の
左下 に見える大きな門が ”ギョーム門” のことかな? と思われます。
今、大聖堂の手前にあるウール川沿いを歩いていました。 -
シェンヌ・ドレ通り Rue du Chene Dore から サン・ティレール橋
ポルト・ギョーム通りから、再度ウール川沿いに戻りました。 -
フルリ通り Rue de la Foulerie から
上の写真のように、ウール川沿いが一般住居の建物のところもありますが、所々でこんな風に(川沿いからの)大聖堂の塔が見えるところがあり、なかなかよい感じ。 -
フルリ通り Rue de la Foulerie から 横の構図でも1枚。
調べてみると、ウール川 L'Eure の流れは、シャルトルから北上し、オートノルマンディ地方の マルト Martot のあたりでセーヌ川と合流しているようです。
ボース台地 la Beauce とウール川 L'eure の谷との接点にあるシャルトル旧市街。 ボースの首都の何百年も続いた生活、交易と職人の町、として栄え、特に 「河川関係の仕事」 ・・ 粉ひき、染物屋、革仕上げ工、靴屋、縮絨職人、ラシャ屋、サージ屋、皮なめし工、明礬なめし工・・ などが忙しく仕事にはげんでいたそうです。 -
サン・ティレール橋 Pont Saint-Hilaire から
ここからも少し 大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres の塔が見えました。 -
フルー通り Rue du Frou から
サン・ティレール橋 Pont Saint-Hilaire
2日前に訪問したポワチエゆかりの聖イレール(ヒラリウス)の名前がつけられた通りと橋がありました。 -
サン・ペール橋 Pont Saint-Pere の 水車小屋
Moulin Saint-Pere, rue de la Grenouillere
左下に見える黒い機器は、シャルトル・アン・リュミエール Chartres en Lumieres (音と光のスペクタクル)という4〜10月の夜、シャルトル旧市街の教会や建造物、ウール川沿いなどがライトアップされるイベントの機器、かと思われます。 今までも、ウール川の中にたくさんこの機器が設置されていました。 気付かれましたか?
ちょうどこのイベント期間の2014年最後の日が今日(10月12日)だったので、(シャルトルは午後から行くし)夕方遅くまでいたら見られるかなぁ・・と思っていたのですが、事前にオフィス・ドゥ・ツーリズムに問い合わせたら(遅い時間からはじまるので)どうもパリからの日帰りでは中々難しい・・ ということが分かり諦めることにしました。
Chartres en Lumieres
http://www.chartresenlumieres.com/fr/parcours-chartres-en-lumieres.html
https://youtu.be/Q9QHtHUBs9Q -
左から、
サン・ピエール教会 Eglise St Pierre de Chartres
サン・テニャン教会 Eglise Saint-Aignan de Chartres
シャルトル大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
赤い蔦と・・+青空だったらなぁ! -
サン・ペール橋 Pont Saint-Pere から
サン・ペール橋を渡り、サン・ピエール教会に向かいます。 ウール川とはここでお別れ。 -
手前から、
サン・ピエール教会 Eglise St Pierre de Chartres
シャルトル大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Chartres
ウール川の方から歩いてくると、サン・ピエール教会の後陣が見えてきます。
ここは駐車場になっていて、趣が半減しますが・・1枚。 -
サン・ピエール教会 Eglise St Pierre de Chartres
12世紀ロマネスクのステンドグラス、みつけられるかなぁ? -
サン・ピエール教会 Eglise St Pierre de Chartres
シャルトルには、シャルトル大聖堂(「西正面の三つの窓」、「美しき絵ガラスの聖母」の12世紀のステンドグラスがありますが、そのシャルトル大聖堂より少し早い時期のステンドグラスが、ここ サン・ピエール教会 の周歩廊にあるというので・・ これは行ってみないと・・と思い、ウール川沿いを散歩した後に寄ったのですが・・
結果、みつけられませんでした。
というか、長く続いている シャルトル大聖堂 の修復にお金がかかりすぎているせい? なのか? 原因は分からないですが・・、 同じシャルトルにある ここ サン・ピエール教会 のステンドグラスの状態は痛々しすぎて、すこし悲しくなりました。 大聖堂は華やかなのに・・。
探していた12世紀のステンドグラスがあるという周歩廊のステンドグラスは、ところどころプラスチックの板? のようなものがはめられていて悲惨でした。
プラスチックの板? の嵌め込まれた写真も撮ったのですが、悲しくなるので載せるのをやめました。
今は美術館などで保存されているのか・・ それとも私が見逃しただけなのか・・どこに?サン ピエール教会 寺院・教会
-
サン・ピエール教会 Eglise St Pierre de Chartres
赤い扉から教会に入れました。 -
サン・ピエール通り Rue Saint-Pierre
ゆるやかな勾配があります。 -
テルトル・サン・フランソワ Tertre Saint-Francois
適当に歩いているので・・ 良さそうな道で曲がってみます。 -
テルトル・サン・フランソワ Tertre Saint-Francois
ここはけっこう勾配があります。
先ほど(大聖堂から出て)大聖堂の北側からウール川沿いに降りてきた時に「テルトル・サン・ニコラ」という階段を通りましたが、ここは「テルトル・サン・フランソワ」・・
「テルトル Tertre」 とは、「丘」とか「塚」の意味ですが・・ (パリのモンマルトルにも絵描きさんが多く賑やかなテルトル広場というのがあります。)・・ 帰国後、シャルトル市のホームページを何気なく見ていたら、この「テルトル」の紹介コーナーをみつけました。
シャルトル駅の方からノートルダム大聖堂を見て帰るだけ・・ですと、 ”シャルトルの大聖堂は小高い丘の上に建てられた” ということがほとんど感じられないですが・・ ウール川まで下ったり、こうして「テルトル」を歩くと、小高い丘なんだなぁというのが感じられます。
シャルトルの町にはいくつか「テルトル Tertre」と名付けられた通りがありますので、そういうところを散策すると景観的にも良さそうです。 私が今回通ったのは「テルトル・サン・ニコラ」と「テルトル・サン・フランソワ」の2箇所で、両方とも階段があって勾配がありました。 まさに、名に土地の記憶や歴史ありです。 -
サン・テニャン教会 Eglise Saint-Aignan de Chartres
寄り道がてら、サン・テニャン教会にも寄ってみました。 -
サン・テニャン教会 Eglise Saint-Aignan de Chartres
サン・テニャン教会はかなりカラフルな色調(全体的に緑と差し色に赤)が印象的な教会でした。
ノートルダム大聖堂に比べ、(サン・ピエール教会もここも)まったく人がいません。 -
サン・テニャン教会 Eglise Saint-Aignan de Chartres
こちらは、新しそうな感じのマリア像。 -
グルネ通り Rue des Grenets
-
シャンジュ通り Rue des Changes
ノートルダム大聖堂に戻ってきました。 -
シャンジュ通り Rue des Changes
横の構図でも撮ってみました。 -
国鉄シャルトル駅 Gare de Chartres
何時の列車に乗ってもよい切符なので、帰りは17時34分発の列車に乗ることにしました。
駅の中には Monop'station があってちょっとしたものを買って(電子レンジがあったので)温めることもできるようでしした。 私たちも発車まで少し時間があったので、 Monop'station で温かいものを買って、イートインスペースがあるのでそこで小休憩しました。
17h34 CHARTRES GARE
18h50 PARIS MONTPARNASSEシャルトル駅 駅
-
パリに戻ってきて・・
ホテルの近くの居酒屋さん(日本人経営)でお茶漬けを頂きました。
店内は(日本酒を飲まれている)フランス人の方も多く1階は満杯。 地下にもお席あり。
Lengue
http://lengue.fr/
今回の旅は、旅行前からお腹の調子が悪く食事がたいへんでした!
今日は・・
午前中は、普段は入れないモンマルトルの葡萄畑(パリ)の中に入り、
午後は、シャルトルの地下聖堂に入ったというちょっと変わった1日・・
1日中、しとしと雨が降る1日だったけれど、
以前から気になっていたことが出来た1日で(天気以外は)良かったかなと。
( * 教会内部改装中の件もあり、満足度 星1つ 減点にしました。)
明日は、帰国日。
帰国便は21時代なので、夕方頃まではパリ滞在。
フィリップ・オーギュストの城壁跡散歩(左岸編)を歩きます。
(昨日の)右岸編とうまく繋がっていくでしょうか。 楽しみです!レンゲ 和食
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この旅行記へのコメント (14)
-
- dankeさん 2015/07/18 13:09:52
- Chartres, ville accueillante!
- Bonjour wizさん、
お久しぶりです!お元気ですか?
私はバタバタしすぎた2ヶ月を終え、ようやく旅行の詰めに入ろうと思っています。
ところでシャルトルは2泊しますが勉強不足です。wizさんみたいに街歩きしたいし、ゆっくり大聖堂と旧市街を散策したいです。クリプトはもし両親が興味があればですけれど、私は入ってみたいなぁと思います。アルルのサン・トロフィーム教会のタンパンは、シャルトルのタンパンよりも新しいと言われているのですね。2つを見比べてきたいと思います。
今のフランス語の先生がシャルトル近くの出身の方で、シャルトルはとってもいい町とおっしゃっていました。こじんまりとした町ごと楽しんできたいです。
à bientôt!
- wiz さん からの返信 2015/07/19 21:10:31
- RE: Chartres
- dankeさん、Bonsoir(Bonjour)!
dankeさんもシャルトルに寄られるんですね!
(フランス語の先生がシャルトル近くのご出身なんですね!)
2泊もされるなんて・・!
Chartres en Lumieres も見られそうですね♪
クリプトの他にも塔の上にも上がりたかったのですが
雨も降っているし、時間もないしでやめちゃいましたが、
dankeさんのぼられる予定・・?
ちょうど同じ時期に行かれると言う
シャルトルとアルル(のタンパン)
「四福音書記者の象徴の動物に囲まれた荘厳のキリスト」
見比べてきて見て下さいね〜!
・シャルトル
http://bit.ly/1JLSLky
・アルル
http://bit.ly/1KP9Ha4
wiz
- dankeさん からの返信 2015/07/21 07:25:29
- Re: Chartres, ville accueillante!
- wizさん、
シャルトルとアルルのwizさんが添付して下さったタンパン見比べてみました。わぁー同じ場面だけどあきらかにシャルトルの方が古い〜。でもシャルトルはゴシックなのにアルルよりも古くてぇ‥と理屈を並べる前に単純に面白い。実は狙ってはいなかったのですが、たまたま旅程がアルルの次がシャルトルなんですからビンゴですね。はい、en lumièreが見たくてシャルトルに宿泊したいと思いました。2泊も普通はしないかと思いますが私って好きな所だと数泊しないと気が済まないんです。ただ初日はアルルからの移動だけで実質観光はできないのですがな、シャルトル行ったことないのになんか好きになりそうな予感がして。あと今回の旅では唯一泊まってみたかったシャンブルドットがあったので思い切って2泊にしました。そうですね大聖堂の塔は両親が行きたくないならいいや、と思いましたが、時間があれば一人でもサーッと行こうかな。高いところ大好きですし、フランスの旧市街見下ろせるなんて素敵ですし。
なんか自分のことばかり書いてしまってすみません。wizさんはお元気ですか?
- wiz さん からの返信 2015/07/22 08:38:32
- RE: Re: Chartres
- dankeさん、Merci!
シャルトルではシャンブルドット良さそうなんですね〜! 多分1泊目はどこかからの移動日かなぁと思っていましたが、アルルからの移動だったんですね!
たしかに年代だけでは、どこからがロマネスク→ゴシックとかきっかり分けられないんです^ ^; ロマネスクはロマネスクでも古代ローマが根強く残っていた地域だと(アルルのサントロフィーム教会のタンパンも)古代ローマ的な彫刻だったり(だから整って見える)。 イル・ド・フランス地域やその周辺では、1144年サン・ドニの内陣完成=ゴシックの誕生となっておおよそゴシックになっていく感じなのですが(サン・ドニでゴシックがはじまってその周辺でそのスタイルが伝播していても)アルルだけでなくドイツやイタリアもロマネスクが続いているんだそうです。
やはり、Chartres en lumiere見られるんですね♪ 大聖堂だけでなく、ウール川沿いにも照明機器たくさん(川の中に)あったので、川沿いでも色々あると思うので楽しんできて下さいね〜! ちょっと離れているけれどピカシェットの家とかもありますね!
wiz
- dankeさん からの返信 2015/07/22 11:31:05
- RE: RE: Re: Chartres
- wizさん、
そうなんです、この日は大移動なのでちょっと不安です。シャルトルからも徒歩10分位。wizさんが行かれた時にシャルトル駅にタクシーなんて見ました?なくて当然の心構えでいきますが‥
wizさんの旅行記にもあったように、ロマネスクからゴシックの移行も時差(場所差?)があったこと、よくわかりました。サン・ドニ編も拝見しましたが、私は時間が今回はないので行けません。が、イルドフランスも奥深いですね。
wizさんの旅行記で確かに写真で照明器具、見えました!コクリコさんのところで拝見したルーアンのカテドラルの夜のショーも行きたかったのですが、シャルトルに泊まってみたいシャンブルドットがあったこと、ブルターニュ、モンサンミッシェル、プロヴァンスと行くのである意味「典型的なフランスのイメージ」でありそうなシャルトルが逆にいい旅のアクセントになるかもと思ったこと、そして私の好みの落ち着いている雰囲気があること、等の理由でシャルトルを選びました。妄想計画大好きな私のことですから、ルーアン以外にも色々1年かけて考えました。
ピカシェットの家は日曜は市バスがそのルートはないので、徒歩で往復行くべきか考え中です。個人的にはすごく見たいです。逸話が素敵ですよね、一人でコツコツと。
wizさんと同じ所に少しでも行くことができて、今まで本やネットの中でだけ見てきたものを実際に目にできることがとっても楽しみです。(^o^)
- wiz さん からの返信 2015/07/22 20:14:24
- RE: RE: RE: Re: Chartres
- dankeさん、またまたMerci!
> そうなんです、この日は大移動なのでちょっと不安です。シャルトルからも徒歩10分位。wizさんが行かれた時にシャルトル駅にタクシーなんて見ました?なくて当然の心構えでいきますが‥
シャルトルの駅前・・自家用車はたくさんとめられていたのは覚えているのですが・・タクシーに乗る気がないのでタクシーの記憶がないです。 役立たずですいません。。
> wizさんの旅行記で確かに写真で照明器具、見えました!コクリコさんのところで拝見したルーアンのカテドラルの夜のショーも行きたかったのですが、
照明器具見えましたか!^ ^; 最近、プロジェクションマッピングとか、光と音のショーみたいなの、けっこうありますよね! ポワチエでもあるので、コクリコさん家は今回はポワチエでも見られるのかも?! 私はルーアンに行った時、最後に虹を見れてちょっと嬉しい一時でした!
今回モンサンミシェルにも行かれるんですね! そういえば、一昨日位に農家さんたちの抗議デモで、カーンからモンサンミシェルの道路封鎖がありましたよね。 それと、昨日、vertlaでなんとなく現地発ツアーはどんなのあるのかなぁと見ていたのですが、モンサンミシェルとシャルトル組合せツアーなんていうツアーもあるんですね〜。
dankeさん、列車移動の分はだいたいもう手配されてますか? けっこう移動があるから、万が一狂うと困りますよね〜。 私の場合は大体いつも短期間旅行だけれど、それでも最後まで予定どおり行くか心配なのですが、dankeさんみたいにある程度の期間のある旅行だと(私だと)最後までかなり心配してしまいそうです^ ^;
wiz
- dankeさん からの返信 2015/07/23 01:30:53
- RE: RE: RE: RE: Re: Chartres
- wizさん、
プロジェクションマッピング等のイベントはうまいこと町おこしになっていると思います。開始時間が遅いからもしみたかったら電車等で旅している私たちには近くに宿泊せざるを得ないので、よく考えたものですね。wizさんがシャルトルで諦めたように… その中でもシャルトルは町中に広がっているという意味では特色があるかもしれないと期待しております。去年のストラスブールでは感動して涙が出そうになりました。ショーのせいというより、よくここまで来れたなぁという実感が光と音でじわじわ迫ってきたというか。。コクリコさんたちもポワチエで見られるといいですね。wizさんとコクリコさんには色々とフランスの情報でとてもお世話になっていますが、最近コクリコさんとは飲み物の話題で盛り上がっています。:)
ノルマンディーの農家のデモは残念ながら恒例になっているらしいですが(しかもオランド氏まで言及したりして)、農業することで元が取れるところか借金になるのでいまさら「フランス製品を消費しよう!」なんて言っているけれど、問題はもっと深いような。。購買者も給料が増えなければより安い輸入ものを買うのは当然だと思いますし。モンサンミッシェル、母の第一希望のところだったのでもし行けないとこれはかなり痛いです(泣)。あぁぁぁ
現地ツアーでもカナダのサイトで調べるとどうしてもこちらの人むけの商品が先に検索されて(当たり前ですね)、モンサンとD-DAY LANDINGSを絡めてのツアーが圧倒的に多いです。
そうそうそう、交通機関がとても心配。遅れたりキャンセルされた場合はもう不可抗力?ですから万が一のために乗りたいもののその前と後の時間も調べておくくらいですねぇ。あとできるだけTER+TGV,CAR+TGVのコンビネーションは避けたい(全てTGVを前売りで最安価格で買ったため)のですが、今回の日程で2回CAR(バスですね)+TGVがあります。まさにアルルからシャルトルのスタートがそうで、IDTGVでアヴィニョンからパリを買ったので、アルルからアヴィニョンTGV駅まで時間帯でいくとSNCFのCAR(バス)なんです。これがきちんと来ないとTGVを乗り過ごすので念を押して一本前のバスに乗ろうと思います。IDTGVにはありませんが普通のTGVならPRO 2NDオプション(当日返金可能)もありますが、返金されても当日同じ区間のTGVを再購入すると絶対前売りよりかなり高いか売り切れのときもあるかもしれないし、移動をあきらめたらいいのかもしれないけれど、それだったらこの「保険」の効力があまりないような気が私にはしました。TGVは全て購入済みですが、TERやバスは現地で購入します。取り越し苦労に終わってくれることを望んでいます。
- wiz さん からの返信 2015/07/23 08:10:55
- RE: RE: RE: RE: RE: Re: Chartres
- なるほど〜、ストラスブールでは涙が出るほどだったんですね! en lumieresは基本的には夏が多いし(私は夏はあまり行かないので)まあ宿泊して見れればいいかぁ〜くらいに思っていて、やっぱり(特に)見たい場所は昼間にちゃんと見たいと思っているので、まあおまけでen lumieres見れればなぁと思ってたんですが、実際見ると良いのかなぁ^ ^
dankeさんが行かれる時期はen lumieresはけっこう遅い時間でしょうね〜。 革命記念日の花火は23時からでしたよね(en directで日本時間朝6時から見てました!)。 でも、フランスの花火は、音と光と花火のショーという感じで、とにかく日本の花火に比べ余計なものが多い感じ! モンマルトルの花火でもそう思いました。^ ^;
畜産農家の道路封鎖、ノルマンディだけでなくフランスのあちこちでやってるみたいですね。 水不足で水道水の使用制限もしてるとか・・。
カナダのサイトだと、モンサンとD-DAYツアーなんですね〜。 アメリカもそうかな。 日本だと「モンサンミシェルとノルマンディの田舎町」が一番多いみたいです。 後は、少数「モンサンミシェルとオンフルール」とか「モンサンミシェルとシャルトル」とか、1泊2日だとロワールのお城もカップリングという感じみたいでした〜。 南フランスも見てたんですけどね!
TERは、私も去年シャルトルはモンパルナス駅で切符現地購入でした。 検索するとTarif Normalばかりだったし。 その時乗れる一番近い時間で乗っていきました♪ AUTOCAR(バス)も運転手さんから大体買えますよね〜。 やはり割引率の高いTGVは事前に買いたくなりますね! ^ ^; TGVの保険、私も付けないです。 保険とは別ですが、ラ・ロシェルに行ったパリへの帰りに1時間位TGVが遅れた時、TGVを降りたところ(モンパルナス駅)で遅延の為の郵送物(返金用)もらいましたが、これも結局送りませんでした。 運賃の何パーセントかの乗車券をもらえるけど、使用期限がたしか決まってるんですよね。 その間にフランスに行けないと思い結局送らず、です。。
コクリコさんはほとんど予定どおりに旅行されてるみたいなので、dankeさんも今年は同じ時期とのことで安心感ありますね♪
-
- ももであさん 2015/06/05 19:30:40
- 巨人の肩の上に立つ
- http://scholar.google.co.jp/?hl=ja
Google scholarを開くと出てくる謎の言葉 ?
「巨人の肩の上に立つ」
人類の英知は、一朝一夕で成り立つものではなく、偉大なる
先人の知識を基盤とすることで、さらに高みを目指せる。
その象徴こそが、南五連窓の偉大なる四人の預言者の肩に
乗った福音書記と言われています。
ちっぽけな科学者の端くれとして、初めて見たとき、
とても感慨深い思いがしたのを覚えています。
- wiz さん からの返信 2015/06/05 20:55:48
- RE: シャルトルのベルナール
- ももであさん、
メッセージありがとうございます。
≪ シャルトルのベルナールは、私たちは巨人の肩の上に乗る小人のようなものだ、とよく言った・・。 私たちが彼らよりもよく、また遠くまでを見ることができるのは、私たち自身に優れた視力があるからでもなく、ほかの優れた身体的特徴があるからでもなく、ただ彼らの巨大さによって私たちが高く引き上げられているからなのだ。・・ ≫
・・この言葉が視覚化されているのですよね・・。
≪ 四人の大預言者によって象徴化された旧約聖書は、四人の福音書記者によって表された新約聖書を予示し用意している、という思想が、極めて独創的な方法で表現されている。 ≫
私の持っている本ではこのように書かれていました。
シャルトルの大聖堂の、彫刻,ステンドグラス,いたるところ・・に・・、いろいろな思想が隠されていて、ひとつひとつ読み説くとすごいことになりそうですね。
ももであさんのドライブ旅行、羨ましいです。
wiz
-
- コクリコさん 2015/05/25 00:08:41
- Les Vitraux des Cathedrales de France
- こんばんは!
今年またシャルトルに行くことになりそうです。
というのは昨夜、今年のパリ前半3日間一緒に行動することになった甥夫婦が我が家に来たのですが、話しているうちにシャルトルに行きたい(私たちがそう仕向けたみたいだけど^^;)と言い出したのです。
彼らは私たちより先にパリに着き、ヴェルサイユや美術館はしご、モン・サン・ミシェル1泊旅行、などして、その後の3日間一緒に行動します。
ポワティエ、ラ・ロシェルに続きシャルトルもwizさんやももんがあまんさんの旅行記がとっても参考になります・・・シャルトル滞在は彼らと一緒なので時間はそう長くはないと思いますが。
30年以上前に夫のフランスの友達(今はヌヴェールのお墓で眠っている彼)が送ってくれたという「Les Vitraux des Cathedrales de France」というバカでかくて重くて立派な写真本をよっこらしょと引っ張り出し、埃を払って見ているのですが、やはりシャルトルのステンドグラスの写真が圧倒的に多いです。
wizさんの写真と見比べているのですが、この本は部分写真が多くて見つけ難いわ(><)
でも「エッサイの木」見つけた!
なんて愉しんでます。
シャルトルのカテドラルには12世紀のステンドグラス多いけれど、ル・マンにも多いのねぇ。
私は毎回、サン・ピエール教会には入れない(ちょうどお昼休みみたいで)のだけれど、wizさんの旅行記読んでいて12世紀のステンドグラスがあるんだ〜と思いながらこの本の写真を見ていたら、サン・ピエール教会の14世紀始めのステンドグラスの写真が1枚ありました。
「洗礼者ヨハネの物語」の部分でおなじみのVisitasion「聖母マリアのエリザベト訪問」とNaissance「ヨハネの誕生」でした。
写真だから凄く綺麗。
サン・ピエール教会のステンドグラスが可哀想な状態になっているとのこと、このステンドグラスも今はどういう状態になっているのかなぁ。
おかげでサン・ピエール教会にも親しみが出てきました。
今年はwizさんの口コミや旅行記コピーしてシャルトルを訪問する旅行者が増えそうな予感♪
私が訪れる頃にはシャルトルの大聖堂の修復工事は終わっているかしら、それも偵察してきますね。
それではまた。
- wiz さん からの返信 2015/05/25 19:57:37
- RE: Les Vitraux des Cathedrales de France
- コクリコさん、Bonsoir!
> 今年またシャルトルに行くことになりそうです。
> というのは昨夜、今年のパリ前半3日間一緒に行動することになった甥夫婦が我が家に来たのですが、話しているうちにシャルトルに行きたい(私たちがそう仕向けたみたいだけど^^;)と言い出したのです。
コクリコさん、今年またシャルトルに行くような感じになるのですね! 以前のヴェルサイユとのダブルヘッダーの旅行記覚えています!
> 30年以上前に夫のフランスの友達(今はヌヴェールのお墓で眠っている彼)が送ってくれたという「Les Vitraux des Cathedrales de France」というバカでかくて重くて立派な写真本をよっこらしょと引っ張り出し、埃を払って見ているのですが、やはりシャルトルのステンドグラスの写真が圧倒的に多いです。
あぁ・・ あの例のNeversのお墓に眠っている彼・・ですね。。 またあの旅行記を思い出しました。。 心に染入る旅行記! 彼は、素敵な本を送ってくれたんですね〜! amazon.frで見てみましたが、ちょっと探せませんでした。 本に載っているステンドグラスは綺麗でいいですよね〜〜〜!! さすがプロ!! ^ ^
> シャルトルのカテドラルには12世紀のステンドグラス多いけれど、ル・マンにも多いのねぇ。
サン・ピエール教会のクチコミで参考にした(図書館で借りた)美術全集も黒江光彦さんが書いてらしたと思うのですが(ロマネスクのステンドグラス)、フランス中世美術の旅(朝日選書)や中世の美術(保育社)、ルイ・グロデッキのステンドグラスの本の翻訳をされている黒江光彦さん、彼によれば、ル・マンは何と言っても「昇天」のステンドグラス! なんだそうです。 1140-45年頃のフランス最古の作例かもしれない・・と書かれていました。
> サン・ピエール教会のステンドグラスが可哀想な状態になっているとのこと、このステンドグラスも今はどういう状態になっているのかなぁ。
> おかげでサン・ピエール教会にも親しみが出てきました。
そうなんですよ〜。 サン・ピエール教会のステンドグラス・・はもちろん、教会の中全体が可哀想・・ プラスチック? で嵌められた部分なんて見ていると、(リノベーションをがんばっている世界遺産の)大聖堂を見てきた後だと、ギャップがありすぎて悲しくなってしまいました。
コクリコさん御一行様が訪問される時には、修復が終わっているといいですね〜!
wiz
-
- ももんがあまんさん 2015/05/18 11:11:55
- 拝見しました。
- Bonjour! wizさん。
「シャルトル」の旅行記、拝見しました。
西口入口の「黄道十二宮」や「学芸七科」の詳しい説明、とても良く解りました・・・「アリストテレス」や「ピタゴラス」までが描かれていたとは・・・中世には、「数学」と「音楽」が同一視(ピタゴラス学派)されていたとかを、聞いたこともありますけど、これですね。
北口扉口の良く解らない「タンパン」に「ヨブ」が描かれていたとは・・・北口の、何だか解らなかった「柱」も、「美徳」と「悪徳」が描かれていたのですね・・・旧約と新約の預言者と聖人も王様も満載で・・・さすが、フランスでも一・二を争う評判の大聖堂・・・ロマネスク〜ゴシック期における、キリスト教会における、ほぼ、全てのパターンが取り込まれていたのですね。
地下の「クリプト」は、昔、入ったときは、「タダ」だったと思うのですけれど、今は「有料」になっていたのですね・・・でも、古いことは確かなんでしょうけど、お金を取るほどでも?と思いますけどね・・・ロマネスク時代の柱の彫刻なんかも、他に比べると、ちょっと「ショボイ」し・・・ハハ・・・
階段のある「坂道」、雰囲気が良いですね・・・知らなかったです・・・歩かなかったのが、チト残念・・・
by ももんがあまん
- wiz さん からの返信 2015/05/19 20:44:43
- RE: Chartres
- ももんがあまんさん、Bonsoir!
シャルトル見て頂きありがとうございます!
> 北口扉口の良く解らない「タンパン」に「ヨブ」が描かれていたとは・・・北口の、何だか解らなかった「柱」も、「美徳」と「悪徳」が描かれていたのですね・・・旧約と新約の預言者と聖人も王様も満載で・・・さすが、フランスでも一・二を争う評判の大聖堂・・・ロマネスク〜ゴシック期における、キリスト教会における、ほぼ、全てのパターンが取り込まれていたのですね。
たしかに、シャルトルは、中世美術のお決まりの・・というものが何でも揃っている感じがあるので、他のどこかで見る時に何かと勉強になりそうですよね〜!
美徳と悪徳は、南です!(単なる書き間違いと思いますが^ ^;) 美徳と悪徳や、賢き乙女愚かな乙女や、黄道十二宮と月々の仕事などは、けっこうあちこちで見られるので比べてみるのもおもしろいですよね。 ももんがあまんさん、今回のご旅行でもあちこちで楽しい彫刻写してきて下さいね〜♪
ももんがあまんさんは、昔クリプトに入られたことあるんですね〜。 たしかに昔は無料だったのに、今は有料、とか、写真OKだったのに、今はダメとかありますよね。
> 階段のある「坂道」、雰囲気が良いですね・・・知らなかったです・・・歩かなかったのが、チト残念・・・
私も、ももんがあまんさんが写されていたちょっと町から離れた公園からの1枚の場所いいなぁと思いました! ももんがあまんさんはたしかオフィス・ドゥ・ツーリズムで地図もらったんですよね。 私の時は(日曜の昼過ぎ)開いてなかったような気がします?!
だんだんご旅行が近くなってきましたね!
そろそろ体調整えて自転車走行でも試しておられるでしょうか?
wiz
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