
2014/11/23 - 2014/11/23
27位(同エリア482件中)
琉球熱さん
11月の3連休、紅葉スポットはどこも激混み必至。
どこか空いていそうでなおかつ紅葉も見られる場所はないか?・・・というわけで選んだのは「鋸山」。
山とは言っても登る山ではない。なにせ329mしかないのだから、ちょっとした「丘」レベルだ。
それでも、周囲に高い山がないために、東京湾を一望できるという。
そこまでのアシとして船を選べるというのも、ちょっと趣向が変わってよいじゃないか、と勇んで出かけた。
さて、その結末は・・・
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 1.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 私鉄
-
鋸山への近道は、神奈川県の久里浜港から東京湾を横断して金谷港に渡る海上ルート。
京急久里浜から港まではバス。京浜急行では、京急線各駅から京急久里浜までの電車+港までのバス+フェリー乗船券がセットになった切符を販売しているので、これを利用。
港にて。
金谷からのフェリーが到着すると、ゲートから次々とクルマが吐き出されていく。東京湾フェリー (久里浜港発) 乗り物
-
お次は乗船。
車とバイクが吸い込まれていく。 -
船内はかなり広く、売店もあって、飲み物や軽食も。
座席は写真のシート以外に、対面式やソファーなどもある。 -
最近の自転車ブームを受けて、こんなサービスも。
-
デッキの一部はゴルフバッグ置場。
-
車載部分は2階建て。こちらはその2階。
-
後部デッキ
テーブルとイスが配置されている。 -
およそ40分の短い船旅に出発。
湾内にある標識灯台。 -
伊豆七島へ向かう東海汽船の高速ジェット船「セブンアイランド」。
これは「虹」号だな。 -
後部デッキより神奈川方面。横須賀の火力発電所が遠くに見える。
きょうは風もなく、なかなか快適。 -
そうこうしているうちに、対岸の金谷港に到着。
久里浜港とは打って変わって、漁港の雰囲気。
40分だから飽きる暇もない。
まぁ手頃な時間 -
接岸。
どんなに技術が進歩しても、船の接岸はどこかしらアナログだ。
船旅の良さでもある。 -
フェリー乗り場の前は大きな駐車場。既に結構な数の車が駐車。東京湾を横断する人たちだけでなく、隣接した市場が目的の人たちも多いようだ。
-
港から鋸山ロープウェイ乗り場までは徒歩15分くらいか。
今回はお気楽な散歩のつもりだったので、これで一気に山頂へ。
既に長蛇の列。全く予想していなかったのでかなりひるむ。
ちなみにロープウェイの運転間隔は通常15分。
ところが今回はかなり混雑していたので、5分間隔で運行していた。鋸山ロープウェー 乗り物
-
はい、山頂です(笑)
鋸山、正式な名称は乾坤山というのだが、砕石の結果、山容が鋸の歯状に見えることから名づけられた名称が一般的に知られるようになった。
ロープウェイ山頂駅舎の裏手が山頂なので、到着=山頂到達なのだ。
文字通りお気楽〜 -
駅舎屋上の展望台から下を見れば、乗ってきたロープウェイがフル稼働中。
-
金谷港方面を眺める。
金谷港からも見えていた対岸の久里浜方面。
眼下の駐車場も満車に近い。
港からロープウェイ乗り場までの道路は、この駐車場の空き待ちで大渋滞を引き起こしていた。
クルマよりも徒歩の方が速いというのは皮肉なもの。 -
ちょうどフェリーが入港するところ。
-
この展望台からは富士山が見えるらしい。
「関東の富士見100景」にも選ばれたらしい。
が、晴れているのに透視度は最悪で、富士山のかけらも見えず(涙) -
南側は房総半島が伸びる。
のどかな光景が広がる。 -
鋸山と言えば「地獄のぞき」
ところが山頂以外の観光スポットは全て、日本寺という寺の境内。拝観料を払わないと入ることができないという仕組み。
ここまで来て、見ずに帰るわけにもいかないので拝観料を払って境内へ。
地獄のぞきに向かう途中、かつて石を切り出したであろう場所のてっぺんから、下を覗く。
そこそこの高度感は、垂直に切り落とされた崖のせいでもある。
ここから切り出された石は「房州石」と呼ばれ、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石が行われたそうだ。
採取された石材は、靖国神社や早稲田大学の構内にも利用されている。 -
さて、有名な「地獄のぞき」
確かに、絶壁からせり出した部分は、こうやって見ているだけでもスリルがある。先端に向かって下り勾配と言うのも泣ける。 -
しかし、だ。
この行列・・・
一気に萎える。 -
隣の高台から見下ろすと、そこはまずまずの眺望で、おそらく行列の先にある場所とそれほど違いはないだろう。
こんなところにまで来て、行列は遠慮したい。 -
その高台からの眺め。
-
地獄のぞきから斜面を下って、1500羅漢のエリアへ。
山肌に穴を穿ち、1500体の羅漢像が散在。
境内は山の斜面を利用しているので、基本的に階段ばかり。
足元はしっかりしてものを履いていた方が良い。 -
こんな感じで確かにその数は多い。
しかしなぁ、それなりの歴史があるとのことだが、この石仏を見る限り、歴史を感じない。皆比較的新しい(ように見える)。 -
参道の途中にある、手掘りらしきトンネル。
両脇には金剛力士のような像が建っている。
しかしこれも歴史の重みを感じない・・・ -
雑木林を見上げたら、猿!
ちょっとわかりにくい。 -
ズームしてみると、この通り。
親子かな? -
数だけは多いんだが・・・
-
どこにでもある「不動滝」
それにしても、「宇宙人無数」とは???
こんな点もなんとなく安っぽい。 -
先ほど上から見下ろした砕石のために垂直に切り立った崖。
なんとなく横須賀の猿島の景観に似ている。
この奥に・・・ -
百尺観音
その高さ、約30m。
この前で記念撮影をしている人達、観音の全身が入らずに苦労していたなぁ(笑) -
その大きさは人と比べると一目瞭然。
有料エリア(=つまり日本寺の境内)で唯一見応えのあったポイントだ。日本寺 寺・神社・教会
-
百尺観音の広場から「地獄のぞき」を見上げる。
やはりここは周りから見る方が良いみたい。 -
さて、一気に帰りの船(笑)
今回の鋸山、まだ紅葉には早く、そのくせ予想以上の混雑で、少々げんなり。
そうそう、ロープウェイの乗り場は我々が帰る時間帯になっても行列で、駐車場待ちのクルマは朝よりもさらに長くなっていて、一般道の大渋滞を引き起こしていた。
ここに行く時はクルマは止めた方がよさそう。
気分を変えてプチ船旅、その点はまずまず。
しかし鋸山も日本寺も、かなり微妙な観光スポットだ。
行こうとしている方々には熟考をお奨めしたい。
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