2014/01/07 - 2014/01/08
150位(同エリア724件中)
susuさん
以前からモロッコに行きたいと思っていました。
具体的に計画を練り始めた時に、せっかく遠いモロッコまで行くのだからついでにジブラルタル海峡を渡ってスペインにも行きたいと思いました。そしてスペインまで行くならジブラルタルにも、アンドラにも行ってみたい。
しかし計画を練るにつれ、そのコースで旅するにはかなりの日数が必要だということが分かってきました。こんな日数の休暇が取れる機会なんてあるのか?と思ったら、'13~'14の年末年始休暇は例年よりも長いんですね。旅費の高い年末年始に海外旅行をするなどという発想は私にはなかったんですが出国を早く、帰国を遅くすれば航空券は安いようだ。(カタール航空 カサブランカINバルセロナOUT、108,760円)
この機を逃す手はないと決断し、前後に有給休暇を多めにくっつけて17日間の旅程を組み上げました。
出発前に考えたやりたいことリスト
・マラケシュ発の2泊3日サハラツアーに参加、途中離脱してフェズへ
・タンジェかセウタからスペインに出国
・英領ジブラルタルに行き、入国印をゲット
・グラナダ~バルセロナ間は寝台列車で移動
・日帰りアンドラ旅行
・カタールに入国して一泊
ホテルはほぼ全て予約しましたが交通機関はアンドラ往復のバスしか予約できず、他は現地で手配することに。サハラツアーも催行に不安があったので現地手配。
初めてのアフリカ大陸、トラブルが多いらしいモロッコ→スペイン国境越え、自分史上最長の旅、確定していない移動手段。不安100%で出発しました。果たしてやりたいことリストは完遂出来たのか?結果的に旅程は以下のようになりました。
12/23(月) 成田→ドーハへ
12/24(火) ドーハ→カサブランカ→マラケシュ
12/25(水) マラケシュ
12/26(木) 2泊3日サハラツアー
12/27(金) 2泊3日サハラツアー
12/28(土) 2泊3日サハラツアー→フェズ
12/29(日) フェズ
12/30(月) フェズ→シャウエン
12/31(火) シャウエン→セウタ→アルヘシラス
01/01(水) アルヘシラス→ジブラルタル→アルヘシラス→ロンダ
01/02(木) ロンダ→グラナダ
01/03(金) グラナダ→バルセロナ
01/04(土) バルセロナ→アンドラ→バルセロナ
01/05(日) バルセロナ
01/06(月) バルセロナ→ドーハ
01/07(火) ドーハ→成田へ
01/08(水) 成田着
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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昨夜は寝たのが遅かったので、朝食が食べられるギリギリの時間まで寝ていました。
2Fにあるレストランに行き席を選ぶと、係の女性がペットボトルのミネラルウォーターを持って来てくれました。わー助かる。昨夜は何も買い物ができなかったので飲み物に飢えてました。
ビュッフェ形式の朝食はほぼ今旅唯一。選択肢がパンしかないビュッフェ朝食ならサハラツアーで2度食べたけど…。 -
部屋の窓からの眺めはこんな感じ。隣の建物のやけに散らかっている屋上が見えました。
遠くから工事の音が聞こえてきましたが、うるさいという程ではありません。
体調が良くなかったので朝食後も部屋に戻って眠りました。数時間後に気が付いたら、ドアの下から紙が差し入れられていました。見てみるとランチメニュー。ケバブやビリヤニ、サンドイッチ等が10~20QR(約300~600円)で食べられるようです。レストランででもルームサービスでも可。かなり惹かれましたが、結局食欲より睡眠欲を優先してしまいました。
14時頃に起きて身支度し、15時頃にチェックアウトして荷物を預かって貰い、漸くドーハ市内の観光に出掛けました。 -
ホテルを1歩出た所にいた鳩。世界中でよく見る灰色の鳩と違って小ぶりで、なんて可憐!黒目なのがポイントですね。
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アル・ナキールホテル外観。
ここから南西に1.5kmくらい離れた辺りにあるザ・センターというショッピングモールに行ってみようと思います。その中のスーパーに行きたい。 -
ドーハの街はそこらじゅうが工事中で、歩道をまっすぐ歩くことなど不可能でした。柵で区切って臨時の歩道が設定されています。
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向かいの建物に興味があっても、大回りしないと到達できません。
ドーハは暑いというイメージしかなかったので薄着で出てきましたが、1月のドーハはかなり寒かったです。風もありますし。 -
イチオシ
色鮮やかなクッションやマット。
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ドーハの街は人通りが少なく、歩いているのは外国人労働者らしき南アジア人男性ばかり。話しかけられないもののやたらじろじろ見られるので、男に見えますようにと思いながら歩きました。そんなことしても無駄というか思っただけで特に何もしてないので本当に無意味ですが…。
遠くに写真で見たことがある建物が見えました。 -
ファナール・カタール・イスラム文化センター。この辺りで初めて西洋人旅行者の姿を見かけました。ドーハ滞在中に日本人は一切見かけなかったし、東アジア人自体1組くらいしか見なかったなあ。旅行者自体かなり少ないです。
それよりもこの建物が見えるということは、南西に向かうつもりが全く正反対の方向に来ているな。通行止めの道を迂回しているうちに迷ってしまいました。 -
順路に従って迂回迂回。
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イスラム風の柱に、西洋風の街灯。
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街灯がやたら砂埃を被ったような色をしていますが、街歩きをしていて空気が埃っぽいと感じたことはありませんでした。
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あれ、道の突き当たりに見覚えのある建物が。ホテルに戻ってきてしまいました。
アル・ナキールホテルはそれほど大きな建物ではありませんが、このように離れた所からも見つけ易い立地だったので戻る時にとても便利でした。 -
イチオシ
歩きづらいけど、このごちゃごちゃした街はなかなかフォトジェニック。
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この辺りは外国人労働者が住むエリアなんだと思います。行ったことないけどインドとかパキスタンにこういう商店街がありそうな気がする。
食べ物屋さんなど興味深いお店がいろいろありましたが、至近距離で写真なんか撮っていたら注目されそうなので、なるべく存在感を消して通り過ぎました。
どうも落ち着かないのはどうしてだろうと思いましたが、私が普段外国の街を歩く時は現地の人(主に女性)の振舞いを見て無意識に参考にしていたらしいことに気が付きました。していいこと悪いこと、居ていい場所良くない場所。ここにはサンプルになる地元の人がいないからどう振舞っていいかが分からないんだな。 -
写真をズームすると写っている人が大抵カメラ目線なんだよ…。どんだけ浮いてるんだろう私。
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市内バス。街中のオフィスに行って専用のスマートカードという乗車パスを購入しないと利用できません。
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シャンデリア屋さん。大通り沿いに何店舗も見かけました。カタールの人は照明に凝っているようです。
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市内観光バス?
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歩いている道はこんなん。
工事が終わったらどんな街になるんだろう。さっき通った古い建物が並ぶ商店街は残して欲しいなあ。 -
ああっここだ!ザ・センターに向かう通りは。
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大通り沿いには大きなマンションが団地のように立ち並んでいました。このマンションにはカタール人が住んでいるんだろうか。
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JUST FALAFELというイスラミックなファストフード店がありました。I feel for falafel(ひよこ豆のコロッケ)ですと。
ファミリーミールが40QR(約1,200円)…カタールの物価は日本とそう変わらないのかな。 -
歩けども歩けどもザ・センターが見えてこず、もしかして通り過ぎてしまったのかと不安になってきた辺りで、通り沿いに大きめのスーパーを発見。もうここでいいや。
驚いたことに、アバヤを着て目だけを出した地元の女性がレジ打ちをしていました。働いていいんだ!普通に客の男性と喋っているし、店内には同じ格好の女性客が沢山。カタールの女性が思ったよりも社会進出していることが分かってホッとしました。一人で歩き回る自信が付いた。
店内をじっくり見て回って、のんびり買い物を楽しみました。
スーパーのレジは諸外国のものと同じ(レジ係は座っていて、台はベルトコンベアで、レジを通した商品はベルトコンベアの突き当たりに溜まる)でしたが、ここにはレジ袋に詰めてくれる係の店員さんがいました。おおー助かります。ここに限らず、ドーハではどうも外国人労働者の人手が余剰らしい印象を受けましたが、こんな風に痒い所に手が届く感じでこまごまと働いてくれているので、非常に快適に過ごせます。 -
バックパックにはもう余裕がないというのに色々買い込んでしまいました。全部で35.75QR(約1,070円)。これで1リヤル以下の補助通貨ディルハムに初めてお目にかかれると期待していましたが、普通に36QRに切り上げて会計されました。えーがっかり。スーパーにないということは補助通貨ディルハムはもう流通してないんだろうな…。というかカタールには30円以下のものが存在しないんだろうか?恐るべし金持ち国家。
ちなみにスーパーには2.50QRとか4.25QRとか、ディルハムまで設定された額の商品は沢山ありました。まとめ買いで意味を持つようです。
頑張って店内を探しましたが、カタール製品は見つけられませんでした。そのかわりサウジアラビア製の商品があったのにびっくり。写真のドリンク3本全部そうです。サウジアラビアといえば正直言って砂漠とメッカのイメージしかないので、工場があることにもびっくりだし乳牛がいることにすらびっくり。非ムスリムの私にとってはそのくらい謎の国ですがやっぱり中東の大国で、イスラム系国家からすると身近な国なんだろうなあ。 -
ブーゲンビリア。旅先でよく見るけど日本では見たことがないなあ。
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イチオシ
凄い数のクレーン。壮観です。
数年したらたぶん向こうのビル群が見えなくなっているんだろうな。 -
正規のタクシー。あ、昨夜の白タクと同じくトヨタ車だ。
市内バスと同じ会社が運営していて、同じエメラルドグリーンの車体がトレードマークです。 -
日が暮れてきたらシャンデリア屋さんの商品に明かりが灯りました。これからの時間帯が本番という感じですね。
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イチオシ
工事中の道、モスクのミナレット、ファナール・カタール・イスラム文化センター、そして雨樋が突き出た素朴な造りの商店街。
ドーハを象徴するような写真だと勝手に思いました。 -
スーパーで買った荷物が重いので、一旦ホテルに戻ってパッキングしました。もうジッパーの部分で裂けるんじゃないかというくらいパンパン。
寒くてたまらなかったので厚着して、再びドーハの街へ。
幻想的なクレーンの明かり! -
イチオシ
モスクと月。
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立派なモスクです。
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イチオシ
モスクとクレーンと、鳥の群れ(左上)。
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ライトアップされたファナール・カタール・イスラム文化センター。
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ドーハ観光の目玉、スーク・ワキーフを目指して歩きます。新しい建物にテナントが色々入ってるけど、ここは違うかな?
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ショッピングモール?
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市内観光バスのチケット売り場?を発見。
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ファナール・カタール・イスラム文化センター、窓のデザインも可愛い。
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スーク・ワキーフに辿り着きました。広ーい駐車場に囲まれています。
誰もいないと思って油断して歩いていたら、駐車している車に残っている運転手と目が合って飛び上るほど驚きました。外国人労働者の運転手は車で待機か。 -
スークに一歩入ると、そこはペットショップが並ぶエリアでした。
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カラーひよこ!噂には聞いていたけど本当にいた。
今日はマフラーが必要なくらいの寒さなので、籠を外に置いておくのはかわいそう。 -
インコも。こちらは籠に入れられず、剥き出しで展示されています。
よく見ると紐で繋がれたりもしていない。よく逃げないなあと思った瞬間、羽に何か手を加えられているのではと気が付いて背筋がゾワッとしました。 -
爬虫類も。
こんなにペットショップが林立していて売れるのかなと思いましたが、私がスーク・ワキーフにいた数時間の間だけでも、子供が籠を持って歩いているカタール人ファミリーを3~4組見かけました。
ペットに限らず、カタール人の子供は欲しいと思った物はなんでも買って貰えるような生活をしていそうな雰囲気がありました。甘やかされて育っていそうな割に、買って~と駄々をこねている子供を一切見かけませんでした。こねるまでもなく買い与えられていそうな…。
音と光が出るマシンガンの玩具を乱射しながら母親と一緒に歩いている子供を見た時には、なんとも複雑な気分になりました。 -
ペットショップが並ぶエリアを抜けて、スークの奥へ。個人経営のスーパーマーケットや日用品を扱うお店が並んでいました。
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白馬に乗っている人達がいたので慌てて撮影。
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イチオシ
と思ったら戻ってきて、スークの奥に入っていきました。見回り?
土産物屋やカフェが並ぶ大通り。地元の人達で賑わっています。 -
土産物屋の前に、伝統的らしい船が展示されていました。
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ローカルな感じのレストラン。入ってみたいけど度胸がない。
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刀剣や骨董品など。
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何か得体のしれない白い干物を吊るしている屋台がありました。
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スークの突き当たりから外に出ると、煌びやかな建物が見えました。
向こうに見えている緑色のミナレットはグランドモスクのものらしい。 -
スーク・ワキーフは歴史ある街並みでこそありませんが、お世辞抜きでマラケシュやフェズのメディナに勝るとも劣らない楽しさでした。道が入り組んでいて物凄く道に迷いますし。
新しい建物でも古く見えるように加工(?)されていて雰囲気がある一方、足元は塵一つなく綺麗。なぜなら外国人労働者が箒とちりとりを持って絶えず歩き回っているからです。
客引きが一切ない…というか一切話しかけられないのでのんびり見て回れるのも良いですね。普段なら物足りなく感じると思いますが、嫌というほど話しかけられまくるモロッコを経てここに来ている身からすれば何とも快適です。
そして何より、男女ともに伝統衣装をきっちり着込んだカタール人の、ハードイスラムの国に生きる人々の日常が垣間見えるのが興味深かったです。ドーハは世界一退屈な町なんて言われていますが、実際街歩きしてみると凄く面白い。昼寝なんかしてないで早く観光に出掛けるべきでした。 -
湾の向こうに100万ドルの夜景…じゃなくて100万リヤルの夜景が見えますが、工事現場に阻まれて海岸まで出られません。延々と廻り道をして道を探したものの、途中で一旦諦めました。
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イチオシ
カタールの国旗がずらり。
ちょっと前にネットで『イケメンすぎて国外退去させられた男性』が話題になっていましたが、そんな感じのイケメンをこの短い滞在の間でもちらほら見かけました。ちらほらって凄い確率ですよ、カタール人はイケメンが多いと見た。
あの白い民族衣装が清潔感があってパリッとしているのでますますかっこよく見えます。オーダーメイドなのか上半身がピッタリしていてセクシーですしね。女性のボディラインが見えることに対して厳しいイスラム諸国ですが、男性がセクシーなのは全く構わないんだろうか?
そういう訳で、カタール(それとも湾岸諸国全般?)は女性旅行者にもお勧めの国だと思いました。目の保養的な意味で。 -
スーク端にあった小さな広場にはテーブルやコンロが並んでおり、カタール人女性たちがクレープのような料理を売っていました。作っているのも買っていくのも地元の人ばかり。カタールのローカル料理が食べられるんだろうか。
私も1つ買ってみよう。お店の女性に「卵は入れる?チーズは?」と聞かれるままに全部入れて貰いました。何を入れても入れなくても5QR(約150円)だそう。 -
クレープ生地を薄く伸ばし、その上に卵を割って塗り広げます。
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その上にクリームチーズ、
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更にその上にはちみつ。
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手際良く四つ折りにして完成。
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生地はパリパリ、ミルクのような風味があって激ウマ!さらにクリームチーズとはちみつの組み合わせで美味しくない訳がない。卵はあってもなくても良かったかな。実際私のものの横の鉄板で作られていたカタール人男性客の分は同じ内容で卵なしでした。
他の女性が出していたお店のテーブルにコーヒー用のクリープが置いてあったので、生地のミルク風味はクリープ由来のものなのかもしれません。 -
テーブルはお店の人の食材置き用であり、食べる場所はなかったので近くのベンチで頂きました。
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どこかで一休みしようとお店を探してうろうろしていたら、入り易そうなチェーン店を発見。
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カフェラテ(14QR≒約420円)を頂きました。サイズはどのドリンクもトールとグランデしかなく、カップが大きい!
ホール担当の女性店員さんと世間話をしていたら、これからどこに行くのかという話になりました。海が見たいので海沿いにあるイスラム芸術博物館の方に行きたい、ここからだとどっちの方向に行けばいいんでしょうかと尋ねると、(指差して)あっちだけど、歩いて行ける距離じゃないからタクシーで行った方がいいよと言われました。そうなんだ、どうしようかな。 -
カフェを出てまたスークの中へ。
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ポストカードを売っているお店を漸く発見しましたが、販売は3枚からでバラ売りはしていないと言われてしまいました。えーっ!バラで置いてるのになんだそりゃ。
諦めてその店を出たら、向かいのお店でもポストカードを発見。こちらは1枚から販売してくれ、丁寧に袋にまで入れてました。1枚3QR(約90円)。残念ながら切手は手に入らなかったので、投函はできませんでした。もう少し早起きして郵便局まで行っておくんだったな。 -
土産物屋さんが並んでいるエリアでは、外国人旅行者の姿をチラッと見かけました。「ちらほら」と言える程はいない。
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この魚、可愛すぎ!!
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ハイセンスなお店です。
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海岸を目指して、スークの外に出ました。
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大通り沿いを歩いていると、湾の向こう側にビル群が見えてきました。このまままっすぐ行けば障害物(工事現場)は無さそう。
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海に到達!
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人工の半島に建つイスラム芸術博物館が見えました。展示品が素晴らしいらしい上に入場無料なので行く気満々でしたが、今日はなんと定休日の火曜日。無念。ホテルを出るのが遅くなった理由の1つでもあります。
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ダウ船という、イスラム圏の伝統的な木造帆船。
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ついに、間に遮る物のない夜景を拝むことができました。
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オフィスビルなのかな?ライトアップが点滅したりしていて綺麗です。
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海岸線が弧を描いています。明るいうちにも海を見に行けば良かったな。
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イスラム芸術博物館とダウ船。
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海岸沿いに歩きました。
ん?この後ろ姿は… -
これも有名な、真珠のモニュメント!
20世紀初頭までは真珠が主な産業だったそうです。しかし他ならぬ日本で真珠の養殖技術が開発されたおかげで1930年代に大不況になり、飢餓まで起こったそうな…。 -
通りの向こうに見えた立派な建物。官公庁?いや、地図によると首長の館らしい。
首長の館って何だろうと思って調べてみましたが、どうやら国王様が住んでいる建物のようです。スーク・ワキーフのそこかしこで写真をお見かけする国王様か。 -
ヤシの木を見て貰えれば分かる通り、かなりの強風が吹いています。
冬のドーハは湿度も気温も低くて快適。バルセロナと同じくらいの体感温度でした。夏と全く違って、昼間でも観光を楽しめる気候です。 -
歩行者用の押しボタン式信号。
なんともいえない絵、でもなんだかカタールの好感度が上がる気が。 -
ファナール・カタール・イスラム文化センターの横を通ってスーク・ワキーフに戻りました。
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お茶?
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ナンか何かのお店の前に行列が出来ていました。そんなに美味しいんだろうか、気になる。
使用人らしい外国人労働者に混じって明らかにご主人様サイドのカタール人男性が並んでいるのを見て、なんだかホッとというかほのぼのしました。 -
イチオシ
国王様ー?!(爆笑)
いや笑ったら悪い、けど無理ですツボにはまりました。やばい不敬罪だ。 -
またさっきのカフェに行き、今度はキャラメルラテ(15QR≒450円)とティラミス(12QR≒360円)を頂きました。
キャラメルラテ甘い!思えば日本でもこういうものを飲んだことがないので、これが普通なのかもしれませんが。ティラミスは一般的なティラミスとは全く違うもので、コーヒー風味のケーキのような感じ。上の生クリームが固く、食べ応えがありました。
さっきの店員さんに「海まで行けた?」と聞かれました。行けた行けた、そんなに遠くなかったですよ。
ドーハの人は歩く習慣がないのかもな〜と思いました。 -
個人経営のスーパーマーケットでミネラルウォーターを購入。1QR(約30円)、安い。しかもなんとこの水はMADE IN QATARでした。カタール製品あった!
レジのカウンター上にまでぎっちり商品が陳列されていたのでこの水を置く場所がなく、会計時に隅っこに詰めてなんとか置こうとしたら、南アジア系の老店主が「ここに置いちまっていいんだよ〜ガハハ!」と豪快に商品のガムの上を叩いてくれました。面白いな!
その後、残った20QR(約600円)を使い切ろうとスーク内をうろうろ。
量り売りのナッツでも買おうと別のスーパーに入りましたが、書かれている金額(1kgあたりの価格)はもっとずっと高い。途方に暮れていたら、カタール人店主が「どうした?」と声を掛けてくれたので、このピスタチオナッツを買いたいんですが20QRしか持っていないんですと伝えると、よし分かったという感じで金額分計ってくれました。
店主は会計後にレジにあったストーンチョコ(日本でもよく見るやつ)の試食を勧めてくれました。「中国人かい?」と聞いてきたので日本人だと答えると、かなりびっくりしていました。え、そんなに?よっぽどドーハ市内には日本人が来ないんだろうか…。本当お勧めですよドーハ。機会があればぜひ。
そしてこの旅を通じての感想ですが、このように完全に中国人だと思われていても普通に友好的に接して貰えるんですから、別に中国人は世界中で嫌われていたりなんかしていないと思いますね。少なくとも私は国籍を名乗ったら急に相手の態度が変わったなんていう経験はありません。まあそもそも態度が悪い相手に国籍を確認される状況自体あんまり想像がつきませんが…職質とか? -
イチオシ
最後にまたペットショップエリアを通ってホテルに戻ります。
カラーひよこが元気に動き回っていて可愛い。でもひよこは黄色のままで十分過ぎるほど可愛いですけどね。 -
迷わず帰れるように、初めに通ったペットショップエリアを経て帰途に着きましたが、なぜか行きには通らなかったレストランエリアに出ました。
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なんと24時間営業のレストランもありました。
ドーハでの長いトランジット中にカタール入国を目論む人は私も含め少なくないと思いますが、開いているレストランがある(=スーク・ワキーフに明かりがある)なら到着が夜でも入国する価値があるかもしれません。トランジットエリアにいるよりずっと楽しいと思います。
まあホテル予約なしで入国を許可して貰えるかどうかが問題ですが…。 -
アラビア的な食事ができなかったのは心残りでしたが、ドーハは楽しかった。満足してホテルに戻ります。
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荷物をパッキングし、ホテルのロビーでテレビを見ながら少しのんびりして、22時にホテルの無料シャトルバスに乗って空港に向かいました。
アル・ナキールホテル、最初の印象(というか迎えに来てくれなかった一点)は良くなかったけどスタッフがなかなかフレンドリーで、最終的には好きになりました。最初が良くて最後が悪かったフェズの宿とは正反対です。
シャトルバス(というかワゴン車)の運転手の男性はスリランカ出身。ドーハには3年住んでるそうです。乗るのはカタール航空で良いんですよね?と確認されたので、そうだけどなんで?と思ったら、航空会社によっては新しい方の空港からの出発になるとのこと。え、もう開業してるの?!工事が延期延期になっているとは聞いていたけどいつの間にか完成してたんですね。
話の流れで9月にもドーハにトランジットで立ち寄ったという話になり、「もうその時は暑くて大変だったよ!」と思わず力説してしまいましたが、運転手さんは微妙な反応でした。そりゃそうだ何を言ってるんだ私、赤道直下のスリランカ出身の人に暑さがどうとか言ってもピンと来ないだろうよ。 -
空港のエントランスでは液体物を入れるジッパー付きの袋を配っていました。おおっ親切。しかし私はうっかり空のペットボトルをバッグに入れたままセキュリティチェックを受けてしまいましたが、全く問題なくスルーでした。あれ?空っぽだから良かったのかな?
液体物の機内持ち込みチェックは導入された当初こそ厳しかったですが、次第に適当になっていっているよなあ。どこの空港でも。
トランジットエリア1Fにあるカフェ、前回の中欧旅行記8の表紙写真にもたまたま写っていますが、スーク・ワキーフで2回入ったお店と同じチェーン店でした。coffee beanery、調べてみたらアメリカのコーヒーチェーンなんですね。
空港のこの店舗ではメニューが6カ国語くらいで掲示されており、なんと日本語もありました。カタカナは大体合ってるけど、トールサイズが「背の高い」と訳されてしまっている。そして何より、価格が漢数字!
親切すぎてこれだけでカタールが大好きになってしまいそうでしょう。 -
翌1:25発の便で成田に向かいます。
機内は2-3-2だったか3-3-3だったか忘れましたが、私の席はなんと最後尾のど真ん中。1人で乗るので普通は指定しなくても窓際か通路側になるのに。まあでも最後尾だから席倒し放題で悪くないなと思い、乗り込むなり機内エンターテイメントでまたADVENTURE TIMEを見まくっていたら、私の両隣とその前の席の計4人が家族だとかで、斜め前の席と代わってくれと頼まれてしまいました。はあ、いいけど…4人でチェックインする時に通路側を指定したら全員通路側にされてしまったのか?
1回目の機内食、メインの白身魚のチリソースは1口でギブアップするまずさでした。
機内食に必ず付いてくるパンの存在意義を初めて正確に理解しました。今回みたいにメインが口に合わない場合を想定してるんですね。 -
2回目の機内食は普通。
前回(9月の中欧旅行)はゴディバのチョコが付いてくることに大感動していましたが、人間何事にも慣れてしまうものだ。初々しい気持ちって何よりも大事ですよね。特に旅をする上では。
日が暮れる頃に成田空港に到着。なんと沖止めで、バスに乗ってターミナルまで移動しました。成田でこんなのは初めてだ。成田にもこういうシステムがあるという事すら知りませんでした。
さて、長かった旅行もこれでおしまいです。自分史上最長の17日間の旅、本当に長かった。何カ月も旅をしていたような気すらします。モロッコにいたのが凄く昔のことのような。
モロッコ、スペイン、ジブラルタル、アンドラ、そしてカタール。自分の身には余る難易度の旅でした。大変なことも多かったですが、充実した日々でした。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
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