2014/01/03 - 2014/01/03
334位(同エリア1489件中)
susuさん
以前からモロッコに行きたいと思っていました。
具体的に計画を練り始めた時に、せっかく遠いモロッコまで行くのだからついでにジブラルタル海峡を渡ってスペインにも行きたいと思いました。そしてスペインまで行くならジブラルタルにも、アンドラにも行ってみたい。
しかし計画を練るにつれ、そのコースで旅するにはかなりの日数が必要だということが分かってきました。こんな日数の休暇が取れる機会なんてあるのか?と思ったら、'13~'14の年末年始休暇は例年よりも長いんですね。旅費の高い年末年始に海外旅行をするなどという発想は私にはなかったんですが出国を早く、帰国を遅くすれば航空券は安いようだ。(カタール航空 カサブランカINバルセロナOUT、108,760円)
この機を逃す手はないと決断し、前後に有給休暇を多めにくっつけて17日間の旅程を組み上げました。
出発前に考えたやりたいことリスト
・マラケシュ発の2泊3日サハラツアーに参加、途中離脱してフェズへ
・タンジェかセウタからスペインに出国
・英領ジブラルタルに行き、入国印をゲット
・グラナダ~バルセロナ間は寝台列車で移動
・日帰りアンドラ旅行
・カタールに入国して一泊
ホテルはほぼ全て予約しましたが交通機関はアンドラ往復のバスしか予約できず、他は現地で手配することに。サハラツアーも催行に不安があったので現地手配。
初めてのアフリカ大陸、トラブルが多いらしいモロッコ→スペイン国境越え、自分史上最長の旅、確定していない移動手段。不安100%で出発しました。果たしてやりたいことリストは完遂出来たのか?結果的に旅程は以下のようになりました。
12/23(月) 成田→ドーハへ
12/24(火) ドーハ→カサブランカ→マラケシュ
12/25(水) マラケシュ
12/26(木) 2泊3日サハラツアー
12/27(金) 2泊3日サハラツアー
12/28(土) 2泊3日サハラツアー→フェズ
12/29(日) フェズ
12/30(月) フェズ→シャウエン
12/31(火) シャウエン→セウタ→アルヘシラス
01/01(水) アルヘシラス→ジブラルタル→アルヘシラス→ロンダ
01/02(木) ロンダ→グラナダ
01/03(金) グラナダ→バルセロナ
01/04(土) バルセロナ→アンドラ→バルセロナ
01/05(日) バルセロナ
01/06(月) バルセロナ→ドーハ
01/07(火) ドーハ→成田へ
01/08(水) 成田着
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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夜行列車の席が取れなかったので昼間に移動することになり、そのせいで事前予約していたアルハンブラ宮殿のチケットが紙くずになってしまいました。新たなチケットを買い直して見学するかどうかはかなり迷ったんですが、折角なので行ってみることにしました。
まだ暗いうちにタクシーを拾ってアルハンブラ宮殿へ。運賃は5.35EUR(約780円)。私が到着したのはチケット販売開始時刻の8時ちょっと過ぎでしたが、既に長蛇の列が出来ていました。えええ~…。 -
寒空の下1時間以上並んで漸くここまで来たものの、ナスル朝宮殿の入場チケットはとっくに売り切れてしまいました。残りチケット枚数はリアルタイムでモニターに表示されます。仕方ないので庭園のみの入場券を購入。7.00EUR(約1,020円)。
あまりの行列ぶりに、私が入場できない今日の午後14時からのチケットをダフ屋のように売り捌いてくれようかと思いましたが、チケットを発券するATM?がそもそも見つけられませんでした。上で『チケットが紙くずになった』と書きましたが、実際にはその紙くずすら手にしていないのだった。予約手数料込み14.30EUR(2,030円)を丸ごとドブに捨てました。
予約手数料を取るくせに変更キャンセル不可って何様だ。予約システムに関してRenfeもアルハンブラ宮殿も、サグラダファミリアを見習え。 -
入口で地図を貰えますが、敷地は広くて結構複雑。殆どの観光客はオーディオガイドを利用しているようでした。敷地内の色々な所に番号札が立っていて、オーディオガイドにその番号を打ち込むとその場所の説明をしてくれるようです。
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私は地図もオーディオガイドも利用しないで適当に散策しました。
アルハンブラ宮殿内の地名や建物名は見学している時点では一切把握しておらず、後から写真とガイドブック、地図を突き合わせて調べました。以下、見学していた当時は知らなかった部分は括弧書きにしておきます。 -
朝のグラナダの町。町は日影、奥の小さな山の方にだけ日が当たっています。
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山のてっぺんだけに雲がかかっていました。
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【ナスル朝宮殿やカルロス5世宮殿があるのはあちら】
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石畳。
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【サンタ・マリア教会】
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冬の寂しげな庭園を、オレンジの木が少し明るくしています。
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入口にチケットのバーコードを読み込む機械を持った係員がいました。ここがどこかすら分からずに見学していたので、恐る恐るチケットを差し出してみたら問題なくOK。庭園のみのチケットでも意外と色々見学できます。
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おおっ、アルハンブラ宮殿らしい光景。
【この一帯はヘネラリフェという、14世紀に作られたナスル朝の夏の別荘だそうです。ナスル朝…13世紀から15世紀末までイベリア半島最南部を支配していたイスラム王朝】 -
建物がいくつも並んでいて迷路のようです。
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見たことのない赤い花。
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細かい彫刻がびっしり。
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あっ!虹だ!
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虹とアルハンブラ宮殿。
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観光客で賑わっています。
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細かい透かし彫り。
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【イスラム=スペイン様式を代表するアセキア庭園】
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凄く細かい。
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マラケシュのバヒア宮殿を思い出しました。それもそのはず、バヒア宮殿はアルハンブラ宮殿を参考にして作られたんだそうです。
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白壁の街並みが見えています。
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人がいない状況で撮影するのは難しい。
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透かし彫りの窓から漏れる光が美しい。
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ここにも噴水。【水路や噴水はシエラネバダ山脈の雪解け水を利用しているそうです】
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壁の中に滝?が流れていました。
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イチオシ
壁を這う蔦にとまる鳥。
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夏暑いグラナダでは水が富と権力の象徴なのかも。どうだ!と言わんばかりに水を『展示して』います。
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めっちゃ可愛い…。どことなく、「もっとかっこよく作るつもりだったけど完成したらこうなった」感が。
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イチオシ
門の上に2頭のライオンが。
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【アセキアの中庭の回廊が見えました】
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瓦屋根がなんとなく日本的に見えてきました。
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いかにも別荘らしい(?)白壁の建物。
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この階段…
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下に滝が!
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階段の上からの景色。
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朝露に濡れた薔薇。
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意外に素朴な造りの建物です。
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長~い木のトンネル。
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左下になんと柿の木が。
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メディナ…
え、メディナ(旧市街)?メディナの跡地? -
白樺の幹にびっしり名前が彫られています。彫ること自体はどうかと思いますが、フォント(?)の綺麗さになんだか感心してしまいました。
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謎の木の実。なんだこりゃ。
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え、ポルトガルの国旗?!
【と思って調べてみたら、グラナダの市旗でした。しかも後から知って驚きましたが、この建物がグラナダのパラドールだそうです。外観だけ見ると素朴な農家みたいな建物なんですが…】 -
謎の形のトピアリー並木。
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遺跡?
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パラドール・デ・グラナダの入口。
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ザクロ発見!
グラナダでグラナダ(ザクロ)が見られて嬉しい。 -
途中にグラナダ名物の寄木細工のお店がありました。
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【遠くからずっと見えていたサンタ・マリア教会】
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坂を下っていくと…
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なにやら立派な建物が。【カルロス5世宮殿だそうです】
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外に向けて大砲が構えられていました。
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木々の向こうに何やらイスラム風のドームがちらっと見えました。
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大砲の口径は意外と狭いんだな。
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【カルロス5世宮殿】
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イチオシ
窓ガラスが反射して綺麗でした。
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外壁にはずらりとドアノッカーのようなものが。いや違うと思うけど。
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中に入れるようです。
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可愛いレリーフ。
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建物の内部には予想外の光景が広がっていました。
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外観からすると予想外すぎる。天井ないし。
ここは何のための場所なんだろう? -
【あっちがアルカサバかな…?】
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イチオシ
【アルバイシンの町並み】
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【右手の方がナスル朝宮殿の入口だと思います、たぶん…】
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時間がなくなってきたので急ぎ足で廻りました。
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勇ましい騎馬隊と、無邪気に並走する犬?なんだこりゃ可愛い。
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彫刻とタイルが美しいイスラム建築。
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時間がないのにどこが出口なのか分からず焦る。
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迷走の果てにようやく出口を発見しました。やれやれ。
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門の外には彫刻が面白い水道?噴水?が。
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バス停を発見して一安心。
結局見学できたのは1時間ちょっと。庭園のみとはいえ全く時間が足りませんでしたが、内容は満足でした。庭園のみでもかなり楽しめました。 -
アルハンブラバスに乗ってイザベル・ラ・カトリカ広場で降りました。
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そこからは早歩きで宿に戻ります。12時までにチェックアウトしないと。
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路線バスには乗る機会がなかったなあ。
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競歩並みの勢いで歩いていましたが、途中で市民運動?をしていたので思わず撮影。
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宿の近くにあるサン・フアン・デ・ディオス教会。緑色が綺麗です。
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宿に戻り急いで荷物を纏めてチェックアウト。
大通りに出てタクシーを拾い、鉄道駅に向かいました。運賃は4.00EUR(約580円)。 -
グラナダ駅構内のカフェテリアで昼食にしました。
作り置きを温めてくれるこれはチーズトーストかと思いきや、ホワイトソースたっぷりで非常に重かったです。食べ終わってから値段を聞いたら、カフェ・コン・レチェと合わせてなんと6.10EUR(約890円)! 高っ!! -
下から3行目に、喉から手が出るほど乗りたかった(?)バルセロナ・サンツ駅行きの夜行列車が…。泣ける。
私が購入したチケットだと、アルヘシラス行きの列車に乗って2時間弱戻った所でAVEに乗り換えてバルセロナに向かうようです。 -
12:45にグラナダを出発。
グラナダは結果的に滞在時間が短くなりすぎたのが残念でした。アルハンブラ宮殿はもっとじっくり見学したかったし、カテドラルとか王室礼拝堂にも行きたかったなあ。 -
乗り換え駅の名前は、チケットにはANTQ-S. ANAと書かれていました。ガイドブックの路線図には載っていないものの、グラナダの西にAntequeraという似た名前の駅があるようだ。その駅の近くかな?
車内のモニターには順に停車駅が表示されますが、恐ろしいことにいくら探してもANTQ-S. ANAという駅が無い。もしや乗る列車間違えた?!と一瞬にして血の気が引きましたが、検札に来た車掌は特に何も言わず切符にパンチで穴を開けてくれました。列車はとりあえず合ってるらしい。でもANTQ-S. ANAには停まるのか…?というかそんな駅が本当にあるのか…?昨日ロンダからグラナダに移動したときに停車駅をチェックしておくんだった。
ANTQ-S. ANA駅到着予定時刻は14:35。スペインの列車はかなり時間に正確なようなので、その時間に停まった駅で降りれば間違いないだろうとひとまず腹をくくりました。 -
ANTQ-S. ANA駅到着予定時刻が近付いてくるも、車窓の景色はのどかな森、畑。こんな所にAVEが停まるんだろうか…と次第にまた心配に。そうこうしているうちに、到着予定時刻の数分前にAntequera駅に着きました。ここは一応町だ…やっぱりこれこの駅で乗り換えじゃないの?あの隣の線路に停まっているのがもしかしてAVEじゃないの?と急に焦り、荷物を持って列車を降りました。この駅で降りる乗客は数人しかいない様子。
すると、さっき検札してくれた車掌が隣の車両のドア近辺におり、遠くから「あなたが降りるのはここじゃないよ、戻って!」と教えてくれました。マジすか!
自分の席に戻って座っていると、さっきの車掌さんが旅行者らしき女性を引き連れてやってきて私にも声を掛け、次の駅だからここで待ちなさいとドアの前まで誘導してくれました。パッパッと検札しているようで、どの乗客がどこで降りるのかをちゃんとチェックしているんだなあ。凄い。
そして予定時刻ぴったりに、幻の駅Antequera-Santa Anaに停車しました。
周囲は一面オリーブ畑。AVEが停まるとはとても思えない、畑のど真ん中にある駅でした。 -
とはいえ駅舎は立派でした。おおっ、AVEが停まりそう。
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見た瞬間度肝を抜かれたモニュメント。なんだこりゃ?!焼け出された荷物?!
…いや、よく見ると殆どがスーツケースだ。何を表しているんだろう、わからん…。 -
AVEのホームからの景色。本当に田舎だ、ジャスコ(イオンではなく)がありそう。
駐車場にも「焼け出された荷物」のモニュメントがありました。なんなんだろうこれは…。 -
初めて見る、そして今回の旅で見る機会があるとは思っていなかったAVEの車両を激写しようと、電光掲示板と車両が一緒に写る絶好の位置でスタンバイしていると、駅員の若いお姉さんが切符をチェックしに来て、「こっちよ〜」とホームの奥の方に誘導してくれました。おおお…まあいいや。
そして遂にやってきたAVE。…なんだ、Renfeの普通の車両と大して変わらないデザインだわ。『AVE』って書いてあるだけくらいの違いしかないや。車体のペイントが同じなので、車両の形も写真で見比べないと分からない程度の違いに感じられました。 -
車内は多少違うかも。足元にゴミ箱が設置されているのが画期的だと思いました。
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モニターには経路が表示されていました。進んだ分だけ紫色になります。うわー、まだあれっぽっちだ。マラガが始発で、Antequera-Santa Anaは2つ目の駅。ここから左打者の外角に逃げるスライダーのようなコースを辿ってバルセロナに到達するようです。
走行中はこのモニターで映画(モンスターズインク・ユニバーシティなど)を流していました。イヤホンも配られます。飛行機で配られるもの(2ピンタイプ)と違って普通に使えるイヤホンなので、記念に持って帰りました。 -
Antequera-Santa Ana駅発は15:00、バルセロナ・サンツ駅着は20:22。5時間以上のAVEの旅です。昨日ゲットした生ハムとパンとジュースをちびちびやりながら、ひたすら時間が過ぎるのを待ちました。
一番運賃が安いTuristaの車内は満席。地元の人が殆どのようでした。
私の隣は仄かに酒臭いおじさん。たまに1時間くらいふらっといなくなったと思ったらさらに酒臭くなって戻ってきたりしたので、どこかに食堂車か何かがあるのかもしれません。もう降りたのかと思って荷物を足下にはみ出させて置いていて、戻ってきたので慌ててどかそうとしたら、いいよいいよそのままで!とすかさず言ってくれて良い人でした。泣いている赤ちゃんが抱っこされて通りかかるとさりげなくあやししてみたり、網棚に荷物を乗せようとしている人がいたらすかさず手伝ったり。日本(首都圏?)では失われつつある人情というものがスペインにはありました。 -
バルセロナに近付くにつれて車内が多少空いてきて、私の前に移動してきた女の子。アルヘシラスの赤ちゃんと同じで、アジア人が珍しいのかニコニコしながら私をガン見してきます。めっちゃ可愛い。お父さんとじゃれてキャッキャと笑っている時も、なぜか目線は私に釘付け。見せつけてるんだろうか?(笑)
しかしやっぱり、写真を撮ろうとすると興味が失せた感じで目をそらされてしまうのだった。ふと気が付きましたが、小さい子供の写真を撮るなら本体の見た目自体が面白いカメラを使ったら良さそうですね。
こんなに興味津々で見てくれているのに、子供が喜ぶような物を何一つ持っていない自分が恨めしい。ミルク味の飴は持ってるけど、よちよち歩きの小さい子が飴を食べても大丈夫なんだろうか?そこでお父さんが見ている時に差し出してみると、お父さんがお礼を言い、女の子は笑顔で受け取ってくれました。よかったよかった。
女の子は貰った飴を通路を挟んで反対側の席にいるお母さんに見せに行っていましたが、赤ちゃん(女の子の弟)連れのお母さんは疲れきっていてそれどころではなさそうでした。 -
20:22、バルセロナ・サンツ駅に到着。バルセロナ最大のターミナル駅です。
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駅前には移動遊園地?がありました。スポンジボブ!
さて、問題は今宵の宿です。明日からの2泊分を予約している宿に行って空きがないか聞いてみよう。宿の最寄りはここから地下鉄で1駅離れたプラサ・ダ・サンツ駅。地図で見るとほぼ一本道で、距離も500mくらいなので歩くつもりでしたが、いざサンツ駅から出てみると、周辺に向かって延びているどの道を進めばいいのかが分からない。
地下鉄に乗って行ってもいいですが、そこまでしていざ着いてみて部屋がないと言われたらきついなあ…。バルセロナの地下鉄運賃高いですし。タクシーという手もありますが、サンツ駅から乗車すると数ユーロ余計にチャージされるらしいのがちょっと。 -
プラサ・ダ・サンツ駅方向に進めそうな道を吟味しつつ、駅の周りをうろうろ。駅の外には怪しげな男がちらほらいて声を掛けられたりしましたが、首を振って無視しました。
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駅の周辺を歩いていて発見したサンツ・バスターミナル。明日はここからアンドラ行きのバスに乗ります。
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駅の周辺をキャリーを引いて歩いていると、後ろから来た男に声を掛けられました。男が指す方に視線を向けると、私のキャリーにペンキのようなものがべっとり付けられている!
ケチャップスリだ!!と一瞬にして悟って即座にブチ切れ、「はあ〜?!ふっざけんなよ」と日本語で悪態をついて男を置き去りにし、猛然と早歩きして人の多い駅の構内へ。男は慌てて呼び止めてきましたが知るか!この悪党が。
そのまま駅のど真ん中まで直行してベンチに座り、被害状況を確認。ケチャップスリは親切な人を装って拭くふりをしながら盗む手口なので金銭的被害はありませんでしたが、キャリーに肌色のペンキのようなものが点々と付けられています。後で気が付きましたが背中にも付けられていました。ペンキだったら落ちないだろうなあと思いつつティッシュを出して拭ってみる。…これは…リキッドファンデーションだ!!リキッドファンデーションスリ!「あっ、手頃そうなカモがいる!でも今はケチャップもシャンプーも持ってないし…あーどうしようカモが去っちゃう!仕方ない、もったいないけどこれを!えいっ!ブチュチュー」ってか!ふざけんな!
夜だし治安が悪い所だという意識はあったのでそれなりに気を付けていたつもりでしたが、気を付けるならそもそもキャリーを引いてうろうろするなという話ですね。でも許せん。人の荷物を平気で汚すような奴は全員地獄に堕ちろ! -
もー怒った。バルセロナが一瞬で嫌いになり観光する自信がなくなりつつ、駅に併設されている4つ星ホテル、バルセロ・サンツに駆け込みました。
1泊90.21EUR(13,142円)、高い…(涙)どのくらい高いかというと、アルヘシラス、ロンダ、グラナダでの宿泊費を足した額よりも高く、さらにシャウエンを足してもまだこっちの方が全然高いというくらい。でももういい、安全をお金で買います。
しかも朝食代は含まれておりません。別途15EURでございます。勿論食べません。
こんな高級ホテルに泊まるのは物凄く久しぶりです。ツアーで旅行していた頃以来。格安ツアーでもたまにこういう高級なホテルに泊まれることがあるので、ツアーって本当お得ですよね。それでも今は個人旅行がしたいですが。 -
こんな大量のアメニティを見るのはいつぶりだろう。使わない可能性が高いのに思わず全部持って帰ってしまいます。
ピカピカの洗面台を見た瞬間、衝動が抑えられなくなって洗濯を始めてしまいました。1泊じゃ乾かないから連泊になる明日まで我慢しようと思っていたのに…!汚い話ですが、フェズを出てからずっと連泊がなかったので毎日同じ服を着ていました。各町に1日弱しかいないから「あの人また同じ服を着てる」ってなる心配もあんまりないですし、洗濯前の服が荷物に溜まるのも嫌でしたし…。それに日本の気候なら真冬だろうと1日でアウトですが、モロッコ~スペインの気候だと驚いたことに全く不快感がありませんでした。シャウエンやロンダでかなり汗も掻いたのに。しかしその代わり乾燥もするようで、普段はいくら水仕事をしても手荒れとは無縁な私ですが、グラナダ辺りから手の甲がガサガサになり、ドーハ辺りでついに関節で切れて血が出ました。旅行にハンドクリームが必要だとは考えたこともなかったなあ。
ベッドの上には挨拶文が書かれた紙と一緒に黒い板状のものが置かれていて、これはなんだろう…石鹸?でも石鹸は別に置いてあるし…と本気で悩みましたが、よーく見てみて分かりました。チョコレートだ!こんなサービス初めてすぎて分からなかった。ちなみにこのチョコレートはバルセロナの街中の石畳と同じデザインで、空港でも売っていました。有難く、今夜の夕食と翌日の朝食として頂きました。
ベッドもフッカフカ。いつもはバッグを枕元に置いて寝るんですが、こんな綺麗で柔らかいシーツに砂漠で砂まみれになったバッグを置くのは抵抗があってどうしても出来なかったので、傍らの椅子に置いて寝ました。
窓は全面ガラス張り。サンツ駅前が一望でき、遊園地の電飾が綺麗でした。
大型で薄型のテレビでは、最初の3つのチャンネルでこのホテルのプロモーションビデオを流していました。高級ホテルって本当凄いな。
しかし、私には安宿で十分だと改めて思いました。最低限の設備で十分。それに宿泊費が高い宿だとついつい減点方式で見てしまいますが、安い宿だと加点方式で見ますしね。
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