2013/12/30 - 2013/12/30
53位(同エリア267件中)
susuさん
以前からモロッコに行きたいと思っていました。
具体的に計画を練り始めた時に、せっかく遠いモロッコまで行くのだからついでにジブラルタル海峡を渡ってスペインにも行きたいと思いました。そしてスペインまで行くならジブラルタルにも、アンドラにも行ってみたい。
しかし計画を練るにつれ、そのコースで旅するにはかなりの日数が必要だということが分かってきました。こんな日数の休暇が取れる機会なんてあるのか?と思ったら、'13~'14の年末年始休暇は例年よりも長いんですね。旅費の高い年末年始に海外旅行をするなどという発想は私にはなかったんですが出国を早く、帰国を遅くすれば航空券は安いようだ。(カタール航空 カサブランカINバルセロナOUT、108,760円)
この機を逃す手はないと決断し、前後に有給休暇を多めにくっつけて17日間の旅程を組み上げました。
出発前に考えたやりたいことリスト
・マラケシュ発の2泊3日サハラツアーに参加、途中離脱してフェズへ
・タンジェかセウタからスペインに出国
・英領ジブラルタルに行き、入国印をゲット
・グラナダ~バルセロナ間は寝台列車で移動
・日帰りアンドラ旅行
・カタールに入国して一泊
ホテルはほぼ全て予約しましたが交通機関はアンドラ往復のバスしか予約できず、他は現地で手配することに。サハラツアーも催行に不安があったので現地手配。
初めてのアフリカ大陸、トラブルが多いらしいモロッコ→スペイン国境越え、自分史上最長の旅、確定していない移動手段。不安100%で出発しました。果たしてやりたいことリストは完遂出来たのか?結果的に旅程は以下のようになりました。
12/23(月) 成田→ドーハへ
12/24(火) ドーハ→カサブランカ→マラケシュ
12/25(水) マラケシュ
12/26(木) 2泊3日サハラツアー
12/27(金) 2泊3日サハラツアー
12/28(土) 2泊3日サハラツアー→フェズ
12/29(日) フェズ
12/30(月) フェズ→シャウエン
12/31(火) シャウエン→セウタ→アルヘシラス
01/01(水) アルヘシラス→ジブラルタル→アルヘシラス→ロンダ
01/02(木) ロンダ→グラナダ
01/03(金) グラナダ→バルセロナ
01/04(土) バルセロナ→アンドラ→バルセロナ
01/05(日) バルセロナ
01/06(月) バルセロナ→ドーハ
01/07(火) ドーハ→成田へ
01/08(水) 成田着
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まだ暗いうちに宿をチェックアウト。2泊分の宿代と昨日の朝食代をまとめて支払いましたが、請求額が予想よりも多い。Booking.comのバウチャーにはユーロでの金額が書かれていて、その額をDHに換算して支払うんですが、明らかに悪いレートで30DH(約390円)程ぼったくられました。宿のスタッフは悪びれもせず「1EUR<10DHだよ」とほざく。んな訳あるか、1EUR≧10DHだよ。だから後払いは嫌なんだ。
しぶしぶ払い、タクシーを呼んでくれと頼むもヘラヘラ笑って拒否されました。腹立つ。このスタッフが初対面なら「良いホテルだけど嫌なスタッフもいる」で済みますが、チェックイン時や滞在中に良くしてくれていたスタッフと同一人物なのが悲しかったです。もう会う事もないと思っているからだろうか。良い宿だと思ったのに残念。一応改めて書いておくとこのホテルの名前はペンションオテルダリラ&ラニア、歩き方にも載っている宿です。
ホテルの前の通りを歩き回って漸くタクシーを1台発見したものの、寒さでフロントガラスが凍りついているので溶かすまで5分待ってくれとのこと。やっぱりこの車にも曇り取りのヒーター(デフロスターっていうんですね、知らなかった)は付いていないようで、暖房をつけたり擦ったりして一生懸命溶かしていました。時間に余裕を持って出てきて良かった。車内で待っているうちに西洋人旅行者のカップルが現れて相乗りになりました。彼らも私と同じ目的地、新市街のバスターミナルに行くとのこと。乗り合いで行き先が同じ場合は運賃が頭割りになるのかなあと期待しましたが、残念ながらそれぞれに全額請求でした。16DH(約208円)。
バスの時間まで待合室で待ちました。テレビがあり、ショートコメディームービー的な物が流れています。結構面白かった。
トイレの使用料は1DH(約13円)、私がモロッコで行った中では一番安い。ちなみにモロッコのトイレはどこも普通に綺麗でした。 -
車内に入らない大きな荷物はバスターミナル内のカウンターで預けて、纏めて車体下のトランクに運ばれます。荷物預け代は重さによるようですが、余程の重さでない限り1つ5DH(約65円)のようでした。空港と同じようにタグを付けてくれ、引き換え券も貰えます。
ここで計った私の荷物の重さは7.9kg。帰国する時には5kg程増えていました。
大型ツアーバスのような立派なバスに乗り込んで、いざシャウエンへ。所要時間は約4時間。 -
全然行く機会がありませんでしたが、フェズ新市街はショッピングモールやデパートもあってかなり都会です。ヨーロッパみたいな街並み。
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午前中は日影になる側の席を選んで座りました。車内は暖かく、発車して間もなく睡魔が。
気が付いたらバスは緩やかな丘陵地帯を走っていました。
ずっとバスに乗っていたいと思うくらいの心地良さでした。 -
ビニールハウスに藁が詰められているのではなく、藁を積んでその周りをビニールで覆っているようです。
CTMバスはサハラツアーで乗った車と違ってあまりスピードを出さなかったので、車窓の景色が撮りやすいのが素晴らしい。 -
モロッコで見た中で一番大きな河。
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途中で通りかかった町。
建物の屋上から針金の束ような建築資材が飛び出ています。ネパールの建物と同じだ。上の階を後から造り足すためのものだと聞きました。 -
トイレ休憩もありました。
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このバスはOUEZZANE(読めない)とシャウエンを経由して、終点のティトゥアンに向かいます。
OUEZZANEで新たな乗客が乗り込んできて、車内はほぼ満席に。
写真はOUEZZANEの街並み。 -
フットサルをしていました。
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アトラス山脈周辺と地形はそう変わらないように見えますが、この辺りは圧倒的に緑豊か。谷だけでなく山にも草木が生えています。
しかしどういう訳か川の水が真っ黒!ゴミも泡立ちもないし汚染されているようには見えないんだけど…。タンニン?
シャウエンに近付くにつれて川の水は黒から茶色へと変わり、普通の水の色になっていきました。 -
イチオシ
茶色いけど透明感のある水なんだよな。少なくとも泥水ではありません。
それにしても綺麗な景色だ〜。 -
羊を連れている女性と、馬に乗せられている女の子。
素朴でのどかなこの場所に、きちんと整えられた舗装道路が通っているのはなんだかちぐはぐな感じがしました。 -
この辺りで何度か見かけたけど、結局何なのか分からなかったもの。
見た目は新品の靴が入れられている箱に似ていますが、もっと大きい。蜂箱かなあ? -
クラシックなフォルムの車がたまらん。
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ようやくシャウエンが見えてきました。さすがに疲れた。
周辺は山ばかりで何もない所に、大きな町がポツンとある感じです。 -
シャウエンのバスターミナル。
広い駐車場に降ろされ、周囲のどの建物がチケットオフィスなのか分からず呆然と立ち尽くしていたら、親切なおじさんが遠くから大声で教えてくれました。凄い、よく分かりましたね。
チケットオフィスはこの写真でいうと、右背後の階段を少し上ったところにあります。写ってない。 -
チケットオフィスの中が既にシャウエンブルー。
明日のセウタ行きのチケットを購入しておきます。CTM(国営)だと直行で行けるバスはなく、ティトゥアンで乗り換える必要がある様子。 -
直行便があるこちらの民営バスで行くことにしました。
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9:45発のバスチケットを購入。30DH(約390円)。
CTMバスのチケットは厚紙で活字で凄くちゃんとしたチケットでしたが、こちらの民営バスはこんなペラッとした紙一枚。しかも手書きで書いてある部分が全然読める気がしない…いや、一番左の欄には「31/12」って書いてあるのか。乗車日ですね。 -
GARE ROUTIERE…フランス語でバスターミナルか。
ちなみにGAREが駅だというのはマラケシュ駅に着いた時に知りました。 -
ゴミ箱もシャウエンブルー!
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バスターミナルは坂のずっと下の方にあります。
タクシーもありますが、手持ちのDHが相当少なくなっていたので歩こう。
物凄い急勾配です。キャリーバッグから手を離したらそのまま坂の下まで滑り落ちて行くでしょう。私のキャリーはバックパックにもなる2WAYタイプなんですが、背負わずキャリーのまま、たまに杖として使いながら上りました。 -
はー疲れた。ここでタクシーに乗ったら夕食を食べるお金がなくなるぞと自分に言い聞かせながら上りました。
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バスターミナルからこの辺りは歩き方の地図の外なので、ここがどこだか分かりません。メディナの入口であるアイン門を目指して、人に道を聞きながら歩きます。
広場でサッカーをしていました。 -
手前の水色の車がシャウエンのタクシー。
奥にあるホテルボストン、歩き方の地図に載ってる建物だ!と一安心したものの、ここからさらに迷う。歩き方のシャウエンの地図、アイン門周辺が適当すぎだし道の太さもメチャクチャだ。 -
てっきりこれがアイン門なのかと…。
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ただの広場の入口のようです。
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アイン門はこちら、中央の部分。小さっ!確かにメディナの入口ですが、これをランドマークとして地図に表示しようというのは無茶だ。地図上だと大きな門のように描かれているのがまた…。
さっきの広場からここまで辿り着くのも大変でした。広場奥の階段を上り右に進むと郵便局があって、そこの道路を挟んで反対側の辺りです。道が難しい訳じゃないけど地図が悪い。 -
苦労してアイン門まで辿り着いたものの、ここからさらにメディナの中にある宿を探し当てなければならないのでした。フェズといい、立地の雰囲気重視でえらい所にある宿を予約してしまったものだ。
キャリーを引いて歩いている旅行者というのは全くいいカモで、宿まで案内して小金を稼ごうとする自称ガイドが纏わり付いてきます。私が予約している宿の名前を告げたら知ってる、あっちだと言うので案内料がいくらなのかを聞いたら、「いくらでもいいよ、10ユーロとか…」などとぬかしおる。ハァーーー?!寝言は寝て言え。
断って歩き出したら「待って、いくらならいいの?」と追いかけてきましたが、最初が10ユーロじゃあいくら交渉しても私が納得する金額にはならんわ。しつこいので「NO!!」と、ここ10年は出したことがないんじゃないかというくらい大きく鋭い声を出して追い払いました。 -
案内人が「あっちだよ」と指した方向にまんまと進み、宿の看板を発見!
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要所要所に看板があって助かりましたが、肝心の宿手前の分岐点には看板がありませんでした。迷っていたら近くのお店の前に座っていたおじさんが助けてくれました。有難い。
そのおじさんは私を覚えてくれていて、メディナを散策して戻ってきた時にどっちの道だったっけとちょっとキョロキョロしたら、「あなたの宿はあっちだよ」とすかさず教えてくれました。 -
カーサ・アミナ。Booking.comで予約。同サイトに掲載されていたシャウエンの宿の中では最安値でした。
私が着いた時にはオーナーの子供か孫らしい中学生~高校生くらいの少年1人しかいなかったものの、チェックイン手続きは後回しで部屋に案内してくれ、共用シャワーとトイレの場所も案内してくれ、シャウエンの地図をくれてWi-Fiのパスワード(私は使用環境がありませんが)まで教えてくれました。 -
シャワー・トイレ共用で1泊9.00EUR≒90DH≒1,170円。今回の旅で最安値ですが、これでも年末年始割増し料金?らしい。
観光に出掛けなくても部屋にいるだけでシャウエンブルーが満喫できる部屋でした。青くて狭くてまるで洞窟の中…いや、かまくらの中みたい。両手を軽く広げれば左右の壁に手が届きます。
シーツや上掛けは綺麗ですが、2枚の毛布の表面には髪の毛がびっしりと絡み付いていました。まあ直に掛けて寝るわけじゃないから構わん。
部屋にバスルームがない部屋はここが今旅唯一で、ここの為だけにタオルを持っていくかどうか物凄く悩みましたが、結局部屋に置いてある可能性に賭けて持ってきませんでした。しかし部屋にもシャワールームにもタオルは無し。少年に「タオルは貸して貰えますか?」と尋ねたらYESなのかNOなのかよくわからない反応だった(英語は話せる)ので、シャワーは諦めようとがっかりしていたら、シャウエンを散策して戻ってきた時に用意しておいてくれました。助かった! -
イチオシ
真っ先に屋上に上ってみました。
瓦のある屋根がモロッコっぽくない。この時は漠然とヨーロッパっぽいなとしか思っていませんでしたが、この後スペインに行って分かりました。スペイン(アンダルシア)っぽいんだ。 -
既にシャウエンブルーは十分堪能した気もしますが、これで済ませる訳にもいかないので出掛けます。
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というか明日バスターミナルに行くためにも、宿からメディナの端までの道順を確認しておかないと。
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通りすがりに子供達をこっそり撮影。
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分岐があれば大体左の道を選んで坂を下っていったら、偶然にもたぶん最短距離でメディナを抜けることに成功しました。分かりやすい道だったので、これで明日も大丈夫。
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一安心して散策を開始しました。
見ただけで心が折れるくらい急な階段。 -
この辺りはそれほど青くないけど、窓や庇などのディティールが可愛らしい家ばかり。
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そしてどこもかしこも高低差が激しい!
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茶色のレンガで雰囲気が違う所も。
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お洒落なドア。シャウエンブルーにも色々な青があります。
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メディナ外側の坂を上ったところに広場がありました。地図によるとマクゼン広場かな?
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モスクのミナレット。ちょうどアザーンが聞こえてきました。
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この階段落ちそうで怖い。
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イチオシ
土産物屋はフェズほど売り込みが激しくないので、ゆっくり買い物ができそうでした。
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この辺りは特にめちゃくちゃ青い!海の中みたい。
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ドアノッカーがファティマの手。
よく見るとその上の鋲も、ファティマの手の形に打たれているのかも。 -
シャウエンブルーをまさに塗っている現場に遭遇できて嬉しい。
この青い色は蚊避けのために塗っているらしいですが、そんなに蚊を気にしている割にはドアと壁の間が隙間だらけな家が多いのが気になりました。蚊が入り放題。 -
階段ばかりの町、シャウエン。
階段を上りきった所で座って休んでいたら、地元の人達もハーハー息を切らせながら上っていきました。やっぱり地元の人も疲れるんですね。 -
通りすがりの子供に「オラ!」と挨拶されて衝撃を受けました。ここはもうオラなんだ!ボンジュールじゃないんだ!遠くに来たものだ。
シャウエンはこれまでに行ったどの町よりも子供が多い感じがしました。興味津々でこの外国人(私)に構ってくるので、写真を撮ってもいいか試しに尋ねてみたら、クールに断られてしまいました。シャウエンの子供が写真嫌いというのは本当なんだな。 -
大体てっぺんまで上ってから、別の道を通って下りました。
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青い壁の内側はこんなブロックらしい。
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坂が急な上にツルツルした石畳なので、気を付けないと滑りそうです。というか実際、地元の人が滑って転んでいるのを目撃しました。私の前方30mくらいでの出来事だったので、咄嗟に気が付いていないふりをしました。
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石段の真ん中が擦り減って湾曲しています。
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イチオシ
可愛いドアと壁!
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賑やかな住宅街。
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シャウエンオリジナルの土産物も。
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今日は朝・昼と昨日の残りのサンドイッチしか食べていないのでお腹が空きました。半端な時間帯でも食事が摂れるお店を探してうろうろ。
看板がインパクト大なこちらのレストラン、メニューを見てみると高い!坂の上まで食材を運ぶのが大変だから高いのかなと思いましたが、後で発見した他のお店は普通の価格でした。高級店なのかも。 -
1階だけきっちり青い。
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カラフルな植木鉢がとっても可愛い。
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青い!!
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染料の粉末いろいろ。何を染める為のものなんだろう。
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イチオシ
ポストカードを売っているお店…いや図書館?を発見。しかし待てど暮らせどお店の人が戻って来なかったので諦めました。不用心だなあ。
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可愛らしいドアがずらりと!
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地元の人向けの商店街。
小さなお店で1Lのミネラルウォーター(7DH≒91円)を購入。シャウエンという銘柄のミネラルウォーターでした。シャウエンは水が美味しいことで有名らしいです。 -
おもちゃ屋さん。
急な坂だらけのシャウエンでボール遊び…ボールを追いかけて坂を駆け下りるのがメインになりそう。 -
水汲み場。
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うわああああ〜めちゃくちゃ可愛い!ホテルかな。
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この辺りは薄紫だ。アーチが素敵。
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食堂を発見!しかも全体的にリーズナブル。
7DHのサンドイッチノーマルが気になりましたが、残念ながらパンが売り切れで作れないとのこと。オムレツはどう?とお店の人に言われましたが、ちょっと迷ってパス。今日はろくにご飯を食べてないからもうちょっとがっつりしたものが食べたいなあ。 -
アイン門から外に出てきました。
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アイン門の斜向かいにある郵便局。ここでモロッコからの最後の絵葉書を投函しました。
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郵便局の脇の階段を降りた所には地元の人向けのマーケットがありました。
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アイン門近くのモスク。脇には墓地が。モロッコの墓石は真っ白のものが主流のようでしたが、さすがシャウエン、ここには薄青い墓石もありました。
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その向かいには展望台があって、
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広場を見下ろすことが出来ます。
広場の入口にある食堂の煙突から煙が上がっているのが見えました。 -
その食堂に行ってみると、観光客がわんさか来そうな立地にもかかわらず貼り出されているメニューはアラビア語のみ。途方に暮れていたら、お店の人が手招きして厨房に入れてくれ、料理を見せて選ばせてくれました。
観光客がわんさか来そうと書きましたが、そういえばそもそもシャウエンではあまり旅行者の姿を見かけなかったなあ。マラケシュやフェズと比べるからそう感じるのかもしれませんが。 -
ケフタ定食?は凄いボリューム!これ全部で20DH(約260円)、安い!
ケフタは油漬けのような状態ですが、油を切りながら食べたら美味しかったです。ホブズは外側が硬く中はしっとりふわふわ。これまで中も外も硬いものしか食べたことがなかったので、ここのホブズの美味しさに感動しました。焼き立てだったようです。
全く食べきれなかったので、ホブズにケフタを挟んで持って帰りました。時間が経ってから食べたらホブズはお馴染みの硬さになってしまっていました。
隣で食べていたおじさんがミントティーを御馳走してくれました。しかも食後にホール担当の店員さんが見当たらず、支払いをどこでしたらいいのか迷っていたら手助けしてくれました。ありがとうございます!
シャウエンは親切な人がとても多かったです。 -
食堂の向かいにあった肉屋さん。
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食べ終わった頃にはだいぶ日が傾いていました。
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展望台からさっき行った食堂を眺めました。
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広場で遊んでいる子供達。真っ昼間には見かけなかった光景です。昼間は学校…いや、今日は12/30だから休みかな。モロッコって冬休みあるんだろうか?
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日が暮れてメディナにも明かりが灯り始めました。夜のメディナも見たいので、完全に日が暮れるまでの時間潰しに一旦宿に戻りました。
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宿に戻ったら昼間の少年のお父さんとお爺さんも帰って来ており、少年と同様に丁寧で親切なお爺さんにチェックイン手続きをして貰いました。宿泊費の支払いは明日で良いと言われましたが、所持金がギリギリだったので今、あるうちに払わせて貰いました。
宿の共用スペースには猫の親子がいて、愛で放題でした。子猫めっちゃ可愛い。母猫の方は高飛車な感じで、夜に宿に戻ってきたらなぜか閉め出されており、「早くドアを開けなさいよ」という目で見られました。はいはい、仰せのままに。 -
一休みして外に出たらすっかり黄昏時です。
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メディナの外側を通ってアイン門方面へ。メディナの中の道は、アイン門から宿への道は看板があるからなんとか分かるけど逆は自信がない。
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アイン門の前の通りには数台の屋台が出ていて、老若男女が何かを立ち食いしていました。
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何かと思って覗き込んでみたら、エスカルゴ!3台ある屋台全部。
一度は通り過ぎましたが、今夜はモロッコで過ごす最後の夜。せっかくだから最後に食べておこうと決心して引き返しました。先客の若い女の子2人の興味深げな視線を浴びながら、ボディランゲージで1杯注文。
出されたお椀にはエスカルゴがてんこ盛り!よく見ると地元の人達の殆どはエスカルゴそのものではなく、煮汁を飲んでいるようです。支払いの時まで価格は分かりませんでしたが、具入り5DH(約65円)、汁だけ2DH(約26円)のようです。 -
つまようじを使って食べてみると、普通に美味しい。よく言われているように確かに貝っぽい。私はそもそも巻貝を食べたことが殆どないのでよく分かりませんが、まあアサリとかともそう変わらない感じ。パクパク食べました。
しかし熱々のスープは非常に塩気が強く、これまで食べたモロッコ料理が全体的に薄味だったのでびっくりしました。モロッコの人達もこういうしょっぱいものが好きだとは思わなかった。
おじさんがもう1杯、汁をサービスしてくれました。しょっぱいけどダシが出ていて美味しかったです。
エスカルゴの殻が綺麗だったので1つ持って帰りたくなりましたが、さすがに不審に思われそうなので止めておきました。木の実とかこういう丸いものが好きなんです…。 -
満足して夜のメディナ観光へ。
照明やステンドグラスが綺麗なモスク。 -
坂を上っていったら広場に出ました。たぶんウタエル・ハマム広場。
周囲にはレストランや土産物が並んでいます。 -
この建物が「カスバ」らしい。カスバって市街や集落自体を指す言葉だと思っていましたがこれは、砦…?
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柵が素敵。
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陶器いろいろ。他の町で見たのと同じ商品ですが、キラキラ光ってとても綺麗でした。
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カスバの隣にあるグラン・モスク。
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一通りうろうろして満足し、果物屋で2DH(約26円)分のみかんを買って宿に帰りました。
いよいよ明日は今回の旅の最大の難所、モロッコ→スペイン国境越えです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- るなさん 2014/02/14 12:12:42
- やっぱりいいなぁ〜シャフシャウエン
- こんにちは、susuさん。
初めまして、欧州大好きるなと申します。
モロッコに恋焦がれるトラベラーですが、どうしても一人旅には治安が不安で、未だ行けておりません。
モロッコに付き合ってくれる相棒が見つからないんですよねぇ^^;
で、実際いかがでしたか?
一応女子なので(笑)何も不安があるところへ行かなくても...って躊躇しております。
でも、絶対行きたいモロッコなんです。
それもシャウエンの青に浸ってみたい!!こんな街、なかなかないでしょ?迷路のような街に見えますね。
行き止まりは濃い青とか?
かなり頑張って歩かれて中心地まで行かれてましたね?荷物(スーツケース)があったら大変だ@@;
旅先で現地の人の優しさに触れると嬉しいですよね♪
私もこの年末にポーランドへ行ったんですが、想像以上にいいところでした。ほとんど交通機関のない村へ行きましたが、おばあちゃんに優しくしてもらい最高の旅でした!!
また他の旅行記にもお邪魔しますね。
るな
- susuさん からの返信 2014/02/14 22:45:06
- RE: やっぱりいいなぁ〜シャフシャウエン
- こんにちは、るなさん、
シャウエンの旅行記を読んで下さってありがとうございます!
モロッコの治安については全く心配いりません。夜でも現地の女性が1人で歩いているような国です。
欧州を一人旅できる方でしたら問題なく旅行できると思います。
しかし治安は良いのですが、「世界三大現地の人がうざい国」と言われているだけのことはあったので、そういった意味での覚悟は必要かもしれません。
しかしそれでこちらが怒っても、逆切れされることはなかったのでモロッコの人は基本的に温厚なのではないかと思います。
親切な人もとても多かったです。
シャウエン行きを希望されているのでしたらぜひ!行かない手はありません。
確かにメディナは入り組んでいましたが、大体坂を下っていけば外に出られる構造になっているので安心して散策できると思います。
メディナのすぐ外側にいくつもホテルがあるので、そこに泊まって荷物を置いてからメディナに突入するというのが理想的かもしれません。
シャウエンブルーはメディナの奥に行くほど濃いという訳ではなく、所々に物凄く青いスポットがあるという感じでした。単純に周辺の住民の好みの青で塗られているような気がします。各家庭のドアや窓のデザインにも、住人のこだわりが感じられました。
シャウエンの街並みだけでなくモロッコの雑貨なども、女性のハートにクリティカルヒットするものばかりでした。本当にお勧めです。
旅先で優しい人に会うと、その国が大好きになりますよね。
私もるなさんの旅行記を拝見させて頂きます。
ありがとうございました!
susu
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