2013/12/28 - 2013/12/28
176位(同エリア598件中)
susuさん
以前からモロッコに行きたいと思っていました。
具体的に計画を練り始めた時に、せっかく遠いモロッコまで行くのだからついでにジブラルタル海峡を渡ってスペインにも行きたいと思いました。そしてスペインまで行くならジブラルタルにも、アンドラにも行ってみたい。
しかし計画を練るにつれ、そのコースで旅するにはかなりの日数が必要だということが分かってきました。こんな日数の休暇が取れる機会なんてあるのか?と思ったら、'13~'14の年末年始休暇は例年よりも長いんですね。旅費の高い年末年始に海外旅行をするなどという発想は私にはなかったんですが出国を早く、帰国を遅くすれば航空券は安いようだ。(カタール航空 カサブランカINバルセロナOUT、108,760円)
この機を逃す手はないと決断し、前後に有給休暇を多めにくっつけて17日間の旅程を組み上げました。
出発前に考えたやりたいことリスト
・マラケシュ発の2泊3日サハラツアーに参加、途中離脱してフェズへ
・タンジェかセウタからスペインに出国
・英領ジブラルタルに行き、入国印をゲット
・グラナダ~バルセロナ間は寝台列車で移動
・日帰りアンドラ旅行
・カタールに入国して一泊
ホテルはほぼ全て予約しましたが交通機関はアンドラ往復のバスしか予約できず、他は現地で手配することに。サハラツアーも催行に不安があったので現地手配。
初めてのアフリカ大陸、トラブルが多いらしいモロッコ→スペイン国境越え、自分史上最長の旅、確定していない移動手段。不安100%で出発しました。果たしてやりたいことリストは完遂出来たのか?結果的に旅程は以下のようになりました。
12/23(月) 成田→ドーハへ
12/24(火) ドーハ→カサブランカ→マラケシュ
12/25(水) マラケシュ
12/26(木) 2泊3日サハラツアー
12/27(金) 2泊3日サハラツアー
12/28(土) 2泊3日サハラツアー→フェズ
12/29(日) フェズ
12/30(月) フェズ→シャウエン
12/31(火) シャウエン→セウタ→アルヘシラス
01/01(水) アルヘシラス→ジブラルタル→アルヘシラス→ロンダ
01/02(木) ロンダ→グラナダ
01/03(金) グラナダ→バルセロナ
01/04(土) バルセロナ→アンドラ→バルセロナ
01/05(日) バルセロナ
01/06(月) バルセロナ→ドーハ
01/07(火) ドーハ→成田へ
01/08(水) 成田着
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6時にアリがテントを廻って皆を起こしに来ました。これから砂丘を登って日の出を待つのかなあと思ったらそのまま、まだ真っ暗なうちにラクダに乗せられました。
そのまま出発。鉄のハンドルがめちゃくちゃ冷たく、手袋を持ってこなかったことを後悔しました。でも滑り止めが付いてる手袋じゃないと危ない。
結局キャンプの周辺を明るい時に見ることができなかったのが残念でした。 -
昨日と比べるとラクダの揺れにも慣れ、歩行中にデジカメの電池交換ができるくらい余裕でした。坂道では無理だけど。
ベルベル人が飛ばす「ラクダは楽だ」のダジャレ、昨日聞いた時はいやー楽じゃないわーと思いましたが、一晩砂漠で過ごしてみて考えが変わりました。ラクダは楽だ。自分で歩くのに比べたら全然楽。 -
途中どこかの砂丘で停まって朝日を見るのかなと思っていましたが、そのまま歩き続けて昨日荷作りしたホテルまで戻ってきてしまいました。砂漠で朝日を見るんじゃないのかよ〜超がっかり。明るい状態の砂丘にも登れなかったし。暗いせいでラクダの上から写真を撮るとブレまくるし。
しかも日が短い時期だからやむをえないという訳でもないようで、ホテルでの朝食後に砂丘の方を見たら、丁度他のグループがラクダに乗って戻ってくるところでした。いいなあ。 -
現在7時ちょっと前。東の空が明るくなりつつあります。
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ご苦労さん。
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今更ですが、ここのラクダはヒトコブラクダなんですね。
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砂漠で夕焼けは見られませんでしたが、朝焼けは見られました。
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雲の色が綺麗。
日が昇ったらすぐに何の変哲もない白い雲になってしまいました。 -
砂丘も何とも言えない素敵な色に染まっています。
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石ころだらけの荒地ですが、砂地よりはずっと歩きやすい。
時折、車が砂埃を巻き上げながら遠くの道をかっ飛んで行くのが見えます。 -
そろそろ太陽が顔を出しそう…と思いきや、こうなってからが長かった。めちゃくちゃ寒くて震えながら日の出を待ちます。
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寒すぎてじっと待っていられず周囲を見回すと、ラクダが餌場で休んでいるのが見えました。
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この建物は何だろう?
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いよいよ出てきそう。
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来た!
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地平線の向こうから…
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朝日が!
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朝日に照らされる砂地。
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日の出の瞬間を見てとりあえず満足したので、ラクダの近くまで行ってみました。
随分藁まみれだな。ここにいるのは、さっき私達が乗ってきたラクダ達とはまた別だと思います。私が乗った白っぽいラクダがいませんし。 -
ヤギも。
…ヤギ?ヤギってこんな羊みたいなモコモコした毛が生えているものでしたっけ? -
イチオシ
手前の建物と砂丘の影が美しい。
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朝日に照らされる砂丘。
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ホテルの建物と、私の影。
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そのホテルの中で朝食を頂きました。内容はパンとカフェオレのみとこの上なくシンプルですが、美味しい。このクレープのようなものはチャパティ?ロティ?
オリーブは油っこい梅干しという感じでどうも苦手だ。 -
ホテルの雰囲気のある扉から砂丘が見えました。
ツアーによっては砂漠のテントで泊まった翌朝、マラケシュに戻る前にホテルでシャワーを使えたりする所もあるようですが、Sahara Expeditionは特にそういうサービスは無いようです。 -
ガイドのアリとはここでお別れ。参加者1人1人を廻って強制的にチップを回収していました。金額も指定されて1人50DH(約650円)。
お土産もアリ自ら販売。1人で三面六臂の活躍です。しかしデザートローズや化石なんかはここで買うよりもアイト・ベン・ハッドゥで買った方が安そうでした。 -
また荒野をぶっ飛ばしてリッサニまで戻ります。
途中の何にもない所にあったホテルヤスミナの看板。この看板が風で倒れたりしたら遭難者が出そう。 -
ホテルの看板いろいろ。
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リッサニでツアーを離脱してフェズに向かうのは、ツアー参加者15人のうち実に9人。フェズ行きのグランタクシーは同乗しているガイド?運転手?が手配してくれました。これだけいれば1人あたりの運賃がだいぶ安くなりそうなものですが、大きな車が手配できないとのことで2台のタクシーに分乗することに。運賃は1人350DH(約4,550円)とかなりのぼったくりプライス。フェズまでは普通1台1,200DHが相場らしいし…しかし私は料金交渉に加わっていなかったので文句を言う資格はないのだった。
今回サハラツアーに参加してつくづく思いましたが、他に頼れる人がいるという状況は私にとって良くないなあ。自分より語学に堪能な人がいると交渉や会話などを任せてしまって、というか口が出せなくなって自分じゃ何にもしなく、出来なくなります。どんどんダメになる。 -
アメリカ人姉弟(JとT)、韓国人カップル、そして私の計5人でグランタクシーに乗り込みました。私が助手席で、4人が後部座席にギッチリと…。申し訳ない。せめて座席の位置を前にずらそうと座席の下を探ってみましたが、そんなバー(?)はない様子。モロッコの車(といってもベンツなんだけど)には、日本の車に普通ある設備がいくつか付いていないようでした。
-
出発してすぐは運転手がにこやかに名乗ったりそれぞれの国籍を尋ねたりと和やかな雰囲気だったんですが、1時間も走らないうちにサービスエリアに停車。何かと思ったらなんと運転手がフェズまでの運賃全額、1人350DHを今ここで払えと要求してきました。はあ~?!フェズまでちゃんと行ってくれる保証もないのに今全額払えるわけがない。
運転手は米国人姉弟の弟Tを指名して交渉していましたが埒があかず、全員下車してトランクを開けさせ外でさらに交渉。運転手は全額がダメなら1人300DHずつ今払えと主張しますが、こんな状況で皆すっかりこの運転手を信用できなくなっているのにそんなほぼ全額を渡せるか。Tが「1人100DHではどうか」と提案しても強硬につっぱねる運転手。JとTが2人で「なぜフェズで支払うんじゃダメなの、なぜ、なぜ」と問うも運転手は今払えの一点張りで、事態は膠着状態に。
サハラツアーを経て英語に関してすっかり自信喪失していた私は正直口を出したくなかったんですが、ここでついに我慢できなくなり運転手に向かって「What's the problem? Trust us! Nooooo problem!!」とまくし立てました。すると(なぜかは分かりませんが)一言ごとにちょっとした笑いがおこり、「そうだそうだ!」という声が上がり、なんとなく場の空気が和らいだ感じに。運転手までちょっと毒気を抜かれたようで、「しょうがないな、じゃあ1人150DHでいい」と言うので即座に「OK!」と言ってしまいました。OKじゃないわ私、1人で勝手に決めるな。まあ他の人もOKでしたが。運転手に「フェズで200DH払うんだぞ」と念を押されましたがそんなの当たり前じゃん。むしろ旅行者に料金を踏み倒されたことがあったのかと聞きたい。
しかし思いがけず鶴の一声のような感じになって嬉しかったです。やっぱり率直な言葉には力があるんだな。そして自分で意見を主張して状況を打開する快感。やっぱり旅はこうじゃないと!人に任せるだけの旅はつまらないぜ。 -
一応交渉は成立しましたが、私はまだこの運転手が信用できないので何かあった時のために車を撮影しました。トランクに荷物を乗せたままばっくれられるんじゃないかと、休憩でも車から離れるのが心配でした。
ちなみにアメリカ人姉弟の弟Tはなんと京都で働いているそうで、少し日本語が話せます。このフェズまでの道もサハラツアー中も、英語が不自由な私を何かと気遣って状況を訳してくれたりして凄くいい人でした。私にも一応状況が分かる程度の英語力はありますが、その心遣いがとても有難かったです。 -
もう一台のグランタクシーに乗った4人ともここで再会。やはり同様に料金を全額払えと迫られて、半額支払ったそうです。
リッサニからフェズへの移動は、サハラツアーのスタッフにタクシー運転手を紹介して貰ったのが逆に失敗だったようです。知名度の高いSahara Expeditionですが、有名なら全てが信用できるかというとそういう訳でもないらしい。そもそもSahara Expeditionが人気なのって日本からネット予約が出来るからというだけの理由ですよね。内容はその辺(マラケシュのアグノウ門通り周辺)の旅行会社や安宿のツアーと変わらなさそう。
サービスエリアの裏庭に生えていたナツメヤシ。これがかの有名なデーツか! -
駐車場に停まっていたデコトラ。超素晴らしいデザイン!
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再びフェズに向かって出発。このルートはマラケシュからのアトラス越えと比べるとそこまで険しくなく、景色も良い。数は少ないそうですがフェズ発着のサハラツアーもあるらしいので、車酔いが心配な人はこっちのルートの方がいいんじゃないかなあ…と一瞬思いましたが、フェズ発着だとアイト・ベン・ハッドゥに行けないのか。却下だな。
マラケシュからの道では一度も見かけなかったトンネルを1ヶ所だけ発見!トンネルが要所要所にできれば、アトラス越えは格段に楽になるでしょうね。 -
道中の景色の素晴らしいこと!なんだあの山は、どうやったらあんな形になるんだ?そして手前の採掘場のようなものはなんだろう。目に入るものすべてが素晴らしく、興味が尽きません。
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あ~~…!もう山と空の美しさにうっとり。よく見ると手前の平地には平たくて四角い建物が沢山並んでいます。なんだろうこれは…あんまり民家っぽくないんだけど。
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運転手が大きなホテルの駐車場に車を止めたので今度は何事かと思ったら、ランチタイム。気が付いたら12時を過ぎていました。
というかもうツアーじゃないんだからもっとローカルなお店で食べたかった。 -
ほーら、値段が高い。
大広間に丸テーブルが沢山並んでいて、ビュッフェの料理が長いテーブルにずらっと並んでいてまさにツアーで利用しそうな感じのレストラン。もう1台のタクシーの4人もここに連れてこられていました。
ビュッフェは125DH(約1,625円)だそう。高いのでアラカルトで。 -
Dindeが何なのか分かりませんでしたがBrochette de Dinde(80DH≒1,040円)を注文。
運ばれてきたのはチキンの串焼き(ブロシェット)。なんだチキンか、なんだというかまたチキンか…と思いながら食べましたが、今調べてみたらDindeって七面鳥のことなんですね。それならチキンとの違いが分かるようにもっと味わって食べるんだった。普通に鳥ムネ肉みたいでしたが。
こんなに値段が高いのにボリュームがなく、ホブズを大量に食べて空腹を満たしました。 -
昼食後もひたすら移動。
この写真は違う町だったと思いますが、途中で大きなリンゴのモニュメントがある町を通りました。あのモニュメントは地球の歩き方で写真を見たことがあるぞ、これで現在地が分かる!とすかさずページを捲りましたが、なぜかその写真が全く見つかりませんでした。あれ?確かに見たことがあるのになあ。私が持って行った'12~'13年版ではなく、もっと前のに載っていたのかも。地球の歩き方モロッコ版は何年も前からちょいちょい図書館で借りていたからなあ。
今調べたら、そのリンゴで有名な町はミデルトという町のようです。町の情報自体は'12~'13年版歩き方にも載ってるけど、なぜかリンゴについては一切触れられてないなあ。 -
途中の山道で運転手が急に路肩に停車して1人で降りていきました。今度は何かと思ったら水汲み場のようで、周りに何もない場所なのにかなり賑わっていました。
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路肩に溶け残った雪をちらほら見かけました。モロッコでも雪が降るんだなあ。この写真だと左の丘の上。
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それまで晴れていたのに、メクネス辺りで急に雲か霧の中に突っ込んだように視界が悪くなり、雨が降り出しました。窓ガラスがどんどん曇っていきますが曇りを取るヒーターが車に装備されていないらしく、たまに運転手がタオルで拭いています。…モロッコでは窓が曇るような天候には滅多にならないということなんだろうか?
しかしモロッコの車がレトロかというとそうとも限らず、マラケシュやフェズ市内を走っている路線バスは新しくて物凄く近代的なデザインでした。
このメクネス~フェズ間では、黒っぽい液体を入れたビンを並べたテーブルが沿道に置かれているのをよく目にしました。暫く見ていて気が付きましたがあれはガソリンなのかな。路上のガソリン売りはカンボジア辺りでも見たことがありますが、あっちは黄色い透き通った液体だった。こっちは全く透けない真っ黒に近い茶色。2枚上の写真にも写っています。
それでなのかな、たまにマフラーから黒い煙を噴き出している車がいるのは。 -
ようやくフェズに着きそう。幸いなことにずっと降っていた雨がこの辺りで止みました。
リッサニ~フェズ間は所要時間5~6時間だと言われてたけどもっと長かった。昼休憩も含めて8時間くらいかかりました。メクネス~フェズが予想外にやたら長かった。というかリッサニからフェズに行くのにメクネスを通る必要があるのか?地図を見るとどうもそう思えないんですが。まあ運転手からしても遠回りする理由はないから何か事情があるんでしょうが。 -
メディナを指定したらどこか分からない所で降ろされました。どこだここは。
5人で地図を見ながら困っていたら、通りかかった親切な女性(スカーフを被っていなかったし、外見からしてフェズ在住の欧米人?)が地図を見て現在地を教えてくれました。どうやらここはメディナの入口、ブー・ジュルード門の近くのようです。私が予約している宿からはかなり離れているそうで、タクシーに乗ることを勧められました。 -
目の前にあったこの郵便局を参考にして地図を眺めてみると、ここはダール・バトハ博物館の前なのかな…?確かに左手に大きな建物があった。その時は全く分かりませんでしたが。
私以外の2組は宿を予約していないそうで、米国人姉弟はメディナに、韓国人カップルは新市街に宿を探しに行くそうです。私はタクシーに乗って宿に向かうことにして、ここで4人と別れました。
私が予約した宿はメディナの中とはいえ隅っこで、地図で見る限り太い道に面しているのでタクシーで乗り付けられるはず。 -
なんとか拾ったタクシーの運転手は英語が全く分かりませんでした。いや「運転手が英語が分からない」んじゃなくて、「私がフランス語が分からない」んだよな。
ホテルのバウチャーを見せ、住所を確認して料金交渉もし(15DH)、なんとか走り出したもののなぜか向かうのは新市街。運転手は車を降りて路地に入っていき、暫くして私を呼びに来ました。え、ホテルここなの? 建物の中に入ると、カウンターの内側に座っているおじさんが英語で歓迎してくれました。なんかおかしいなと思いつつバウチャーを見せて「ここはこのホテルですか?」と尋ねると あれっという反応。やっぱり違うのか。ホテルならどこでもいいと思ったんだろうかこの運転手は?それとも英語が話せる知人の所に連れて来てくれたんだろうか。ホテルのおじさんが運転手にバウチャーに書かれているホテルの位置を説明してくれたようでまた出発。
今度は地図からするとそう間違ってもいなさそうな旧市街で降ろされ、運賃はなんだかんだで30DH(約390円)請求されましたが、手間かけさせたしな…と思ってつい払ってしまいました。結果的には違う所で降ろされていてこの後苦労しまくるので怒り100倍ですが。
タクシーを降りた所に男が待ち構えており、運転手が「あとは彼に案内して貰いなさい」と言うのでついて行ってしまいました。マラケシュと同じパターンだ…しかしちゃんと目当ての宿に連れて行ってくれるだけマラケシュの方がずっとまともでした。
私の宿は太い道に面しているはずなのに細い曲がりくねった路地をどんどん上っていき、ようやく辿り着いた宿(なの?看板もないんだけど)は予約サイトで見た写真とはかけ離れた外観。でももしかしたら裏口という可能性も…それなら太い道に面していないのも納得がいかないこともない。男は私が予約した宿はこの通り(ドアが開かない)、もう営業してないよと言う。信じられないと主張し、ホテルの前の段差に座り込んで地図を見ていたらどこかからその建物の持ち主?が現れて鍵を開け、中を見せてくれました。ここがこのバウチャーのホテルかと尋ねると、違うと言う。
案内の男は「間違えちゃった、ごめんね?」と白々しく謝り、自分のスマホで宿の電話番号にかけて話させてくれました。市外局番に別の番号を加えていたのが気になるが、モロッコの電話はそういうものだと言われたらそうかと思ってしまいますよね。電話に出た相手に「△△(ホテルの名前)ですか?」と尋ねても全く訳が分かっていない様子。英語が話せないとしても自分のホテルの名前くらい分かるよな…?
諦めて電話を切った私に、「予約したホテルは営業していない、自分が別のホテルを紹介するよ」と言う男。そういうパターンね…。もうお前なんか知らんと置き去りにして、元の場所に戻るべく坂を下りました。 -
キャリーを引いて歩いていると次々と自称案内人に声をかけられます。一人を振り切るとまた別の奴が。私の怒りのボルテージは着実に上がっていき、案内人が愛想良く私のキャリーを運びながら「どこから来たの?日本?」「モロッコは好き?」と聞いてきてももう「ああ」か「あ?」しか言えない。路地を複雑に曲がり…おい、その角をそっちに曲がったら1周してるよな?と遂にブチ切れ、「You lost my way!!」と怒鳴って荷物を取り返し、奴が向かおうとしている道と違う方向に猛然と進…もうとしたらそっちは暗くて明らかに違う道だったので、奴が逃げた後に元の道へ。もう嫌だ。道沿いに店を出している人に聞けば大丈夫かと思えば、店の人の知り合いなのかどこかから案内人が現れてまた騙されるパターンになったりします。やばい、誰を信じたらいいのか全く分からないぞフェズ。この日だけで1ダースくらいの詐欺師どもに翻弄されました。
なんとか路地を抜け出し、太い道沿いを歩いていると今度は別のにこやかな男に声をかけられました。そのホテルを知っていると言うので半信半疑で付いて行きましたが、案の定?路地に入っていこうとしたので「私の宿は太い道沿いにあるはずだから」と拒否。「僕を信じてくれないの?」と悲しそうに言うので、万が一本当にいい人だった場合まで考慮して「信じてるよ?。でも私はこっちの道を歩きたいから」とテキトーなことを言って去りました。もう疲れた。
でも、こちらがブチ切れても無視しても、逆切れされたり捨て台詞を吐かれたりということはなかったのでその点は多少マシなのかもしれません。 -
太い道沿いを歩いていると、今度はおじさんに声をかけられました。白人っぽい見た目だったので旅行者かと思ってつい振り返り、話してみたら…はい、地元の人でしたー(涙)
宿に近い城壁の門の場所を尋ねてみると、バブ・ジャメイ(ジャメイ門)はあっち、バブ・エル・ギッサ(ギッサ門)はそっち、でも危ないからタクシーで行った方がいいよ、タクシー乗り場はあっちだよと丁寧に教えてくれました。「パレ・ジャメイ」としきりに言うので、バブ(門)じゃなくてパレって何だ?と思って地図をよく見たら、私のホテルの近くにある大きなホテルでした。ここに泊まれってこと?(この時は知りませんでしたが、後で歩き方を確認したらこのホテル、フェズどころかモロッコ一の高級ホテルで1泊5万円近くするらしい。日本発の高級なモロッコツアーでは大体ここに宿泊するようです)
ちなみにこのおじさんには「フランス語も話せない、ドイツ語も話せない、日本語とほんのちょっとの英語だけでこんな所まで来たのか、1人で!」と呆れられました。本当にな…。この旅を通じて一番印象に残っているセリフです。でもモロッコでドイツ語って使えるの?
かなりお喋り好きなのか自分の家族構成を話し始め、妻とは離婚している、私に子供はいないけど4歳の姪っ子がいるんだ、父がお店をやっているので家に来ないか、明日電話してくれと名刺を渡されました。…これって歩き方に載ってるハスラーのパターンじゃないか?家に呼んで家族で歓迎するものの、いつの間にか2人きりにされて…という。いい人かと思ったらこのパターンか。いや、最終的にはこのおじさんが示してくれた道標のおかげで宿に着けたので悪い人とも限らないのかもと思わなくもありませんが、会って3分の外国人に家族構成を話して家に呼ぶ時点でやっぱりおかしいだろう…。いや、日本の常識では考えられないくらい人懐っこい国民性の国というのも確かにあるようなので(ウズベキスタンとか)、もしかしたらモロッコでは普通なのかもと100歩譲って好意的に解釈したとしても、手を握ったり肩を抱いたりという軽いセクハラも含めてそんなことはモロッコ人女性には絶対しないだろうからやっぱりナメられてるよなあ。
おじさんはその後タクシーを捕まえるのを手伝ってくれ、運転手にとりあえずの目的地(パレ・ジャメイ)と私の最終目的地(予約したホテル)を告げてくれました。タクシーはメーターで4DH(約52円)、安い。パレ・ジャメイの門の前に着いたらホテルのポーターらしい私服のお爺さんが出てきて、運転手の話を聞いて私の荷物を持って歩き出しました。ここに泊まれということではなく、このホテルの敷地内を通って私のホテルに行けるということのようです。ポーターのお爺さんがライトアップされたホテルを指して「5つ星ホテルなんだよ」と教えてくれましたが、心に余裕がなくて写真も撮りませんでした。というかまだこのお爺さんも信用しきれない。フェズは人の心を荒ませるなあ。
ホテルの敷地を抜けて細い路地を下っていきます。途中で物凄い流暢な日本語を喋る詐欺師(勝手に決め付け)に話しかけられました。訛りが全くないというくらい流暢な日本語。ホテルを予約していると言ったらすぐに去って行きましたが、その語学力をもっと旅行者の役に立つことに生かしてくれ、頼むから。詐欺師の方が儲かるのかもしれませんが。
路地を抜けて太い道に出、予約サイトで見た写真と同じ外観のホテルが見えた時には思わず歓声を上げました。お爺さん、疑ってすみませんでした。ホテルに着き、そのまま去ろうとするお爺さんを引き留めてチップを渡しました。こんなにチップを渡したいと思ったのは初めてだ。そこそこ距離があったので10DH(約130円)では少ないかと思いましたが大丈夫だったようで、嬉しそうに受け取って丁寧にお礼を言われました。
あ~~ここまで長かった。 -
予約したホテルはペンシオン・オテル・ダリラ&ラニア。「ペンシオン・ダリラ」の方が通りがいいようです。というか外観にはペンシオン・ダリラとしか書かれていない。Booking.comで予約して、朝食なし2泊で30.00EUR=330DH≒4,300円でした。
受付の男性にここまで来るの大変だったと愚痴ったら、チェックインは後で良いから休みな、とパスポートも何もチェックせずに部屋に案内してくれました。優しい…。
ここは歩き方でも紹介されているホテルです。歩き方の説明文の通り内装が凝っていて可愛く、窓の向こうがうるさい。土曜日の夜というのもあるかもしれませんが、夜遅くまで子供が遊ぶ声や人々の生活の声が物凄く間近に聞こえてきました。 -
バスルームに窓があってカーテンレールがあって、洗濯に最適!シャワーを浴びて早速洗濯しました。
しかし寒いせいか意外に乾かず、完全に乾いたのはチェックアウト直前、2日後の朝でした。 -
Booking.comにはバルコニー付きの部屋とあったのに付いてない、シャワーのホースが外れた、カーテンを開けようとしたらカーテンレールごとすっぽ抜けたなど後から考えると難点はありましたが、滞在中は大満足でした。
これで支払いの時に悪いレートでぼられなければ最高の宿だったんだけどなあ。1.00EUR≧10DHですよ、普通。
夕食のために外に出る気力はなく、日本から持ってきた非常食のお菓子を食べて眠りました。
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