2014/01/02 - 2014/01/02
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kojikojiさん
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以前よりクラブツーリズム社やトラピックス社やHIS社で開催されている中国江南を7日間から8日間で周遊するツアーに興味がありました。何しろ19,800円ほどの参加費用(諸税・サーチャージ別)で全日空か日本航空利用で各都市の観光及び宿泊と食事まで付いているのですから。ただ年に数度の長期の休みを利用してまで参加したいとも思えませんでした。ところが9月頃にクラブツーリズム社のHPを覗いていると、年末年始にも開催されていると分かりました。料金は12月27日金曜日の夕方出発で7泊8日のツアーが39,800円でした。年末年始であれば仕事を休む必要も無いので、すぐに申込みしました。申し込んでから詳しく調べるとホテルは良いけれど郊外だったり、食事についても賛否両論だったので少し心配な所もありました。それと観光以外にもお土産店に割かれる時間の多さもどうかなと思えました。唯一魅力を感じたのは各都市の観光が、行った事の無い場所や行きたかった場所が多かったことです。参加した結果としては最高に面白いツアーでした。ホテルも杭州以外は郊外では無く、夜間に繁華街へ出るのも安易でした。観光自体は物足りない部分もありましたが、自分で何度も訪問した江南の抜けていた部分を補足出来て満足いくものでした。何よりガイドさんが良かったのと参加された方が良い方ばかりだったのも楽しめた大きな要因でした。リピーターの方が数組居らっしゃいましたが、来年の年末に再度参加しても良いかなと思えました。
■1日目:東京から空路上海に入り杭州へ移動。
■2日目:杭州から紹興と安昌を訪ね杭州へ戻る。
■3日目:杭州から烏鎮を経由して無錫に入る。
■4日目:無錫から太湖を遊覧し、無錫に戻る。
■5日目:無錫から恵山古鎮と木涜古鎮を訪ね蘇州へ入る。
■6日目:蘇州で正月を迎える。
■7日目:蘇州から上海に入り、観光する。
■8日目:上海から空路東京へ戻る。
航空会社は全日空でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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蘇州の旅も終わりが近づき、最終地の上海への移動です。この日の出発は午前8時とこのツアーでは最も早い時間でした。基本的なツアーの日程が終わってから無錫の夜に繰り出したり、蘇州でも観前街へ出かけたりして少し疲れも出てきました。
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朝食では中華系の食事にも飽きが来たのでクラブハウスサンドのようなものを作ってみました。マヨネーズとサラダと卵とベーコンのミックスした味に救われます。
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でもしっかり雲呑スープはいただきます。
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さあ出発最終地へ出発です。上海までは1時間半の予定ですが、道路の混雑状況によってはもっとかかるそうです。車内では7日目の上海観光の予定が案内されます。
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蘇州市街を北側へ抜けて高速に乗ります。ここでガイドさんの補佐をしていたカメラマンさんの写真の販売が始まります。アルバム仕立てになった写真がファイリングしてあります。そこから不要なものを抜いてアルバムごと買うシステムで枚数が少ないと写真だけみたいです。10枚くらいの中から集合写真を4枚を選んで購入しました。買う方は半分くらいで1枚1,000円ですがこの一部が彼らの収入になるので協力します。
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途中でトイレ休憩が1回ありました。こちらが1週間お世話になったバスです。ちょっとサスペンションが悪かったけど快適に走ってくれました。このバスのチャーターも年末年始の1週間でいくらほどになるのか心配になります。
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約2時間で上海市内に到着しましたが、まずはシルク工場の見学からスタートです。
シルクロードの地図やら蚕の生態などの資料が展示された部屋がいくつかあり、そこで待機します。 -
古いシルクの衣装なども展示してあります。待っていても暇なので写真を撮ったりして時間を潰します。
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そのうちお店のガイドさんが現れ、流暢な日本語で説明をしてくれます。
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特に説明には目新しいことは無かったのですが、隣の工場へ進むと興味津々です。
江南刺繍清品館:上海市澳門路289号
www.jiangnansilk.cn -
蚕の繭8個から糸を撚り合わせる撚糸の作業は初めて見ました。
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蚕の繭から採れる生糸はとても細くてそのままでは糸としては使えません。何本かを束にしないといけないのですがばらばらでは扱いにくく、この生糸の束に軽く撚りをかけると、丈夫な1本になるという事です。単純な作業ですが百聞は一見に如かずです。触ってみれば尚更実感できます。
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小さい袋状の真綿を水をかけてだんだん大きくしていきます。
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それを乾かして4人で広げて重ねていきます。これは係員の人とツアーの参加者が混在しているのですが、4隅を4人で伸ばしている作業風景を周荘などの観光地で見掛ることがあります。
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ガイドさんが「真綿(マーター)の布団お持ちの人?」と尋ねると「ハーイ」と家では聞けないような涼やかな返事をしてビックリしました。数年前に買ったときはガーゼのカバーでしたが、最近は綿のカバーが主流だそうです。シルクは人の肌に近い繊維で、埃も出ずかさ高は無くても保温性は抜群です。中国でもシルクのカバーは高かったのでガーゼのまま持ち帰りましたが、日本でカバーを探したら布団より高くてついて困ったことがありました。
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料金表を見ると新しいタイプの掛け布団なども出ているようでした。何となくつられて買ってしまいそうになりましたが、クイーンサイズの布団とシルクのカバーとシーツとピローカバーが2つで約38,000円なので現実に引き戻されました。1元13円か14円だったら買ったかもしれません。以前は空港でもショップや実演を見掛ましたが、今は無くなっていました。
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併設のシルク用品店に30分ほど留め置かれ、その後は近くの日本レストランへ向かいます。料理はえのきだけの肉巻きに味噌汁と茶碗蒸しが美味しいです。小さいレストランで、団体ツアーを使う店には見えません。
日本料理 古都:上海市澳門路339号 -
通りを渡るとき右から見るのは日本人なのですぐに分かります。習慣とは恐ろしいものです。
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食事の後は徐家匯公園の見学です。昼食は店のスペースのためなのか歌詞切れる時間帯の11時に入店して30分で出発したのでまだ正午前です。上海の町のど真ん中とは思えない広さの公園です。
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ここへ来るのは初めてでしたが、元々は上海で1番大きいゴム工場だった跡地だそうです。
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今ではブラックスワンが遊ぶ大きな池まであります。近所の人が菜っ葉を持ってきて遊びに来ています。冬場でも日向ぼっこにはもってこいの公園です。
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羽を広げたクジャクのオスの後ろ姿も間抜けですが、黒鳥もひっくり返ると無防備で間抜けですね。
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記念碑となったゴム工場の煙突だけが工場跡地という事を感じさせます。
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上海には6回ほど来ていますが、こんなツアーでなければここに来ることは無かったでしょう。もっとも行ったことのない所が多かったのでこのツアーを選んだとも言えますが。
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空中の遊歩道もあったりしておしゃれな感じがします。
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続いてはすぐ近くの徐家匯天主堂を観光しました。ここは上海最大のカトリック教会で、1910年に竣工して1980年の改修の後に現在に至っているそうです。週末しか解放されていないので、訪れた木曜日では外から眺めるだけです。
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ここも個人の旅行ではわざわざ来ないでしょうから良い機会でした。
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スティーブン・スピルバーグは映画「太陽の帝国」でここを撮影の背景に選んでいます。
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徐家匯の名は明代の著名な科学者の徐光啓に由来するするそうです。中国の気象学の父でもあるので近くには上海気象台もあります。またクリスチャンでもあったので徐家匯天主教堂とも関係が深いそうです。
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徐光啓のお墓はすぐ近くにあります。知らないことばかりだったので勉強になりました。
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更に観光は続きます。今度はバスで上海市を通り抜けて魯迅公園へ向かいます。本当はここから入場するらしいのですが、公園は改修工事中で中に入ることはできません。
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右手に大きく廻りこんで直接に魯迅記念館へ向かいます。
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公園が抜けられればこの通りを通ることも無いでしょう。この通りの名前は甜愛路と言います。「甜い愛の路」はバレンタインの日には若いカップルでいっぱいになるそうです。
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そしてこの通りでキスをするのが流行だそうです。お洒落な通りでも何でもありませんから中国も変わったものです。ここには「ラブポスト」と呼ばれる有名なポストがあり、そのポストから投函すると消印に英語で「ラブ」と押されるそうです。
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杉並木と瀟洒な住宅が並んだ通りを進むと左側に魯迅記念館がありました。
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この辺りは大阪南港から蘇州號というフェリーで上海に来たときに近くを通った記憶があります。
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魯迅が広州から上海へ移住した時に生活していたのは虹口公園(現魯迅公園)近くの大陸新村で、生前には公園をよく散策していたそうです。そのため別のところに埋葬されていた棺が虹口公園に改葬され、公園内には魯迅紀念館が建てられたとのことです。
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立派なホールを持った記念館です。2階の展示室から中は撮影禁止になっていました。1階の奥にはお土産店があり、ここも買い物での立寄りポイントになり、仏像や紹興酒が買えます。
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紹興から始まった旅は上海の魯迅記念館へと続きます。興味の無い方にはつまらないかもしれませんが、小説をいくつも読んでいるともっと時間をかけてほしいと思います。実際の記念館のガイドさんの説明はあまりにも簡単すぎて悲しくなりました。
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「吶喊(とっかん)」は魯迅の有名な短編エッセイで、岩波文庫「阿Q正伝・狂人日記」で読んだことがあります。これはそのイメージのようで、展示室の入口に「彷徨」のレリーフと共に並んでいます。
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こちらは「彷徨」のレリーフです。魯迅第2の短編小説集であり、最後の小説集にもなっています。短編小説11篇収められており、中国で出版された本の表紙がモチーフになっています。
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魯迅記念館を出た後はすぐ近くの多倫路の散策です。多倫路は文化名人街として2011年に通り全体をリニュアルしたそうです。
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こんな銅像がたくさん並んでします。
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イスラム風のデザインが美しい建物が通りの入口に建っていました。孔祥熙という人が住んだ「孔公館」で1924年に建築されたそうです。上海市優秀近代保護建築に指定されています。
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「毛沢東像章蔵館」には入ってみたかったですが、自由になる時間はありません。
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骨董屋さん「大上海1933」です。食器や電話機や扇風機やら生活に密着した雑貨が置かれています。店のファサードとはギャップがありますね。
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骨董や古銭、書画や古書などを扱うお店がずらりと並んでいますが、いわゆる高級店ではありません。
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周辺はこんな生活感の濃い風景が続きます。
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道に沿ってカーブしている3階建てのアパート「永安里」というそうです。
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ほとんどが1930年前後に建てられた建物が並んでいます。主だった建物には由来を説明プレートも設けられています。こちらの建物も書画や彫刻や古銭などを扱う店が入っています。
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地元のおばあちゃんたちが日向ぼっこをしていて可愛らしいです。
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だいぶ日が傾いて来ましたがいたる所で人が集まっています。
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教会の脇の「鴻徳書房」の前に建っているのは内山完造さんの像です。
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内山完造は上海に渡り内山書店を開きましたが、当時の上海で活動していた左翼作家の書籍の主要な販売店であり、日中の進歩的文化人が集まるサロンのような存在だったそうです。
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魯迅が内山書店を訪れたことがきっかけで、内山完造と魯迅は親交を深めて行きます。そして当局に目を付けられていた魯迅を4度も匿ったり、郭沫若や陶行知などの左翼文化人も内山書店に身を寄せていたそうです。彼らの像もこの付近に建てられています。
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1930年頃の雰囲気の残った不思議な通りです。5年前に父を連れて来た時に立ち寄っていればと思いました。色々な作家について教えてくれた父はもういません。
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世界的にもめずらしいといわれる中国風の教会「鴻徳堂」は1928年竣工です。中を見てみたかったです。
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多倫路を見返してみます。街の中心部から離れているので今まで来ることがありませんでしたが、次に上海に来る機会があったらもう1度ゆっくり歩いてみたいです。
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最後のショッピングは中国茶店でした。またバスに乗って着いたショッピングセンターは数フロアに営業している店が1軒も無く、中国茶屋のフロアも半分くらいの店が歯抜けでした。
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「ドリーミング・ティー」という喫茶店で中国茶の試飲をします。6種類くらいのお茶をいただきますが50グラムで150元から200元くらいのお値段です。50グラムで3,000円とか4,000円のお茶なんて信じられません。何人かの方は購入されていましたがお礼を言って店を出ます。
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続いて外灘を通り抜けて豫園に向かいます。上海市内を1日かけてぐるぐる回っている感じがします。
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5年前には全く姿の無かった「上海中心」が森ビルを超える高さになっていました。今年竣工で128階建ては中国で1番の高層ビルになる予定だそうです。
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気象信号台は外灘天文台とも外灘灯台とも呼ばれています。昼過ぎに通った徐家匯天文台からの気象情報を受け取り、この塔で旗を使って情報を伝える気象信号台としても役目があったそうです。
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豫園商場近くの駐車場でバスを降りて散策に向かいます。
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懐かしい景色が広がります。最後に来たのは5年前で家族全員11名で大阪南港から年末年始をフェリーに乗って上海旅行した時です。まだ何とか旅行で来た父を車椅子に乗せての旅でしたが全員での旅行はこれが最後でした。
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豫園と商場を見学して緑波廊で食事をしたり楽しい思い出があります。
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豫園商場はまだ夕方なのでライトアップしていませんが、夜になるととても綺麗です。
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商場の1番中心の広場までやってきました。
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後ろには緑波廊がそびえています。ここでも何度か食事をしたことがあります。
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商場で買い物をする人と豫園を見学する人と別れることになりました。ホテルにチェックインしてから戻ってくるつもりなので、4度目の豫園の庭園を見学することにします。
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前回は父の車椅子を押して見学したので懐かしさが込み上げてきます。
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「豫」は愉を示し、すなわち「楽しい園」という意味だそうです。得月楼から見学が始まります。蘇州で上海蟹を食べに行った名店と同じ名前です。
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何故かここへ来るのは夕方ばかりです。
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現在の四川省の役人であった潘允端が、刑部尚書だった父の潘恩のために贈った庭園ですが、18年の歳月をかけて出来上がった頃には父親は他界した後だったそうです。
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反り返った軒先と肘木がとても美しいです。何度来てもこの建物は素晴らしいです。
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今までなかった景色が出来上がろうとしています。1年も経つとこの写真も古くなってしまうのでしょう。
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蘇州の盤門の池で見た錦鯉はエサをやったら水面が盛り上がるくらい集まりましたが中国の鯉も上品になったものです。
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豫園の庭園をガイドさんの説明付きで見学したのは初めてですが、少し離れていろいろ思い出に浸りながら写真を撮って歩いたので結局いつもと同じでした。
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代わりに妻に説明を聞いてもらいます。
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北側の入り口の石の門もいつ見ても見事なものです。
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中国の名所を旅していると必ず出会う江沢民さんの墨蹟です。地中海沿岸を旅しているとローマ皇帝のハドリアヌスを讃える遺跡に出会ってしまうのと同じです。
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「三穂堂」は豊作を祈念する場所だったそうです。
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暗い堂内にランタンが灯り、窓の桟越しに夕方の青みがかった光が綺麗でした。
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窓の透かし彫り彫刻もデザインが違います。これは孔雀のようです。
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この壁と杉木立と白い壁の「豫園」の文字は印象に残ります。
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こちらの透かし彫りは鶴と松というおめでたいモチーフです。
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この文字だけは壁が塗り替えられても残されているようです。
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鋳造された狛犬で、これは足元に玉を置いた右側の雄です。首の鈴がドラえもんみたいです。
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ガイドさんの説明では回廊の中に置かれたこの太湖石の中に腕を入れて手をつなげると相性が良いそうです。1人で遊んでいてください。
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「万花楼」の入り口は壺の形のようです。
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太湖石で組まれた山水の庭は相変わらず見事です。太湖石を見るたびに横浜の三渓園の山中に打ち捨てられている太湖石がもったいなく思えます。
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妻のすぐ脇まで龍が迫っています。
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点春堂と万花楼の間の壁上部は龍で装飾されています。
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口には玉をくわえています。
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そしてカエルが同じように口を開けています。龍もカエルのどちらも水に関わる動物です。この塀で周囲からの火事の延焼を避ける願いがあったのでしょうか。
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この辺りの建物荷は沢山の彫刻が見受けられます。こちらは漆喰で細工された物でしょうか。
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屋根の上には三国志をモチーフにした武将の騎馬像が多く見られます。
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よく見ると細工も細かく見事な造りです。肉眼では確認しにくいですが望遠レンズがあれば良く見えます。
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太湖石の上に組まれた「快楼」の反りあがった屋根の曲線は美しいです。
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龍は皇帝の象徴であり、皇帝以外は龍の装飾を用いることが禁じられていました。本来の龍は五爪であるのに対しここの龍は四爪となっている。豫園の主は、咎められたときは「これは四爪であり龍ではない。」と言い逃れようと思ったのでしょう。
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以前は単純に悪趣味と思っただけですが、やっぱりこの椅子は好きにはなれません。
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1つの池を壁で仕切りながら透かし窓で先の空間を暗示させる迷路のような空間です。
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狭い空間の後は開放的な空間が広がります。この庭園が広いのか狭いのか分からなくなってきます。
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「求華堂」と回廊の組み合わせが美しいです。
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昨年横浜の三溪園に梅を見に行きましたが、塔の奥の展望台の手前に昔は中国風の東屋があったそうです。建物は残っていませんが立派な太湖石はどうにかならないものでしょうか。
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山の字の形に組まれた太湖石の前で記念写真を撮ってもらいました。
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「聴涛閣」の楼閣の名前は「黄浦江の波の音が聴こえる」という意味だそうです。屋根の上には鶴の彫像が飾られています。蔓の彫刻は今回初めて気づきました。
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大きな石で出来た狛犬の口の中に玉があるのをガイドさんが教えてくれました。これにはみなさん喰いついて、交代で動く玉に触ってみます。
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「古戯台」は昔の劇場です。
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音響効果が良いように舞台の天井は「螺旋状藻井」と言う木組みのドーム天井になっています。
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豫園の庭園の見学は45分で終わりました。
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「湖心亭」の前の広場で買い物に行った人たちと合流します。
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ガイドさんの説明中に写真を撮っておきます。
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小龍包で有名な南翔饅頭店は説明も無く素通りです。ここには何度か来たことがありますが、相変わらず長蛇の列です。
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ガイドさんは立ち止まることも無く商場を抜けていきます。これにはみなさんガッカリです。
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北側に抜けて外灘へ向かいます。
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店先ではお正月飾りが賑やかです。中国はこれから旧正月ですからね。今年は1月30日だそうです。
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以前中国語版のボードゲームのモノポリーを20元で買った店です。上海から大阪へのフェリーの中でゲームをしようと思って買ったのですが、船酔いになってそのまま開けることも無く部屋に置かれています。
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対岸の浦東地区のビルが見えてきました。この辺りの公園も綺麗に整備されています。上海万博には来れませんでしたが、その頃に整備されたのでしょう。
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建設中の「上海中心」が大きく見えます。
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外灘のプロムナードに出ました。
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初めて来た1999年の年末以来に来るたびに景色が変わっています。
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そして少し歩くだけでビルの配置が換わるので景色も変わります。
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テレビ塔の足元はこの辺りからでは見えません。
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ここで25分と言う中途半端な自由時間が与えられます。多分晩ご飯のレストランの入店時間の調整でしょう。
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15分写真を撮りながら和平飯店方面へ歩き、10分で戻ってくることにしました。
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車窓から見えた気象信号台も目の前です。
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だいぶ日が落ちてきてビルに明かりが灯り始めました。
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西側のビルはシルエットになって浮かび上がります。
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最初に来た2000年頃はこの辺りのビルは外観以外観光客には縁の無い建物でしたが、その後レストランやバーやスパなど沢山の商業施設に生まれ変わりました。夜もここまで明るくなかったと思います。
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冬で木立の葉が落ちているだけでなく綺麗に俯瞰できるようになった気がします。
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左隣のドーム屋根の上海浦東発展銀行(旧香港上海銀行)と時計台が目立つ上海海関(旧江海関)ビルです。
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テレビ塔の脚部も綺麗に現れました。だいぶ歩いてきたのでそろそろ戻ることにします。妻は後でもう1度来るだろうと思っているのでついて来ませんでした。
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ほとんど日も沈みもう少ししたらライトアップが始まるのですが、団体ツアーでは時間がすべてなので非情にも出発します。
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浦東側は真っ暗になる前の綺麗な景色が眺められました。
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ライトがついているのは浦東側の海龍海鮮舫です。初めて来た1人旅の時は浦東のシャングリラに泊まったので何度か行きましたが、当時は本当に船がレストランになっていました。その後妻を連れて1回と父を連れて家族全員の旅行でも行った懐かしいレストランです。
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今回の旅の最後のレストランは外灘に近い名粤酒家というシーフード店でした。ここはトラピックスなど他のツアーの団体も来店していました。現地の受け入れ旅行社は同じなので、食事の後のオプションはここで行先ごとに混載していました。宿泊するホテルも一緒なので、我々もトラピックスさんのバスに乗せてもらいました。蘇州を出発する時に荷物を積み分けていた理由がここで分かりました。
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海鮮店ですが入口の生簀は素通りです。仕方ないですが、ここで海鮮を選ぶのが中国の店の醍醐味なのです。
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いつも昼夜の食事では12品くらい出ていたので最後の晩は期待していたのですが、この店は料理の品数が少なかったので物足りなさが残りました。
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カリフラワー炒めの味は良いです。
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最後まで出続けた川魚料理ですが、蘇州で食べた松鼠桂魚以外は美味しくなかったですね。
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日本で食べるのと同じような酢豚です。
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青梗菜とお揚げの餡かけ煮込み。
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中華風茶碗蒸しはどこで食べても美味しいです。
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あっさりした卵のスープ。
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野菜炒めとチャーハンが続きます。
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このパンは口直しかデザートかとテーブルで話題になりましたが、結果これがデザートで料理は終わりました。いつもと違ってちょっと物足りなさが残ります。大抵ツアーの最後の食事は美味しいはずなのですが。
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最後の晩は雑技か森ビルと地下トンネルのオプションがありました。ほとんどの方がどちらかに参加するようでした。我々はそのままホテルへ戻るバスに乗りました。荷物はすでにトラピックスさんのバスに積み替えられています。市内から高速に乗りますが帰宅渋滞に巻き込まれ、上海西駅の北側のホテルまでは45分かかりました。これで全ての予定は終了で、翌早朝に空港へ向かうだけです。我が家のオプションはこれから始まりで、おとなしくホテルで時間を過ごす訳ありません。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 井上@打浦橋@上海さん 2014/01/18 08:28:36
- 上海はなかなか渋いコース
- kojikojiさん、はじめまして。
古き良き江南8都市大周遊の上海は、
なかなか渋いコースだったんですね。
普通のツアーで行く上海旅行には、
あまり組み込まれないコースばかり。
徐家匯公園とか徐家匯の天主堂とか・・・
それと甜愛路とか大上海という骨董店とか・・・
コレを見て、思ったのは、この時のガイドさんは、
まず、NHK・BSの「世界ふれあい街歩き・上海四川北路界わい」編を
見たはずだ、ということです。
そこには甜愛路の愛のポストも出てきましたし、
骨董店・大上海もシッカリ出てきましたし、
店の中の様子も紹介されていました。
ガイドさん、日本人だったんでしょうか、中国人だったんでしょうか?
その「世界ふれあい街歩き・上海四川北路」編は下記をご覧ください。
http://4travel.jp/travelogue/10687362
愛のポストや大上海の店の中や、
窓から突き出した洗濯物をどうやって取り込むのか、
などが出て来ます。
- kojikojiさん からの返信 2014/01/18 22:01:22
- RE: 上海はなかなか渋いコース
- 井上@打浦橋@上海さん
旅行記にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。
「古き良き江南8都市大周遊」のコースは各所共に渋いコースでした。
上海にも何度か立ち寄っていますが、徐家匯公園とか徐家匯の天主堂とか
は個人旅行ではあまり行ってみようと思わない所ですよね。
偶然にも各都市行きそびれていた所ばかりだったので参加したと言う事もあります。
ガイドさんは現地旅行社の上海錦江旅游の中国人のガイドさんでした。
NHKの番組を見たかどうかは分かりませんが、かなり詳しい方でした。
私も「世界ふれあい街歩き」は見るようにしているのですがこの回はほとんど記憶がありませんでした。が、井上@打浦橋@上海さんの旅行記を見させていただいて布団を干していたおばさんのエピソードは記憶に残っていました。全部見たと思うのですが記憶が曖昧です。
でもこれだけのツアーが昨年までは19,800円、年末年始でも39,800円なんて信じられない費用で旅できるとは驚きでした。1年くらいたったらまた行っても良いかと思っています。
ありがとうございました。
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