【イタリアと周辺5カ国を巡る鉄道＆クルーズ旅】周辺の観光地への拠点として滞在したリミニ

2013/10/23 - 2013/10/26

イタリアのトレント、オーストリアのインスブルック、ゼーフェルトとイタリア、オーストリアのチロル地方を各1泊ずつして周り、再びイタリアに戻ってヴェローナ、マントヴァとそれぞれ1泊ずつしてからレッジョエミリアで2泊し、そしてここリミニへとやって来ました。

リミニの街自体には正直それほど興味は無かったのですが、リミニは世界遺産のラヴェンナやサンマリノにも程近く、尚且つこのリミニに滞在した後にアンコーナ港からクルーズ船に乗るので、ホテルが少なくてホテル代が高いアンコーナよりもアンコーナまで電車で1〜2時間で行けるリミニの方がこの近辺の観光地を周るための拠点にぴったりだったので3泊することにしました。

リミニ自体はビーチリゾートですが、10月後半はオフシーズンです。
果たしてどれだけリミニの街を楽しめたのでしょうか。

今回の旅行はMSCクルーズのサイトで6泊7日のクルーズが内側キャビンで大人2名と2歳児1名がポートチャージ含めて合計6万1千円（大人1人1泊が税抜きで30ドル未満！！）という破格で出ていたので思わず予約してしまったのが旅のきっかけです。
アンコーナ発ヴェネツィア着でアドリア海とイオニア海を巡るクルーズだったので、どこからアンコーナに入るかとヴェネツィア着後どういうルートにするかをいろいろ考えていましたが、突如カタール航空で3日間限定のセールがあり、ヴェネツィアまでサーチャージ含めて大人2人と子供1人で17万3千円というこれまた破格の航空券を見つけて、とりあえず成田からヴェネツィア往復の航空券を取って、それからどういったルートで周るかを考えました。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
10/15：カタール航空で成田からドーハ経由でイタリアのヴェネツィア空港へ [機内泊]
10/16：イタリアのトレントに滞在 [Grand Hotel Trento泊]
10/17：オーストリアのインスブルックに滞在 [Hilton Innsbruck泊]
10/18：オーストリアのインスブルック郊外のゼーフェルトに滞在 [Interalpen-Hotel Tyrol泊]
10/19：イタリアのヴェローナに滞在 [Due Torri Hotel泊]
10/20：イタリアのマントヴァに滞在 [Casa Museo Palazzo Valenti Gonzaga泊]
10/21：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/22：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
★10/23：イタリアのリミニに滞在 [Holiday Inn Rimini]
★10/24：イタリアのリミニに滞在し、ラヴェンナへ日帰り旅行 [Holiday Inn Rimini泊]
★10/25：イタリアのリミニに滞在し、サンマリノへ日帰り旅行 [Astoria Suites Hotel泊]
★10/26：イタリアのアンコーナ港からMSCクルーズのMSC Armonia号に乗船 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/27：クロアチアのドゥブロヴニクに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/28：ギリシャのケファロニア島のアルゴストリに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/29：ギリシャのペロポネソス半島のギシオに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/30：ギリシャのコルフ島のコルフタウンに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/31：モンテネグロのコトルに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
11/1：イタリアのヴェネツィア港で下船し、パドヴァに滞在 [Crowne Plaza Padova泊]
11/2〜3：カタール航空でヴェネツィア空港からドーハ経由で帰国 [機内泊]

旅程はざっくり序盤は山と豪華ホテル、中盤はイタリアの小都市と食、終盤は海と船旅、という感じにしています。
滞在場所は大都市以外が多いですが、イタリアは大都市よりも小都市の方が雰囲気が良いと勝手に思っているのと、ホテル代やホテルの会員制度や貯めたポイント等での無料宿泊特典を最大限活用する都合上このようなルートになっています。
町から町への移動は全て鉄道で、イタリア⇔オーストリアの移動のみEuroCityを利用して、それ以外は全て当日一番安い料金で乗れる各駅停車や快速的な普通列車で移動しました。

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア リミニ(イタリア)

• 旅行の満足度: 2.0
• 観光: 2.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 1.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

リミニに来る前に滞在していたレッジョエミリアからリミニまではRegionale Veloce（いわゆる快速）電車で3時間か4時間位でした。
途中のボローニャで人が大量に乗ってきて意外としんどい鉄道の旅となりましたが、リミニに無事に到着できて一安心。

リミニの駅からは今回2泊するホリデイインリミニまで移動です。
本当は3泊したかったのですが、あいにく最終日が満室だったので、ここで2泊した後はこの近くの別のホテルで1泊します。
丁度駅からホテルのすぐ近くに行く路線バスがあるっぽかったので、リミニ駅前の路線バスのチケットを売るブースでホテルまでの行き方とバスチケットを購入して路線バスで意外と簡単にアクセスが出来ました。

チェックインを済ませて部屋に入るとなんとスイートルームです。
多分私がIHGのプラチナ会員なのでアップグレードして貰ったのでしょうが、たった1泊63EURだったので非常にお得感がありました。

スイートでも部屋がそれほど広いわけではありませんが、ベッドの他にソファーベッドがあって荷物をそこに置けてスペースが取れたので子連れには嬉しかったです。
WiFiも無料で部屋からも繋げました。

このホテルはかなり古いみたいで、エレベーターがとても狭かったり不便なところはありましたが、ホテル自体にはかなり満足しました。

ホテル自体が古かった割に、バスルームはちゃんとリノベーションされていてジャグジー付きのバスタブも付いてるし、シャワーヘッドやお湯も問題ないし良かったです。

ただ、ジャグジーを使おうとしたら故障していて使えなかったｗ
アメニティもロクシタンでちょっとびっくりしました。

部屋のバルコニーから見たアドリア海です。
ビーチから程近い位置にホテルがあるので夏は込み合いそうですが、この時期はオフシーズンなので誰も海で泳いでいない様子。

到着したのが夕方だったのと、風邪を引いていた中での長距離の移動が疲れたので日が暮れるまで部屋でゆっくりしていました。

もともと風邪を引いていたので、ホテルで近くの薬局の場所を聞いてそこに風邪薬を買いに行って、それから良さそうなレストランを探してリミニの海沿いの地域を多少散策しましたが、あまり良さそうなレストランが無かったので泊まっているホリデイインのレストランで食べることにしました。

ホリデイインのレストランに行きましたが夜の良い時間帯にも関わらず客が少なく、入る前は抵抗がありましたが思い切って入ってみました。

頼んだのは肉料理です。
パスタなどの前菜や肉料理などのメインが大体一皿10〜15ユーロだったので、私はお得感があった14ユーロのステーキを注文しました。

評価：★★★★★
これが焼き加減が絶妙でめちゃくちゃ美味しかったです。肉の質も良いし大満足！
しかも価格もこのステーキに関しては普通のレストランと比較しても安かったし文句のつけようがありません。今回の旅で食したものの中で5本の指に入る一皿でした。

これは嫁が頼んだパスタです。
そこそこ美味しかったようです。

このレストランはオフシーズンの平日ということもあり、スタッフが1人でやっていたので注文を聞きに来るのとか料理が出てくるのが遅かったりとイライラする要素はありましたが、ステーキが超美味しかった上に価格もそれほど高くなかったのでそんな些細な不満なんてどうでも良くなってくる位満足したディナーでした。

これがホテル近くの薬局で購入した風邪薬です。
薬を買う前に風邪をイタリア語で何と言うか調べておいてから薬局でその単語やジェスチャーと簡単な英語で薬剤師の方と意思疎通して購入しました。

イタリアでは熱が無い風はRaffreddore、熱の伴う風邪はInfluenzaというみたいです。
私は薬を買う前は熱が無かったのでラッフレドーレだと思ったのですが、薬を飲み始める頃には熱が出てきていたのでここで言うインフルエンザになっていました。

薬の飲み方も食後に1つ飲むということを薬局で薬を買う時に忘れずに確認したので、普通に食後に1回1錠を飲み続けていたらだんだん症状が軽くなって数日で回復しました。

ホテルの食事中に2歳児の娘が寝ていて娘は何も食べていなかったので、ホテル近くのテイクアウトやデリバリーもやっている小さなピッツェリアがあったのでそこに行ってマルゲリータを購入してホテルで食べました。

評価：★★★★
価格も1枚4ユーロ位で安いし、味もちょっとしょっぱいけど普通に美味しくてリミニに滞在中は結局その店で3日連続で夜食＆朝食用のピザを買い続けましたｗ
でも、マルゲリータよりも後日購入した一番安いマリアーナ（チーズが乗ってないトマトソースのピザ）の方が美味しかったｗｗ

そんな感じで風邪を引きつつ美味しいものを食べてリミニ1日目が終了です。

翌日、この日は世界遺産の町ラヴェンナへと日帰りでのショートトリップです。
リミニからラヴェンナまでは普通電車で1時間弱で行ける距離で、しかもリミニ始発でラヴェンナが終点の電車なので楽でした。

ラヴェンナから帰った後は夜にリミニの中心部を散策しました。

ホテル近くの海沿いのエリアにはスーパーがありませんでしたが、リミニ駅にあったのでそこで必要なものを買ってから街中へと向かいます。

途中、ルパンや峰不二子の絵が飾ってある店を発見。

リミニの中心部に来ると、中心部は地元の人が沢山いて活気がありました。

夜のリミニを歩きつつ、良さげなレストランを探します。

夜のリミニを適当に満喫して、リミニ大学近くのレストランに入ってみました。

入ったお店はPic Nicというというレストランです。

評価：★★★
きのこの入ったパスタですが、普通でした。

これは嫁が頼んだものです。

これは出てきたパンです。
評価：★★★
ナンみたいなパンでしょっぱかったけどそこそこ美味しかった。

これは嫁が頼んだ牛の内臓系の料理。

このレストランが最悪だったのが、炭酸水のボトル1本を頼んだら会計時に9EURと言われて衝撃を受けました。
普通のレストランだと3ユーロ前後の炭酸水が9ユーロ！！！

水の価格を見ずに注文したのが悪かったとはいえ、ぼったくりレストランだったようです。料理の味はそこそこでしたが、満足度は最悪ｗｗｗ

リミニに来たらピクニックには行くなと覚えておけばOKｗ
ホテルに帰って速攻でTripadvisorにレビューをアップしましたｗｗ
勿論★1つでｗ

これがこの旅唯一のムカついた件でした。

リミニ3日目。
この日はホリデイインリミニをチェックアウトして、すぐ近くのアストリアスイートホテルへと移動して1泊します。

こちらは1泊52ユーロでしたが、部屋が広く、1つはエキストラベッドとはいえ2ベッドルームでアパートメントのような部屋です。

ベッドルームが2つあってスペースが広くて1泊だけでしたが快適でした。
WiFiも無料で普通に使えます。

バスルームはシャワーのみですが、まあこんなものでしょう。

バスルームや部屋も普通に清潔でした。

この日はサンマリノへ行くつもりだったので、まずはリミニ駅近くのサンマリノ行きのバスが発着する場所に行き、サンマリノ行きのバスチケットを往復で買っておいて、バスが来るまで時間があったのでリミニの街中へと向かいました。

昨夜来た広場に来てみると、イタリア各地のチョコレートを売っているイベントがあったので、嫁がピエモンテ州のどこかの町のメーカーのチョコを買っていました。チョコは中々美味しかったです。

リミニの町をちょっとだけ観光して、途中カフェで休憩してからサンマリノ行きのバス停へと戻って、そのままサンマリノへ行きました。

サンマリノから帰ってきた後は夕食です。
昨夜、炭酸水が1本9ユーロするとんでもないぼったくりレストランに引っかかったので今回は確実に美味しくて無難なホリデイインのレストランに再訪しましたｗ

頼んだのはボロネーゼのパスタです。
評価：★★★★
普通に美味しいです。2歳の娘も素手で豪快に食べてましたｗ

私はステーキをオーダーしました。
2日前に頼んだのと同じような料理ですが、確実に美味しいものが食べたかったｗ

評価：★★★★★
このレストランは肉料理が美味しいです。焼き加減が絶妙！
付け合せのポテトも美味しかった。

嫁が頼んだローストポーク。
普通に美味しかったとのこと。

良い夕食でした。
そしていつものピッツェリアで夜食用の安いピザを買って帰ってこの日は終了。

リミニ4日目。
この日はリミニからアンコーナへ電車で向かい、それからアンコーナ港に行ってクルーズ船に乗り込みます。

リミニは正直、水が9ユーロのぼったくりレストランに引っかかったという嫌な思い出が残りましたが、ラヴェンナやサンマリノなどに行くには安いホテルが多いし、そこそこ良い拠点だと思います。