【イタリアと周辺5カ国を巡る鉄道＆クルーズ旅】チロルの雰囲気を感じたインスブルック

2013/10/17 - 2013/10/19

前日にイタリアのヴェローナとボルツァーノ間にあるトレントという街に1泊し、この日はそこから列車で国境を越えてインスブルックへと入ります。

インスブルックに来ようと思った理由は、最近の旅先が海ばかりだったのでたまには山にも行きたかったのと、私はリーディングホテルズオブザワールドというホテル会員で、年内に5泊すれば1泊分の無料宿泊券が貰えるので、それをイタリアのヴェネト州近辺で使おうと考えた時にインスブルック近くのゼーフェルトという町にあるインターアルペンホテルチロルがとても良さそうだったのでそこに泊まるために交通の便の良いインスブルックまで移動して前泊することにしました。

私はインスブルックに2011年の4月末に1度来たことがありましたが、嫁はオーストリア自体初めてだったのでチロルの雰囲気を満喫して貰えるように1泊だけですが要所要所は押さえてインスブルックの街を周りました。
私にとっては2年半ぶり2度目のインスブルックは楽しめたのでしょうか？

今回の旅行はMSCクルーズのサイトで6泊7日のクルーズが内側キャビンで大人2名と2歳児1名がポートチャージ含めて合計6万1千円（大人1人1泊が税抜きで30ドル未満！！）という破格で出ていたので思わず予約してしまったのが旅のきっかけです。
アンコーナ発ヴェネツィア着でアドリア海とイオニア海を巡るクルーズだったので、どこからアンコーナに入るかとヴェネツィア着後どういうルートにするかをいろいろ考えていましたが、突如カタール航空で3日間限定のセールがあり、ヴェネツィアまでサーチャージ含めて大人2人と子供1人で17万3千円というこれまた破格の航空券を見つけて、とりあえず成田からヴェネツィア往復の航空券を取って、それからどういったルートで周るかを考えました。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
10/15：カタール航空で成田からドーハ経由でイタリアのヴェネツィア空港へ [機内泊]
10/16：イタリアのトレントに滞在 [Grand Hotel Trento泊]
★10/17：オーストリアのインスブルックに滞在 [Hilton Innsbruck泊]
★10/18：オーストリアのインスブルック郊外のゼーフェルトに滞在 [Interalpen-Hotel Tyrol泊]
★10/19：イタリアのヴェローナに滞在 [Due Torri Hotel泊]
10/20：イタリアのマントヴァに滞在 [Casa Museo Palazzo Valenti Gonzaga泊]
10/21：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/22：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/23：イタリアのリミニに滞在 [Holiday Inn Rimini]
10/24：イタリアのリミニに滞在し、ラヴェンナへ日帰り旅行 [Holiday Inn Rimini泊]
10/25：イタリアのリミニに滞在し、サンマリノへ日帰り旅行 [Astoria Suites Hotel泊]
10/26：イタリアのアンコーナ港からMSCクルーズのMSC Armonia号に乗船 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/27：クロアチアのドゥブロヴニクに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/28：ギリシャのケファロニア島のアルゴストリに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/29：ギリシャのペロポネソス半島のギシオに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/30：ギリシャのコルフ島のコルフタウンに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/31：モンテネグロのコトルに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
11/1：イタリアのヴェネツィア港で下船し、パドヴァに滞在 [Crowne Plaza Padova泊]
11/2〜3：カタール航空でヴェネツィア空港からドーハ経由で帰国 [機内泊]

旅程はざっくり序盤は山と豪華ホテル、中盤はイタリアの小都市と食、終盤は海と船旅、という感じにしています。
滞在場所は大都市以外が多いですが、イタリアは大都市よりも小都市の方が雰囲気が良いと勝手に思っているのと、ホテル代やホテルの会員制度や貯めたポイント等での無料宿泊特典を最大限活用する都合上このようなルートになっています。
町から町への移動は全て鉄道で、イタリア⇔オーストリアの移動のみEuroCityを利用して、それ以外は全て当日一番安い料金で乗れる各駅停車や快速的な普通列車で移動しました。

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

インスブルックへはイタリアのトレントから電車でやって来ました。
インスブルック中央駅からホテルまでは徒歩で数分です。

泊まったホテルはヒルトンインスブルックです。
1泊75ユーロと中々の値段だったので泊まってみました。
部屋は意外と広くて快適です。しかし部屋の中だとWiFiが繋がらないのが不便でした。レセプションの近くならフリーWiFiが繋がったのでそこでメールチェック等しました。

バスルームはバスタブがあります。
これは嬉しい。

ホテルでちょっと休んだ後、インスブルックの街中を散策しに出かけました。

こちらが宿泊したヒルトンインスブルック。
結構大きな建物でカジノも併設しています。ホテルの入口がカジノの入口とややこしいので最初はちょっと迷いましたが、カジノの入口に入ってすぐにホテルの入口があります。

まずはホテルから程近い凱旋門をチラ見。

2歳児連れなので、ベビーカーを押しながら適当に街の中心部を目指して歩きます。

前回この街に来てから2年半しか経っていないので何となく土地勘もあって安心感があります。

印象としても以前とほとんど変わった様子はありません。

写真を撮りつつマリアテレジア通りを進みます。

目指すはこの先の黄金の小屋根です。

黄金の小屋根のある広場に着きました。
この日はもう夕方でそろそろ暗くなるのでとりあえず翌日の下見という感じ。

とても綺麗な装飾の建物です。

広場を見た後は王宮周辺にも足を延ばしました。

インスブルックは王宮の付近に見所が固まっているので割と観光しやすいです。

翌日この中を見学するので、この日はただ外観を見るのみ。

一通り見終えたので今度はイン川の方へと歩きます。

イン橋の所まで来ました。

対岸のチロルっぽい家並みがかわいらしいです。

一通り綺麗な景色を見て日が暮れてきたので、買い物をして夕飯のレストランを探しに行きました。

H&Mで夏シーズンの子供服がセールで安くなっていたので、来年着れたら良いと思って何着か買ってみたら、まさかこの旅の後半のギリシャが思ったより暑くてここで買った服が活躍するとはこの時はまったく想像もしていませんでしたｗ

この日選んだのはTheresienbräuというビアホール。
とりあえず良さげなレストランが見当たらなかったので、開いていたここにしました。

まず頼んだのは白ビール。

評価：★★★★★
独特の甘さがあり、普通のビールの苦味をイメージすると違和感がありますが、飲みなれると癖になる味でとても美味しかったです。

これはサラダ。

評価：★★★
普通でした。

チロルの名物料理っぽい何かを頼んだのですが、名前を忘れましたｗｗ

評価：★★
正直しょっぱいしあんまり美味しくなかった。
この店はオーダーを取りにくるのが異常に遅いし飯もビールも持ってくるのが遅くて残念でした。

食後はホテルに帰って就寝です。

翌朝、ホテルで朝食を食べてチェックアウトして荷物をホテルに預けてからインスブルックの街へ。
この日はインターアルペンホテルチロルの送迎車が15時にヒルトンインスブルックに来るように手配してあるので、それまでインスブルックの街を観光します。

右の中央のビアホールで昨日夕食を食べました。
ビールだけ飲むならまあまあ良いと思いますが、正直、食事はお勧めできないですｗ

今回の旅行は2週間近く飯が美味いイタリアを旅していて舌が肥えているので、食事の感想は厳しめになっていますｗ

青空が気持ちよいです。まさに秋晴れ。

マリアテレジア通り沿いを歩きながら、黄金の小屋根を目指します。
これが表紙の写真です。

黄金の小屋根は晴れていると黄金がより際立ちますね。

そしてこの建物もいつ見ても装飾が綺麗です。

黄金の小屋根のある広場の更に奥へと歩きます。

聖ヤコブス教会へとやって来ました。
中に入れたので入ります。

聖ヤコブス教会の中に入りました。
装飾が美しいですね。天井画は騙し絵っぽい感じに書かれています。

それにしても綺麗な教会です。

入口の上にあるパイプオルガン。

そしてこちらは祭壇。

騙し絵風の天井画。

教会自体はそれほど大きくはないですが、装飾が中々凄いので結構見ごたえのある教会でした。

聖ヤコブス教会の次は王宮へと向かいます。

王宮の入口が何処だったか思い出せずに若干迷ってしまいました。

入口の建物を発見して、入場料を払って中を見学します。
内部は写真撮影禁止なので写真はないですが、やはりハプスブルク家の代々の肖像画がある広間が一番の見所でした。

私自身は2度目でしたが、見ごたえがあって行ってよかったです。

王宮を見た後は再び街を散策します。

美しい騙し絵が描かれた建物。

とりあえずイン橋にやって来ました。

ここから見るイン川沿いの風景は綺麗です。

娘はやる気なし。

一通りインスブルックの中心部を見たので、残りの時間は買い物に充てることにしました。

イン橋の近くにMarkthalleがあったので、中に入ってみました。
Markthalleというだけあり、屋内にある市場です。

ここでびっくりしたのが、「柿」ってこっちでも「kaki」なんですね。

売っているものは野菜・果物やパン、チーズなどの食品と、花や植物が売られているエリアがありました。

旅の序盤だし、そんなに欲しいものもなかったので見学だけして帰りにスーパーに寄って必要なものは買いました。

あとはヒルトンに戻って荷物を引き取ってインターアルペンホテルまでの送迎車に乗るだけです。

ヒルトンに戻ると、送迎車が既に迎えに来てくれていたので荷物を引き取って送迎車でインスブルック近郊のゼーフェルトという町へと向かいます。

翌日、ゼーフェルトのインターアルペンホテルチロルから再びインスブルック中央駅へと戻ってきました。
この日はインスブルック中央駅からイタリアのヴェローナポルタヌオーヴァ駅まで移動してヴェローナに宿泊します。

駅に着くと乗りたいEuroCityの時間があと8分くらいしかなかったので、急いで窓口に行って切符を買って、ホームまで行きました。

無事乗車出来てよかったです。
これは車窓の風景。

ヴェローナへと向かう列車の車窓の景色がとても綺麗でした。
山々の間を走る路線なので同じような風景が少なく、良い感じでした。

オーストリアとイタリアの国境が見えました。

電車はオーストリアとイタリアの国境駅Brennero/Brenner駅で20分位停車した後、ヴェローナへと向けて走り出しました。

インスブルックは1泊だけでしたが結構楽しめました。次はヴェローナで1泊です。