【イタリアと周辺5カ国を巡る鉄道＆クルーズ旅】MSCアルモニア号でペロポネソス半島南の港町ギシオへ寄港

2013/10/29 - 2013/10/29

鉄道でイタリアのトレント、オーストリアのインスブルック、ゼーフェルトとイタリア、オーストリアのチロル地方を各1泊ずつして周り、再びイタリアに戻ってヴェローナ、マントヴァとそれぞれ1泊ずつしてからレッジョエミリアで2泊した後リミニで3泊し、リミニ2日目にラヴェンナへ、リミニ3日目にサンマリノへと日帰りで観光し、リミニからアンコーナまで移動してアンコーナ港からMSCアルモニア号（クルーズ船）に乗船し、クロアチアのドゥブロヴニクに寄港し、アドリア海からイオニア海に入ってケファロニア島のアルゴストリ、そしてスパルタの南に位置する小さな港町ギシオへと寄港しました。

ギシオという町自体クルーズ船かキッティラ島からのフェリーでないと行く機会がまず無いであろう町ですが、こういうちょっとマイナーな場所にも寄港するクルーズだったので何気にちょっと楽しみでした。
最初はギシオからバス等の公共交通機関を使ってスパルタやミストラに行くつもりでしたが、事前にスパルタ行きのバスの時刻を調べたところ、丁度良い時間にバスが無くてスパルタに行けても1時間位しか滞在できないので、スパルタ行きは諦めました。
勿論船のエクスカーションはスパルタ行きもあれば世界遺産のミストラへ行くものもありましたが、値段がやはり高いのと、ギシオ自体が初めての町なのでギシオをのんびり周って見ることにしました。

今回の旅行はMSCクルーズのサイトで6泊7日のクルーズが内側キャビンで大人2名と2歳児1名がポートチャージ含めて合計6万1千円（大人1人1泊が税抜きで30ドル未満！！）という破格で出ていたので思わず予約してしまったのが旅のきっかけです。
アンコーナ発ヴェネツィア着でアドリア海とイオニア海を巡るクルーズだったので、どこからアンコーナに入るかとヴェネツィア着後どういうルートにするかをいろいろ考えていましたが、突如カタール航空で3日間限定のセールがあり、ヴェネツィアまでサーチャージ含めて大人2人と子供1人で17万3千円というこれまた破格の航空券を見つけて、とりあえず成田からヴェネツィア往復の航空券を取って、それからどういったルートで周るかを考えました。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
10/15：カタール航空で成田からドーハ経由でイタリアのヴェネツィア空港へ [機内泊]
10/16：イタリアのトレントに滞在 [Grand Hotel Trento泊]
10/17：オーストリアのインスブルックに滞在 [Hilton Innsbruck泊]
10/18：オーストリアのインスブルック郊外のゼーフェルトに滞在 [Interalpen-Hotel Tyrol泊]
10/19：イタリアのヴェローナに滞在 [Due Torri Hotel泊]
10/20：イタリアのマントヴァに滞在 [Casa Museo Palazzo Valenti Gonzaga泊]
10/21：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/22：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/23：イタリアのリミニに滞在 [Holiday Inn Rimini]
10/24：イタリアのリミニに滞在し、ラヴェンナへ日帰り旅行 [Holiday Inn Rimini泊]
10/25：イタリアのリミニに滞在し、サンマリノへ日帰り旅行 [Astoria Suites Hotel泊]
10/26：イタリアのアンコーナ港からMSCクルーズのMSC Armonia号に乗船 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/27：クロアチアのドゥブロヴニクに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/28：ギリシャのケファロニア島のアルゴストリに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
★10/29：ギリシャのペロポネソス半島のギシオに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/30：ギリシャのコルフ島のコルフタウンに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/31：モンテネグロのコトルに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
11/1：イタリアのヴェネツィア港で下船し、パドヴァに滞在 [Crowne Plaza Padova泊]
11/2〜3：カタール航空でヴェネツィア空港からドーハ経由で帰国 [機内泊]

旅程はざっくり序盤は山と豪華ホテル、中盤はイタリアの小都市と食、終盤は海と船旅、という感じにしています。
滞在場所は大都市以外が多いですが、イタリアは大都市よりも小都市の方が雰囲気が良いと勝手に思っているのと、ホテル代やホテルの会員制度や貯めたポイント等での無料宿泊特典を最大限活用する都合上このようなルートになっています。
町から町への移動は全て鉄道で、イタリア⇔オーストリアの移動のみEuroCityを利用して、それ以外は全て当日一番安い料金で乗れる各駅停車や快速的な普通列車で移動しました。

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア ペロポネソス半島周辺(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

アンコーナ港からMSCアルモニア号というクルーズ船に乗船し、クロアチアのドゥブロヴニク、ギリシャのアルゴストリ（ケファロニア島）、ギリシャのギシオ（スパルタ南）へとやって来ました。

この日は9時着17時発という比較的停泊時間が長い日で尚且つギシオの町自体が小さいので朝はゆっくり起きて朝食を食べてから下船しました。

これは船内のカフェバーです。
私達が泊まっている船室から下船する場所の途中に通りました。

船から町まではテンダーボートで向かいます。前日にテンダーボートの乗り方について言語別に説明会があり、私も英語の説明を事前に聞いてきました。

テンダーボートを下船すると早速ギシオの町が目の前に広がっています。
それにしてもほぼ11月というのに暑い！
半袖で余裕です。

この旅の前半に行ったオーストリアのゼーフェルトでは残雪も見たというのに、これほど気候が違うとは。
旅の前半でオーストリアのインスブルックに行った際に来年着させるつもりで買った夏物のセールになっていた子供服をまさか2週間後に着させることになるとは買った時は全く想像してなかったですｗ

私も一応半袖を1枚だけ持って来ましたが正解でした。
ギリシャはやや暑いです。気温も26〜28℃あると船内新聞に記載されていました。

街並の感じはギリシャっぽさとヴェネツィアっぽさが共存している感じです。

港のすぐ近くに広場がありました。
人でごった返していますが、ほとんどの人が私達と同じMSCアルモニア号の乗客だと思います。

とりあえず観光客が行く方向に行ってみました。

坂を上っていくと景色が開けた場所があり、そこから海を見ると小島がありました。

地味に絶景です。

どうやら陸続きになっているので歩いて行けるようです。

坂を上ってしまったので階段でわざわざ降りる必要がありましたが、海沿いの道を行けばそんな手間がかからなかったのでちょっと後悔。

2歳児が乗ったベビーカーがあるので階段は避けたいのですが仕方ないｗ

苦労して階段を降りて島へと向かいます。

堤防沿いを歩いていると、漁師のおじさんから話しかけられました。

ギリシャ人は結構フレンドリーです。特に子供に対してはめちゃくちゃ親切で甘いというのが今回ギリシャに行ったのと、4ヶ月前に1ヶ月近くギリシャを旅行した感想です。

海の色も透明度が高くて綺麗です。

何故かアヒルがいた。

島に入ったらまずは小さな教会がありました。

先へと進み、島の一番先には灯台があります。

島の中央辺りに小さな城がありました。

島から陸地のほうへと戻る途中の家にいた変なおばあさんになにやら地面に落ちている木の実を取ってくれと頼まれたｗｗ
なんか良くわからない人だったので、とりあえず取ってあげて適当にあしらってさっさと島から脱出しました。

町の中心部はどうやら反対側にあるようなので、今度はそっちを目指して歩きます。

先のほうに見えるクルーズ船が私達が乗ってきたMSCアルモニア号です。

ギリシャらしい色合いの建物を発見。

ギシオの町は海沿いが栄えている様子。

海沿いの道を歩いて行って、店が多いエリアがあってそこでスーパーがあったのでスーパーで買い物をしました。

その後は軽くお腹が空いたのでちょっとしたものを食べようとレストランを探します。

海近くのビーチカフェに入りました。
奥にはMSCアルモニア号が停泊しています。

頼んだのはフレッシュオレンジジュースとツァジキ。

【ツァジキ】
評価：★★
6月にクレタ島で食べたツァジキよりもすっぱくてあまり美味しくなかった。

【フレッシュオレンジジュース】
評価：★★★★
暑かったのでこれを飲んで癒されました。

休憩しながらカフェのWiFiを使ってメールチェックなどをしつつ、子供を海で遊ばせます。

暑いので海で泳いでいる人もいました。

うちの子は海辺の砂利を拾ったりして遊んでいましたが、服が海水等で汚れてしまいちょっと困りましたｗ

子供を十分遊ばせたので船のほうへと戻ります。

テンダーボートを下船した時はこの広場に沢山の人がいましたが、午後になると人も減ってきました。

多分見所があまり無い町なので早々に船に戻ったんでしょう。
この辺で観光客に古いローマ劇場は何処にあるの？と聞かれましたが、この町にそんなものがあるのをそれで初めて知りましたｗ

ここで嫁と子供だけ先に船に戻ってもらい、一人でもうちょっと町を見てみました。ローマ劇場を探してみます。

タコが干してあるのはギリシャの漁村ではありふれた光景です。

奥に見える山々が綺麗です。良い景色だ。

町を一通り見てきたつもりですが、結局ローマ劇場を発見出来ず。

旅行記を書いている時に本当にあったのか気になったのでグーグルアースで見てみたら、北の町外れの方にありましたｗ

どうしても見たいものでもなかったので、早々に諦めて引き返します。

この手前の建物の前にアテネやスパルタに行くKTELのバスが発着していました。
なお、この町にはバスターミナルは無いようです。

その後テンダーボートで船に戻りました。
船に帰ってビュッフェで軽く食べてからカフェで有料のコーヒーを飲んだりしました。子供は海で遊んだこともあって疲れて寝ています。

ギシオという町は正直あまり見所はありませんが、結構綺麗な町だったしこんな機会でもなければ行く機会がほとんど無い所なのでクルーズで来れたのは良かったです。

ただ、もしまたクルーズでここに来るならその時はエクスカーションに参加するかレンタカーを借りてスパルタやミストラに行くと思いますｗ

翌日はコルフ島のコルフタウンへ向かいます。
クルーズなので寝てれば着くというのが本当に楽ですｗ