【イタリアと周辺5カ国を巡る鉄道＆クルーズ旅】雲の上の絶景が印象的だったサンマリノ

2013/10/25 - 2013/10/25

イタリアのトレント、オーストリアのインスブルック、ゼーフェルトとイタリア、オーストリアのチロル地方を各1泊ずつして周り、再びイタリアに戻ってヴェローナ、マントヴァとそれぞれ1泊ずつしてからレッジョエミリアで2泊し、リミニで3泊します。リミニ2日目にリミニからラヴェンナへ鉄道で日帰りで小旅行をし、リミニ3日目にここサンマリノへと日帰りでやって来ました。

サンマリノは小国というイメージしかなく、実際に来て見るまでどんな感じのところか全く想像がつかない国でした。リミニから近いのでせっかくだし行ってみようか、というノリで来たサンマリノ、果たして日帰りでサンマリノをどれだけ楽しめたのでしょうか。

今回の旅行はMSCクルーズのサイトで6泊7日のクルーズが内側キャビンで大人2名と2歳児1名がポートチャージ含めて合計6万1千円（大人1人1泊が税抜きで30ドル未満！！）という破格で出ていたので思わず予約してしまったのが旅のきっかけです。
アンコーナ発ヴェネツィア着でアドリア海とイオニア海を巡るクルーズだったので、どこからアンコーナに入るかとヴェネツィア着後どういうルートにするかをいろいろ考えていましたが、突如カタール航空で3日間限定のセールがあり、ヴェネツィアまでサーチャージ含めて大人2人と子供1人で17万3千円というこれまた破格の航空券を見つけて、とりあえず成田からヴェネツィア往復の航空券を取って、それからどういったルートで周るかを考えました。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
10/15：カタール航空で成田からドーハ経由でイタリアのヴェネツィア空港へ [機内泊]
10/16：イタリアのトレントに滞在 [Grand Hotel Trento泊]
10/17：オーストリアのインスブルックに滞在 [Hilton Innsbruck泊]
10/18：オーストリアのインスブルック郊外のゼーフェルトに滞在 [Interalpen-Hotel Tyrol泊]
10/19：イタリアのヴェローナに滞在 [Due Torri Hotel泊]
10/20：イタリアのマントヴァに滞在 [Casa Museo Palazzo Valenti Gonzaga泊]
10/21：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/22：イタリアのレッジョエミリアに滞在 [Holiday Inn Express Reggio Emilia泊]
10/23：イタリアのリミニに滞在 [Holiday Inn Rimini]
10/24：イタリアのリミニに滞在し、ラヴェンナへ日帰り旅行 [Holiday Inn Rimini泊]
★10/25：イタリアのリミニに滞在し、サンマリノへ日帰り旅行 [Astoria Suites Hotel泊]
10/26：イタリアのアンコーナ港からMSCクルーズのMSC Armonia号に乗船 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/27：クロアチアのドゥブロヴニクに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/28：ギリシャのケファロニア島のアルゴストリに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/29：ギリシャのペロポネソス半島のギシオに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/30：ギリシャのコルフ島のコルフタウンに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
10/31：モンテネグロのコトルに寄港 [MSC Armoniaの内側キャビン泊]
11/1：イタリアのヴェネツィア港で下船し、パドヴァに滞在 [Crowne Plaza Padova泊]
11/2〜3：カタール航空でヴェネツィア空港からドーハ経由で帰国 [機内泊]

旅程はざっくり序盤は山と豪華ホテル、中盤はイタリアの小都市と食、終盤は海と船旅、という感じにしています。
滞在場所は大都市以外が多いですが、イタリアは大都市よりも小都市の方が雰囲気が良いと勝手に思っているのと、ホテル代やホテルの会員制度や貯めたポイント等での無料宿泊特典を最大限活用する都合上このようなルートになっています。
町から町への移動は全て鉄道で、イタリア⇔オーストリアの移動のみEuroCityを利用して、それ以外は全て当日一番安い料金で乗れる各駅停車や快速的な普通列車で移動しました。

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア サンマリノ(サンマリノ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

滞在しているリミニからサンマリノへは片道4.5EURのバスを使って行きました。
バスはリミニ駅の市バスが発着する場所ではなく、駅を出て駅前の道を渡って右に数十メートル進んだところに小さくサンマリノ行きのバス停があります。

バス停の近くにチケットを売っているカウンターというか係りの人が座っているところがあるのでそこで往復のチケットを購入しました。

バスに乗ってみたら4列シートの新しいバスで、サンマリノへの45分位のドライブは結構快適でした。

この日は曇りだったので、サンマリノへの道中は標高が上がるにつれ視界が悪くなり、雲の中だと視界が前方20メートルとかそういうレベルで真っ白な中、山道をすいすい運転するバスドライバーは凄いと思いました。

バスはサンマリノのバス停になっている駐車場へと到着です。

バスを降りて見た景色がこれです。
ほぼ雲の中ですね。

左奥のガラスの建築物がエレベーターになっているので、エレベーターで上がります。

ベビーカーがあるのでこういうのは本当に助かります。
これがもし階段だったら心が折れるｗ

エレベーターで昇ってからしばらく歩くと、ゲートのようなところがありその中に入るとサンマリノの町に入りました。

サンマリノは世界遺産なので、ユネスコのプレートがありました。
まだ町の全体図は見えていませんが、ぱっと見の街並や建物の感じなんかは非常に良いので楽しみです。

とりあえず上を目指して進みます。
2歳児連れのベビーカーなのでしんどいですｗ

しかしお土産屋やブティックのレベルというか置いている品物のクオリティが高いです。
サンマリノは免税なので、買い物目的にも良さそうな所でした。
ほぼイタリアなので店に置いてある品物のセンスは良いです。

街並と建物の感じがとても良い感じです。
そして高地にいるので空が青い！

くねくねした上り坂を登って行きます。

それにしてもサンマリノは中々雰囲気が良いです。

街並の感じがしっかりしていて綺麗です。
歩いていても普通に治安も良いし、かなり気に入りました。

ケーブルカーの駅もありました。
乗っていないので何処に繋がっているかはわかりません。

少し歩くと広場に出ました。

自由の女神とサンマリノ政庁です。
この城が観光用に開放されていないかと思って中に入れるか衛兵に聞いたら、政府の施設だから普通にダメと言われましたｗ

というわけで更に先へと進みます。

分岐を曲がった先にバシリカ・ディ・サンマリノを発見。
この時はとりあえず中には入らずに、更に上を目指して歩き続けました。

途中の崖から見た景色です。雲が下にあるので何も見えませんｗ

この日は曇りで、リミニにいたときはどんよりした空でしたが、サンマリノに来たら雲の上なので晴れていました。

ただ、時折雲が上がってきたりすると視界が悪くなったりして変化が多く、とても印象的で見飽きない景色でした。

サンマリノは観光客が多くいました。
道が舗装されていて歩きやすいのもポイント高いです。

ベビーカーでこの上り坂を押して歩くのは正直結構厳しいですが、階段は少ないので助かりました。

雲が上がってくるとこんな感じに見えます。

先に砦が見えるので行ってみることに。

結構しっかり作られた砦です。

砦の手前に見晴らしの良いスポットがあったので写真を撮りました。
雲の上にあって浮いてる感じがまるでラピュタのようです。

風景を見た後は、砦の方へといってみました。

この砦は入場料がかかるのと、階段があったのと、あと30分位で閉まるということを考えて入るのを止めましたｗ

サンマリノは街の雰囲気などがかなり気に入ったのでそのうち再訪すると思うのでその時に行ってみたいと思います。

先ほどの砦から引き返し、下に降りて左に曲がると別の砦がぼんやりと見えてきました。

ベビーカーなので階段が多そうだったら引き返そうと思いながら先へと進みます。

見晴らしの良いスポットまで来れました。
ここで粘れば雲が薄くなった時にかなり良い景色が見れそうなので休憩を兼ねてベンチに腰掛けました。

まさに雲の上の景色です。
今回はイチオシしたい写真が多すぎて困ります。

雲が高くなったり低くなったりしています。
サンマリノはこの写真の辺りもそうですが、絵になる景色がかなり多かったです。

うっすらですが砦がはっきりと見えてきました。
これは凄い景色です！

素晴らしい眺めです。

しばらく待つと雲が低くなって砦がはっきりと見えます。
これは絶景です。

この景色を堪能しました。
いやー、来て良かった。

雲が神秘的ですが、サンマリノは雲が無い日にも来てみたいです。
アドリア海や周辺の町が見渡せるんだろうなー。

砦の方の道は階段が多いので、ベビーカーはかなり手前のほうに置いておきました。

私達同様に景色を楽しんでいた観光客もいましたが、ここまで来る人はあまりいないようです。勿体無い。

体力と時間があって、ベビーカーが無ければ先の砦まで行っていましたが、今回はここで引き返します。

次回はあの砦まで歩いてみたいです。

絶景を楽しんだ後は先ほど入らなかったバシリカ・ディ・サンマリノまで戻り、中へと入りました。

装飾がかなり凝っていて見ごたえのある教会でしたが、写真撮影不可なのが残念。

サンマリノでのお土産はセンスの良いハンドメイドの石鹸を売っている店があったのでそこで嫁が石鹸などを買っていました。

かなり絶妙な気象条件も相まって非常にドラマチックな景色を楽しめました。
サンマリノは行く前はほとんど知らなかったのでそんなに期待していませんでしたが、行ってみたら思いのほか素晴らしくてびっくり。

サンマリノは山の上に造られた街なので、このように道がくねくねです。
地図だと凄く解りづらいですが、横道がほぼ無いので迷うことは無いと思います。

サンマリノの店は結構ちゃんとしたブティックやセレクトショップが多く、ちゃんとしたイタリアのブランドの物を売っているショップが多かったです。

免税なので割と高級品を扱う店も賑わっていました。

かなり上から下ってきました。
途中にこんなところもありました。

入口近くまで降りてきました。
この辺のバッグを扱う店で嫁がイタリアのブランド物のバッグをお買い上げ。
免税＋割引価格で割と安く買えたようです。

サンマリノはかなり気に入りました。
街並もいい感じだし、景色も素晴らしいし本当に来て良かった。

ゲートを出て右奥にあるエレベーターでバス停のある下に降ります。

エレベーターのある所の景色です。

それにしても頑丈そうな城壁です。

この後エレベーターを降りて更に先に行ったところにあるトイレでオムツを交換したりしましたが、トイレは汚かったｗ

バスの発車時刻まで30分位ありましたが、子供を駐車場の安全な場所で遊ばせたりしながら時間を潰しました。

雲が上がってくるとこんなに視界が悪くなります。

帰りのバスがやって来ました。
行きのバスと同じバスでした。チケットはリミニで往復分を買っているので乗り込む時にそれを使います。

最後に夕焼けが綺麗だったので写真を撮ってバスに乗り込んでリミニへと戻りました。

サンマリノに来る前はそれほど期待していなかったところでしたが、いざ行ってみたら絶景や綺麗な街並など素晴らしくて本当に来て良かったです。