2013/09/04 - 2013/09/04
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kojikojiさん
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約1年仕事で横浜に通っていましたが、その仕事も終わり横浜方面に来る機会も減りそうなので横須賀へ出掛けました。横須賀は思い出深い土地で母の長兄が自衛隊に勤めており、横須賀中央の駅を降りて延々と坂道を登った山の上にお屋敷がありました。子供の頃は夏休みに遊びに行くとカブト虫やクワガタがたくさん捕れた記憶があります。残念ながらその建物に行くことは出来ないので軍港巡りと記念館三笠の見学に行ってきました。子供の頃は軍艦や軍用機が好きでほとんどの艦名や型式を言えるほどでした。残念ながらほとんど記憶に残ってはいませんが。軍港巡りの後はドブ板通りを歩いて三笠の見学へ。ここへ来たのは50年振りでした。昭和38年の5月に来た写真が残っていました。現在と比べるとかなり埋め立てられていたり、遊園地などがあったのも分かります。公園も全く整備されていないのが分かります。一緒に来た父はこの春に亡くなってしまいましたがしばし想い出に浸ることが出来ました。三笠の見学をしていると2010年に大連〜旅順〜瀋陽〜長春〜哈爾濱を妻と列車で廻ったことを思い出しました。ちょうど浅田次郎氏のマンチュリアン・レポートが刊行されたタイミングと司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」がテレビで放映されていた時期でもあり、日本の近代についていろいろ調べた旅でもありました。ほんの数時間の事ではありましたが充実した半日でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 私鉄 徒歩
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横浜で午前中仕事をして昼過ぎから京急に乗って汐入へ向かいました。京急に乗るのは横須賀に住んでいた母の長兄の家族に会いに行く以外ありませんでした。多分40年近く前の事ですが何となく雰囲気は残っているものです。
1時40分に着いて2時のチケットを購入。夏休みが済んだばかりの平日はガラガラでした。 -
乗客は多分15人くらい、真っ先に2階のデッキに出たので詳しくは分かりません。コースを考えると右側の前の方がベストですね。最初は右手にアメリカ海軍の基地を望みながら船は進みます。
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イージス艦が数隻停泊しています。イージス艦は名前の通りイージスシステムを装備した艦艇で、SPY-1レーダー、情報処理システム、スタンダード対空ミサイル・システムによって構成されるそうです。ちなみに「イージス」は、ギリシャ神話の女神アテナが用いる防具「アイギス」の英語読みだそうです。
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軍港巡りの船のクルーの説明は聞いていてとても面白く記憶に残ります。
この船はホテルシップで艦艇の修理中はこの船で寝泊まりするそうです。 -
海上自衛隊の潜水艦です。自衛隊の潜水艦基地はアメリカ海軍の基地のエリア内にあるそうです。当たり前ですが艦名も番号も書かれていません。開いたハッチも厚さでいろいろなことが分かるそうで、グリーンのシートでカバーされています。
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ミサイル駆逐艦のジョン・S・マケイン を過ぎると航空母艦が見えてきます。
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全長333メートル、ジョージ・ワシントンです。約10万トンの巨大な船です。と言っても最近は10万トンクラスのクルーズシップが普通にありますね。
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航空母艦を見るのはマルタ島のヴァレッタの港以来です。通常この時期には停泊していないそうですが最近アメリカ海軍の司令官が変わったためにその式典に参加するために戻ったそうです。
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横須賀本港から沖に出ると対岸の房総半島が綺麗に望めました。冬場は空気が澄んでいるので良く見えるそうですがこの時期は珍しいそうです。
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アメリカ海軍のイージス艦が沖合でミサイルの積み込みか積み下ろしをしています。万が一の事故を考えて沖合で作業をするそうです。
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住友重機械マリンエンジニアリングの横須賀造船所の近くも通過します。300tゴライアスクレーンが2基確認できます。ちなみに「すみとも」の4文字を書くのに1000万円かかるそうです。一文字250万円!
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アメリカ海軍の台船が前を走っています。中国の運河を船で旅しているとよく見掛ける様な眺めですが。
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載っているのはミサイルです。花火大会ではこの台船を使って打ち上げるそうです。
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海上自衛隊の基地がある船越地区に入ってきました。現役の潜水艦が停泊しています。
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掃海艦「つしま」木造の艦艇だそうです。除去する機雷などには金属に反応して爆発するものもあるそうです。通常はプラスチックで本体を造ることが多いそうで、技術的にも木造艦は難しいそうです。
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引退した潜水艦は鳥の止まり木になっていました。
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グレーの船体に自衛官旗がたなびいています。
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湾内をグルリと一周します。
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新井掘割水路を通ります。この水路は安政元年に幕末の海上交通が増えたのにともない、半島先端にある暗礁が危険なために半島前方部に掘割を377m掘削して作ったそうです。確かに稜線がつながる様に見えます。
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吾妻倉庫地区へは渡船があるようです。こちらもアメリカ海軍の施設になっているようです。
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護衛艦の姿が見えます。
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護衛艦「いかづち」インド洋やソマリア沖へ派遣されていた艦だそうです。
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隣の艦艇は番号が消されています。旗も降ろされ役目を終えた護衛艦だそうです。
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試験艦「あすか」海上自衛隊としては15年ぶりの試験専用艦で、省力化やステルス化を目的とした艦載兵器実験艦で、同型艦はないそうです。紅白幕の部分にはヘリコプターが収納できるそうです。
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補給艦「ときわ」こちらもインド洋に派遣されていたそうです。
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ミサイル駆逐艦「マスティン」
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アメリカ海軍は84艘のイージス艦を保有しますが、そのうちの1割は横須賀に配備されているそうです。軍港巡りはのどかな昼下がりのクルーズでしたが有事にならないよう願いたいものです。
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汐入の町には不釣り合いな感じのホテルです。元々はプリンスホテルだったそうですが、現在はメルキュールになっていました。モンサンミッシェルやハノイで泊まったことのあるホテルなので好感があります。
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その脇からドブ板通りに入ります。まだ3時なので店はほとんど開いていません。
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昔はもっとディープな雰囲気だったのでしょう。若い頃スーツを注文に行った横田基地あたりや沖縄の基地の近くで感じた雰囲気を感じます。
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まだスカジャンも現役なんですね。
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記念艦「三笠」に到着です。見学者の姿はほとんど無く閑散とした感じです。9月とは言えまだ夏の雲が流れていきます。
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広場の中央には東郷平八郎の銅像が三笠の艦橋に立っていた姿で置かれてあります。
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望遠で撮るとこんな感じになります。
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更に望遠でこんなアングルも撮れます。
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残念ながら三笠は海に浮かんでいる訳ではありません。白い砂利がわずかに波を感じさせますが。金泊張りの32弁の菊の紋章が輝いています。
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海に浮かんでいるように写真を撮るのは難しいです。
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三笠へやって来たのは記憶には残っていませんが昭和38年の5月以来です。
当時2歳の写真が残っていました。 -
この船は太平洋戦争後甲板の構造物を全て取り除かれ、ボーリング場と水族館になったこともあるそうです。現在の構造物は復元された物とは言え日本海海戦の頃を彷彿させるものがあります。
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日清戦争で捕獲された中国の戦艦鎮遠の砲弾が残されていました。NHKの「坂の上の雲」を思い出します。
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ロシアの巡洋艦バーヤンの15センチ砲の盾の部分です。
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主砲の方針の部分が残されていますが、雨曝しにしなくても良いのでは?
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戦艦大和型の主砲砲弾と書かれています。という事は直径46センチあると言う事でしょうか。
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船尾には優雅なスターンウォークと艦名のプレートが。スタンウォークは帆船時代に艦長や士官など貴族階級の居室に設けられたものだそうです。軍艦では違和感がありますが後に見学する艦長公室などを見ると納得がいきます。
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軍港巡りの半券があると100円の割引になります。逆に三笠の半券で軍港巡りは120円の割引になるのでチケットの購入時に注意が必要です。
左舷の補助砲から見学が始まります。 -
当時は12听(ポンド)砲と呼ばれ砲員は4名、弾丸重量は5.4キロあったそうです。全て模造ですが20門あったそうです。(現在は10門)
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巨大な操舵輪。
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艦橋を抜けると30センチの前部手法が見えてきます。
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巨大な船の甲板なので12吋(インチ)30センチと言っても小さく感じます。
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マントレット(弾片よけ)戦闘時に網にように張り砲弾の破片除けに使ったそうです。ハンモックなども同じように使われたそうです。
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艦橋部以外にも操舵室があります。先頭時はこちらを使ったのでしょうか?分厚い装甲版で囲われています。
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手旗信号の旗が置かれています。昨年横浜の仕事を始めた時に行った氷川丸や日本丸にも同じような部屋がありました。三笠が一番簡素な感じがします。
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艦橋の操舵室。羅針儀と操舵輪は日露戦争当時の実物だそうです。
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最上艦橋には東郷平八郎や秋山直之が立っていた位置がプレートで示されています。日本海海戦後に東郷が艦橋を離れると足の形に床板が濡れていなかったと聞いたことがあります。
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何となく司令長官の気分になって前方を望みます。海に浮かんだように見えるでしょうか?
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上甲板を一周して中甲板に降ります。救護室から部屋の見学が始まります。
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三笠の模型。
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15センチ砲の操砲展示。
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中央展示室には興味深い展示品がたくさんあります。
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戦艦「朝日」の模型。
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誰もいない展示室でじっくり見学出来ました。
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イギリス海軍に習って日本海軍も巡洋艦以上の艦船に菊の紋章を設けたそうです。この紋章は竣工時から昭和62年まで艦首にあったものだそうです。
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東郷元帥の直筆の書。「皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」
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大回頭直前の「三笠」艦橋の図です。双眼鏡を持った東郷平八郎や参謀中佐秋山直之の姿も見えます。
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艦隊機関長山本安太郎の居室です。
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この下の甲板にあった秋山直之の居室は残されてはいないそうです。
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猫脚の風呂や収納式の洗面台まで装備されていたのですね。
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艦長寝室は意外に質素です。
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艦長公室も機能優先された部屋といった印象を受けます。
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同艦長公室。トップライトが印象に残ります。
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防水隔壁で仕切られた廊下が軍艦であることを感じさせます。
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長官の公室はさすがに優雅な雰囲気を持っています。
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東郷平八郎の肖像画が飾られています。
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優雅な部屋の内装ですがスターンウォークの両サイドには機関砲が据えられています。
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後方の甲板に出ます。甲板の板は当時の物が残っているらしいです。
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後方の主砲には砲弾が置かれていました。砲台には三笠が参加した海戦の名前が彫られてあります。旅順口外海戦なんて言葉を見ると3年前に行った旅のことを思い出します。
旅順:http://4travel.jp/traveler/koji0714/album/10504974/ -
有名なZ旗です。毎日たなびいているのですね。
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ゆっくり1時間半の見学が終わりました。同時に旧満州だった旅順から大連、瀋陽と長春と哈爾濱の旅も終わったような気がしました。なので当時の旅行記のマンチュリアン・リポートの番外編を旅した気分です。
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近年にはミシュランの旅行ガイドにも掲載されているそうです。
もう少し早く来ても良かったかなと思いました。 -
3年前に行った長春の東北倫陥史陳列館に展示してあったポスターを思い出しました。
長春:http://4travel.jp/traveler/koji0714/album/10505997/ -
このような展示品は日本より中国で見掛けることが多いです。
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50年前の記念艦「三笠」です。父と一緒に行った時の写真です。
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昭和38年の三笠の周りの公園は砂利だったのですね。
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現在はマンションが立ち並ぶ辺りもまだ埋め立てすらされていません。遊園地もあったのですね。しかし、2歳の子供の写真が撮りたいからって危険な感じがします。ドアも簡単なものだろうし、シートベルトなんて無いだろうし。家に帰って古い写真を見ていてちょっと怖い気分になりました。
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