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2010年4月、長崎県平戸を旅する機会に恵まれた。<br /><br />予め知識を持ち合わせていなかったために、まさに恵まれたと思った程平戸に佇む小さいが素朴で美しい教会群に魅了された。<br /><br />その際五島列島にはもっと沢山の教会が有ることを知り、何時かは五島列島を訪れたいと思っていた。<br /><br />私の気持ちを知ってか知らずか、義妹夫婦が五島列島の旅を考えてくれ,2012年の4月,待望の五島列島への旅に出た。<br /><br />その1月前にローマの、世界のキリスト教(カトリック)の大本山ヴァチカンを訪れているが、前年の10月にはイスラエルを旅し、イエス・キリストの故郷を訪れ、イエスの足跡を辿ったことで、その後のヴァチカンも五島列島の旅に影響を与えたらしい。<br /><br />それが”キリストの神を覗く旅路”3部作成の動機となり、今回がその最後となる、キリスト教の伝播の最東端の地日本の、長崎の五島列島の旅。<br /><br />義妹夫婦とは長崎空港で落ち合い、長崎港からフェリーで五島列島の最南端にあり、最大の島福江島の福江港に向かう。<br /><br />福江島に到着後、その翌日はレンタカーで五島におけるキリスト教宣教活動の拠点、堂崎教会はじめ3箇所の教会を巡り、夕刻福江港から五島列島第2の島・中通島の南端奈良港へ。<br /><br />奈良港で二夜宿をお世話になる宿の御主人の迎えの車で中通島北端の宿・小串へ。<br /><br />小串の宿は一日一組限定の宿。当然我々が貸し切りとなる。<br /><br />小串の御主人は観光ガイドの資格もお持ちで、翌日は丸一日小串の御主人の案内で中通島と、中通島と橋で繋がる若松島で10箇所の教会を訪れる。<br /><br />最終日は再びレンタカーで、中通島の4箇所の教会を回り、その夜は中通島の北の玄関有川港近くで宿を取る。<br /><br />最終日もう少し訪れたい教会もあったが、台風の接近で、長崎港へのフェリーも出航中止となり、やむを得ず何とか動いてくれたフェリーで左世保港に行き、長崎空港で、これも何とか飛んでくれた東京行きの飛行機を掴まえた。<br /><br />五島列島の教会群は、ヴァチカンを始め世界各地の観光地で目にする、皇帝や王様の、さらには教皇の権威をこれ見よがしに見せつけるために建てられた教会とは全く異なり、ヤット長いご禁制から解放されたキリシタンの、自ら僅かな資金を出し合い、我が手でレンガを積んだ、己の為の祈りの場所。<br /><br />その教会は殆どが海岸に面してはいるものの、周りは田畑が殆どない、背後を山に覆われた、崖っぷちか、よくて谷合い丘の上に立つ。<br /><br />これは新参のキリシタン達が地元との摩擦を少しでも避けんが為の知恵の結果。<br /><br />そのお蔭で周囲は民家も少なく、緑の背景にレンガ造りや純白の建物に臙脂色の尖塔が映える光景は、美しく、訪れる人の心を和ませる。<br /><br />五島列島の教会にマリア像は付き物の様だ。<br /><br />しかしそのマリア像の多くはラファエロの描いた聖母子像でなく、マリアだけのスタンドアロンのマリア像。<br /><br />理由は後に五島列島と繋がりが深くなったフランス宣教師の影響が大きいと思われる。<br /><br />南仏のルルドの洞窟でベルナデッタという少女が女性に出会い、洞窟の前に湧き出した泉で難病が治ったと噂がが広まり、この女性は聖母マリアに違いないと云う伝承となった。<br /><br />伝承の真偽はともかく、美しいマリア像は、教会とその周辺の景観と相俟って、人々に安らぎを与えたに違いない。<br /><br />現在五島列島は、長崎市、平戸市、島原市、熊本県天草市が一体となって、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産登録をめざしている。<br /><br /><br />第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼 目次<br /><br />01待ち合わせ場所は長崎空港<br />02エキゾチックな雰囲気漂う長崎港埠頭<br />03フェリーのエンジン不調のお蔭で長崎港周遊<br />04五島列島南の玄関福江港へ<br />05海に浮かぶ常灯鼻と日本で最後に建造された石田城<br />06五島に初めて建てられた天主堂・堂崎教会<br />07高台からの眺めが美しい水ノ浦教会<br />08遣唐使最後の泊り三井楽町<br />09ステンドグラスが美しい貝津教会<br />10五島市の武家屋敷跡散策<br />11福江港からフェリーで中通島南の玄関奈良尾港へ<br />12リアス式海岸が美しい内海の景観<br />13ステンドグラスを通して漏れる夕陽が煌めく青砂浦天主堂<br />14矢堅目公園からの夕日<br />15寛ぎの宿 小串を貸し切り<br />16小じんまりした白亜の丸尾教会<br />17遠洋まき網の船団の拠点浜串の岬に立つ希望の聖母<br />18福見教会のフランシスコ・ザビエル像のステンドグラス<br />19隠れキリシタンが帰依後建てた?井教会<br />20白壁に赤い屋根が映える桐教会<br />21となりの島・若松島で唯一訪れた土井ノ浦教会<br />22民家と見紛う若松・大浦教会<br />23堂内列柱上の椿の装飾が美しい中ノ浦教会<br />24繊細な木製の列柱が美しい大曾教会<br />25郷土出身の鉄川与助が初めて設計した美しい列柱の冷水教会<br />26”矢堅目の塩工房”見学”<br />27洞窟から現れたルルドのマリア・曽根カトリック教会<br />28五島の名物”きびなごの菊盛(きくも)り<br />29静かに海を見つめるキリシタン墓地<br />30西日本唯一の石造の頭ヶ島教会<br />31竜馬ゆかりの地と上五島観光物産館<br />32新旧聖堂の姿を同時に見ることが出来る鯛の浦教会<br />33個人の住宅から生まれた海の見えない佐野原教会<br />34上五島石油備蓄基地を見下ろす跡次教会<br />35有川港多目的ターミナル近くで最後の晩餐<br />36台風に追われ有川港からフェリーで佐世保港へ<br />37嵐の中を長崎空港へ、飛んでくれ!

キリストの神を覗く旅路第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼(目次)

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2012/04/18 - 2012/04/20

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2010年4月、長崎県平戸を旅する機会に恵まれた。

予め知識を持ち合わせていなかったために、まさに恵まれたと思った程平戸に佇む小さいが素朴で美しい教会群に魅了された。

その際五島列島にはもっと沢山の教会が有ることを知り、何時かは五島列島を訪れたいと思っていた。

私の気持ちを知ってか知らずか、義妹夫婦が五島列島の旅を考えてくれ,2012年の4月,待望の五島列島への旅に出た。

その1月前にローマの、世界のキリスト教(カトリック)の大本山ヴァチカンを訪れているが、前年の10月にはイスラエルを旅し、イエス・キリストの故郷を訪れ、イエスの足跡を辿ったことで、その後のヴァチカンも五島列島の旅に影響を与えたらしい。

それが”キリストの神を覗く旅路”3部作成の動機となり、今回がその最後となる、キリスト教の伝播の最東端の地日本の、長崎の五島列島の旅。

義妹夫婦とは長崎空港で落ち合い、長崎港からフェリーで五島列島の最南端にあり、最大の島福江島の福江港に向かう。

福江島に到着後、その翌日はレンタカーで五島におけるキリスト教宣教活動の拠点、堂崎教会はじめ3箇所の教会を巡り、夕刻福江港から五島列島第2の島・中通島の南端奈良港へ。

奈良港で二夜宿をお世話になる宿の御主人の迎えの車で中通島北端の宿・小串へ。

小串の宿は一日一組限定の宿。当然我々が貸し切りとなる。

小串の御主人は観光ガイドの資格もお持ちで、翌日は丸一日小串の御主人の案内で中通島と、中通島と橋で繋がる若松島で10箇所の教会を訪れる。

最終日は再びレンタカーで、中通島の4箇所の教会を回り、その夜は中通島の北の玄関有川港近くで宿を取る。

最終日もう少し訪れたい教会もあったが、台風の接近で、長崎港へのフェリーも出航中止となり、やむを得ず何とか動いてくれたフェリーで左世保港に行き、長崎空港で、これも何とか飛んでくれた東京行きの飛行機を掴まえた。

五島列島の教会群は、ヴァチカンを始め世界各地の観光地で目にする、皇帝や王様の、さらには教皇の権威をこれ見よがしに見せつけるために建てられた教会とは全く異なり、ヤット長いご禁制から解放されたキリシタンの、自ら僅かな資金を出し合い、我が手でレンガを積んだ、己の為の祈りの場所。

その教会は殆どが海岸に面してはいるものの、周りは田畑が殆どない、背後を山に覆われた、崖っぷちか、よくて谷合い丘の上に立つ。

これは新参のキリシタン達が地元との摩擦を少しでも避けんが為の知恵の結果。

そのお蔭で周囲は民家も少なく、緑の背景にレンガ造りや純白の建物に臙脂色の尖塔が映える光景は、美しく、訪れる人の心を和ませる。

五島列島の教会にマリア像は付き物の様だ。

しかしそのマリア像の多くはラファエロの描いた聖母子像でなく、マリアだけのスタンドアロンのマリア像。

理由は後に五島列島と繋がりが深くなったフランス宣教師の影響が大きいと思われる。

南仏のルルドの洞窟でベルナデッタという少女が女性に出会い、洞窟の前に湧き出した泉で難病が治ったと噂がが広まり、この女性は聖母マリアに違いないと云う伝承となった。

伝承の真偽はともかく、美しいマリア像は、教会とその周辺の景観と相俟って、人々に安らぎを与えたに違いない。

現在五島列島は、長崎市、平戸市、島原市、熊本県天草市が一体となって、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産登録をめざしている。


第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼 目次

01待ち合わせ場所は長崎空港
02エキゾチックな雰囲気漂う長崎港埠頭
03フェリーのエンジン不調のお蔭で長崎港周遊
04五島列島南の玄関福江港へ
05海に浮かぶ常灯鼻と日本で最後に建造された石田城
06五島に初めて建てられた天主堂・堂崎教会
07高台からの眺めが美しい水ノ浦教会
08遣唐使最後の泊り三井楽町
09ステンドグラスが美しい貝津教会
10五島市の武家屋敷跡散策
11福江港からフェリーで中通島南の玄関奈良尾港へ
12リアス式海岸が美しい内海の景観
13ステンドグラスを通して漏れる夕陽が煌めく青砂浦天主堂
14矢堅目公園からの夕日
15寛ぎの宿 小串を貸し切り
16小じんまりした白亜の丸尾教会
17遠洋まき網の船団の拠点浜串の岬に立つ希望の聖母
18福見教会のフランシスコ・ザビエル像のステンドグラス
19隠れキリシタンが帰依後建てた?井教会
20白壁に赤い屋根が映える桐教会
21となりの島・若松島で唯一訪れた土井ノ浦教会
22民家と見紛う若松・大浦教会
23堂内列柱上の椿の装飾が美しい中ノ浦教会
24繊細な木製の列柱が美しい大曾教会
25郷土出身の鉄川与助が初めて設計した美しい列柱の冷水教会
26”矢堅目の塩工房”見学”
27洞窟から現れたルルドのマリア・曽根カトリック教会
28五島の名物”きびなごの菊盛(きくも)り
29静かに海を見つめるキリシタン墓地
30西日本唯一の石造の頭ヶ島教会
31竜馬ゆかりの地と上五島観光物産館
32新旧聖堂の姿を同時に見ることが出来る鯛の浦教会
33個人の住宅から生まれた海の見えない佐野原教会
34上五島石油備蓄基地を見下ろす跡次教会
35有川港多目的ターミナル近くで最後の晩餐
36台風に追われ有川港からフェリーで佐世保港へ
37嵐の中を長崎空港へ、飛んでくれ!

同行者
家族旅行
交通手段
観光バス レンタカー JALグループ ANAグループ 新幹線 私鉄
利用旅行会社
個別手配

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