第２部ヴァチカンを飾る、４人の天才を巡るローマ美術散歩27カラヴァッジョの”聖マタイ三部作”でバロック美術の発祥の地となった サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会

2012/03/16 - 2012/03/16

6年前、マルタ旅行の帰路、立ち寄ったローマを案内してくれたのは、ローマの日本人がガイドの草分的存在の市岡さん。

その市岡さんが、パンテオン見学に続き、ナヴォーナ広場の噴水には目もくれず案内したのがサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会。

それはパンテオンと並んでローマの宝石とも云うべき、この教会を飾るカラヴァッジョの”聖マタイ三部作”を見せたいが為であった。

1600年、カラヴァッジョは”聖マタイ三部作”を制作。

宮下規久郎氏の言を借りれば、「カラヴァッジョは一夜にしてローマで最も有名な画家になる」。

”聖マタイ三部作”はサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会の翼廊のコンタレッリ礼拝堂を飾っている。

正面に”聖マタイと天使”、左側壁に”聖マタイの召使い”、右側壁には”聖マタイの殉教”。

正面の”聖マタイと天使”は、実は第2作目の物で、第1作は卑猥な雰囲気があるとの事で、受け取りを拒否されたという経緯が有るらしい。

何れにしろ”聖マタイ三部作”のお蔭でサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会は、バロック美術の発祥の地として世界に名声を轟かせている。

ここは写真撮影可であったが、カラヴァッジョの出世作となった絵と云うので、”聖マタイ三部作”はやはり綺麗な”ヴァーチャル絵画館の収蔵品からお借りしてＵＰします。

エリア ローマ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）