第２部ヴァチカンを飾る、４人の天才を巡るローマ美術散歩26ミケランジェロがディオクレティアヌスの浴場跡を改築したサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会

2012/03/16 - 2012/03/16

ローマ美術散歩の最終日。

最初に向かったのは、ローマ到着日ホテルへの途上に通過したロータリーを兼ねた共和国広場。

かってこのナイアディの噴水を中心にした円形の広場に面して、ローマ最大と云われるディオクレティアヌスの浴場があった。

当時すでに86才ミケランジェロは、ディオクレティアヌスの浴場の古い温浴室を、浴場の雰囲気を出来るだけ残したまま改造して設計した教会が現在のサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会で、ミケランジェロの遺作。

今も正面に「ＢＡＣＩＬＩＣＡ」とサインが無ければ、ファサードはまるで映画のお伽の国の入口。

教会の中に一歩足を踏み入れたところまではまさにお伽の国のロビー。

しかし堂内に入ると、イメージは一変する。

ギリシャ正十字形の堂内は中央のドーム天井の下に立つと、主祭壇と両翼廊の祭壇が等距離に見え、何か教会とは違った感覚になる。

左の翼廊の祭壇の前で、少年合唱団の練習の綺麗な歌声が流れていた。

メモリの数字が刻まれた床は、子午線だそうで、実際に使用されていたらしい。

ミケランジェロの設計はファサードだけで、堂内には無さそうだ。

エリア ローマ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）