黒い森・アルザスの旅10-2 バーゼル観光

2009/05/03 - 2009/05/03

2009.5.3（日）テュルクハイム〜バーゼル、バーゼル観光

コルマール駅の窓口が混んでいたため、予定の電車に乗れず、次の電車でスイスのバーゼルへ。

駅前のホテルにチェックインすると、市内の交通機関乗り放題のパスを貰えました。

ライン川に架かる橋を徒歩で渡りたくて、トラムに乗って出かけたら、思いがけず、渡し船に乗ることができました！

（旅行期間：2009年4月24日〜5月5日）

エリア バーゼル(スイス)

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩

テュルクハイムを後にして、14:15、コルマール駅に着く。

困ったことに、窓口が１つしか空いておらず、列ができていた。ひぇ〜、26分の電車に乗れないかも…。

券売機で使えるのはコインだけ。昨日、ストラスブールからの帰りに、買っておけばよかった…。

窓口は、大きな荷物を持った若い女性への対応にかかりきり。

待ってる人は、みんなイライラ。後ろほうに並んでいた男の人が、「マダム、早くしてくれよー！電車が来ちゃうよ。」と言いながら、フランス語ができない私の前に、横入りしてくる。

どうにか買った切符を手に、スーツケースを持って、必死にホームに向かったけれど、目の前で電車は行ってしまった。

次の電車は１時間後。あ〜ぁ、もう少し早くホテルを出るべきだった。

握っていた小銭を財布に入れようとして気がついた。お釣りが足りない…。

ホームから引き返し、窓口に並ぶと、発券してくれた窓口の女性がこちらをチラチラ見ている。

順番が来て、「20ユーロ渡したのに、1.5ユーロしかお釣りをくれなかった」と8.5ユーロの切符を見せたら、モゴモゴいいながら10ユーロ札を出した。

確信犯ってことだ！

フランス国鉄で働いている綺麗なオネエサンが、なぜこんなことするかなぁ…。

15:24、TERに乗る。

16:15、フランス国鉄のバーゼル駅に到着。

かつての税関の脇を通って、スイスに入国する。

テュルクハイムから、接続がよければ1時間半かからないバーゼルは、すごく都会で、しかもドイツ語圏。

ついさっきまで、ブドウ畑の広がる景色の中で、フランス語に囲まれていたのに、とっても不思議…。

なんだか、キツネにつままれたよう。

予約したホテル“シュヴァイツアーホフ”は、駅前にある。

少々高かったが、部屋は清潔で、機能的だった。

テラスからは、トラム乗り場を見下ろすことができた。

でも、お隣さんもテラスに出られる構造。

う〜ん、ま、いっか。

では、ライン川を見に行こう。

17時半、チェックインの時に貰った、市内の交通機関乗り放題のパスを手に、目の前のトラム乗り場へ。

2番のトラムで川に向かう途中、ゴッホ展の垂れ幕のある市立美術館の前を通る。

コルマールで見かけたゴッホのポスターは、この展覧会のものだったんだ。

あぁ、もう閉館の時間だ。そうと知っていたら、早めにテュルクハイムを出たのになぁ…。

それはともかく、“今日はちょっと隣の国の美術館へ”ができるって、やっぱり不思議。

ライン川を渡ってすぐの停留所“Wettsteinplatz”でトラムを降りる。

歩いて橋を渡ろうとして、川岸のプロムナードへ続く階段を見つける。

ゆったりと流れるライン川を眺めているうち、

川の上を色とりどりの旗が動いているのに気づいた。

しかも、こちらに近づいてくるではないか。旗は小型の舟につながっているようだ。

もしかして渡し舟？

舟はどんどん近づいて、目の前の船着場に停まる。

最終便だったのかな…？

あ、乗れるみたい。やったぁー！

18時、1.6スイスフラン払って乗り込む。

舟から続く旗は、ライン川に渡されたロープにつながっていた。川下に流されないためと思われる。

ゆったりと見えるけれど、流れは早いのかもしれない。

船着場を離れると、船頭さんがデッキに出てきた。

船の操縦は大丈夫なの？そんな心配は無用だった。

向こう岸が近づいてくると、船室に戻って行った。

5分もかからず、対岸に到着。

船着場を上ったところに、赤い砂岩でできた大聖堂があった。

正面へ回ったが、中に入れるのは17時まで。

外の回廊を見学する。

さてと、まだ明るいし、ミットレレ橋も渡ってみたい。

地図を頼りにトラムの停留所を探すうち、聖エリザベート教会の前を通る。

残念ながら、ここも閉まっていた。

トラムを乗り継ぎ、ミットレレ橋へ向かう途中で、市庁舎の前を通った。

帰りに寄ってみよう。

橋を渡った停留所で降りたものの、雨がポツポツ落ちてくる。

歩いてラインを渡るのをあきらめ、向かいの停留所からトラムに乗って、市庁舎前のマルクトプラッツで下車。

赤い市庁舎描かれた壁画を見る。

再びトラムでバーゼル駅前へ。

駅に入って店を覗くが、どれも高くて躊躇する。やはりスイスは物価が高い…。

19時半、ホテルに戻る。

21時半、テラスに出てみる。

派手さはないけれど、大きな街であることを再び実感。