ローマ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2012年の4月28日から5月9日までイタリアに行ってきました。<br />イタリアにはインテル・ミラノで活躍する長友や、元西武ライオンズのG.G.佐藤がいます。<br />もちろん観光も欠かせません。ヴェネツィア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ。どれも世界的に有名な観光地です。<br />そして往復の飛行機はスイスのチューリッヒ発着。チューリッヒからミラノまでの鉄道路線は絶景路線として知られ、特に2,000メートルの山岳地帯を走るベルニナ線はその車窓の美しさから世界遺産に指定されています。<br />観光、サッカー観戦、野球観戦。今回はかなり密度の濃い旅行となりました。<br /><br />今回もブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を若干省略の上再編集して掲載しています。<br />写真も大きなものを使用しておりますので、ブログ版の旅行記もぜひご覧ください。<br /><br />『マリンブルーの風』<br />http://blog.livedoor.jp/buschiba/<br /><br />2012年イタリア・スイス旅行記目次<br />http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52287736.html<br /><br />■ 日程<br /><br />2012年4月28日〜2012年5月9日<br /><br />4/28 成田空港→スイス・チューリッヒ<br />4/29 チューリッヒ→ミラノ→ヴェネツィア ヴェネツィア観光<br />4/30 ヴェネツィア観光<br />5/1 ヴェネツィア→ペスカーラ→ローマ ローマ観光<br />5/2 ローマ観光<br />5/3 ローマ観光 ローマ→フィレンツェ フィレンツェ観光<br />5/4 フィレンツェ観光 オペラ鑑賞<br />5/5 フィレンツェ観光 フィレンツェ→ボローニャ→ミラノ <br />5/6 ミラノ観光 ミラノダービー観戦<br />5/7 ミラノ→ティラーノ→ベルニナ線・アルブラ線→チューリッヒ<br />5/8 チューリッヒ→成田<br />5/9 成田空港着<br /><br /><br />イタリア・スイス旅行記の第20回です。<br />5日目はローマ観光です。<br />パンテオン、トレヴィの泉、スペイン広場を経てボルゲーゼ美術館まで歩きました。

2012年イタリア・スイス旅行記 第20回 ローマ観光 パンテオンからボルゲーゼ美術館まで歩く

6いいね!

2012/04/28 - 2012/05/09

3918位(同エリア6773件中)

kunyu

kunyuさん

2012年の4月28日から5月9日までイタリアに行ってきました。
イタリアにはインテル・ミラノで活躍する長友や、元西武ライオンズのG.G.佐藤がいます。
もちろん観光も欠かせません。ヴェネツィア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ。どれも世界的に有名な観光地です。
そして往復の飛行機はスイスのチューリッヒ発着。チューリッヒからミラノまでの鉄道路線は絶景路線として知られ、特に2,000メートルの山岳地帯を走るベルニナ線はその車窓の美しさから世界遺産に指定されています。
観光、サッカー観戦、野球観戦。今回はかなり密度の濃い旅行となりました。

今回もブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を若干省略の上再編集して掲載しています。
写真も大きなものを使用しておりますので、ブログ版の旅行記もぜひご覧ください。

『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/

2012年イタリア・スイス旅行記目次
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52287736.html

■ 日程

2012年4月28日〜2012年5月9日

4/28 成田空港→スイス・チューリッヒ
4/29 チューリッヒ→ミラノ→ヴェネツィア ヴェネツィア観光
4/30 ヴェネツィア観光
5/1 ヴェネツィア→ペスカーラ→ローマ ローマ観光
5/2 ローマ観光
5/3 ローマ観光 ローマ→フィレンツェ フィレンツェ観光
5/4 フィレンツェ観光 オペラ鑑賞
5/5 フィレンツェ観光 フィレンツェ→ボローニャ→ミラノ 
5/6 ミラノ観光 ミラノダービー観戦
5/7 ミラノ→ティラーノ→ベルニナ線・アルブラ線→チューリッヒ
5/8 チューリッヒ→成田
5/9 成田空港着


イタリア・スイス旅行記の第20回です。
5日目はローマ観光です。
パンテオン、トレヴィの泉、スペイン広場を経てボルゲーゼ美術館まで歩きました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • ■ 5日目 2012年5月2日 水曜日<br /><br />トラステヴェレ地区からトラムに乗り、終点から歩いてパンテオンの前にやってきました。<br /> 今日はこれからトレヴィの泉、スペイン広場、ボルゲーゼ公園、ボルゲーゼ美術館、ポポロ広場と歩き回る予定です。<br /> <br />昨日の夜はライトアップされたパンテオンを見ましたが、今日は昼間。だいぶ雰囲気が違います。<br /> パンテオンとは「あらゆる神を祭った神殿」という意味で、2000年前に建てられた神殿が完全な形で残っています。ミケランジェロが「天使の設計」と賞賛したほど美しい建物で、その美しさゆえローマ人の信仰がキリスト教に変わっても取り壊されずに済んだと言われています。

    ■ 5日目 2012年5月2日 水曜日

    トラステヴェレ地区からトラムに乗り、終点から歩いてパンテオンの前にやってきました。
    今日はこれからトレヴィの泉、スペイン広場、ボルゲーゼ公園、ボルゲーゼ美術館、ポポロ広場と歩き回る予定です。

    昨日の夜はライトアップされたパンテオンを見ましたが、今日は昼間。だいぶ雰囲気が違います。
    パンテオンとは「あらゆる神を祭った神殿」という意味で、2000年前に建てられた神殿が完全な形で残っています。ミケランジェロが「天使の設計」と賞賛したほど美しい建物で、その美しさゆえローマ人の信仰がキリスト教に変わっても取り壊されずに済んだと言われています。

  • パンテオンはローマを代表する観光スポットの一つ。<br /> 「パンテオンを見ずしてローマを去る者は愚者なり」という言葉すらあるほどです。<br /> さっそく中に入ってみましょう。入場料は不要でした。<br /> ちょっとしたホールのように広く、天井が高く、そして観光客がたくさんいます。

    パンテオンはローマを代表する観光スポットの一つ。
    「パンテオンを見ずしてローマを去る者は愚者なり」という言葉すらあるほどです。
    さっそく中に入ってみましょう。入場料は不要でした。
    ちょっとしたホールのように広く、天井が高く、そして観光客がたくさんいます。

  • 現在の建物は西暦128年ごろに再建されたローマ神殿ですが、608年以降はキリスト教の聖堂になっています。

    現在の建物は西暦128年ごろに再建されたローマ神殿ですが、608年以降はキリスト教の聖堂になっています。

  • 天井のドームは非常に高く、約43メートルもあります。中央には穴が開いています。直径は9メートルもあるそうですが、高すぎてそんなに大きくは見えません。<br /> 美しいドームと中心にある穴。とても不思議な光景です。

    天井のドームは非常に高く、約43メートルもあります。中央には穴が開いています。直径は9メートルもあるそうですが、高すぎてそんなに大きくは見えません。
    美しいドームと中心にある穴。とても不思議な光景です。

  • <br />穴の真下は立ち入り禁止になっています。何か落ちてきたら大変ですね。大雨が降ったらどうするのでしょう。


    穴の真下は立ち入り禁止になっています。何か落ちてきたら大変ですね。大雨が降ったらどうするのでしょう。

  • ドームの穴から降り注ぐ太陽の光が反射しています。

    ドームの穴から降り注ぐ太陽の光が反射しています。

  • 壁面の彫刻や絵画も素晴らしいですね。

    壁面の彫刻や絵画も素晴らしいですね。

  • 祭壇がありました。<br /> パンテオン内部はとてもすばらしいのですが、ワンフロアだけですからそれほど時間はかかりません。15分ほど見学して外に出ました。

    祭壇がありました。
    パンテオン内部はとてもすばらしいのですが、ワンフロアだけですからそれほど時間はかかりません。15分ほど見学して外に出ました。

  • パンテオンを出てトレヴィの泉に向かいます。途中大きな教会があったので入ってみました。<br /> 聖イグナツィオ教会。イタリア風の読み方をすればサンティニャツィオ教会です。<br /> イグナツィオ・ロヨラと言えばイエズス会の創設者。この教会もイエズス会の寄宿舎付属の教会で、イグナツィオ・ロヨラを讃えるため1630年〜1650年ごろにかけて建設されました。

    パンテオンを出てトレヴィの泉に向かいます。途中大きな教会があったので入ってみました。
    聖イグナツィオ教会。イタリア風の読み方をすればサンティニャツィオ教会です。
    イグナツィオ・ロヨラと言えばイエズス会の創設者。この教会もイエズス会の寄宿舎付属の教会で、イグナツィオ・ロヨラを讃えるため1630年〜1650年ごろにかけて建設されました。

  • 中に入ると細かな装飾と天井画に圧倒されます。

    中に入ると細かな装飾と天井画に圧倒されます。

  • バロック様式の美しい教会ですね。

    バロック様式の美しい教会ですね。

  • 美しい天井画。イグナツィオ・ロヨラがいかに布教活動を行ったかが描かれているそうです。だまし絵の要素もあり、見ていて飽きません。ただあまり見続けると首が痛くなります。

    美しい天井画。イグナツィオ・ロヨラがいかに布教活動を行ったかが描かれているそうです。だまし絵の要素もあり、見ていて飽きません。ただあまり見続けると首が痛くなります。

  • 教会の見学を終え、トレヴィの泉に向かいました。ここはお土産屋の露店が集まる一角。<br /> 昨夜とは逆方向に歩いています。

    教会の見学を終え、トレヴィの泉に向かいました。ここはお土産屋の露店が集まる一角。
    昨夜とは逆方向に歩いています。

  • しばらく歩いてトレヴィの泉に到着しました。<br /> 彫刻が美しいです。そして人がものすごく多いです。<br /> この泉を見るだけでもローマに来たという実感がわいてきます。<br /> <br />トレヴィの泉には「後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶う」という言い伝えがあります。<br /> コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができるのだそうです。とりあえず1枚投げておきましょう。

    しばらく歩いてトレヴィの泉に到着しました。
    彫刻が美しいです。そして人がものすごく多いです。
    この泉を見るだけでもローマに来たという実感がわいてきます。

    トレヴィの泉には「後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶う」という言い伝えがあります。
    コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができるのだそうです。とりあえず1枚投げておきましょう。

  • <br />ローマ時代の兵士をした格好のおっさんがいます。記念撮影をするとモデル代をボったくられてしまいます。<br /> 近くには警官もうろうろしているのですが、偽兵士を捕まえる訳ではなさそうです。スリとロマ対策でしょうか。


    ローマ時代の兵士をした格好のおっさんがいます。記念撮影をするとモデル代をボったくられてしまいます。
    近くには警官もうろうろしているのですが、偽兵士を捕まえる訳ではなさそうです。スリとロマ対策でしょうか。

  • スリに気を付けつつ人混みをかき分けながら泉の写真を撮りました。今度は少し離れたところから泉を撮ってみます。

    スリに気を付けつつ人混みをかき分けながら泉の写真を撮りました。今度は少し離れたところから泉を撮ってみます。

  • 泉に面して教会がありました。

    泉に面して教会がありました。

  • 小さいながらも美しい教会です。そして涼しいです。人込みで蒸し暑い泉周辺とは別世界ですね。<br /> 私はしばらくここで涼んでから外に出ました。

    小さいながらも美しい教会です。そして涼しいです。人込みで蒸し暑い泉周辺とは別世界ですね。
    私はしばらくここで涼んでから外に出ました。

  • トレヴィの泉を横から見ます。

    トレヴィの泉を横から見ます。

  • 泉の脇の坂道を登っていきました。泉の周りにどれだけ多くの観光客がいるかお分かりいただけるでしょうか。<br />

    泉の脇の坂道を登っていきました。泉の周りにどれだけ多くの観光客がいるかお分かりいただけるでしょうか。

  • トレヴィの泉から10分ほど歩きスペイン広場にやってきました。<br /> 映画ローマの休日にも登場した超有名スポットです。ここにきたら有名なスペイン階段に登らなければならないでしょう。<br />

    トレヴィの泉から10分ほど歩きスペイン広場にやってきました。
    映画ローマの休日にも登場した超有名スポットです。ここにきたら有名なスペイン階段に登らなければならないでしょう。

  • スペイン階段の下には妙な形をした噴水があります。「バルカッチャの噴水」といい、まるで船が沈みかけているように見えます。<br />

    スペイン階段の下には妙な形をした噴水があります。「バルカッチャの噴水」といい、まるで船が沈みかけているように見えます。

  • 噴水の前からスペイン階段を眺めます。花がきれいですね。そして人が多いですね。

    噴水の前からスペイン階段を眺めます。花がきれいですね。そして人が多いですね。

  • スペイン階段を登ります。暑い中階段を登るのは大変でした。

    スペイン階段を登ります。暑い中階段を登るのは大変でした。

  • 階段の上からの景色。いかにもローマという活気ある風景が広がっていました。<br />

    階段の上からの景色。いかにもローマという活気ある風景が広がっていました。

  • スペイン階段からボルゲーゼ公園に入り、公園内にあるボルゲーゼ美術館に向かいます。<br /> ボルゲーゼ公園は地図だけ見るとすぐ近くにあるように見えますが、そのまま道路を歩くとやたら遠回りになってしまいます。<br /> そこでスペイン階段をいったん降りて、地下鉄駅の連絡通路を通ってボルゲーゼ公園に向かうことにしました。<br />

    スペイン階段からボルゲーゼ公園に入り、公園内にあるボルゲーゼ美術館に向かいます。
    ボルゲーゼ公園は地図だけ見るとすぐ近くにあるように見えますが、そのまま道路を歩くとやたら遠回りになってしまいます。
    そこでスペイン階段をいったん降りて、地下鉄駅の連絡通路を通ってボルゲーゼ公園に向かうことにしました。

  • 地下鉄の通路の出口の階段を上がると、すぐ目の前にボルゲーゼ公園の入口があります。<br /> しかし、公園内のボルゲーゼ美術館への方向を示す看板がどこにもありません。いったいどちらに歩いたらいいのでしょう。<br /> ここに限らず、イタリアは観光スポットの案内表示が少ないため、観光客に対しての案内が非常に不親切です。<br /> 何もせずとも世界中から観光客が押し寄せてくるからでしょう。殿様商売ですね。<br /> <br />時刻は16時過ぎ。ボルゲーゼ美術館の見学は完全予約制。日本で17時スタートのチケットを予約しています。遅刻すると入れてくれません。<br /> あまりのんびりできませんね。地図を見ながら公園内をうろうろするうちに、ようやくアイスクリームの屋台のそばに「ボルゲーゼ美術館はこちら」という手書きの案内板を見つけました。<br />

    地下鉄の通路の出口の階段を上がると、すぐ目の前にボルゲーゼ公園の入口があります。
    しかし、公園内のボルゲーゼ美術館への方向を示す看板がどこにもありません。いったいどちらに歩いたらいいのでしょう。
    ここに限らず、イタリアは観光スポットの案内表示が少ないため、観光客に対しての案内が非常に不親切です。
    何もせずとも世界中から観光客が押し寄せてくるからでしょう。殿様商売ですね。

    時刻は16時過ぎ。ボルゲーゼ美術館の見学は完全予約制。日本で17時スタートのチケットを予約しています。遅刻すると入れてくれません。
    あまりのんびりできませんね。地図を見ながら公園内をうろうろするうちに、ようやくアイスクリームの屋台のそばに「ボルゲーゼ美術館はこちら」という手書きの案内板を見つけました。

  • とりあえずその方向に向かってボルゲーゼ公園内をひたすら歩きます。<br /> しばらくすると時計博物館の建物が見えてきました。これはガイドブックの地図にも記載があります。<br /> ようやっと現在地の把握ができました。これで一安心です。

    とりあえずその方向に向かってボルゲーゼ公園内をひたすら歩きます。
    しばらくすると時計博物館の建物が見えてきました。これはガイドブックの地図にも記載があります。
    ようやっと現在地の把握ができました。これで一安心です。

  • ローマ時代の遺跡でしょうか。かわいらしい神殿のような建物がありました。

    ローマ時代の遺跡でしょうか。かわいらしい神殿のような建物がありました。

  • ボルゲーゼ公園はとても広いので、このようなカートが貸し出されています。<br /> 人力でこぐのもあれば、電動のもありました。<br /> 私が歩いていると電動のカートにのった騒がしい若者らに追い越されました。<br /> 「中国人だ!」<br /> 「違うよ、日本人だよ」<br /> 「日本人?コニチワー」<br /> なんで日本人とわかったのでしょうか。手に持っている「地球の歩き方イタリア版」でしょうか。<br /> とりあえず「こんにちわ」と返事しました。<br />

    ボルゲーゼ公園はとても広いので、このようなカートが貸し出されています。
    人力でこぐのもあれば、電動のもありました。
    私が歩いていると電動のカートにのった騒がしい若者らに追い越されました。
    「中国人だ!」
    「違うよ、日本人だよ」
    「日本人?コニチワー」
    なんで日本人とわかったのでしょうか。手に持っている「地球の歩き方イタリア版」でしょうか。
    とりあえず「こんにちわ」と返事しました。

  • 時刻は16時半過ぎ、相変わらずの炎天下ですが、風があるので木陰は涼しいです。<br /> こうして木陰で寝転がってローマを満喫するのも悪くありませんね。

    時刻は16時半過ぎ、相変わらずの炎天下ですが、風があるので木陰は涼しいです。
    こうして木陰で寝転がってローマを満喫するのも悪くありませんね。

  • 16:45になってようやく公園の一角にあるボルゲーゼ美術館にたどり着きました。<br /> 地下鉄駅から歩いて30分近くかかっています。見学開始時間の17時まであと15分。あぶないところでした。<br /> <br />中に入るととても混み合っていました。チケットはローマパスが使えるので無料。受付でローマパスを見せればすぐに発行してもらえるのですが、どうも荷物をクロークに預けなければいけないようです。折り悪く学生の団体が到着し、クローク周辺が大変混乱しましたが、なんとか荷物を預けて17時過ぎに入場しました。<br /> <br />ボルゲーゼ美術館はシエナ出身の名門貴族ボルゼーゲ家のコレクションを公開している国立美術館です。<br /> 館内はそれほど広くありませんし、ベンチも設置されているのでそれほど疲れることなく見学できます。<br /> ただ、ボルゲーゼ美術館の難点は館内の案内が不親切なこと。<br /> ボルゲーゼ美術館は1階が彫刻、2階が絵画になっているのですが、1階のどこに階段があるのかわからないんですよ。階段がある場所を示す矢印もありません。イギリスから来たと思しき老夫婦と階段を探して歩き回ってしまいました。なんとか北東の隅に階段を見つけたのですが、館内図では「◎」と書かれていた場所でした。<br /> いくらなんでも「◎」じゃわかりませんよね。せめてイタリア語でもいいので階段と書いてほしいです。<br /> <br />で、ここの目玉は何と言ってもベルニーニの彫刻とカラバッジオの絵画でしょう。<br /> 写真撮影禁止なので、wikipediaあたりから著作権フリーの写真を引っ張ってきました。<br />

    16:45になってようやく公園の一角にあるボルゲーゼ美術館にたどり着きました。
    地下鉄駅から歩いて30分近くかかっています。見学開始時間の17時まであと15分。あぶないところでした。

    中に入るととても混み合っていました。チケットはローマパスが使えるので無料。受付でローマパスを見せればすぐに発行してもらえるのですが、どうも荷物をクロークに預けなければいけないようです。折り悪く学生の団体が到着し、クローク周辺が大変混乱しましたが、なんとか荷物を預けて17時過ぎに入場しました。

    ボルゲーゼ美術館はシエナ出身の名門貴族ボルゼーゲ家のコレクションを公開している国立美術館です。
    館内はそれほど広くありませんし、ベンチも設置されているのでそれほど疲れることなく見学できます。
    ただ、ボルゲーゼ美術館の難点は館内の案内が不親切なこと。
    ボルゲーゼ美術館は1階が彫刻、2階が絵画になっているのですが、1階のどこに階段があるのかわからないんですよ。階段がある場所を示す矢印もありません。イギリスから来たと思しき老夫婦と階段を探して歩き回ってしまいました。なんとか北東の隅に階段を見つけたのですが、館内図では「◎」と書かれていた場所でした。
    いくらなんでも「◎」じゃわかりませんよね。せめてイタリア語でもいいので階段と書いてほしいです。

    で、ここの目玉は何と言ってもベルニーニの彫刻とカラバッジオの絵画でしょう。
    写真撮影禁止なので、wikipediaあたりから著作権フリーの写真を引っ張ってきました。

  • ベルニーニの傑作「アポロンとダフネ」です。<br /> キューピッドによって恋心を生む矢を射られたアポロンは同じく恋心を嫌う矢を射られた美女ダフネを追いかけるのですが、アポロンにつかまったダフネは自らの姿を月桂樹に変えてしまうのです。その変わる瞬間が彫刻になっているのですが、表情と言い木に変わる瞬間の描写と言い、今にも動き出しそうです。<br />

    ベルニーニの傑作「アポロンとダフネ」です。
    キューピッドによって恋心を生む矢を射られたアポロンは同じく恋心を嫌う矢を射られた美女ダフネを追いかけるのですが、アポロンにつかまったダフネは自らの姿を月桂樹に変えてしまうのです。その変わる瞬間が彫刻になっているのですが、表情と言い木に変わる瞬間の描写と言い、今にも動き出しそうです。

  • 同じくベルニーニの「プロセルピーナの略奪」です。<br /> これまた美術の教科書に必ず出てくる彫刻ですね。プルトンがプロセルピーナを攫っていく瞬間なのですが、プロセルピーナの嫌そうな表情と、彼女をがっちりホールドするプルトンの様が迫真に迫っています。

    同じくベルニーニの「プロセルピーナの略奪」です。
    これまた美術の教科書に必ず出てくる彫刻ですね。プルトンがプロセルピーナを攫っていく瞬間なのですが、プロセルピーナの嫌そうな表情と、彼女をがっちりホールドするプルトンの様が迫真に迫っています。

  • <br />カラバッジオの傑作も数多く展示されています。これは「果物籠を持つ少年」という絵ですが、なんとも退廃的な、怪しい表情をしていますね。


    カラバッジオの傑作も数多く展示されています。これは「果物籠を持つ少年」という絵ですが、なんとも退廃的な、怪しい表情をしていますね。

  • これは「病めるバッカス」という絵です。あまりにもリアルな病みっぷりで、実はカラバッジオ本人の自画像ではないかと言われています。<br /> <br />すばらしいですここは。ローマ中心部からのアクセスはあまりよくありませんし、完全予約制ですし、中の案内は不親切なのでロケーションは良くありませんが、それを補って余りあるほどの傑作ぞろいで、あっという間に時間が建ってしまいました。<br /> 1時間半ほど見学して18:30ごろ地下1階のグッズショップに行くと閉店の準備をしていました。19時まで開いているはずなのに横着ですね。あわてて美術館のガイドブックを買い、クロークで荷物を受け取って外に出ました。<br />

    これは「病めるバッカス」という絵です。あまりにもリアルな病みっぷりで、実はカラバッジオ本人の自画像ではないかと言われています。

    すばらしいですここは。ローマ中心部からのアクセスはあまりよくありませんし、完全予約制ですし、中の案内は不親切なのでロケーションは良くありませんが、それを補って余りあるほどの傑作ぞろいで、あっという間に時間が建ってしまいました。
    1時間半ほど見学して18:30ごろ地下1階のグッズショップに行くと閉店の準備をしていました。19時まで開いているはずなのに横着ですね。あわてて美術館のガイドブックを買い、クロークで荷物を受け取って外に出ました。

  • 今日はこの後20:45からスタディオ・オリンピコでサッカー観戦です。<br /> スタジアムへの行き方はボルゲーゼ公園の西にあるポポロ広場から2番系統のトラムに乗ればいいようです。<br /> 広いボルゲーゼ公園を歩き、ポポロ広場に向かうことにしました。<br />

    今日はこの後20:45からスタディオ・オリンピコでサッカー観戦です。
    スタジアムへの行き方はボルゲーゼ公園の西にあるポポロ広場から2番系統のトラムに乗ればいいようです。
    広いボルゲーゼ公園を歩き、ポポロ広場に向かうことにしました。

  • しばらく歩くと池の前に出ました。

    しばらく歩くと池の前に出ました。

  • 昔のローマの庭園はこんな雰囲気だったのでしょうか。神殿と池の配置が絶妙です。

    昔のローマの庭園はこんな雰囲気だったのでしょうか。神殿と池の配置が絶妙です。

  • さらに歩くとピンチョの丘と言う場所に出ました。

    さらに歩くとピンチョの丘と言う場所に出ました。

  • ピンチョの丘のナポレオン1世広場にはローマ市街を見下ろす展望台があります。

    ピンチョの丘のナポレオン1世広場にはローマ市街を見下ろす展望台があります。

  • ドームの向こうにヴァチカンのサンピエトロ大聖堂が見えています。<br /> 夕暮れのローマ。美しいですね。来てよかったです。

    ドームの向こうにヴァチカンのサンピエトロ大聖堂が見えています。
    夕暮れのローマ。美しいですね。来てよかったです。

  • ピンチョの丘から階段を下りてポポロ広場にやってきました。<br /> ローマ市街の北側にある広場で、ローマの入口に当たります。古くから交通の要所でした。

    ピンチョの丘から階段を下りてポポロ広場にやってきました。
    ローマ市街の北側にある広場で、ローマの入口に当たります。古くから交通の要所でした。

  • 広場の中心にはオベリスクがあります。人々で賑わっていますが、夕方特有の物憂げな雰囲気があります。

    広場の中心にはオベリスクがあります。人々で賑わっていますが、夕方特有の物憂げな雰囲気があります。

  • 広場の北側にあるポポロ門。ベルニーニが装飾を担当しました。

    広場の北側にあるポポロ門。ベルニーニが装飾を担当しました。

  • 門をくぐるとスタディオ・オリンピコに向かうトラムの乗り場がありました。<br /> 私と同じくサッカー観戦に行く人々が続々とトラムに乗り込んでいます。<br /> さあ、トラムに乗ってサッカーを観に行きましょう。

    門をくぐるとスタディオ・オリンピコに向かうトラムの乗り場がありました。
    私と同じくサッカー観戦に行く人々が続々とトラムに乗り込んでいます。
    さあ、トラムに乗ってサッカーを観に行きましょう。

この旅行記のタグ

関連タグ

6いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

イタリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
イタリア最安 307円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

イタリアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP