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2012年の4月28日から5月9日までイタリアに行ってきました。<br />イタリアにはインテル・ミラノで活躍する長友や、元西武ライオンズのG.G.佐藤がいます。<br />もちろん観光も欠かせません。ヴェネツィア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ。どれも世界的に有名な観光地です。<br />そして往復の飛行機はスイスのチューリッヒ発着。チューリッヒからミラノまでの鉄道路線は絶景路線として知られ、特に2,000メートルの山岳地帯を走るベルニナ線はその車窓の美しさから世界遺産に指定されています。<br />観光、サッカー観戦、野球観戦。今回はかなり密度の濃い旅行となりました。<br /><br />今回もブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を若干省略の上再編集して掲載しています。<br />写真も大きなものを使用しておりますので、ブログ版の旅行記もぜひご覧ください。<br /><br />『マリンブルーの風』<br />http://blog.livedoor.jp/buschiba/<br /><br />2012年イタリア・スイス旅行記目次<br />http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52287736.html<br /><br />■ 日程<br /><br />2012年4月28日〜2012年5月9日<br /><br />4/28 成田空港→スイス・チューリッヒ<br />4/29 チューリッヒ→ミラノ→ヴェネツィア ヴェネツィア観光<br />4/30 ヴェネツィア観光<br />5/1 ヴェネツィア→ペスカーラ→ローマ ローマ観光<br />5/2 ローマ観光<br />5/3 ローマ観光 ローマ→フィレンツェ フィレンツェ観光<br />5/4 フィレンツェ観光 オペラ鑑賞<br />5/5 フィレンツェ観光 フィレンツェ→ボローニャ→ミラノ <br />5/6 ミラノ観光 ミラノダービー観戦<br />5/7 ミラノ→ティラーノ→ベルニナ線・アルブラ線→チューリッヒ<br />5/8 チューリッヒ→成田<br />5/9 成田空港着<br /><br /><br />イタリア・スイス旅行記の第22回です。<br />6日目もローマ観光です。<br /> 朝早く起きてバチカン美術館へ。展示品の多さと館内の広さに圧倒されました。

2012年イタリア・スイス旅行記 第22回 ローマ観光 バチカン美術館を見学

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2012/04/28 - 2012/05/09

511位(同エリア874件中)

kunyu

kunyuさん

2012年の4月28日から5月9日までイタリアに行ってきました。
イタリアにはインテル・ミラノで活躍する長友や、元西武ライオンズのG.G.佐藤がいます。
もちろん観光も欠かせません。ヴェネツィア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ。どれも世界的に有名な観光地です。
そして往復の飛行機はスイスのチューリッヒ発着。チューリッヒからミラノまでの鉄道路線は絶景路線として知られ、特に2,000メートルの山岳地帯を走るベルニナ線はその車窓の美しさから世界遺産に指定されています。
観光、サッカー観戦、野球観戦。今回はかなり密度の濃い旅行となりました。

今回もブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を若干省略の上再編集して掲載しています。
写真も大きなものを使用しておりますので、ブログ版の旅行記もぜひご覧ください。

『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/

2012年イタリア・スイス旅行記目次
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52287736.html

■ 日程

2012年4月28日〜2012年5月9日

4/28 成田空港→スイス・チューリッヒ
4/29 チューリッヒ→ミラノ→ヴェネツィア ヴェネツィア観光
4/30 ヴェネツィア観光
5/1 ヴェネツィア→ペスカーラ→ローマ ローマ観光
5/2 ローマ観光
5/3 ローマ観光 ローマ→フィレンツェ フィレンツェ観光
5/4 フィレンツェ観光 オペラ鑑賞
5/5 フィレンツェ観光 フィレンツェ→ボローニャ→ミラノ 
5/6 ミラノ観光 ミラノダービー観戦
5/7 ミラノ→ティラーノ→ベルニナ線・アルブラ線→チューリッヒ
5/8 チューリッヒ→成田
5/9 成田空港着


イタリア・スイス旅行記の第22回です。
6日目もローマ観光です。
朝早く起きてバチカン美術館へ。展示品の多さと館内の広さに圧倒されました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • ■ 6日目 2012年5月3日 木曜日<br /><br />イタリア旅行も中盤です。<br />今日はバチカン美術館とサンピエトロ大聖堂を見学後、ローマの路面電車と郊外電車に乗車。<br />その後夕方の特急列車でフィレンツェに移動します。<br /><br />7時に起床。7時半から朝食を食べ、チェックアウト時にスーツケースをフロントに預かってもらい、地下鉄でバチカンに向かいました。<br />ローマの地下鉄はやはり怖いです。自動改札を通る時後から男にぴったりくっつかれました。<br />スリを警戒して財布のありかを手で押さえましたので実害はありません。<br />要は無賃乗車するためにくっついたのでしょう。男は改札を通り抜けたら離れていきましたが、おそらくこれから地下鉄車内でスリの獲物を物色するのでしょう。<br /><br />バチカンへはローマ・テルミニ駅から地下鉄A線に乗って約20分。オッタビアーノ駅が最寄です。駅を出たら降りて人の流れについて行けば10分ほどでバチカン美術館への長い長い入場列が見えてきました。

    ■ 6日目 2012年5月3日 木曜日

    イタリア旅行も中盤です。
    今日はバチカン美術館とサンピエトロ大聖堂を見学後、ローマの路面電車と郊外電車に乗車。
    その後夕方の特急列車でフィレンツェに移動します。

    7時に起床。7時半から朝食を食べ、チェックアウト時にスーツケースをフロントに預かってもらい、地下鉄でバチカンに向かいました。
    ローマの地下鉄はやはり怖いです。自動改札を通る時後から男にぴったりくっつかれました。
    スリを警戒して財布のありかを手で押さえましたので実害はありません。
    要は無賃乗車するためにくっついたのでしょう。男は改札を通り抜けたら離れていきましたが、おそらくこれから地下鉄車内でスリの獲物を物色するのでしょう。

    バチカンへはローマ・テルミニ駅から地下鉄A線に乗って約20分。オッタビアーノ駅が最寄です。駅を出たら降りて人の流れについて行けば10分ほどでバチカン美術館への長い長い入場列が見えてきました。

  • バチカン美術館。歴代ローマ教皇の膨大なコレクションを公開する巨大な美術館です。<br /> 世界中から観光客が集まってくるので、美術館の外周には長蛇の列ができています。<br /> しかし、最近になってインターネットで予約できるようになりました。クレジットカードでお金を払って予約すれば、列に並ばずに入場することができるのです。<br /> 限られた日程ですからお金よりも時間が大事。当然日本で予約してきました。自宅のパソコンで印刷したバウチャーがそのまま入場券になります。<br /> 左側の入場列を横目にスイスイ歩き、入口を目指します。バチカン美術館の見学ツアーのチラシを至る所で配っていましたが、それも無視しました。<br />

    バチカン美術館。歴代ローマ教皇の膨大なコレクションを公開する巨大な美術館です。
    世界中から観光客が集まってくるので、美術館の外周には長蛇の列ができています。
    しかし、最近になってインターネットで予約できるようになりました。クレジットカードでお金を払って予約すれば、列に並ばずに入場することができるのです。
    限られた日程ですからお金よりも時間が大事。当然日本で予約してきました。自宅のパソコンで印刷したバウチャーがそのまま入場券になります。
    左側の入場列を横目にスイスイ歩き、入口を目指します。バチカン美術館の見学ツアーのチラシを至る所で配っていましたが、それも無視しました。

  • 9:00ちょっと前に入口前に到着。予約は9:30入場ですが、ダメ元で係員にバウチャーを見せたら30分前なのに入れてくれました。

    9:00ちょっと前に入口前に到着。予約は9:30入場ですが、ダメ元で係員にバウチャーを見せたら30分前なのに入れてくれました。

  • 貴重な収蔵品があるだけにセキュリティチェックは空港並みに厳重です。荷物チェックを済ませて中に入りました。

    貴重な収蔵品があるだけにセキュリティチェックは空港並みに厳重です。荷物チェックを済ませて中に入りました。

  • バチカン美術館は巨大です。チケットをチェックする窓口でバウチャーを見せて中に入りましたが、館内地図がないと迷ってしまいます。<br /> 困ったことに地図が入ったラックや配布カウンターなどは見当たらず、先ほどの窓口でももらえませんでした。<br /> うーん地図が欲しい。あきらめきれずにあたりをきょろきょろ見回していると、私が通ったのとは別のチケットチェックの窓口で館内の案内図を配布しているではありませんか。<br /> 私はその窓口に行き、「案内図を下さい」と頼んで案内図をもらいました。イタリア語の館内地図ですが、固有名詞は英語と似ていますからだいたいわかります。これで迷わずに見学できそうです。<br /> <br />無事館内地図を入手し、階段で2階へ。<br /> ここで日本語対応のオーディオガイドを借ります。6ユーロほど取られますが、様々な収蔵品を詳しく解説してくれるのでありがたいです。たぶんすべて聞くと1日かかるでしょう。<br /> なお、オーディオガイドを借りる際にはパスポートを預ける必要があります。<br /> 出口にある返却口で返してくれるとのこと。「返却はここじゃなくて別の場所だから間違えないでね」と何度も念を押されました。<br /> オーディオガイドのブースは混雑しており、おまけに「これ私の言語じゃないんだけど」というクレームが頻発していたようなので不安でしたが、スイッチを押すとちゃんと日本語の解説が始まりました。一安心です。<br />

    バチカン美術館は巨大です。チケットをチェックする窓口でバウチャーを見せて中に入りましたが、館内地図がないと迷ってしまいます。
    困ったことに地図が入ったラックや配布カウンターなどは見当たらず、先ほどの窓口でももらえませんでした。
    うーん地図が欲しい。あきらめきれずにあたりをきょろきょろ見回していると、私が通ったのとは別のチケットチェックの窓口で館内の案内図を配布しているではありませんか。
    私はその窓口に行き、「案内図を下さい」と頼んで案内図をもらいました。イタリア語の館内地図ですが、固有名詞は英語と似ていますからだいたいわかります。これで迷わずに見学できそうです。

    無事館内地図を入手し、階段で2階へ。
    ここで日本語対応のオーディオガイドを借ります。6ユーロほど取られますが、様々な収蔵品を詳しく解説してくれるのでありがたいです。たぶんすべて聞くと1日かかるでしょう。
    なお、オーディオガイドを借りる際にはパスポートを預ける必要があります。
    出口にある返却口で返してくれるとのこと。「返却はここじゃなくて別の場所だから間違えないでね」と何度も念を押されました。
    オーディオガイドのブースは混雑しており、おまけに「これ私の言語じゃないんだけど」というクレームが頻発していたようなので不安でしたが、スイッチを押すとちゃんと日本語の解説が始まりました。一安心です。

  • 広い中庭に出ました。バチカン美術館は中庭にも見どころがあるので、晴れている日に見学するのがいいですね。

    広い中庭に出ました。バチカン美術館は中庭にも見どころがあるので、晴れている日に見学するのがいいですね。

  • エジプト関係の展示がありました。ざっと見て先に進みます。

    エジプト関係の展示がありました。ざっと見て先に進みます。

  • 再び中庭に出ました。

    再び中庭に出ました。

  • 通路を進みます。壁や天井も美しく装飾されています。壁の両側にはローマ時代の彫刻が展示されていました。

    通路を進みます。壁や天井も美しく装飾されています。壁の両側にはローマ時代の彫刻が展示されていました。

  • ピーニャの中庭という場所に出ました。ピーニャとは松ぼっくりのことです。<br />

    ピーニャの中庭という場所に出ました。ピーニャとは松ぼっくりのことです。

  • 中庭の名前の由来になっているのはこの巨大松ぼっくり、1〜2世紀に造られたローマ時代の噴水に使われていたそうで、実に2000年近くも前のものです

    中庭の名前の由来になっているのはこの巨大松ぼっくり、1〜2世紀に造られたローマ時代の噴水に使われていたそうで、実に2000年近くも前のものです

  • この展示室はローマ時代の彫刻を展示しています。オーディオガイドではその彫刻が何をモデルにしており、いつどこで発掘されたかを詳しく説明してくれます。

    この展示室はローマ時代の彫刻を展示しています。オーディオガイドではその彫刻が何をモデルにしており、いつどこで発掘されたかを詳しく説明してくれます。

  • たくさんの彫像があり、とても見ごたえがあります。

    たくさんの彫像があり、とても見ごたえがあります。

  • ボールを持って遠くを見つめています。服の皺もリアルです。

    ボールを持って遠くを見つめています。服の皺もリアルです。

  • 薄暗い展示室の奥にある彫像。ちょっと怖い雰囲気です。

    薄暗い展示室の奥にある彫像。ちょっと怖い雰囲気です。

  • 大きな皿がありました。<br />

    大きな皿がありました。

  • ここはローマ時代の壺などを展示しています。メインの見学ルートから外れているためか、あまり人がいません。<br />

    ここはローマ時代の壺などを展示しています。メインの見学ルートから外れているためか、あまり人がいません。

  • バチカン美術館の窓から外を眺めました。

    バチカン美術館の窓から外を眺めました。

  • ローマ時代の彫刻が展示されている一角に戻ってきました。彫刻は通路にも置かれています。天井画も見事ですね。<br /> この辺りでトイレに行きたくなりました。<br /> イタリア語で「トイレはどこ?」は「ドゥエ イル バンニョ?」と言います。バンニョとはイタリア語でトイレという意味です。<br /> 幸い館内地図を見ると近くにトイレがあったので、さっそくウンツィオーネをデルバンニョしに行きました。<br /> イタリアの公共の場所にあるトイレは便座が無いものが多く、空気椅子状態で用を足さなければいけないのですが、バチカン美術館のトイレは便座があり、しかもきれいです。<br /> さすがローマ教皇のお膝元だぜ!と感心しながら用を足しました。<br />

    ローマ時代の彫刻が展示されている一角に戻ってきました。彫刻は通路にも置かれています。天井画も見事ですね。
    この辺りでトイレに行きたくなりました。
    イタリア語で「トイレはどこ?」は「ドゥエ イル バンニョ?」と言います。バンニョとはイタリア語でトイレという意味です。
    幸い館内地図を見ると近くにトイレがあったので、さっそくウンツィオーネをデルバンニョしに行きました。
    イタリアの公共の場所にあるトイレは便座が無いものが多く、空気椅子状態で用を足さなければいけないのですが、バチカン美術館のトイレは便座があり、しかもきれいです。
    さすがローマ教皇のお膝元だぜ!と感心しながら用を足しました。

  • ものすごい人の波です。この辺りは見事なタペストリーが多数展示されています。<br /> 立ち止まって眺めることは難しく、人の波に押されながら鑑賞しました。<br />

    ものすごい人の波です。この辺りは見事なタペストリーが多数展示されています。
    立ち止まって眺めることは難しく、人の波に押されながら鑑賞しました。

  • このあたりの通路は「地図の間」と呼ばれます。両側の壁には中世以降のイタリアや教皇領、ヨーロッパなどの古地図を展示しています。天井の装飾もすばらしいです。

    このあたりの通路は「地図の間」と呼ばれます。両側の壁には中世以降のイタリアや教皇領、ヨーロッパなどの古地図を展示しています。天井の装飾もすばらしいです。

  • 縦にして撮影してみました。

    縦にして撮影してみました。

  • これはイタリアの地図ですね。残念ながら日本の地図はありませんでした。

    これはイタリアの地図ですね。残念ながら日本の地図はありませんでした。

  • 人の流れに押されながら見学順路を進み、バチカン美術館の見どころの一つである「ラファエロの間」にやってきました。<br />

    人の流れに押されながら見学順路を進み、バチカン美術館の見どころの一つである「ラファエロの間」にやってきました。

  • 「ラファエロの間」とはバチカン美術館にある4つの部屋の総称で、バチカン宮殿の教皇庁の一部です。かつては応接室として使われています。ラファエロやその弟子によって天井画や壁面の見事な装飾が手がけられたのでこの名前が付きました。

    「ラファエロの間」とはバチカン美術館にある4つの部屋の総称で、バチカン宮殿の教皇庁の一部です。かつては応接室として使われています。ラファエロやその弟子によって天井画や壁面の見事な装飾が手がけられたのでこの名前が付きました。

  • ラファエロの間は、「コンスタンティヌスの間 (伊: Sala di Costantino)」、「ヘリオドロスの間 (Stanza di Eliodoro)」、「署名の間 (Stanza della Segnatura)」、「ボルゴの火災の間 (Stanza dell&#39;incendio del Borgo)」の4つの部屋からなっています。

    ラファエロの間は、「コンスタンティヌスの間 (伊: Sala di Costantino)」、「ヘリオドロスの間 (Stanza di Eliodoro)」、「署名の間 (Stanza della Segnatura)」、「ボルゴの火災の間 (Stanza dell'incendio del Borgo)」の4つの部屋からなっています。

  • この部屋は「コンスタンティヌスの間」です。コンスタンティヌス帝の洗礼という絵が正面にあります。

    この部屋は「コンスタンティヌスの間」です。コンスタンティヌス帝の洗礼という絵が正面にあります。

  • ここは署名の間。使徒座署名院最高裁判所あったことからこの名前がつきました。<br /> この絵は聖体論議という絵で、「絵画中では地上と天上の両方に広がる存在として教会が表現されている」のだそうです。奥行きとバランスが見事で、人物一人一人に見入ってしまいます。<br />

    ここは署名の間。使徒座署名院最高裁判所あったことからこの名前がつきました。
    この絵は聖体論議という絵で、「絵画中では地上と天上の両方に広がる存在として教会が表現されている」のだそうです。奥行きとバランスが見事で、人物一人一人に見入ってしまいます。

  • ラファエロの壁画で最も有名なのがこの「アテネの学堂」です。広々とした建物の中で様々な人たちが議論をしています。<br /> 撮影に失敗したのでwikiのフリー写真から拝借しました。

    ラファエロの壁画で最も有名なのがこの「アテネの学堂」です。広々とした建物の中で様々な人たちが議論をしています。
    撮影に失敗したのでwikiのフリー写真から拝借しました。

  • ここは「ボルゴの火災の間」です。名前の由来になった絵がこちらです。左側の家が火事になり、裸で脱出する姿が描かれています。絵に動きがあって私は好きです。

    ここは「ボルゴの火災の間」です。名前の由来になった絵がこちらです。左側の家が火事になり、裸で脱出する姿が描かれています。絵に動きがあって私は好きです。

  • 「オスティアの戦い」といい、849年にレオ4世がサラセン人を打ち破ったオスティア海を描いた絵画です。<br /> どの絵も見ごたえがあって素晴らしいです。またオーディオガイドの説明も実に細かく、全部聞くラファエロの間だけで1時間かかってしまいそうです。

    「オスティアの戦い」といい、849年にレオ4世がサラセン人を打ち破ったオスティア海を描いた絵画です。
    どの絵も見ごたえがあって素晴らしいです。またオーディオガイドの説明も実に細かく、全部聞くラファエロの間だけで1時間かかってしまいそうです。

  • ラファエロの間を抜けるとバチカン美術館の一番に見どころ、「システィーナ礼拝堂」があります。<br /> バチカン宮殿内にある礼拝堂で、。ローマ教皇を選出する会議であるコンクラーヴェの会場としても使用されます。<br /> システィーナ礼拝堂はミケランジェロやボッティチェリが天井画などの装飾絵画を手掛けたことで世界的に知られています。特に16世紀にミケランジェロが描いた天井画と壁に描かれた「最後の審判」はミケランジェロの絵画の中でも最も有名なものです。<br /> <br />そんなわけで礼拝堂内は多くの観光客でごった返していました。<br /> 宗教施設であるためか写真撮影は禁止、大声をあげての私語も禁止です。ほかの場所ならルーズなイタリア人係員もこは例外のようで、数人の係員が頻繁に「ノーフォト!(撮影禁止!)」「シー!(静かに!」を連呼していました。<br /> いやはや、天井画も最後の審判も見事ですよ。特に最後の審判の不気味さといったらもう・・・。<br /> オーディオガイドの説明をじっくり聞き、20分ほど絵画を眺めて礼拝堂を後にしました。<br /> <br />ところで、このシスティーナ礼拝堂の出口には近道という名の罠があります。<br /> 旅行ガイドには必ず書いてあるのですが、このシスティーナ礼拝堂には美術館内部に続く正規の出口と、隣にあるサンピエトロ大聖堂に続く近道への出口の2つがあります。<br /> 通常バチカン美術館からサンピエトロ大聖堂に行くには美術館の出口から城壁の脇の道を15分歩かなければならないのですが、この近道を抜ければあっという間にサンピエトロ大聖堂の中に行けてしまいます。しかもサンピエトロ大聖堂の入口にあるセキュリティチェックも飛ばすことができるのです。<br /> メリットだらけの近道ですね。現に多くの団体ツアーはこの近道を通ってサンピエトロ寺院に行きます。<br /> <br />しかし、これが大きな罠なのです。<br /> システィーナ礼拝堂から近道に入ってしまうとオーディオガイドの返却口を通りません。つまり、パスポートはオーディオガイドのと引き換えで返却されますから、パスポートを預けたままバチカン美術館を出てしまうことになってしまいます。しかも近道からはバチカン美術館に引き返せません。城壁をぐるりと回ってサンピエトロ大聖堂からバチカン美術館の出口まで逆走し、面倒な交渉を経てパスポートを取り返す必要があるのです。<br /> <br />なので、オーディオガイドを借りた個人旅行者は近道ではなく、おとなしく正規の出口から出るようにしましょう。<br />

    ラファエロの間を抜けるとバチカン美術館の一番に見どころ、「システィーナ礼拝堂」があります。
    バチカン宮殿内にある礼拝堂で、。ローマ教皇を選出する会議であるコンクラーヴェの会場としても使用されます。
    システィーナ礼拝堂はミケランジェロやボッティチェリが天井画などの装飾絵画を手掛けたことで世界的に知られています。特に16世紀にミケランジェロが描いた天井画と壁に描かれた「最後の審判」はミケランジェロの絵画の中でも最も有名なものです。

    そんなわけで礼拝堂内は多くの観光客でごった返していました。
    宗教施設であるためか写真撮影は禁止、大声をあげての私語も禁止です。ほかの場所ならルーズなイタリア人係員もこは例外のようで、数人の係員が頻繁に「ノーフォト!(撮影禁止!)」「シー!(静かに!」を連呼していました。
    いやはや、天井画も最後の審判も見事ですよ。特に最後の審判の不気味さといったらもう・・・。
    オーディオガイドの説明をじっくり聞き、20分ほど絵画を眺めて礼拝堂を後にしました。

    ところで、このシスティーナ礼拝堂の出口には近道という名の罠があります。
    旅行ガイドには必ず書いてあるのですが、このシスティーナ礼拝堂には美術館内部に続く正規の出口と、隣にあるサンピエトロ大聖堂に続く近道への出口の2つがあります。
    通常バチカン美術館からサンピエトロ大聖堂に行くには美術館の出口から城壁の脇の道を15分歩かなければならないのですが、この近道を抜ければあっという間にサンピエトロ大聖堂の中に行けてしまいます。しかもサンピエトロ大聖堂の入口にあるセキュリティチェックも飛ばすことができるのです。
    メリットだらけの近道ですね。現に多くの団体ツアーはこの近道を通ってサンピエトロ寺院に行きます。

    しかし、これが大きな罠なのです。
    システィーナ礼拝堂から近道に入ってしまうとオーディオガイドの返却口を通りません。つまり、パスポートはオーディオガイドのと引き換えで返却されますから、パスポートを預けたままバチカン美術館を出てしまうことになってしまいます。しかも近道からはバチカン美術館に引き返せません。城壁をぐるりと回ってサンピエトロ大聖堂からバチカン美術館の出口まで逆走し、面倒な交渉を経てパスポートを取り返す必要があるのです。

    なので、オーディオガイドを借りた個人旅行者は近道ではなく、おとなしく正規の出口から出るようにしましょう。

  • システィーナ礼拝堂を出て通路を歩きます。

    システィーナ礼拝堂を出て通路を歩きます。

  • お土産が売られている一角がありました。

    お土産が売られている一角がありました。

  • 様々なグッズが売られています。壁面や天井の絵画もすばらしいですね。<br /> とてもお土産スペースとは思えない空間です。

    様々なグッズが売られています。壁面や天井の絵画もすばらしいですね。
    とてもお土産スペースとは思えない空間です。

  • バチカン美術館は宗教画も展示しています。一旦入口付近に戻り、今度は絵画の展示スペースに行きました。学校の見学でしょうか。先生の説明を生徒たちが熱心に聞いていました。

    バチカン美術館は宗教画も展示しています。一旦入口付近に戻り、今度は絵画の展示スペースに行きました。学校の見学でしょうか。先生の説明を生徒たちが熱心に聞いていました。

  • 数多くの宗教画を展示する部屋です。右手にはラファエロの「キリストの変容」という有名な作品がありました。

    数多くの宗教画を展示する部屋です。右手にはラファエロの「キリストの変容」という有名な作品がありました。

  • どの絵もすばらしいのですが、なんだか素晴らしい絵をたくさん見すぎてお腹いっぱいになりました。

    どの絵もすばらしいのですが、なんだか素晴らしい絵をたくさん見すぎてお腹いっぱいになりました。

  • ここはかつての神殿の装飾などの出土品を展示しています。

    ここはかつての神殿の装飾などの出土品を展示しています。

  • 別の一角にはローマ教皇に関する展示品がありました。記念コインや切手など、様々なものが展示されています。

    別の一角にはローマ教皇に関する展示品がありました。記念コインや切手など、様々なものが展示されています。

  • ここはバチカン美術館内の郵便局。ここから手紙を出すことができます。

    ここはバチカン美術館内の郵便局。ここから手紙を出すことができます。

  • いよいよ出口に近づきました。バチカン名物の二重らせん階段を下りていきました。<br />

    いよいよ出口に近づきました。バチカン名物の二重らせん階段を下りていきました。

  • 階段を下りてオーディオガイドを返却し、パスポートを受け取って外に出ました。<br /> 時刻は12時半。バチカン美術館に入場してから3時間半が経過しています。現代アートなどの興味がない部分は飛ばしたのですが、結構時間がかかってしまいました。<br /> <br />次回はカトリックの総本山、サンピエトロ大聖堂に向かいます。<br />

    階段を下りてオーディオガイドを返却し、パスポートを受け取って外に出ました。
    時刻は12時半。バチカン美術館に入場してから3時間半が経過しています。現代アートなどの興味がない部分は飛ばしたのですが、結構時間がかかってしまいました。

    次回はカトリックの総本山、サンピエトロ大聖堂に向かいます。

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