ほろ酔い気分で歩きたい♪灘酒蔵巡り

2013/05/04 - 2013/05/04

今年のゴールデンウィークは奇跡のような快晴続き。

1日くらいはどこかにドライブに出かけたいおばあちゃん。
さりとて部活や塾に忙しいはなむすめの予定に合わせていては出かけるチャンスはなかなか訪れず・・と思っていたら、今日は小学校時代の友達と梅田阪急のベルばら展に出かけることになったとのこと。

どこか近場へドライブしよう！とずっと行ってみたかったけれどついつい素通りしていた灘の酒蔵巡りへ。

学生時代に馴染んだ神戸の町、と思っていたらおっとどっこい、とんだ勘違いが！

エリア 御影・灘(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

はなむすめを送り出し早速出発！
GWなので渋滞に巻き込まれることを警戒しつつ走り、お昼頃には神戸市は灘にやってきました。

地元の魚崎八幡宮ではちょうどお祭りがあるらしい。

前日に自宅でアウトプットしたこの地図を片手に歩き始めました。
http://nishinomiya-kanko.jp/pdf/sakagura_1.pdf
ところが？

一番東にある浜福鶴吟醸工房さん。

玄関前の大きな樽と井戸が目印です。

でもなぜか地図には載ってないなぁ。
端っこだからかな？

1階のお店では美味しそうな日本酒やお菓子、おつまみ等豊富な品ぞろえ。
右奥に見えているおじさんが軽妙な口調で上手にお勧めのお酒を紹介してくださいます。

どれを選んだかは後のお楽しみ(^_-)-☆

若い男性グループやカップルも多く、試飲に余念がありません。

一回りする頃にはかなり出来上がってそう(~_~;)

2階に上がると展示室になっていて、ガラス窓から酒造りの工程を見学できます。

ついつい働いてしまうはなまま

昔の杜氏さんはいろんなおもしろ技を持っていたんですね。

2件目の櫻正宗記念館さん。
重厚でありつつおしゃれな建物です。

ここは1階にカフェとショップ、2階がレストランになっています。
2階の酒蔵ダイニング「櫻宴」ではたくさんのお客さんがお酒と料理を楽しんでおられました。

でも大きい敷地なのにやっぱり地図には載ってない・・？はてな？

でもそこは学生時代に馴染んだ灘の町とばかりにまったく意に介さず歩き続けるはなまま。
西へと進み、住吉川を渡ります。

学生の頃、教育実習でこちらの住吉小学校にお世話になった懐かしい思い出。
子どもたち可愛かったなぁ♪

川を渡ってすぐに菊正宗さん。
おお、さすがに大きな門構え。

・・しかししかし何故地図に載ってない？？
さては商売敵の系列が作った地図なのか？

灘五郷は江戸時代から「灘の生一本」と言われる銘柄で、近年でも消費量約25％を占める全国シェア1位の産地だそうです。

わー、すごい1枚板！

ここの売店では利き酒ができますよ。

はなままの旅行記にしばしば登場する樽廻船。

いろんなクルーズが流行りですが、こういう昔の舟に乗って旅する企画があれば人気が出るかも。

資料室を見学。

お酒造りに使われたいろいろな道具がたくさん展示されています。
国の重要文化財に指定されているそうです。

現代の金属製の設備よりもこういう木製の時代の方が酵母が活発に働いて美味しいお酒ができたのかなぁ？なんて話していると、係の方が「今の設備の方が断然美味しいですよ！温度調節も衛生面でも完璧に管理されていますからね！」とのことでした。
そっか〜(＠_＠;)

杜氏さんたちの休憩室の模型。

道具もですが、こんな日常の様子も想像が膨らんで楽しいですよね！

ここを出たところでさすがに疑問はぬぐえず、とおりかかったおばちゃんに尋ねてみると・・
なんと！「これ西宮の地図やん」\(◎o◎)／！エエッ
言われてみれば確かにこれは西宮の地図！ここは神戸市灘区・・^^;

車で20分ほどとはいえ、東の西宮市と西の神戸市の間には芦屋市がはさまっていたりして、全然違う地図を見ながら歩いていたんですねー。
いやはやお恥ずかしい(+o+)

この地域の正しい地図はこちらです。
http://www.feel-kobe.jp/guidemap/data/nada_1.pdf

にしても信じ込んでいると気付かへんもんやなぁ。何だか地形も似てるし。
ナビも何も言えへんし・・（ほんまか？！byナビ）

後で調べたところ一口に「灘の酒蔵」と言っても、実は灘五郷と言って、大阪湾に沿って東は甲子園近くの武庫川から西は三宮近くの生田川まで広がる五つの郷からなる日本酒の一大産地なのです。
灘五郷＝東から今津郷、西宮郷、御影郷、魚崎郷、西郷

灘の方にもまだまだ見どころがあったのですが全部回るのは時間的に厳しいし、せっかく地図を印刷してきたので西宮を通って帰ることにしました。

西宮はさながら白鹿さんの城下町の様な。
こちらは灘に比べてより都会的な雰囲気。

白鹿クラシックスという、蔵を改造したお店はランチを手軽に楽しめて人気です。

夙川を通り掛ると、たくさんの鯉のぼりが泳いでいました。
明日は端午の節句です。

大きな川にかかる鯉のぼりも雄大ですが、小さな川にそよぐ鯉のぼりも真近に見えて楽しいものです。

酒蔵通り近くにある西宮市大谷記念美術館。
もとは昭和電極（現SECカーボン）の社長さんのご自宅を西宮市に寄付されたそうで、1,000点以上の作品を所蔵されているとともに、日本庭園も良いそうです。

建物の周囲をぐるりと回れる庭園。
個人のお宅とは思えない広さです。

小川や池まで造られていて、豊かな植栽で周囲の住宅が見えず、町中とは思えない雰囲気。

お！これはどこかで見たような？

我らが太陽の塔と似ていますよね。
実は太陽の塔には４つの顔があって、上から未来の太陽、前に現在の太陽、後ろに過去の太陽、地下に古代の太陽があったそうなんですが、万博の後、古代の太陽が行方不明になってしまったとか。

もしかしてこれが古代の太陽？！と思いましたが、いえいえこちらは岡本太郎氏作「午後の日」という作品だそうです。
可愛らしい笑顔でほっこりします。

白鹿さん近くにあったアンリ・シャルパンティエのケーキ屋さんで一息してから帰途につきましょう。

はなままはこのクレープが一番気に入りました。

灘五郷についてざっとまとめますと、東からメジャーどころで
今津郷・・大関酒造
西宮郷・・日本盛、白鹿、白鷹、松竹梅
魚崎郷・・菊正宗、白鶴
御影郷・・福寿
西郷・・沢の鶴
さん等が並んでいます。

この絵図を見ていただければ面白いですよ。
http://www.nadagogo.ne.jp/kura/bigmap.html

今日はなままがおじゃました浜福鶴のような、日頃はあまり馴染みのない酒蔵さんを巡るのも楽しい発見があります。

帰って早速いただきました！
浜福鶴さんの「おりがらみ」おいしーい(^^♪

あ！今更ですが、はなままは決して酒豪ではありません(~_~;)
暑い時には冷えたビールを一杯、寒い時には暖かい焼酎を一杯と楽しむのが好きです。

日本酒はお正月のお屠蘇くらいしか飲まないので味の違いがよくわからないのですが、これはすごくフルーティでフレッシュな感じがして飲みやすいです。
これが無濾過・生原酒の魅力なんでしょうか？

灘は奥が深いですよ〜。ハイキング部の仲間を誘ってまた行かないとね(^^♪