2013年2月　但馬・播磨の旅　第２日　赤穂

2013/02/23 - 2013/02/24

第１日の夜は赤穂御崎に泊まり、第２日は赤穂の町を散策します！

第１日：（続き）−赤穂御崎泊
第２日：赤穂御崎−赤穂城跡−大石神社−花岳寺−赤穂市立歴史博物館

エリア 赤穂(兵庫)

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

姫路から、今夜の宿の赤穂御崎に来ました。

宿の部屋から瀬戸内海が見えます！
向こうに見える島々は家島諸島だそうです。

故あって１ヶ月ほど断酒していますが、少しだけ解禁します。
大吟醸・竹田城跡と清酒・忠臣蔵！

つまみは塩トマト、塩味大福、塩あめ！
塩は赤穂伝統の名産品です。

塩トマト。
日本酒のつまみには、ちと甘過ぎるが、美味しいです！

塩見大福。
日本酒のつまみには、ちと甘過ぎるが（当たり前か）、大福としては甘さ控えめで、とても美味しいです！

大浴場には赤穂の塩サウナもあり、塩尽くしの赤穂です。

美味しい夕食！
牡蠣鍋。

牡蠣の天ぷら！
もちろん、赤穂の塩でいただきます。

翌朝、夜明の瀬戸内海！

美味しい朝食！

赤穂と言えば、やはり赤穂義士！
赤穂御崎の大石内蔵助像。

この旅に合わせて吉川英治の「新編忠臣蔵」を読んでおり、チェックアウト前にちょうど読了しました。

赤穂御崎。

赤穂御崎。

瀬戸内海！

赤穂御崎から、赤穂の街に来ました。

赤穂城跡のお堀と、赤穂市立歴史博物館。
博物館は最後に見に行こう。

本丸門。

本丸御殿の間取りが再現されています。

天守台。

天守台から見下ろす本丸。
庭園と本丸御殿の間取りがよくわかります。

街のあちこちに赤穂義士の屋敷跡があります。
これは片岡源五右衛門宅址。
片岡源五右衛門は、浅野内匠頭の切腹前に、赤穂藩士として最後の対面をしました。

磯貝十郎左衛門宅址。
磯貝十郎左衛門の切腹後、その遺品の中から琴の爪が見つかるエピソードが、吉川英治「新編忠臣蔵」の印象的な終幕になっています。

大石神社。

参道に四十七士の像が並びます。
こちら側は、討ち入りの際の表門組。

こちら側は裏門組。

四十七士ですが、実は切腹したのは四十六士です。
一人だけ行方をくらました寺坂吉右衛門。
四十七士のうち、彼だけ士分でない足軽のため、あえて身を隠させたという説や、大石内蔵助から後事の使命を与えられて逃れたという説などがあります。

おなじみ堀部安兵衛と副将格の吉田忠左衛門。

最年少の大石主税。

大石神社。

義士宝物殿に入ってみます。

大石内蔵助が討ち入りの際に使った（とされる）采配。

堀部安兵衛が討ち入りの際に使った（とされる）鎖の防具。

浅野内匠頭の書状。
他にも貴重な品がいっぱいです！

義士木像奉安殿。

酒を飲む堀部安兵衛。

萱野三平。
早見藤左衛門と共に、４日半かけて江戸から赤穂に急行し、浅野内匠頭の刃傷事件の第一報を伝えました。
同士と家族の板挟みになり、討ち入り前に自ら命を絶ちます。
四十七士ではありませんが、彼もここに加えられています。

大石邸長屋門の内側。

刃傷事件の第一報を告げる萱野三平と早見藤左衛門。

それを聴く大石内蔵助と大石主税。

大石内蔵助の妻・りく。
討ち入りの前に、内蔵助はあえて妻を離縁します。

大石邸長屋門の外側。

赤穂城跡の大手門。

大手隅櫓。

息継ぎ井戸。
４日半かけて江戸から赤穂に到着した萱野三平と早見藤左衛門が、この井戸で一息ついたとされます。

浅野家の菩提寺・花岳寺。

鳴らずの鐘。
義士切腹の報せを聞いた赤穂の町民が、義士を悼んでこの鐘をついてついてつきまくり、その後しばらく鐘の音韻が失われたそうです。

忠義塚。

大高源五の句碑。
風流人の大高源五は、吉良上野介の知己の茶道師匠に取り入って、吉良上野介の在邸日を探り出し、討ち入り決行のきっかけをつかみます。
「こぼるるを　許させ給え　萩の露」

浅野内匠頭と義士たちの墓所。

各義士の戒名には、切腹死を示す「刃」の一字が含まれています。

ただし、寺坂吉右衛門のみ「刃」の字が含まれない戒名です。
一人だけ生かされた彼の無念が想像されます。

義士木像堂。
内部は撮影禁止。

宝物館。
内部は撮影禁止。

花岳寺から歴史博物館に戻っていきます。
原惣右衛門宅址。
赤穂義士の参謀格です。

岡野金右衛門宅址。
吉良家の女中（大工の娘とも）と通じて、吉良邸の図面を入手します。

最後に赤穂市立歴史博物館を見学します。
赤穂の塩、赤穂城、赤穂義士など、盛りだくさんな展示です。

赤穂は、忠臣蔵好きにはたまらない所でした！

遅い昼食は、三河の海丼。

新東名から見る富士山。

良い旅でした！