2009/07/13 - 2009/07/19
471位(同エリア2037件中)
琉球熱さん
沖縄魚図鑑その4は「西表編」
毎年訪れるこの非常にエキサイティングな島は、海の中ももちろんエキサイティング。
陸上には西表固有の生物が沢山いるが、残念ながら海の中に「固有種」はない。
それでも、沖縄本島では見られない種は数々存在する。もっとも、希少種がいるから素晴らしい海、と言うわけではないことは、この海に潜ってみればすぐわかることだ。
今回の西表編は、以下の3部構成で
一般的な『エビ&サカナの章』
マニアックな『サンゴ&ハゼの章』
おまけの『カヤックツアーの章』(魚とは無関係)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
西表に行って、海に潜っているだけではあまりにもったいない。好奇心をかき立てられるモノ・場所が山ほどあるからだ。
とりわけ、定番のアクティビティがトレッキング、カヤック。
今回はシーカヤック、ガイドは何度かお世話になっているLBカヤック(http://lbks.jp/)。ツアーメニューが圧倒的に豊富で、使用艇が何よりも素晴らしい。
快適なカヤックを操って、陸続きであるにも拘らず、海路でしか行けない舟浮湾の無人エリアと水落の滝を巡る「舟浮湾&水落の滝コース」。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
当日、天候はこれ以上ないほどの快晴。宿の前のヤシの木と垣間見る太陽。南国そのもの。
-
上原漁港の方へちょっと散歩。定宿のうえはら館から徒歩3分。
波止場食堂の真ん前に奇妙なテントが張ってあった。
「宇宙行進曲」と段ボールに手書きの看板。
あとで聞いたところ、素性が不明の旅人が数日前からここに“野営”しているのだそうだ。時折、奇妙な音楽が流れていて、どうやらそれが「宇宙行進曲」らしい、、、とのことだった。
八重山の離島には、このように意味不明の人物が突如現れたりする。
この数日後、このテントは忽然と姿を消した。「宇宙行進曲」を聴けなかったのは非常に心残り(笑) -
川満スーパーの目の前の「無人販売所」と言う名の“有人”販売所(笑)
奥におばあがいるんだよね。お願いすると買った果物を適当なサイズにカットしてくれる。
ここは立地が良いせいか、旬の果物はすぐ売切れになる。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
さて、迎えの車に乗って、上原から白浜に移動。 -
白浜港を出発し、船浮湾へ向かう。
この湾は、複雑な海岸線に囲われ、湖のような穏やかさ。
シーカヤックでありながら、リバーカヤックのような感覚になる。
複雑に入り組んだ湾の奥まで入れば、外洋がどんなに荒れていようが穏やかなのだそうだ。そのため、第二次世界大戦では日本軍の船浮要塞が建設され、それらの遺跡等もいくつか残っている。また、戦後は国際避難港に指定されている。
そして、内離島の対岸となる浜に到着。
ただしサンゴ礁の海にあるような、白い砂浜ではない。
サンゴ礁がないのだから当たり前だが、本当の砂地である。
ここで小休止。 -
再び湾内に漕ぎ出す。
これが海?
波ひとつない水面は、やはり湖だ。 -
そしてこの船浮湾にはウミガメがいる。
突然ガイド氏が「あそこ!」と指さす方を見ると、カメが呼吸をするために水面に上がってきたところだった。
一応、LBカヤックのHPにも「水面に顔を出すウミガメをカヤックの上で見られること“も”あります。」と書いてあるが、遭遇率はそれほど高くないらしい。
慌ててカメラを引っ張り出したが、シャッターチャンスは過ぎた後。
辛うじて水面に甲羅の影がかすかに見えるのみ…
(撮った本人じゃないとわからないよな…) -
場所を移動して再び上陸。
ここも無人島のようなビーチ。
ここは通称“木炭の浜”
陸続きでありながら、陸路がないため無人島のような雰囲気。
砂地には漆黒の砂が混じっている。これはかつて内離島に炭鉱があり、そこで産出された石炭が流出したものだそうだ。 -
意外に長い海岸線。
波らしい波もなく、実に穏やか。 -
このビーチで大休止。
私たちが遊んでいる間に、ガイド氏は昼食作り。
のんびり昼食をとって寛いだ。 -
また湾を渡り、クイラ川支流を入って行く。
すると目の前に山がすとんと終わっている場所に行きつく。
ここに「水落の滝」がある。
滝が多い西表だが、カヤックに乗ったままで滝浴びができるのはここだけだ。 -
この滝は陸路ではいくことができないことでも有名で、クルーザーでやってくるツアーもあるが、それだと眺めるだけになる。
カヤックで来れば、カヤックのまま滝浴びが楽しめるのだ。 -
山からいきなり海に落ちる滝。
ありそうでない風景。 -
滝の真下に来た。
このまま滝に打たれるようにカヤックを操るが、この操船が意外に難しい。 -
「何もわざわざずぶ濡れにならなくても…」と言われてしまえばそれまで(笑) 確かにおっしゃる通りです・・・
まぁ、しかし。眺めるだけでも見ごたえのあるスポットであることは確か。 -
滝浴びで遊んだら、再び海へ。
一気に船浮湾を横断する。
クイラ川の別の支流に入ってみる。
西表の川は総じて流れがゆったり。
両岸は深い森、青空とのコントラスト。 -
マングローブ林の中にカヤックで入ってみると、木々の間から差し込む太陽光が、強く煌めいてこの上なく美しい。
-
西表ならではの秘境を楽しんで白浜港へ帰還。
ツアーの詳細はLBカヤックのHPを参照されたい。
ちなみにこのコースを紹介するページには、私たち夫婦が数ショット登場する・・・(笑)
〜〜おまけです〜〜
うえはら館の庭に咲くプルメリア -
西表からの帰り、石垣空港に向かう前に寄り道。
白保の海 -
白保と言えば、WWF
トイレットペーパーも洒落ていた!(笑)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
イリオモテの山と川
-
沖縄魚図鑑その4~西表編『カヤックツアーの章』
2009/07/13~
西表島
-
西表、そして波照間 2010年
2010/06/19~
波照間島
-
西表・新城 2011 (その2)
2011/06/18~
西表島
-
西表 2012 海と山を堪能する ~山編~
2012/06/16~
西表島
-
西表島 白浜海人祭は地域の絆を感じるパワフルな祭!
2012/06/22~
西表島
-
まさかの台風発生!~それでも夏の西表の海は~その3はサガリバナ!
2013/07/07~
西表島
-
まさかの台風発生!~それでも夏の西表の海は~その4は撤収編
2013/07/07~
西表島
-
島散歩 ~2014 西表の旅 その2~
2014/06/21~
西表島
-
再び源流への旅 本当のジャングルがそこにあった ~2014 西表の旅 その3~
2014/06/21~
西表島
-
イリオモテ2015 山編 ~ユツンの滝、雨中行軍~
2015/07/14~
西表島
-
山の師匠と西表の川で遊び、滝を巡る イリオモテ2017
2017/06/22~
西表島
-
イリオモテ2018 島遊び その1 SUPとアウトリガーカヌー
2018/06/21~
西表島
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ イリオモテの山と川
0
19