西表島　白浜海人祭は地域の絆を感じるパワフルな祭！

2012/06/22 - 2012/06/23

西表滞在の最後を飾る(?)、白浜地区の海人祭。
馴染みのダイビングサービスも参加するということで、その前夜祭から見学に行った。

前夜祭は文字通りのお祭りだが、ゲームあり、演芸大会あり、抽選会ありの盛り沢山で大変な賑わい。

翌日の本番は、意地と名誉を賭けたハーリー（　　　　）。
前夜とはうって変わって、賑わいの中にも張りつめた空気。
笑顔は一切なしの真剣勝負、応援にも力が入った。

地域に根付いた行事、移住組も積極的に参加して、何よりそれを支えるのが若い人たちであることに、ちょっとした感動を覚えた2日間だった。

エリア 西表島(沖縄)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

前夜祭の会場は白浜漁港

スタートは18時から

前夜祭のプログラムは盛り沢山。しかも意外に(失礼！)豪華な景品が並ぶ。

明日の本番を待つサバニ

露店は、業者ではなく地域の青年会や子供会、老人会

老人会のメンバーの中には、開店前に「商品」を食べてしまう人も(笑)

子供ゲームは、『塩せんべいの早食い競争』(笑)

大人ゲームは、『ビールの早飲み競争』･･･ベタです。

いいカンジで暮れてきた白浜港

夕暮れ時からは演芸大会。
ここでも地域ごとの熱き戦い。

某地区の婦人部のパフォーマンス。

負けじと、別の地域の婦人部。

実は、レディ・ガガ(笑)　でも、歌は山本リンダ『狙い撃ち』

こちらは地域の社交場、スナックの店員(笑)
AKBとは定番

竹富町ダイビング組合の面々はEXILE(笑)
ちなみにチーム名は「TDK」（竹富町ダイビング組合）。
皆さん、西表のダイビングサービスのオーナーやガイド。
海ではいたって真面目です。

フィナーレはなんと花火！
普段目にする花火大会の打ち上げ花火は、プロの花火師の資格が必要。そこで、プロの花火師の手ほどきを受けて、資格がなくても上げられる簡易式の花火を用意したそうな。
かなり頑張っています。

2日目、いよいよメインイベントのハーリーである。

天候は晴れ、少々風があるものの、梅雨明け初日とあって空は気持ちよく晴れ渡っている。

会場の港は昨夜とはうって変わって、ちょっとした緊張感に包まれていた。

長老は海の神に捧げる供物の準備に余念がない。

いよいよ競技開始。
最初は東西対抗、いわばエキシビジョン。従って“正装”である。

地域対抗、職域対抗、皆思い思いの姿で、必死に漕ぐ、漕ぐ。

もちろん、子供たちも漕ぐ！

当然、女性陣も漕ぐ！

陸ではおばあたちが鐘を鳴らし、踊り、声援を送る。

最後の公民館対抗は、精鋭達の真剣勝負、1位でゴールインした後は歓喜の“沈”。

ちなみに、このレースで残念ながら最下位になったチームは、折り返し地点で船が沈みそう･･･

で、やはりあえなく沈没、岸壁まで曳航されることに･･･

チームごとに揃いのユニフォーム。
これがまたなかなかユニーク。
みんなの意気込みが伝わってくる。

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最果ての西表、そのまた一番端っこの白浜という、これ以上ない位のローカルなお祭りであるにも関わらず、地域の人たちが資金と体と時間を提供しあって、かなり充実したイベントに仕上がっている。
単なる観光客誘致だけではない、地域の絆を感じる祭りだった。
脱帽モノである。