2012/08/08 - 2012/08/09
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ぱんスキュさん
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2012年8月8日
セルビアからくるっと反時計回り、すでに行ったことのあるスロベニアを除く旧ユーゴの国すべて+ブルガリア、8カ国をめぐる旅。
---
最初の国、セルビアはベオグラードからバルカン入り。
ベオグラードでユーゴスラヴィアの建国者・チトー元帥のお墓詣りを済ませた後は、もう一人の旧ユーゴを語るうえで外せない人物を追いました。
旧ユーゴ出身の映画監督:エミール・クストリッツァ
思えば自分の旧ユーゴへの興味は、10年くらい前に見た彼の作品、【アンダーグラウンド】を見たときからでした。
素晴らしい作品ですが、色々と批判もあり大変だったと思いますが、未だに現役で活躍されている、旧ユーゴ出身随一の監督です。
同じく彼の作品【ライフ・イズ・ミラクル】で使ったセットをそのまま村にして残してしまった、と聞いて、旧ユーゴを巡るうえで絶対にはずせないスポットだと確信する。
そんな彼の作った映画村【クステンドルフKustendorf】に宿泊し、映画の世界に浸ってきました。
全映画人に行ってもらいたい、ステキな場所でした★
また、近くにある鉄道村【モクラ=ゴラ】もご紹介。
ここにも、主人公ルカの住んでいたセットが残っていたよ!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ベオグラードから今回の目的地、モクラ・ゴラまではバスで向かう。
ベオグラードの長距離バス停は、町の南西部にある。
鉄道駅のすぐ近く。
共和国広場からタクシー乗ったら200円くらいで着いた。 -
駅の外にある、バスの行き先と時刻表。
でも駅まで来なくても、オンラインで調べられます。
便利な時代になりました。
http://www.bas.rs/
これによると、ベオグラードからモクラ・ゴラに向かうバスは一日1本、朝7時半発のやつだけというのが分かる。 -
朝7時、バス駅構内。
なんだか暗い…。
でも問題なく購入できます。 -
"Мокра Гора"
キリル文字でモクラ・ゴラと読む。
値段は1660SD+荷物預け代50SD。(大体1700円位)
バルカン半島ルールでは、大きい荷物を下部に預けるときには別途料金が発生します。
手に持ってる硬貨はトークンで、構内に入るときに必要です。 -
構内への入り口。
ここで例のトークンを入れて入場。 -
朝7時半出発のこのバスは、南部の都市ウジツェ経由のプリイェポリェというモンテネグロとの国境近くまで行く。
これを途中下車して、目的地モクラ・ゴラへGO。 -
バス車内。
バス会社は"GAGA TURS ZLATIBOL"
http://www.gaga-turs.rs/
南部の観光都市、ズラティボルを拠点とした会社のようです。 -
途中休憩を入れつつ4時間ほど走る。
11時半、南部の要所、ウジツェ到着。
今回はベオグラからの直通便のため朝7時半発のバスですが、ウジツェ発ならばモクラ・ゴラへのバスの本数はもっとたくさんあります。
ちなみにベオグラード⇔ウジツェ便は一日に10本ほど走っているみたい。 -
と、ウジツェを通過して30分ほど走っていると、
何もない野原でいきなり『荷物をまとめて降りてちょ』
…えっ!な超展開。
よくよく聞くと、ここからルートが二つに分かれるみたい。
モクラ ゴラ行きルートは少人数なので、小さなバンに乗り換えさせられる。 -
ミニバン内部。
いや、普通のハイエース。
8人乗ればもう一杯、でも乗客は4人のみ…。 -
こんな感じの山道をビュンビュン走る。
気づくと乗客が次々に降り、乗客はモクラ・ゴラへ向かう自分一人に。 -
・・・と、山の中を抜け走ること小1時間。
ついに看板が見えてきた!
ここから右手側、メチャヴィニク丘の上へと登ります。
凄い坂なので、荷物が重いと結構大変。
今日は映画村内にある宿泊施設に泊まります。
事前予約はメールにて。英語でOKです。
朝・夕食込みで4630SD(約4650円位)。安い!
"HOTEL MECHAVNIK"【ホテル・メチャヴニク】
HP(音楽注意)
http://www.mecavnik.info/wsw/index.php?p=197 -
坂の途中にあった宿泊所。
もし映画村にあるホテルの予約が取れなくても、最悪ここに泊まることもできるみたい。経営は別のようだけど。 -
乗客が自分だけだったのもあり、運転手のにーさんがバンで丘の上まで送っていってくれました。超たすかる!
ありがとう、にーさん! -
12:40
いよいよクステンドルフとうちゃーく!
ちなみにこの村一帯はドゥルヴェングラード民俗公園というらしい。
またはドルベングラード。Drvengrad
クステンドルフは通称っぽい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Drvengrad -
イチオシ
入口に入るとズラリと並ぶ映画のセットそのまんまな建物。
おお、たくさんの人でにぎわっている!
感動。
この映画村、通りや広場には著名人の名前がついています。
ここは【ニコラ=テスラ広場】。
…テスラ、期せずしてふたたび登場w -
オープンカフェ"Pastry Corkan"
気持ちよさそうだー! -
向かい側には別のカフェ"Lotika"が。
-
カフェの前には車が展示してあります。
-
カフェメニュー。
凄く気になったけれど、総セルビックで全然わかりません(涙)。
うう。残念だなあ。
村内には全部で4つの飲食施設がある。
残り2つはあとで回ろう。 -
お土産屋さんもあります。
-
お土産屋さんのなか。
意外にクストリッツァ関連グッズは少なく、
代わりに村オリジナルの手帳とかあった。
量は多くないけど、どれもなかなかステキ。 -
とはいえDVDとかは置いてある。
左から、【黒猫・白猫】【アンダーグラウンド】【SUPER8】 -
ホテルのレセプション。
チェックインは14:00よりなので、
荷物を預かってもらう。
一度クステンドルフを離れて、
すぐ近くにある鉄道村モクラ・ゴラを目指す。
映画村については後にまた詳しくご紹介します。 -
行きに登ってきた坂を下り、丘の下へと降ります。
-
丘を右手に見ながら、ぐるっと周りを歩く形で進む。
行きに乗ってきたバスの進行方向です。
すると…列車注意の看板が。
近づいてきたぞー。 -
テクテク歩くこと5分ほど。
線路が見えてきました。
これを渡って、さらに道なりに進みます。 -
イチオシ
実際に鉄道が走ってる!
この鉄道は(Шарганска осмица (Šargan Eight)=【シャルガンスカ・オスミツァ】という。
オスミツァ=数字の"8"。
上から見ると線路が8の字に見えるから。
あとでこの鉄道に乗ります! -
線路の脇にあった看板。
航空写真で丘の上の村も含め鉄道の全景が見られます。
モクラ・ゴラまであと300m。 -
着きましたー!
モクラ・ゴラの鉄道駅です。 -
うん、間違いなくモクラ・ゴラですね。
ちなみにこの建物はカフェで、駅舎ではないです。 -
ちなみに、丘の上のクストリッツアの映画村からモクラ・ゴラ駅に向かう場合、ショートカットの裏道があります。
写真のように、映画村・クステンドルフの正面から右側に、下へと続く道があるのが見えると思います。
そこをひたすら下っていくルートです。 -
しかし道が悪く、舗装されていない上にかなりの急斜面。
-
これをひたすら下っていき、
民家の両脇をぬって進んだ先に、
モクラ・ゴラの鉄道駅があります。
写真中央の茶色い屋根の建物がそう。 -
下から見るとこんな感じw
ちょっとびっくり。
ケモノ道感たっぷりのこのルートですが、下りだと頑張れば5分くらいでモクラ=ゴラまでイケちゃいます。
早い早い。
じゃあモクラゴラに戻ります。 -
切符売り場。
この鉄道、旧ユーゴスラヴィア時代に建設がすすめられ、ここモクラ・ゴラ駅を始点に、セルビアから国境を越えボスニア・ヘルツェゴビナまで伸びています。
その先のモンテネグロ〜クロアチアまで延長する予定が、ユーゴ崩壊→内戦の影響で立ち消え…。現在はセルビア国内を主に走る保存鉄道として、観光用の列車が走っている。
終点まで行き戻ってくる、約2時間半の鉄道の旅が楽しめます。 -
チケット売り場に運行時間など表示あり。
この日は常設便の10:30,13:30に加えて、臨時便として8:00,9:05,11:55,16:20,17:30があったようです。
運行は4月〜10月の期間のみ。
時刻表はHPでも確認できます。
http://zeleznicesrbije.cmass.info/active/en/home/glavna_navigacija/prezentacije/sarganska_osmica/red_voznje_sarganske_osmice.html
ちなみにこのチケット売り場では、ウジツェ行きとボスニアのヴィシェグラード行きのバスの時間も教えてくれました。 -
運よく13:30に間に合った。
この回は座席指定券が売り切れだったため、
立ち乗りしました。250SD。
座席ありだと700SD(約700円)。
2時間15分の長旅なので、できれば座席指定券の方がいいです。 -
さあ、出発進行!
駅員さんが飛び乗ってきました。
行きに渡った線路。
今度は列車側からの視点で見られます。 -
電車はかなりの山道を登っていく。
終点 Šargan Vitasi 【シャルガン・ヴィタシ】駅まで、
なんと22本ものトンネルをくぐるそうです。
動画をお楽しみ下さい。かなり気分でるはず。
http://youtu.be/sVB4e-7ddmI -
トンネルには番号と長さが。
番号が大きいのは、ボスニア側から数えているから。 -
終点シャルガン・ヴィタシまで約1時間。
ここで小休止。
このあとモクラ=ゴラまで戻りつつ、途中の4つの駅に寄っていきます。、 -
山とか池とかあって、家族連れ大喜び。
ここはレジャースポットとしてセルビアでは人気があるそうな。 -
イチオシ
セルビア共和国の車体。
カッコイイ! -
JATARE=ヤタレ駅
大き目のカフェも併設。
ここには車でも来られるようで、ドライブがてら立ち寄っている人が多かった。 -
こんな感じで、高低差をつけながら8の字に進む。
-
鉄道からの眺め。
集落が下に見えます。
凄く高い。 -
イチオシ
最後に、クストリッツァ監督作品、【ライフ・イズ・ミラクル】の主人公ルカの家に寄ります。
そのまま残されていて感動!
車もあります。 -
ここはビューポイントになっている。
写真を撮る人続出。
絶景かな。 -
この先を通って鉄道の旅は終了。
いやー、楽しかった! -
さて再び丘の上のドゥルヴェングラードと戻ります。
部屋に案内してもらう。 -
室内。
簡素なれど冷蔵庫、バスタブ付バス、クローゼット、テレビ、Wifiなど基本的な設備はそろっています。 -
また無料でプールとサウナが利用できます。
わ、すごい! -
それから体育館とジムも。
意外にもリゾートチック。 -
別料金でテニスコートも借りられるとのこと。
-
公園もあり、家族連れでもOKな感じです。
-
村の構内全図。
結構広い。
というか迷路みたいな作りで迷子になりそう…。 -
村の構内を歩きます。
すると色々な発見が… -
"ジム・ジャームッシュ"通りに、
"ニキータ・ミハルコフ"広場を発見。
映画好きなら思わずニンマリ。
そのほか
"アンドレイ・タルコフスキー"通り
"イングリッド・バーグマン"通り などなど。。。
す、すばらしいーーーー! -
映写場"スタンリー・キューブリック"
わお!!!!
残念ながらこの日は上映なし。 -
ステンシルで偉人たちの顔が!
ゲバラいるーゲバラ! -
家の壁にペイント。
例のシーン! -
あと村内の至る所に謎オブジェが点在しています。
キモシュール系のやつ。 -
こんな謎ステンシルもあり、本当に村全体がテーマパークみたい。
非常に楽しいです。 -
夕食はレストラン"ヴィスコンティ"にて。
後ろには"フェデニコ・フェリーニ"
ふふ。 -
レストランのテラス。
夏にはぴったりでした。 -
もちろん店内でも食べられます。
シックでムーディな雰囲気。
ヴィスコンティだ。 -
好きなものを好きなだけいただけるビュッフェ式。
なかなか美味しかった!
別料金で1皿料理も頼めます。 -
またこの村全体にネコがたくさん住みついていて、
ご飯を食べてるとエサをねだってくる。
しかも彼らは肉しか食べない。
おいおい。なんて贅沢なー。 -
ちなみに…
2階はカフェ"La Dolce Vita"
そしてここは"アッバス・キアロスタミ"広場。
笑。 -
最後はカフェ"Damn Yard "で。
ここはメニューがなく、飲みたいものをいえばテキトーに作ってテキトーに値段の請求がくるという、なんともゆるーいカフェ。
レモネード、120SD(120円)也。 -
いやいやー、楽しい一夜を過ごせたよ。
本当、夢のような空間でした。
内戦で故郷をなくしたクストリッツァ監督は、故郷のような村を作ろうと決心したそうです。
そのせいか、どこか温かくてユーモラス。
そしてアットホーム。 -
こうして映画の世界から飛び出してきた村、
ドルベングラード村=クステンドルフの夜は更けていくのであった…。
そしてこれで終わりかと思ったクストリッツァ村、
なんと!次の日に新しく建設中の別村を発見!
次の旅行記にて詳細レポです。
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