マケドニアの首都・スコピエで不思議アートとナゾ彫像に名前をつけてやる！　～2012年夏・旧ユーゴを追うバルカン半島周遊紀１５

2012/08/16 - 2012/08/17

2012年8月16日
セルビアからくるっと反時計回り、すでに行ったことのあるスロベニアを除く旧ユーゴの国すべて＋アルバニア、ブルガリア、８カ国をめぐる旅。

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セルビア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→ドブロ→コトル→アルバニア→コソボ→旧ユーゴでは最終国のマケドニアへ。
いよいよ旅の後半戦！

コソボ→マケドニアではスコピエをスルーし、先にバルカン屈指のリゾート地・オフリドへとやってきて羽休め。そして再びスコピエへと戻ってきました。

スコピエはマケドニアの首都。その割には小さい町。
オフリドに比べて、観光資源もイマイチ貧弱。
はっきり言って、あまり見るべき物がない･･･。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%94%E3%82%A8

そんな中、街中で目についたのが、写真のようなナゾ彫像(笑)
それも１つだけでなく、街のいたるところに。。。
多分、これは旧共産主義のパブリックアートの名残だと思う。
ジョジョ風味なところもあったりして、いろいろ笑えます。

というわけで、スコピエの町に点在する謎彫像を集めてみた。
そして勝手に作品のタイトルを考えてみたよ！
みなさんも良ければ勝手に名づけてみて下さい。
あ、もちろん少ない観光スポットもご紹介。

エリア スコピエ(北マケドニア共和国)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

オフリド→スコピエ間は行きと同じくバスで。
500DEN。キチェボ経由便。
バスの本数は時期にも寄るが一日５本くらい。

メモ：
オフリド旧市街地からバス停までタクシーで200DEN。
スコピエまでバスと同じ料金500DENでどう？とのお誘いあり。
3.11のことを気遣ってくれた良いドライバーさんでした。

12:45 Ohrid出発

途中で行きの便と全く同じ休憩所に立ち寄る。

15:45
3時間半後、Skopjeの駅に到着。

スコピエのバスターミナル構内。
な、なんだか暗い･･･。
昼間なのに。

治安は大丈夫そうだけど気をつけようっと。
さて町へ。

バスターミナル外観。
結構大きい。

いきなり馬車に出くわす。
ビックリしたー！

でもこの１台だけで、あとは超車社会。

まずは今日の宿、イグアナホステルへと投宿。
http://iguanahostel.com.mk/

駅から徒歩５分ほど。
市街地からは少し離れている。
でも歩ける距離。
設備が新しく快適でした。

窓の外に見えるヴァルダル川。
この川っぺりに沿って歩いていくと市街地へ。

バックに見える真新しい建物。
このスコピエの街は、現在進行形で開発中である。

川岸を自転車で颯爽と行くジモティー。

川っぺりに並ぶ、本の露天。
こういう風景、スキだな。

さあ、市街地が見えてきたよ！

しかし本当に建設中の建物が多い。
そしていちいちスケールが大きい建物ばかり。

スコピエは５０年ほど前に地震でほぼ壊滅しており、
それ以来街は再建に向けて進んでいる。

川の東岸地区を中心に絶賛工事中。

ちなみにスコピエの市街地開発は、あの丹下健三氏が手がけているとのこと。ビックリ。
建築家や建築に詳しい外国人は、よくタンゲタンゲって言うのですが、ちょっと理由が分かった気がした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E4%B8%8B%E5%81%A5%E4%B8%89

対面にはにはステキなレストランが並ぶ。
これはアイリッシュパブとな。

立て看板のスコピエ市街地地図。

街中を流れるヴァルダル川を中心に、
西が新市街地。
東がオールドバザールやモスクなどがある旧市街地。
というイメージ。

現在は東側の地域に、
色々な建物が建設中だったり、
道の舗装工事が行われたりしている。

･･･
と川ぺりに早速謎の銅像が。
ここからナゾ像に名前をつける旅が始まる。
タイトル:『ヴ・ナロード』（仮）

無駄に大きいなーーー！
集合した人々の像、旧共産主義の名残か。
ハンガリーにある、撤去された旧共産主義国の銅像を集めた銅像公園を思い出したよ･･･。
http://4travel.jp/traveler/pans/album/10056326/

タイトル:『そこの君！君だよ！』（仮）

すぐそばにあった謎像その２。
君こそ誰だ。

タイトル:『革命は現場で起きてるんだ！』(仮)

そしてこれまたすぐそばにあった謎像３。
さらに大きいなーーーー！！！
バックの工事中の建物との対比になぜか笑えるな。

この像と『君だよ！』像の間には、
スコピエの名所・石橋（カメン・モスト）がかかっている。


※本当はゴツェ・デルチェフとダメ・グルエヴの像　と言います。マケドニア革命の活動家。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%95

さて、市街地の中心部マケドニア広場へと辿り着く。

そこにあるのがマケドニア門。
･･･え、凱旋門そっくり。
ま、まさかの堂々たるパクり･･･。
おいおい（汗）

こんなの首都中心部に建てるとは、マケドニアという国は本当にチャレンジ精神にあふれていますね！

そしてそのそばにあるのが、スコピエ１大きい銅像、
ってかマケドニア１大きな銅像、
アレクサンダー大王像。

つまりキングオブ銅像、なんだけど、
あれ、確かマケドニアって、国名をめぐって国際的な論争とか批判とか受けてるんじゃなったっけ、アレクサンダー大王および古代マケドニア帝国がらみで。
おいおいおい（汗）

こんな像を首都中心部に建てるとは、本当にチャレンジ（以下略)

さらにその傍らにあるのが、サムイル帝像。
（ブルガリア第一次王朝の皇帝）

え・・・どうして他国の王の像が･･･。
さっそくブルガリアとの間に物議をかもし出しているよう･･･
おいおいおいおい（汗）
http://79909040.at.webry.info/201106/article_5.html
本当にチャレ（略）

タイトル:『女子会〜肩、ずり落ちてるわよ』(仮)

と思いきや、すぐそばのショッピングセンター前で、
こんな脱力像を発見。
･･･買い物中の女子2人。ナニコレ。。。

き、気を取り直して散策しよう。

凱旋門をくぐって、町の目抜き通りへ。
両脇にお店が並び、ショッピングに良い。

この通りに、町のインフォがあった。
中はたいしたものなし。
ちょっとしたお土産が売っていた。

こんなステキ本屋さんもあり。
マケドニア料理の本を買いました★

タイトル:『攻殻機動、またはウォーズマン』(仮)

と思ったら、店の外にも謎像ってか謎オブジェが！

多分、人型だとは思うけれど。
ワイヤーアートかな。
しかし謎には変わりなし。

目抜き通りにある、マザー・テレサ記念館
2009年1月開館の新しい建物。
内部は撮影不可なので、こちらで確認を。
http://www.memorialhouseofmotherteresa.org/en

テレサはここスコピエで幼少期を過ごした。
写真や記念品、お葬式の様子などの展示がある。
クーラーが効いてて、蒸し暑いスコピエでは有り難かった。
ちなみに無料。
Monday to Friday 09:00 - 20:00
Saturday & Sunday 09:00 - 14:00

１階が土産物屋、
２階が展示室となっている。
一番上の３階は教会・礼拝堂になっていました。
３階は決められた時間しか開かないみたい。

そして外にはお約束の銅像が。
マザーテレサの銅像。

こういう銅像ばかりなら良いんですけれどね･･･。

タイトル:『俺たちゃアミーゴス！！』（仮）

街中にはこんなのとか･･･
（メキシコ人？）

タイトル：『ガン見』（仮）

こういうのとか･･・
（観光客の像？？？）

視線の先に張られたポスター！
秀逸なアイデアに一票:)

タイトル:『ボヘミアンの熱き夜』（仮）

こんなのまで･･･

いかにも共産主義・ロマン主義チックな雰囲気。
そして中途半端な位置にあって邪魔のような･･･。

タイトル:『模範人民〜そこの旦那さま、靴磨いていきませんか〜？』

働き者の像。
何気に主張が強かった。
そして道の微妙な位置にある。
さすが模範人民。

タイトル:『ガールズ★トークde空気イス』（仮）

ダイエットのために筋トレを行いつつも、
キャーキャー黄色いおしゃべりで盛り上がっている様子、
この像から伺えますね（棒）

さて、同じ女子の像でも次の像は凄い･･･。

タイトル:『(自主規制)』

インパクト大な裸婦像･･･。
なんか･･･ところどころ欠けてるような･･･。
元から？

何を訴えたいのかは残念ながらわからずじまいでしたが、
貴女の訴え力はハンパなかったッス。

タイトル:『おなかのアンコは重いけど』(仮)

そしてついに人ですら無くなった

多分魚と思しきオブジェ。
だが、しかし･･･。
なんでこんなトホホ風味なのだろうか。

タイトル:『ライジングサン』（仮）

･･･落書きされてますけど。
大丈夫か、スコピエ。
大丈夫か、ライジングサンよ。

目抜き通り突き当たりにある、スコピエ博物館。
http://en.wikipedia.org/wiki/Museum_of_the_City_of_Skopje

ここは1963年地震前には鉄道駅だったそうで、
その跡地を活用してあるそうです。
この地で発掘された出土品などの展示あり。

さて、凱旋門へと引き返して、川の東岸へ。
石橋渡っていこう。

橋の上からは、川全体が見渡せる。
うん、夕暮れ時に憩うなー。

川の真ん中にある噴水に驚き。

タイトル:『オリュンポスの怒り』

石橋を渡りきると、さっそく見えてきたニクい奴。
そして周りは大大大工事中で、足の踏み場に困る･･･。

タイトル:『アーサー王からの手紙(by P前)』

右を見れば、工事中の資材に埋もれてこの方が。
走ってる臨場感たっぷり。

タイトル:『威風堂々』(仮)

本名が銅像の下に書いてありました。
あえて無視してみるよ！

タイトル:『打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？』

これまたお二方のご高名が書いてあります。
あえて（略）

お二方はたいそう立派ですが、
周りはなんとも殺風景。
残念ながら、花火は上がりそうにありません。

さあ、これらの像を通り過ぎると、
バルカン半島最大級のバザール、
【スタラ・チャルシヤ】の入り口が見えてくる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A4

階段上ってバザールの奥へ。

しかし日が悪かったのか、バザールはガラーン･･･。
ちょっと怖い。

なんだかゴーストタウンのようだ･･･。
あまり雰囲気は良くない。

人はちょぼちょぼいるんだけれど。
･･･むー、期待はずれだ。

バザールにある時計台。
63年の地震で損壊したため、再建したそうです。

近くにあった、国立美術館に入ってみた。
見学客は自分ひとりな午後18時。

タイトル:『赤い稲妻・人呼んでレッドサンダー』

さすが美術館だけあって、外壁にもアートが！
内部は撮影禁止でしたが、まあまあ見ごたえあり。
共産主義時代のデザイン画が多かった記憶。

バザールを抜けると、カレ城砦へと辿りつく。
ここは眺めるだけにしておいた。

よさげな所だったのですが、
軽い岡登ぼりがあるみたいだった。

下らない事やりながらの町歩きで疲れ果てたのでパス。

ちょっとだけ丘を登って、下を見下ろす。

あー、また何かの像が見える。
オリュンポス、お前か･･･。
流石に飽きてきたよ･･･。

ムスタファ・パシナ・ジャミーヤ（モスク）

マケドニア有数の美しいイスラム建造物らしい。
ドームがとてもきれい。

お庭と相まって、楽園みたいな雰囲気。

聖スパス大聖堂を越え（写真忘れた）、
少し南にある陸橋から道路を覗く。

ここだけ見ると発展してるなあ。
タンゲの都市計画、成功か。

近くにあったグラフィティ。
お気に入りのひとつ。

Don't Panic,We're Muslims!

暗くなってきたので、橋を渡ってマケドニア広場へと引き返す。

ナゾ像に名前をつける旅もここでおしまい。

近くのショッピングセンターに入る。

中はなぜか薄暗い。。。
どうして旧共産圏の建物は、光が少ないんだろう･･･。

我らがDMで飲み物とか調達★
流石DM、品揃えで抜群の安定感を誇るな！

※DM＝ドイツのマツキヨみたいな薬局
　ヨーロッパ各地にある。

デュラン・デュランの公園ポスターを眺め･･･

って、もうコンサート終わっとるがな･･･。
剥がそうぜ！

川沿いにある、Plaza de Torosで夕食。
http://www.inyourpocket.com/macedonia/skopje/restaurants/Cafes/Plaza-de-Toros_28999v

橋を見ながら、宿へと帰る。
ヴァンダル川も見納め。

これでスコピエ＆マケドニアの旅は終わり、
明日はいよいよ最後の目的地、ブルガリア・ソフィアへ。

てな感じで、おふざけ風味のスコピエ旅行記、
いかがでしたでしょうか？
スコピエの街は１日もあれば十分に見尽くせますので、
是非ナゾ彫像・ナゾオブジェ等探し出し、
是非本名を教えてくださーい！

この旅行記へのコメント （2）

• dubronikaさん 2013/07/01 22:19:36

  ネーミングセンスに脱帽＾＾

  こんばんは。
  
  素晴らしいネーミングの数々、「いいね！！！」ボタンがほしいところです。
  
  「自主規制」爆笑です（！！！）
  真面目な銅像とそうでないやつの差が激しいですな。
  やばいわ私もスコピエ行かなきゃ！（笑）
  「自主規制キター！」とか旅行記に書きたいっ＾＾
  
  dubronika

  ぱんスキュさん からの返信 2013/07/02 01:00:10

  RE: ネーミングセンスに脱帽＾＾

  dubronikaさま
  
  たびたびのご訪問、感謝です★
  そして下らない旅行記にエアいいね！･･･ありがとうございました（爆）
  本日、タイトルを再考し、若干マイナーチェンジしました。
  
  正直なところ、スコピエはあんまり見るところもなく、こんなこと位しかやることがなくって･･･。しかし奴らは余りにも目に付きすぎる。
  地味に存在しているんですが、よく見ると･･･アレ？
  みたいな。なんなんでしょう。
  
  マケドニアはやっぱりオフリド！だと、強く確信する次第ですが、オフリドに行かれる際はスコピエ経由になるとおもいますので、その折には是非とも"『(自主規制)』キターーー！"を旅行記に書いてください。
  エアいいネ！ボタンを押しにいきます（爆）。