2011/07/09 - 2011/07/10
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たっくん&ゆうすけさん
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由布院・山荘無量塔の旅行記(ブログ)。
http://www.sansou-murata.com/
無量塔を訪れたのは3度目。今回は「昭和」、前回は「明治の別荘」、そして前々回は「吉」に泊まった(友人が宿泊した「袍」についても追記している)。
2020年,4回目の山荘無量塔宿泊記は下記のURLから。
https://4travel.jp/travelogue/11612342
「昭和の別荘」は、別府の民家を移築したものである。古い民家ではあるが、よく手入れされていてとても気持ちがよい。エアコンもよく効く。トイレはシャワートイレに自動洗浄機能付きの小便器も備えている。玄関を入ると、右側に梁の見えるリビング+キッチンがあり、左側は広縁の付いた二間続きの和室になっている。そして中庭に面して茶室があり、中庭を二方から囲むように採光の良い廊下がめぐらされている。廊下の一番奥に浴室と洗面所が、その手前には2ベッドの寝室がある。
平屋で43坪、143平方メートルあるそうだ。とても開放的な造りで、もう少し涼しい時期であったなら、風通しの良い日本家屋の良さを味わえたことだろう。部屋は、以前に泊まった時の客の嗜好を十分に踏まえながら、入念に準備されていることが窺える。敢えて難点を探すとすれば、浴室のシャワーの水圧が若干低いことぐらいか。
客室のアメニティはMARKS & WEB、バスタオルはひとり2枚ずつ。夕食の間に、使った分は取り替えてくれる。作務衣と浴衣が用意されていて、食事処やバーには、どちらを着て行っても構わない。冷蔵庫内の各種のソフトドリンクとビールは無料。夕食時のビールも中瓶650円と、良心的なプライシングである。
特筆すべきはバー(Tan's Bar)。夜は宿泊客専用となり、雰囲気が良いのは勿論なのだが、とにかく安い。普通のブランデーならショットで400円、マーテル・コルドン・ブルーが800円、バランタイン30年!が2000円。同じものを都心の高級ホテルのバーで頼んだら…と考えると、飲まなきゃ損!というぐらいの値段である。宿泊料金自体は決して安くはない旅館だが、冷蔵庫の缶ビールで千円取るような、どこぞのホテルと比べたら、無量塔の営業姿勢は敬服に値する。
夕食は、懐石風に仕立ててはあるが、地のものの良さを存分に引き出した洗練された田舎料理である。今回いただいた夕餉では、前菜に地鶏(冠鶏)の燻製が、煮物には黒豚の唐黍(とうきび=トウモロコシ)鍋が、変り鉢として和牛ロース諸味焼きが供された。肉だけでも3種類。黒豚の唐黍鍋は、トウモロコシをすりつぶして味噌のように使ってあるのだろうか、とても珍しく、また、長茄子・ささがきごぼう・冬瓜などの野菜と黒豚とのマッチングが絶妙である。和牛ロース諸味焼きは、山荘無量塔の定番的な料理で、文句なく旨い。これに更に、海のもの、川のものが加わる。鱧のお椀、関魚や川海老、鰻を使った向附、地蟹の茶碗蒸し(向附の後の御凌ぎ)、鱸の香草ステーキ(焼物)などである。桃のおいしいこの時期、デザートは桃のアイスだった。そして、悠佑の誕生日のお祝いにと、各種のフルーツをあしらった可愛らしいケーキまで用意してくださった。
付かず離れず、それでいてとてもフレンドリーな仲居さんのサービスも完璧である。料理の説明にもぬかりはない。普段から布団で寝ているため、ベッドルームは使わず、和室に布団を敷いてもらったが、「夕食中に布団を用意させていただきますので、お部屋の鍵を預からせていただきます」とちゃんと断りを入れる。さらには、食事の後バーを利用する客だと心得ているのであろう、「どの席でもお好きな席がございましたら、予約をしておきます」とも。朝も、「もし布団をあげたほうがよろしければ、朝食中に…」と訊いてくる。当たり前のこととは言え、取ってつけたようではなく、それがごく自然にできる、簡単なようで、とても難しいことだと思う。
朝食(悠佑は洋食を選択した)のあとは、11時のチェックアウトまで二度寝して、女将さんの満面の笑みに見送られて、臼杵の「料亭山田屋」に向かった。東京の支店は、ミシュランの星をもらっている。法的には禁止されているのだが、ここ臼杵では慣習として、丁寧に毒抜きされたフグの肝を味わうことができる(東京店では供されない)。てっさも、ポン酢に、たっぷりのフグ肝を溶かして食べる。とても濃厚な味わいで、一度食べると肝がないと物足りなくなってしまうかもしれない。帰りに、大分空港の「鮨海甲」で、関アジ、地物のウニなどを味わうのも、大分を訪れる楽しみのひとつである。山田屋さんでフグのコースを食べてからそれほど時間は経っていなかったが、ほんのりカボスの香る城下カレイのにぎりを、1貫だけで我慢することはとてもできなかった。
あぁ、大分って、なんて旨いものが多いんだろう!
(表紙写真は,朝靄の由布院・金鱗湖,2009年2月23日撮影)
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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由布院・山荘無量塔の「昭和の別荘」の和室。8畳と6畳の続き間。左側は広縁、右側は中庭の見える廊下。
http://www.sansou-murata.com/山荘 無量塔(MURATA) 宿・ホテル
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広縁と凝った造りの和室。「昭和の別荘」は昭和時代の別府の民家を移築したものである。
山荘無量塔 グルメ・レストラン
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二間続きの和室と中庭に面した廊下。この廊下の一番奥(ベッドルームの扉の更に向こう側)がトイレ。
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中庭を望む廊下。左側がベッドルーム、中庭を挟んで右側が4畳半の茶室、奥は浴室と洗面所へと続く。
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「昭和の別荘」のベッドルーム。和室に布団を敷いてもらったので利用しなかった。
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「昭和の別荘」の浴室(温泉)。バスタオルはひとり2枚。夕食中に、使用済みのものは取り替えてくれる。
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客室のアメニティはMARKS & WEB. 写真は、無量塔のセレクトショップ「藏拙(ぞうせつ)」にて。
匠舖藏拙 グルメ・レストラン
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「昭和の別荘」のリビングルーム。左側はキッチンになっている。冷蔵庫の飲み物はビールを含めすべて無料。
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同じく「昭和の別荘」のリビング。BOSEのCDプレーヤーも用意されている。
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「昭和の別荘」の平面図。平屋で143平方メートルある。
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夕食は山荘無量塔の茶寮・柴扉洞(さいひどう)にて。
先附
冠鶏燻製 阿蘭陀菜(=クレソン) 紅玉吉野揚げ 巨峰のビネガーソース茶寮 柴扉洞 グルメ・レストラン
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椀
鱧切り落とし 叩きオクラ ジュンサイ他 -
向附
関魚二題 鮑の梅酢寄せ 川海老艶煮 鰻檳榔(びんろう)煮 無花果絹田巻 万願寺小袖寿し 紅蕪の朝顔見立て -
お凌ぎ(地蟹の玉汁蒸し)のあとの煮物
黒豚唐黍(とうきび)鍋 長茄子 笹賀喜 冬瓜 他 -
焼物
鱸香草ステーキ 紫蘇の実味噌 針野菜 -
変り鉢
和牛ロース諸味焼き 粒辛子 焼野菜 -
水菓子
桃のアイス 桃霰コンポソース
以上、夕食は山荘無量塔の茶寮・柴扉洞(さいひどう)にて。 -
1週間遅れだったけど、ゆうすけの誕生日のお祝いにと、わざわざ用意してくださったケーキ。
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山荘無量塔のTan's Barの入口にて。夜は宿泊者専用。作務衣でも浴衣でもよい。
Tan's bar グルメ・レストラン
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イチオシ
Tan's Barのスピーカーは、アメリカの古い映画館から持ってきたものだそうだ。
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Tan's Barのこの席がとても気に入っている。ゆったりとした穏やかな時間が流れてゆく。
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イチオシ
ショットで普通のブランデー400円、マーテル・コルドン・ブルー800円、バランタイン30年物!2000円と激安。
参考までに、ANAクラウンプラザホテル大阪のメインバー「ザ・ライブラリーバー」でのお値段は、ヘネシーVSOPなど普通のブランデーが1850円、マーテル・コルドン・ブルーが2650円、バランタイン30年物が9300円。 -
夜は8畳の和室に布団を用意してもらった。和室にもテレビがある。エアコンもよく効き、快適。
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翌日は臼杵に向かった。国宝・臼杵石仏のうちの「古園石仏」。中央は大日如来坐像。平安後期頃の作。
https://sekibutsu.com/臼杵石仏とフグ、精進料理 by たっくん&ゆうすけさん国宝臼杵石仏 名所・史跡
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昼食は、臼杵の「ふぐ料亭山田屋」で。毒抜きしたフグの肝とともに供される「てっさ」は絶品。写真はフグの肝寿司。臼杵以外では食べることができない。
https://www.usukifugu-yamadaya.jp/
山田屋については,『臼杵ふぐ・山田屋, 阿蘇遊覧飛行*動画, 産山・筋湯温泉, 富貴寺 ~大分・熊本 旅行記(ブログ) 1~』
https://4travel.jp/travelogue/11333899
をご覧ください。山田屋 グルメ・レストラン
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【この写真は2009年2月23日に撮影したものです】
こちらは同じく臼杵の「禅味料理 星月庵」。ご住職が精魂込めて作られた精進料理をいただくと、心まで洗われるかのよう。料理の内容も詳しく説明してくださる。
http://www.kenshouzi.jp/星月庵 グルメ・レストラン
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【以下の写真は、2015年7月8日に、友人が宿泊した山荘無量塔の「袍」のものです】
「袍」のリビングルーム。
ソファーエリアの天井は高く、木材がふんだんに使用され、古民家のような落ち着いた風合いです。照明器具は好みの角度に調整できます。
読書しながらダラダラと過ごしたり、天井の木目を観察したり、回るファンをぼーっと眺めたり、夜中におにぎりを食べたりと、快適に過ごせるスペースでした。山荘無量塔 グルメ・レストラン
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「袍」の二階の寝室。
窓から見えるのは竹林ですが、どことなくチロル地方の山小屋風。木製の折りたたみ窓を閉じると、しっかり暗くなります。 -
リビングから望む中庭と和室。
和室からも雪見障子越しに、さまざまな雰囲気が楽しめます。
この日は豪雨のため、中庭のデッキは使えませんでした。 -
部屋のお風呂は源泉かけ流し。少々熱くても冷水で希釈させるのはもったいない。がまんしましょうw
お湯は無色透明で、底石の翡翠の色がより鮮やかに見えます。奥のガラス戸を全開すると半露天風呂に。
遠くの雷鳴が心地よく、夕立に濡れる紫陽花を眺めているうちに、つい長風呂になってしまいました。 -
「袍」の平面図。155平方メートル。
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夕食のお造り
真ん中のカボチャには、花の細工が施されています。
その後ろの海老が乗っている大根の台座は、写真では白いキノコのように見えていますが、うっすらと紅色の細い線が入っています。海老を除けると朝顔が顔を出す趣向です。
真ん中左の小さな鮭のような切り身は鮎です。鮎が食べる川苔を表した、緑色のジュレが添えられています。とても涼しげですね。茶寮 柴扉洞 グルメ・レストラン
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達筆すぎて読めないメニューもありましたがw
ムール貝とセロリのトマトスープ風のお鍋は、カラフルな夏野菜をグツグツと煮込んであって、とても華やか。五感に対する刺激が、一層、食欲をそそります。スープ鍋、完食!
繊細な一品とともに、ダイナミックな料理も楽しめるのが、無量塔さんの醍醐味ですね。 -
イチオシ
【以下の写真は、2009年2月23日に山荘無量塔に宿泊した時のものです】
朝靄の由布院・金鱗湖。金鱗湖 自然・景勝地
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「明治の別荘」のいろりの間
(2009年2月撮影)山荘無量塔 グルメ・レストラン
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「明治の別荘」の8畳+8畳の和室。ここに布団を敷いてもらうこともできる。
(2009年2月撮影)山荘 無量塔(MURATA) 宿・ホテル
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山荘無量塔「明治の別荘」のリビングルーム。
(2009年2月撮影) -
山荘無量塔「明治の別荘」の3つある寝室のうちのひとつ。
(2009年2月撮影) -
山荘無量塔「明治の別荘」の寝室にて
(2009年2月撮影) -
山荘無量塔「明治の別荘」のお風呂。
(2009年2月撮影) -
山荘無量塔「明治の別荘」の平面図。平屋で165平方メートルある。
(2009年2月撮影) -
【以下の写真は、2008年9月8日に山荘無量塔に宿泊した時のものです】
山荘無量塔「吉」の囲炉裏の間と和室(10畳+6畳)。「吉」は調理場に近いため、夕食は部屋食となる。床面積は145平方メートル。山荘無量塔 グルメ・レストラン
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山荘無量塔「吉」の囲炉裏の間と土間。
(2008年9月撮影) -
山荘無量塔「吉」のリビングルーム。
(2008年9月撮影) -
山荘無量塔「吉」のベッドルーム。このベッドルームだけが2階にある。
(2008年9月撮影) -
山荘無量塔「吉」の和室・床の間
(2008年9月撮影) -
山荘無量塔「吉」の和室の意匠
(2008年9月撮影) -
無量塔のセレクトショップ「藏拙(ぞうせつ)」。
(2008年9月撮影)匠舖藏拙 グルメ・レストラン
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別府「血の池地獄」
(2008年9月撮影)血の池地獄 名所・史跡
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(2008年9月撮影)海地獄 名所・史跡
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